あなたは階段で落ちそうになった他人にしがみつかれて落下した。
激しい痛みと衝撃に、あなたは死を思った。
だが、なぜか目覚めたときには見知らぬ場所にいることに気づいた。
それは真っ白いと形容していいのかわからない不思議な場所だった。
目の前にはなんというか美しい女性と男性がいて、かなり困った顔でこちらを見ている。
その理由がわたしにはよくわからないけどね。
「えぇっと、もう解ってると思うけど。 あなたに恨みをもった人間が道連れにして死んだの」
「あれはわざとだとしかいいようがないくらいにな。 ちなみにそいつは地獄おくりになったが」
ああ、あれはやっぱりそうだったのか。とそう考えていると。
「まあ、あなたの魂の輝きとかその他もろもろが原因もかんでると思うけどね」
「あと、不幸属性だな。 やあ、ここまで不幸だとは俺も思いつかなかったさ」
おいこら、笑いごとじゃすまないんだけど?
「まあ、君は不幸の連続で死んだわけで。 あまりにも不憫なんで転生してもらうことにしたから」
だったら記憶を持ち越しとかできちゃいます?
と、あえて尋ねると、それは可能らしい。
そう考えているうちに意識が途絶えたのは言うまでもない。
まだ、願いすらも言っていないのにね。
(え?えーと・・・・目の前には知らない天井)
目を覚ましてからぱちくりさせながら言うわたし。
これは言うべきかな?と思って口を開いた。
「うぃうぁうぁいうぇんうぉううぁ(知らない天井です)」
あれ?いま可愛らしい声がひびいた気がするんだけど。
てか、うまく喋れてないんだけど!?
ていうか、ここはどこなのさー!
「あら、目が覚めたのね」
「うぁ?(え?)」
その時に女のひとの声が聞こえた。
首を動かして確認しようとしたんだけど、まだ首がすわってないから動けないでいた。
「暁、おはよう♪」
首を動かすのをあきらめて天井を見つめていると、きれいな女性がわたしのことをのぞき込んできた。
(えっと、もしかしてこのひとがわたしの母・・・・なのかな?)
そう思いながらじーっと見つめていると、その女性は微笑んでわたしを抱き上げてくれました。
そしてすぐに視線をわたしがいた場所へと向けると。
「明久もおはよう♪」
「あぅ」
女性の声に反応するように返事をする赤子。
えっ、えっと・・・このこが明久なの!?
ということはここは吉井家なのーーーー!!?
「ぅ~」
「あうう」
「ふふ・・・つぐみちゃんは本当に明久のことが好きね」
驚いていると本来の赤ちゃんより小さめな赤ちゃんが明久の隣にいて、抱き着いているように見えた。
え、これってどういうこと?
てか、明久が”バカとテストと召喚獣”の主人公だということはわかっているけど。
こんな子いたかな?・・・・まあ、いいか。
うーん、これってわたしは姉なのかな?それとも妹なのかな?
後からわかったんだけど、どうやらわたしは双子の妹らしいです。
じゃあ、明久のとなりにいるこは明久のお嫁さんになるのかな。
だったらふたりをくっつけるのを頑張ろう!
問題はわたしたちのお姉さんだね、どう説得するべきかなぁ。
なんとか説得できるように頑張らないといけないよねェ。
~~~~
しばらくして母はわたしをベッドにおろして部屋を出ていきました。
ここで、声が聞こえてきたのです。
どこからかわからないから泣きそうになっていると。
《すみません、怖がらせてしまいましたね。 わたしは女神アテネと申します
実はあなたに伝えないといけないことがあって、きました》
《えっと、それってどういうことですか?》
不安になりながら問いかけると女神さんは苦笑を浮かべていた。
《あなたの場合は他の神が面白半分でしたから出会えなかったんですよ。 それで代理にわたしが》
《そうだったんですか》
女神さんの言葉を聞いてその神とやらに一発お見舞いしたいな~と思っていると。
《大丈夫です、しっかりサンドバッグにして殴ってから来ましたから》
《そ、そうですか》
素晴らしい笑顔でいわれているような気がする。
《それで伝えたいことなんですけど。 あなたにちょっとした異常がありまして……》
《異常?》
女神さまの言葉を聞いて聞き返すわたし。
《その、いわゆる特殊体質で昼は男で夜は女になるというものです》
《ま、まじでかー!?》
思わず大きな声で叫んでしまうわたし。
《おおマジです。 特典というのもおわびにおつけしますので》
《と、特典! それはありがたい!》
と、そんなことを会話をして特典を伝えると女神様は特典を付与してくれた。
そのあと、女神さまの声が聞こえなくなった。