う~ん…まさかあんな隠し球があったなんてな
残りエネルギーはっとJarvis
――残りエネルギー170/190――
やっぱり第一世代機ベースってのはきつかったかな?
ま、そんなことより…決着つけますか
まずはこの黒煙地獄から抜け出しますか。
「あら、貴方のことですからてっきり黒煙の中からミサイルでも撃ってくるかと」
「ああ、ソレもいいね。でもさ、そんなことよりも――」
独特な音のあと爆発音が響いた。
「この方が楽しいでしょ?…聞こえてないだろうけど」
地面に刺さってるな…少しやり過ぎたかもしれない。
『勝者、犬塚雪無』
アリーナに俺の名前が響いた。
ピットに戻ったところで、オルコットのISが軽い整備では足りないくらい破壊されたとかで一夏VSオルコットは無くなった。
次からは出力を抑えたほうがいいかもしれない
(Jarvis機体の損傷具合を確かめろ)
(自己診断中…)
カタカタと全身の装甲が蠢き、もとの位置へと収まる。
(左腕に軽度の損傷が認められます。どうしますか?)
「次の試合が終わった後で換装するさ。すぐに終わる」
そろそろアリーナに出ますか
「よう、一夏」
「へぇ、犬塚のISってフルスキンなんだな」
「そりゃ、ベースが第一世代ですからねぇ…お前のは第二代じゃないか?」
「何だかわからないけどなら俺でも勝てそうだ」
「あんまし舐めんなよ~」
胸部装甲から極太のレーザービーム――ユニ・ビームをぶっ放す。
「甘い!」
あろうことか一夏は近距離ブレードでビームを薙ぎ払った。そして消滅。
「何をした?」
「雪片弐型」
「ふぅん…ならコレはどうかな?」
右腕を一夏に向け…腕から対戦車ミサイルを飛ばす。どうやらコレは消滅しないようだ。
やっぱり、あのブレード――雪片弐型はエネルギー兵器しか消せないようだ。
「どうした?質量兵器は苦手かい?」
「うるっせぇ」
そんなスピードで突っ込んできたって簡単に避けられ――
加速した?
「チィッお前ほんとに乗りたてかよ」
「そうだけど?どうしたってんだ」
「イグニッションブースト使う初心者なんて普通いねーよ」
これは遠距離で戦ったほうが良さそうだ。
地面スレスレまで下降――そして急上昇!よし、一夏は地面に埋まったな…
「んじゃ、その無様なケツにブチ込んでやるかァ」
対IS用の
一発
二発
三発
とここで試合終了のブザーが鳴り響いた。
取り敢えず一夏は引っこ抜く
「畜生め…」
「悔しかったら勝ってみろ。立てるか?」
「いや、最後の衝撃で腰抜けちまって…」
「しゃあない。連れてってやるよ」
生身で50mの高さを飛ぶのは怖かったのか一夏の叫び声が面白かった。
「助けてぇ~~ちーふーゆーねーえー」