和名:鋼の男
型式:ATD-β
世代:第一世代
国家:アメリカ
分類:絶対的多用途戦闘型
装備:レーザー誘導粒子線『リパルサーレイ』
対地ミサイル『ジェリコ』
装甲:ゴールドチタン合金による全身装甲
仕様:アフターバーナーを使用しない超音速巡航
今時珍しい第一世代機がベースとなっているが、FOX-INDUSTRYの技術の粋を結集し、篠ノ之束作の特別なコアにより第伍世代相当のIS
全身を赤と金の装甲が覆ったまさに鋼な特別機。
「実際のスペックを聞いたはずだよな?」
粗暴そうな女が問う。
「ええ。そこまでしかわからなかったわ。但し、」
差し出しされた紙束を引っ手繰る粗暴な女
「おいおい…冗談だろ?なんだよこれ…」
「冗談ならどんなによかったかしらね?オータム」
「ハッ!どうせカタログスペックの水増だろ?大したことねーよスコール」
投げ捨てた紙束には理論上マッハ10での飛行、及び戦闘が可能と書いてあった。
何処かの高級ホテルの様な内装の部屋から、平和は恐怖に侵食され始めた。
「なぁ、雪無。クラス代表って誰になったんだ?」
「俺。オルコットはお前と戦う前に辞退した」
「へ~」
また数分後
「なぁ、雪無のISってどこ所属なんだ?」
「アメリカ。さっきからどうした?」
「いやぁ、セシリアの奴が言ってたろ。イギリスの代表候補が~って」
成る程。それで俺に聞いてきたわけか
「ISが世に出回った頃から俺、居なくなってたろ?その時束さんにアメリカに連れてかれてさ、FOX-INDUSTRYって会社の社長にさせられた」
「えぇ?FOX-INDUSTRYって唯一ISのコアの解析に成功して売り出してるところだよね?」
周りで聞き耳を立てていた女子たちが騒ぎ始める
「なぁ?コアってどんなものなんだ?」
「いいですか?一夏さん。篠ノ之博士が創ったコアは467個。これらは基本的に全て専用機に使用されています。ここまではわかりますね?」
いつの間にやら現れたオルコットに圧倒され、コクコクと頷く一夏
「ですが、量産機――打鉄等を合わせると467機を超えてしまいます。ISに絶対必要なコアが467個しか無いのにです。世界中がコアの解析をしました。しかし、コアは結局解析できませんでした」
一呼吸置いて
「しかし!FOX-INDUSTRYが遂にコアの解析及び量産に成功。なので全ての量産機にははFOX-INDUSTRY製のコアが使われていると言っても過言ではありませんわ」
「…なら、専用機ってのはなんのためにあるんだ?」
ようやく頭の追い付いてきた一夏が周りの女子も思ったであろうことを代弁する。
「いい質問ですわねぇ!コアの解析に成功したとはいえ、本家篠ノ之博士のコアには遠く及びません。なので、量産機は専用機には勝てないのですわ」
「…中々の説明だ。オルコット。本来ならHRの時間だが。まぁいいだろう山田先生。HRを」
「はい!」
授業はつつがなく終わり、今は休み時間。
相変わらずココの学食は美味い。そして――
「さぁお昼を食べましょ?」
あのうざい青髪女もいる。
そそくさと逃げ始める一夏達。友を見捨てるのか…一夏よ
「うるせー美人に詰め寄ってもらえるなんてなんて羨ましい!」
お前人のこと言えね~だろっと何かまた絡まれている。ザマーミロだ
午後の授業は寝てたんで正直わかりませんです。
まぁJarvisに録音、録画頼んどいたからいいんです。
「なぁ、一夏。どうしてもダメか?」
「ダメだな」
俺の縋る様な声をバッサリと切り捨てるこの学校で唯一の男友達。
「さいですか…」
気がついたらひとつしか無いベッドの上で話す内容は次のクラス対抗戦について。
二組のクラス代表が中国の代表候補生になったとかでそいつと戦う事になったけど
一夏の馬鹿ヤロウがその娘を怒らせたらしくとても面倒くさい。
何故か原因である一夏が謝らないのでその娘の怒りの炎に油を注いでいるそう(俺のルームメイト談)
「畜生め戦うのは俺なんだぞ?」
「いいじゃねぇか第三世代だっけ?セシリアと同じだろ?」
この野郎他人ごとのように…
お前の女関係が原因で奴さんがパワーアップしてるんだっつーのに…
「はぁ…もういいや。どうせ勝たなきゃ学食のデザート半年券が手に入らないんだから」
「へぇ~お前甘いもの好きなんだな」
何だその顔は
「ところでお前いいの?」
「何が?」
おもいっきり間を開けてから
「篠ノ之とかオルコットとかと訓練するんでしょ?」
直後、一夏の顔がゾンビみたいになった。
鈴なんていなかったんや!
完全に忘れてゲフンゲフン。出番を奪われて涙目の鈴ちゃんまじ中国。
9/1 少し量を増やしました。