原作通り大洗はアンコウ躍りをしだした。
私は絶対にしたくないな。
(記憶では友達と踊った事がある・・・あいつら元気かな。・・・あいつら?誰だっけ?あれ?・・・記憶が薄れてる?)
頭を抱えながら席に着く。
「3時間もどうしたのほむほむ?」
「ん、食事したり、電話してたりしてた。」
「電話?」
「来年から中学に同志が来る。名前は言わないけど。」
「ほむ!?私も知らないんだけど!!」
「美琴、慌てたらわからないよ。あたいもその子知らないし。」
「復讐鬼だから・・・欲がヤバイ。再来年の部長兼隊長候補。」
「お前さんがそこまで言うか。こりゃ、こっちも引き締めねーとな。・・・あ?大洗のやつら分厚いところに突っ込み始めたぞ。」
「・・・カチューシャ様の作戦が崩壊した。たぶん・・・負ける。」
「おいおい、周りにプラウダの関係者が俺達しか居ないからって言っちゃまずいんじゃね?」
「鈴木教頭、本心?・・・カチューシャ主義は未完成で不満じゃない?」
「たく、なんだよ。気がついてるのかよ。・・・カチューシャは権力が弱い。生徒会や風紀員と対等に話せる関係にはなったがそこ止まり。」
「私に期待してるのはそこ?」
「全部の権力を集中した部活・・・どんな化け物ができるか想像しただけで飯が食えるわ。・・・熊さんにはナイショな。」
「ん。理解。」
「・・・本当に負けちまったな。」
電光掲示板には大洗の勝利とデカデカと書かれていた。
「・・・始まり。」
カチューシャ達3年生は泣いていた。
2年も1年も泣いていた。
泣いてないのは私とチルノだけ。
「あなたたち、決勝は観に行くわよ!!私達を破った大洗が優勝しなかったら許さないんだから!!」
「「「Да!!」」」
熱が籠っているが、私はノンナ様とクラーラ様に言った。
「準備を始めるので私は決勝へは行きません。」
「わかった。私とクラーラの事務机の中に鍵がある。それを渡す。」
「ありがとうございます。」
「カチューシャ様はあなたを評価してますからね。同志オットー。」
「クラーラ様、ではなぜカチューシャは私にオットーとつけたのでしょう?」
「オットー?」
「適当でもオットー・クーシネンからオットーを付けた・・・なら・・・。」
ほむはその後は言わなかった。
しかし、これが後に彼女の渾名が鋼の女と言われることになる由縁だった。
(オットー・クーシネン・・・スターリンの天才的弟子、裏切りオットー。カチューシャ様、あなたはスターリンではない。レーニンだ。)