異世界転生した特典で貰った能力がチート過ぎた 作:ルーク(・8・)
《
お楽しみください!
「《
「そう。俺とお前で勝負をして負けた方は勝者の言う事を絶対遵守、簡単だろ?」
「なるほど、それが貴方の能力ってわけですか。」
「あぁ、この能力は勝者が絶対だ。負けたヤツの意思は尊重されないから気をつけろよ。」
(で、合ってるよね、ノエルさん?)
『はい。何も間違いありませんマスター。』
脳内にノエルの声が響く
なんか変な感じだ
「…で、勝負内容はどうするんですの?」
「なに、勝負はそちらの得意な殴り合いで良いよ。丁度練習できるかもしれないしな。」
「何を言っているか分かりませんが
「いやいや、舐めてなんかいないさ。正々堂々、勝つつもりだよ。」
「…どうやら本当に痛い目に遭わないと分からないみたいですわね…。」
「それじゃあ始めるか。ルールはシンプルに、ギブアップするか行動不能になれば負け。それでいいな?」
「…構いませんわ。」
相手の了承が取れると、俺は少女から距離を取り、再度能力の確認を行う。
(よし…いける!)
俺は懐からコインを取り出し、
「これが地面に落ちたら勝負開始だ。」
と言った。
向こうは既に臨戦態勢に入っている。
正直怖い。
元いた世界では喧嘩なんかしたことも無かったので相手を殴れるかが問題である。相手が女子なら尚更だ。
(やってやる)
そう思い、俺はコインを弾いた。
コインは天高く舞い───地に落ちる。
俺はすぐさま
しかしその直後異変に気付く。
(ハクがいない!?)
視界から少女の姿が消えていた。
そして同時に背後に悪寒を感じる。
(殺気…!)
俺は瞬時にその場を離れ、元いた場所を振り返る。
するとそこには全身が赤く染まったハクの姿があった。
「よく避けられましたね。今ので決まると思ったのですが。」
「正直危なかったかもな。だが不意打ちなら殺気は消さないと、少しでも漏れていたら気づかれちまうぞ。油断大敵だぜ。」
「…敵にアドバイスなどしている余裕が貴方にあるのですか?今のを見てもまだ勝つおつもりで?」
「あぁ、勝つつもりだ。そして…」
俺は意識を集中させ、ハクを睨みつける。
「ここからはずっと俺のターンだ。」
「…!」
ハクは危険を察知したのか一気に後ろへと跳躍する。
「逃がすかよ。」
が、今度は俺がハクの背後に現れる。
《
「なっ…!」
これには流石のハクも驚きを隠せない。
当然だ。身体能力に絶対の自信を持つ
そして俺は先程拾った石を強く握りしめ《
すると、普通の石が縄文時代の石剣の様なものに変化する。
「オオォォォーーー!!」
俺の雄叫びとともに掲げられた石剣がハクの胸に突き刺さ──
「甘い!!」
ハクは脚の筋肉が膨れ上がる程の万力の力を込め、高らかに跳躍する。
そして──
「これで終わりですわ!《
ハクは上空から身体を超回転させながら俺へ目掛けて一直線に急降下する。
そのスピードはとてもじゃないが目に追える速さではない。
気づいた時にはハクの脚が俺の頭に直撃していた。
「…私の勝ちですわね。」
ハクの身体から赤さが消えていき、元の色白い姿へと戻っていった。
「
その時、ハクの体に衝撃が走る。
「えっ?」
そのままハクは地面に倒れ込んでしまった。
ハクは自分の背中を見てみると、計七つの石剣が突き刺さっていることに気づいた。
「…言ったろ?油断大敵ってさ。」
ハクが顔を上げるとそこには先程倒したばかりの男の顔があった。
「なぜ…!?確かに私の《
「あぁ、当たってたらまずかったな。ありゃすげー技だ。」
「当たってたら…?では、当たってないと言うのですか!?私は確かに手応えを感じ─」
「確かに当たったさ。だが、当たったのは俺の分身。俺自身ではない。」
「分…身…?」
「そう。俺の能力の一つ、《
「能力の一つですって…?馬鹿な。
「あぁ、普通ならできないさ。だが生憎、俺の本来の能力にはそんな常識通用しないのでね。」
「それは…一体どんな能力なんですの…?」
「《
「!!そんなの…勝てるわけないじゃないですの…!」
「すまんね。存在がチートなもんで。」
俺はそう言うとノエルを呼び出した。
『マスター。見事な勝利でございました。』
「あぁ、もうクタクタだ。エネルギーを使いすぎた。」
「…その人は?」
「こいつはノエル。俺の
『初めまして、ハク様。以後お見知りおきを。』
「よ、よろしくですわ…。」
「んじゃ、軽い挨拶も済んだことだし、賭けの精算をしようか。─とその前に」
そう言うと俺は《エネルギー回復》を使用し、その後《
「これで大体の傷は治ったはずだ。他に痛むところはあるか?」
「いいえ。特にないですわ。…敵に情けを掛けたつもりですの?」
「そんなことないさ。それじゃあ今度こそ、賭けの精算といこう。」
「いいですわ。私が負けたんですもの。命令は絶対遵守、が貴方の《
「そうだ。そして俺の命令だが…ハク、俺達の仲間になってくれないか?」
「…は?」
「いやーハクちゃん強いしいい子そうだしさ、そして何より可愛いし!」
「か、可愛い!?私がですの!?」
ハクは顔が真っ赤になってしまった。
物凄いテンパりようだ。
「勿論。で、ハクちゃんには俺達の計画を手伝ってもらう。」
「…一体何を企んでますの?」
「企んでるだなんて人聞きの悪い…。俺達は世界を征服して、この戦争を終わらせようと考えている。それだけだ。どうだ?」
「正気…ですの…?自分が何を言っているか分かってるんですの!?」
「勿論だとも。」
「はぁ…。まぁ、私は命令には逆らえませんわ。世界征服でも何でも手伝いますわよ。」
「おぉ、話が早くて助かるぜ!」
「その代わり!…やるからには絶対に戦争を終わらせますわよ。私だって、ずっと戦い続ける日々に飽き飽きしていた頃でしたし、丁度良かったですわ。」
「おう、任せとけ。これからよろしくな、ハク。」
「…よろしくですわ。」
こうして、ハクが新たな仲間として加わったのだった。
という訳でハクが仲間になり、世界征服の第一歩を踏み出しました。
今後のハクの活躍にも期待してください。