何とか両親の了承は得た。
そのためすぐに新潟に戻り祖父母に報告する。
心配されたが黄炒や淡の件があるため
「1人くらい増えてもダイジョウブなんだなー。」
と言われた。
妊婦ということで食事を自分から制限し、毎日食べていた梅干しの量を毎日6個から1個に減らしたり、野菜を食べ、レバー以外の肉類を食べるようにした。
この料理は自分で作り、継続時代の経験が生きた。
妊婦らしい生活をするようになるとお腹が一気に膨らんだ。
腹痛の原因も赤ちゃんがお腹を蹴る事だったので今は我慢し、擦ったり、音楽を聴かせると静かになる。
ただ、基本暇であるため無理のない範囲で、自分なりの戦車道の基本教育方針を定める。
これは後に西住流や島田流衰退に導く効率的な選手育成方法とそれが他のスポーツに流用できることが高く評価されることとなる。
主な項目として
《・動体視力向上の仕方
・太ってから搾れ
・3歳までは足の裏に刺激を与えるべし》
があり、どれも革新的だったらしい。
ほむからすれば前世からもたらされたもので、運動教育の第一人者と呼ばれるようになっても凡人であるといい続ける。
とにかく私は赤ちゃんに良いと言われていたことを全て行い、ゆっくり休んだ。
「まさかオットーが病気になるなんて・・・。」
「元々体が弱かったよ。ほむは、カチューシャ様。」
「チルノ、ほむではなくオットーよ。・・・体が弱い?詳しく教えなさい。」
「あたいが継続で生活している時、オットーは周りよりも怪我をすることが多かったし、あたい達が筋肉や体格を作るトレーニングを教える側だからってやってたんだけと、初歩の初歩でへばるんだ。」
「何かの病気?」
「わからない。でもあたいには筋肉が凄く付きにくい体質だと思う。」
「・・・なるほど。」
この瞬間にカチューシャはオットーことほむが後継者であることは変わらないが、それは思考部分と事務的なことであり、戦車道の部長件隊長として権力を集中している今、オットーは権力の副産物としてのし掛かる重圧に耐えられないのではないかと考えるようになり、後継者候補として育ててきた1年生のニーナ、アリーナ両名を隊長、副隊長にそえ、権力の分散化を・・・という道筋が見えてしまった。
「仕方ないわね・・・ノンナ、クラーラ、ニーナとアリーナを呼んできて!!あの子達を私の好きなKV-2に乗せてあげれるぐらい鍛えるわ!!」
「・・・そうですか・・・ありがとうございました。」
まほは精神的にほむよりも疲れていた。
ほむを襲った犯人は数か月前に自殺しており、その親族もこの世には居なかった。
残っているのは西住への恨み辛みが書かれた遺書と彼の姉が愛用していたと見られるヘアピンだけだった。
「キツいな・・・これは。」
みほはまだ知らない。