異世界転生した特典で貰った能力がチート過ぎた 作:ルーク(・8・)
「さて、ノエルも生まれ、能力をなるべく多く創っておくということは決めたが、この世界でのまだ明確な目的が決まっていない。」
『明確な目的…ですか?』
「そう、俺は何を目的としてこの世界で生きていくのかだ。」
『今のマスターなら世界征服なども容易いと思いますが。』
平然と言い切られると恥ずかしいんだが…
「世界征服ねぇ…。大きく出たもんだな」
『しかし事実です。マスターは魔法適合率も高く、能力もとても強力なのでめぼしい敵はいないかと…』
「ちょっと待った。今なんて言った?」
『マスターの力はとても強力なので敵はいない、と申し上げました。』
「いや、その一つ前だ。」
『マスターは魔法適合率も高く…』
「それだよ!この世界魔法なんかもあるのかよ!?」
『…はい、存在しますよ。魔法適合率は人によって違うのでマスターはとても運が良いと言えます。』
魔法まであるなんて初耳だぞレティア様…
『因みにこの世に存在する魔法属性は全てで六種。火、水、自然、光、闇、無の属性があります。』
「最初の五つは分かるが無ってのはなんだ?」
『無属性魔法は火、水、自然、光、闇の五つの属性の魔法適合率が高い者のみが使える魔法です。無属性を使うことが出来るのは一万人に一人と言われています。』
「とんでもないな無属性…」
『マスターは全ての属性の適合率が高いため、無属性魔法も使用可能だと思います。』
「もうなんでもありかよ…」
思わぬカミングアウトがあり、自分が六種の魔法が使えることも分かったが、話が進まないので一度この話を終わらせる。
また今度じっくり聞くとしよう。
「俺が魔法を使えるのは凄く嬉しいが、一旦話を戻そう。俺はこの世界での目的を見つけるためにもこの世界のことをもっと知った方が良いと思うんだ。」
『つまり…?』
「一度街まで行こうと思う。いつまでもこんな森の中にはいられないしな。」
そう言いながら周囲を見渡す
緑豊かで悪くない場所だが、どこか落ち着かない
『畏まりました。では最寄りの街まで案内致します。』
「あぁ、よろしく頼む。」
俺はノエルの案内に従い、街へと向かった。
──そして歩くこと20分
俺達は〔アルバトス〕という中立の街につき、そこの酒場にてノエルと話し始めた。
「それじゃあ早速で悪いんだが、ノエル、この世界について教えてくれるか?」
『畏まりました。それでは、まずこの世界の現状についてお話します。』
そう言うと先程まで笑顔だったノエルの顔が真剣な面持ちになる
『──この世界では今大きな戦争が起こっています。合わせて十一の種族が自分たちの領土を広めるために戦いを繰り返しているのです。』
「その十一の種族って言うのは?」
『
「まさにファンタジーって感じだな。てか
『はい。ですが
「まぁ確かに色んな能力を持ってる奴らがいるんだ。そりゃ欲しがるわな。」
『また、今述べた種族はあくまで大まかなもので、それぞれの種族の中でも違う種族はいるのですよ。例えば、
「なるほどな、つまり種族内でも内戦が起きているのか。」
『その通りです。』
現状は概ね理解した。
だいぶ荒れているが良くあるストーリーだと思う。
俺はそう思いながら頼んだ飲み物を口に含むと─
「ゲホッゲホッ!なんだこれ!?めちゃくちゃ甘い!」
『それは烏龍茶でございます。』
「俺の知ってる烏龍茶じゃないんだが!?」
『先程述べた通り今は戦争が続いているため物資が不足しているのかと。そのため満足に品が作れないのではないでしょうか。』
理屈はわかるがそれならこんなもの出すなという話だ
しかし周りを見てみると美味しそうに飲んでいる奴らもいる
(俺の味覚に合わないのか?)
そう思い、
安心する味だ
「ふぅ…とりあえず一度整理しよう…」
今この世界では戦争が継続中
十一の種族が領土を増やすために様々な戦術を練っているのだろう
そして、恐らく俺と同じ世界出身の
ともすれば──
「─さっきノエルが言ってた世界征服、現状からすると案外良いかもしれないな。」
『でしたら…』
「ああ、俺の目的は世界征服だ。全ての種族を従えればこの戦争は終わる、だろ?」
『はい。その後反発する者が出れば抑制すれば良いだけです。』
「それじゃあ早速作戦を考えるとしますか。手伝ってもらうぞ、ノエル」
『マスターのご命令とあらばなんなりと。』
この世界から争いを無くす
それが俺が見つけたこの世界で生きる意味だ
「
やってやる
俺の能力ならきっとなんだってできる