かなの訓練は精神を鍛え、それに肉体を追従させる形で実力をつける。
「もう無理ですよ・・・。」
「言葉ァ!!動かないと戦車で引くだし!!」
「ひぇぇえ!?」
元々運動系じゃない言葉は毎日死ぬ思いをしながら体を動かし続け、妖夢は体力はあるので生きてはいるが、それでもきつそうである。
「休憩30分が終わったらもう1セットやるし!!」
「ふぁい・・・。」
「みょん。」
「かなさんハァハァ・・・凄いですね・・・ハァハァ。」
「体力お化けだみょん。」
「あれは例外よ。」
「「!?家元さん。」」
「誰もいないときはしほでいいわ。・・・かなさんは?」
「休憩と私達に言ってまた訓練所に戻ったみょん。」
「・・・そういえば、妖夢さんと言葉さんはかなさんがなぜ同じ年なのに宰相になったか聞いてませんよね。」
「はい。」
「聞いてないみょん。」
「血縁であることが1つありますが、生い立ちが特殊なので私の養子となりましたが、本来は孫と祖母の関係です。」
「孫!?え、しほさんってまだお若いですよね!!」
「まず私の家系とかなさんの過去をお二人には知ってもらわなければなりません。お二人がこれから戦ってもらう分家の方々の思考もおおよそがわかってくるので。・・・私には3人の娘が居ましたが、長女はつい最近事故で亡くなり、次女は結婚して嫁いだため数年前に西住から出ました。3女がかなさんの母親にあたる人物で、幼い頃に私の母・・・かなさんからすれば曾祖母がかなさんの母親を勘当にしました。」
「その後私がかなさんの曾祖母を隠居させ、実権を握った時にかなさんの母親との縁も少しだけ戻すことができましたが、西住を恨む者によりかなさんの母親は襲われました。その時に宿ったのがかなさんです。かなさんの母親は産む決断をしましたが、学業もあり、体面的に厳しいものがあるため、書類上では私の子であると書かれましたが、母親とかなさんは学校側のはからいもあり、同じ空間で生活できました。」
「かなさんの母親は高校卒業後海外で生活し、私の長女も子供を産み、その後家元を継いだのですが、不慮の事故により他界、家元不在となりました。私の長女が家元に就任した時点で分家も家督を子供に渡しているので世代が交代しているため、私の長女の派閥が宙ぶらりんになりました。そこに野心ある西住流の下の者達がかなさんを引っ張り出し、家元にさせようとしたのを治めるためにかなさんを海外から呼び戻し、私が家元になることで沈静化させたのですが・・・元長女派だった分家達と自衛隊がかなさんの解任をさせようとして今度戦うことになったのです。」