異世界転生した特典で貰った能力がチート過ぎた   作:ルーク(・8・)

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UAが八百件を突破し、もうすぐ千件にも到達しそうです。
これもひとえに皆様のおかげです。
これからも自分なりに努力していきますのでどうぞ宜しくお願いします。


6話 〜作戦、勝機〜

「それで、これからどうするんですの?世界征服と言うからには今後の事も決めてあるんでしょう?」

「あぁ、今後の事は既にノエルと話してある。」

『マスターと意見を交わし、まずは森妖精(エルフ)を支配下に置こうという決断に至りました。』

 

ノエルがそう述べた瞬間、ハクは突然立ち上がった。

 

「え、森妖精(エルフ)!?森妖精(エルフ)は魔法適性値がものすごく高くて私達獣人族(ビースタント)でも迂闊に攻められないんですのよ!?」

「その上での森妖精(エルフ)だ。森妖精(エルフ)さえ仲間にしてしまえば多くの手間を省くことが出来る。それに、勝機はある。」

「そ、それでも無茶ですわ…。いくら貴方が強くても森妖精(エルフ)には適うはずが…」

『ハク様、マスターの魔法適性値は森妖精(エルフ)にも劣りません。』

「!!」

『マスターはまだ魔法を覚えてはいませんが、覚える気になれば無属性の魔法も使うことが可能です。』

「ほんと…ですの?」

「らしいぜ。俺も最初言われて驚いたよ。」

 

ハクはひどく驚いていた。そりゃあ、能力が馬鹿みたいに強くて、魔法まで森妖精(エルフ)並と言われれば皆驚くだろう。

 

「だから仮に戦闘になった時は簡単に負けるつもりは無いんだが…。」

「どうしたんですの?」

「問題はここから森妖精(エルフ)の国に行くとなると、ルート上、矮人族(ドワーフ)魔人族(デーモン)の国を通らなくちゃならないんだよな…。」

『失礼ながら申し上げます。仮に現在のマスターが魔人族(デーモン)と戦うことになると勝利することは難しいかと思われます。』

「ノエルもさっき魔人族(デーモン)は血の気の多い奴が沢山いるって言ってたしな。」

魔人族(デーモン)は、魔獣も多く飼っていますわ。戦争での道具として恐ろしい程調教されてますわよ。それこそ、なんの対策もなしに向かえば皆殺しですわ。」

「じゃあ消去法で矮人族(ドワーフ)の国に行くことになるな。」

矮人族(ドワーフ)の国は全ての種族の中でも異世界人(イレギュラー)が多く住んでおります。何でも、元いた世界と政治体制が似ているとのことです。』

「なるほど、そりゃ行ってみてぇ。」

「決まりですわね。」

「それじゃノエル、案内よろしく。」

『畏まりました、マスター。』

 

 

そうして歩いてから三時間が経過した頃──

 

 

『マスター、この先に矮人族(ドワーフ)の国があります。』

「ならとっとと行こうぜ。」

『その前に、マスターは一つでも魔法を覚えておいた方が良いかと。』

「何故だ?」

矮人族(ドワーフ)の国には異世界人(イレギュラー)が多くいます。何があるかわかりませんので、あまりマスターの能力が知られてはいけないと思われます。』

「確かに体力切れ狙いで勝負を挑んでくる相手がいないとも限りませんしね。」

「それもそうだな。だけど、魔法ってどうやって覚えるんだ?」

『簡単です。魔法にはそれぞれ発動するための呪文があるのですが、その呪文を覚えて唱えるだけです。』

「うへぇー。俺暗記苦手なんだよな…。」

 

そこで俺はあることを思いついた。

 

「ならさ、《創造(クリエイト)》で呪文を唱えなくても魔法が使えるようになる能力を創ればいいんじゃね?」

「それが後々楽かも知れませんわね。」

「じゃあ早速…」

『お待ちください!マスター!』

「今度は何?」

『現在のマスターのエネルギー量ではその能力を創るだけで動けなくなってしまいます。』

「マジかよ…創るだけでガス欠か…。ならそれは宿屋に着いてからやればいいか。」

『はい。それが一番安全と思われます。それと、もう一つ。』

「まだあるのかよ。んで、何?」

異世界人(イレギュラー)の中では元いた世界の名前は使わないと言うのが暗黙の了解となっているため、マスターもこの世界での名前をつけた方が宜しいかと。』

 

そうなのか。それは初めて知った。

というかこの世界に来てから俺一度も名乗ってない気が…

 

「名前はカタカナ系の奴が多いのか?」

『そのようです。』

「うーん…じゃあ俺の名前は…」

 

考えた末に出た名前は

 

「これからこの世界を統べるってことで、ギリシャ神話にあやかってウラノスでどうだろう。」

『素敵な名前だと思います。』

「いいと思いますわよ。ギリシャ神話が何のことかは分かりませんけども。」

 

仲間の賛成も得られたことだし良しとしよう。

(他の異世界人(イレギュラー)になんて言われるか分からないけど)

 

「よーし!それでは改めまして!いざ矮人族(ドワーフ)の国、〔カンドゥル王国〕へ!」




次回からカンドゥル王国編が始まります。
ウラノス以外の異世界人(イレギュラー)も次々と登場しますのでどうぞご期待下さい。
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