凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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計画

包囲完了してからの試合展開は早かった。

 

島津姉妹を含め別動隊と副隊長のみほ小隊が相手の戦力を潰すことなく殲滅され、マウスをKV-2が市街地にて足止めをしたことにより、本隊の8両は16両に囲まれる形で攻撃され、IS-2のノンナがフラッグ車のまほ車を撃破し試合終了。

 

まほは包囲されながら6両破壊したがそれでも多勢に無勢であった。

 

「天才には天才をぶつける・・・秀才3人、凡人6人ぶつけてようやく止まる。」

 

自身の戦訓とし、試合会場から私達は帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「設計完了であり、試作された戦車・・・。」

 

戦車道の戦車使用ルールで、私が作りたい車両は調べてもO.K.が出るか怪しい車両であり、ドイツのE-100並に際どい物だった。

 

(私が最上級生になるまでに試作車両を大半にして、今の黒森峰と同等の車両差にしたい。単体では批判もあるかもしれないからサンダースにも協力してもらおう・・・幸い、適任の人格の者が居る。)

 

凡人は必死に足掻く・・・。

 

 

 

 

 

 

「今日は私の奢りよ!!どんどん食べなさい!!」

 

数日後、祝勝会が開かれた。

 

その中に協力者として私達も参加していた。

 

「カチューシャ様、今大会優勝おめでとうございます。」

 

「ありがとう。・・・ほらオットーもっと食べなさい!!」

 

「私は人並みしか食べられない・・・。」

 

「人並み?私より少食のあなたが?」

 

「燃費が良い。」

 

(じゃあ何でそんなに背が高いのよ。あと胸も大きいし・・・。)

 

「逆に美琴とチルノは食べ過ぎよ。」

 

「食いトレ中、今の時期食べないと体が色々と問題になる。」

 

「そ、そう。」

 

「あとこれ。」

 

「なに?これ?」

 

「来年度の戦車改造計画予定表。」

 

「渡す予定の予算ギリギリね。」

 

「ここから効率化で実際の予算はガンガン削る。半分にする。」

 

「KV-1を改造するのがメインね・・・私の代だけでは無理だから来年の私引退後はオットー、あなたが部費を管理しなさい。」

 

「はい。」

 

(・・・嫌な予感がするわ。)

 

カチューシャはほむの身に何か起こるのではないかと心配するようになる。

 

それが自分が原因とも知らずに・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「うっ・・・。」

 

最近無性に水が飲みたくなる。

 

あとお腹も出てきた。

 

腰も頭も最近は痛くなることがある。

 

ただ、少しすると治るので病院にも行かないで過ごした。

 

・・・が、中学を卒業し、プラウダに向かう頃なると更に腹痛が酷くなり、カチューシャ、チルノ、ノンナ、クラーラから病院に行くことを進められる。

 

「あなた・・・妊娠8ヶ月よ。」

 

 

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