凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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継続

継続中学がある学園艦は古いの一言に尽きる。

 

入学式で壇上に上がる階段が腐っていて池田なので6番目の私は盛大に落っこちたのは学校を間違えたと思った。

 

校舎は田舎にある一部木造の校舎で、音楽の時間が週に2回、フィンランドの歴史が週に1回ある。

 

給食はまともで、日本食とフィンランドの郷土料理(香辛料は入ってます)が朝と昼に交互に出る。

 

夜は自炊を推奨しているが、購買でパンは売っているので、サンドイッチで済ます人もいる。

 

部屋は個室になっており、航路の関係で隣の部屋と分厚い壁、1室に1台の暖房器具、高校生と共同の巨大な風呂とサウナが寮にある。

 

学園艦の全貌として、学園艦内部を走るバスがあり、雪が甲板に積もっても住民が移動できるようになっている。

 

食肉用のトナカイの牧場もあるが、娯楽施設が皆無なため、市民ホールといった場所で演奏をしたり、聴いたりするのが唯一の娯楽となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ある意味自分にピッタリな学校なのではないだろうか。・・・ここにいる人達は何かしら思いが有ってここにいる。)

 

自分の食事を作りながらそう思う。

 

料理は基礎だけ押さえたので簡単な物しかできてないが、味噌汁と肉じゃが、それにごはんが有ればなんとかなる。

 

そんな食事を1年生が固まっている場所でちびちびと食べていると

 

「失礼。」

 

ドサッと山盛りのキャベツの千切りに大きなカツ、山盛りのごはんにプロテインといかにも運動系ですよといった大柄な女性が私の前に座った。

 

バクバクと食べる。

 

会話が無いので私も普通に食べる。

 

「あたい・・・南夏って言うんだけどあなたは?」

 

お互いが食べ終わった瞬間に彼女が喋りかけてくる。

 

「池田ほむ。」

 

「池田か。・・・あなたは何部に入るの?あたいは戦車道部に入るんだけど。」

 

「私も戦車道部。整備科に行きたい。」

 

「整備科?ならあたいの戦車を整備してくれない?タッグを組みませんか?」

 

本質は臆病な子なんだろう。

 

大柄だからそうは見えないけど、猫背の姿勢が低姿勢なことを現している。

 

「良い。戦車道の経歴は?」

 

「小学4年から・・・ただ、才能が無いって言われた・・・だからあたいは見返すんだ。・・・彼女達に!!」

 

「背が大きいから?戦車に乗ると厳しいの?」

 

「・・・うん。」

 

彼女は中学1年のこの時期で182センチもの身長がある。

 

性格もあり、同門に虐められたらしい。

 

私は西住のことを除き色々な事を話した。

 

「私も才能が無い。だから整備を極める。南は私が支える。」

 

「あたいは池田が整備した戦車に乗って池田の分まで見返す。」

 

才能が無い者と才能が有りながら無いと言われた者。

 

ここに組む。

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