凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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復帰

7月22日・・・まだ幼い子供を校長室に連れ込み

 

「数時間だけ子守りお願いします。」

 

と頼んだ。

 

子供がいない校長、教頭コンビは保健の森久保先生を巻き込んでかなを孫のように可愛がった。

 

「・・・オットー、お帰りなさい。」

 

「ただ今戻った・・・クラーラさんだけ?」

 

「カチューシャ様、同志ノンナ、チルノ、ニーナ、アリーナを連れて聖グロでお茶会に行ってますよ。」

 

「わかりました。・・・遅れた分を始めます。」

 

工具箱を片手に戦車の修理を開始する。

 

「何よあなた。」

 

閑職といえども上下関係が存在する整備科で整備をしていた1年生が戦車を触ろうとする私に突っかかる。

 

「カチューシャから許可は出ている。オットーはこの整備科の権力を全て委託されている。」

 

「なにいってるのwあなたみたいな誰かもわからない子がカチューシャ様から権力を委託されているわけないでしょ!!」

 

その姿を見ていた3年生が慌てて私に頭を下げてくる。

 

「この馬鹿どもがすみません!!きっちり教育するのでどうかシベリアには送らないであげてください!!」

 

「せ、先輩何言ってるんですか?」

 

「この馬鹿!!去年の優勝の立役者のオットー様だよ!!私達も戦車のメンテナンスを教わったり、カチューシャ様が被弾した際に守った装甲をカスタムしたのも彼女よ!!こっちに来なさい!!」

 

「先輩!!髪を引っ張らないで!!」

 

「何?あれ?」

 

2年生の整備科の先輩が私の問いに答えた

 

「権利の委託をされているのはオットー様以外にはノンナ様、クラーラ様だけです。今は後継者扱いされているニーナ、アリーナ両名も権利は委託されてません。我々2、3年の中でカチューシャ様の後継者はオットー様、あなたで決まりなのですよ。」

 

「そう。・・・なら年間計画はつくった。これに従って改造、生産をしていく。」

 

「Да。」

 

「初めはKV-3 107mm ZiS-6を搭載する。Object-223とし、これをチルノ専用車両として夏までに製造する。監修は私がおこなう。」

 

「「「Да!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

クラーラ様から私の部屋の鍵をもらう。

 

部屋に向かう前に校長室にてかなを貰い、乳を与える。

 

少し前にミルクを与えてくれたらしいが乳の方が良いと思っている私はなるべく自分があげられる時は乳を与えるようにしている。

 

かなに乳を与え終わると預かってくれた3人に挨拶し、自室に向かう。

 

ガチャ

 

「・・・流石プラウダ。広い。」

 

1LDKのテレビ付きの部屋で、リビングにはプラウダの校章が飾ってあり、引っ越しの段ボールが積まれていた。

 

ビリ

 

「よし。」

 

かなの教育用の物、貴重品、戦車関係、自分の教材、日常品、パソコン、スマホとちゃんと全部あった。

 

「アギャァー!!」

 

「あ、よしよし。」

 

足を揉みながらオムツを代える。

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