凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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夏の始まり

夏の大会が始まり、私も様々な準備をしなければならなくなり、かなの子育てとあわせてKV-3の製造速度が鈍化してしまう。

 

最近は私が居ないときに黄炒と淡、夏休みでこちらに来ている美琴も子育てに協力してくれるので校長室に預ける回数は減って、胃には優しくなった。

 

KV-3の製造速度の鈍化をカチューシャに報告すると更に遅くなることになるKV-2の修理を頼まれた。

 

「砲塔循環リングが故障したからメンテナンスも含めて直しといて。」

 

「はい。」

 

リングが故障した程度でなら問題は無かったのだが、そこから砲塔に繋がる電気ケーブルが破損していたのが問題だった。

 

砲塔を取り外して大規模な修理をしなければならず、どんなに頑張っても1回戦には間に合わない。

 

「1回戦に間に合わないぺな!?」

 

「はい。大規模な修理をしないといけなくて。」

 

「なんとかするだ!!カチューシャ様に迷惑をかけたくないだ!!」

 

「そう言われても・・・最善は尽くす。」

 

「もしかしておまえ・・・私たちが試合に出れておまえが出れないことに嫉妬してデタラメ言ってるだないが?」

 

「違う。」

 

「んだ!!リングの破損は認めるが、ケーブルに問題は無かっただ!!」

 

口論になるが、権限を使い、駄々を捏ねる2人をKV-2から引き離し、修理を開始する。

 

「ノンナ様、プールしていた予算投入する。」

 

「任せる。予算はもう私無しでも大丈夫そう。安心して任せられる。」

 

「補佐の2、3年生が居ないと厳しい。」

 

「普通の人よりしっかりできてるから頑張って。」

 

「はい。」

 

権限をフルに使い直していくが、同学年と確実に亀裂が入り始める。

 

 

 

 

 

 

 

アー ムグムグ

 

「かなはよく飲むね。・・・さて、予算を色々なところからバレない程度で引っこ抜いてきたからKV-3の他に何か造れる・・・IS-3かT-44・・・。」

 

どちらも強い戦車で、後々量産予定だが、型をどちらを早く作るかで今後が決まる。

 

ムグムグアンギャ-

 

「はいはい。今おむつ変える。」

 

着々と戦力増強に努める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり戦車道の本だけじゃダメですね!!現場いきましょ現場!!」

 

やけにテンションが高いアイドル(まだ若い)菜々は体力的な余裕が有るので、試合を観に行くことにした。

 

近場で良いところが無いか探すとボンプル高校とプラウダ高校の大会の1回戦が有ることがわかった。

 

「大会か・・・千葉らしいし、行ってみようかな。」

 

場所は夢の楽園。

 

「はぁ、アイカツしたい。」

 

テレビでは2歳年上の日高舞によって破壊されたアイドルグループの敗残兵達の今と言う番組がやっていた。

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