凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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映画編3

「よっこいしょー。」

 

ザバー

 

五右衛門風呂の中身が半分になるくらいお湯が溢れる。

 

チルノの巨体だと普通の風呂に入ると水嵩が低くなるのでそれを控えての五右衛門風呂だったが、チルノの前に浮いていたアヒルの人形は流されて排水用の溝でプカプカと浮いているくらいだ。

 

「・・・アヒル。」

 

ウサギさんチームの丸山紗希が流されたアヒルさんを持ち上げる。

 

そして坂口の頭の上に置く

 

「おっ?アヒルさん?」

 

「・・・。」

 

丸山はまた黙ってしまう。

 

「・・・なんか同じ年とは思えません。」

 

この光景を観ていたオレンジペコの言葉であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわあぁん!!助けてください!!」

 

一方プラウダではウサミンこと安部菜々がほむに泣きついていた。

 

「・・・クビ?」

 

「違いますけど戦車道の基礎をナナは知りませんでした!!指導してください!!」

 

「・・・は?」

 

ウサミンはこの1ヶ月あの手この手で戦車道を必死に覚えようと頑張ったが

 

「ここまで基礎ができてなかったスィーな・・・その金やるから数年間自由にやるスィ!!」

 

と社長に言われてしまい、宿無しになってしまった。

 

いまさら親に頼るわけにもいかず、とりあえずKV-1Sを買ったプラウダに来たらしい。

 

「・・・住み込みなら良い。」

 

「本当ですか!!やった!!」

 

「来て。」

 

 

 

 

 

 

なぜ住み込みで彼女を教えるか・・・。

 

まずかなのことを知っていること。

 

あの後迂闊なことをしたと反省していたが、巡りに巡って頼み込んでくるとは思っていなかった。

 

しかし、かなの事情をしっかり話し、お互いにメリットが有れば、彼女は裏切らないと感じた。

 

「あー?」

 

「かなちゃんおいでー。」

 

「あー、キャッキャ!!」

 

「可愛いですね。」

 

「うん。」

 

私は安部菜々に抱かれて喜んでいるかなを見て少し安心した。

 

「安部菜々さん、住み込みの条件は家事の手伝いとかなを育てるのを手伝って欲しい。こども園に行かせてるけど、帰りがミーティングで遅くなるときが新学期に入ったら必ずある。だから手伝って欲しい。」

 

「ナナに任せてください!!」

 

「お願いします。」

 

同居人のナナが誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大洗の廃艦が決定された。

 

それは一部の例外を除いて戦車道をしている者達に衝撃を与えた。

 

なぜ大会で優勝できるほどの実力があり、まだ使えそうな艦を廃艦に擂るのかというのがよくわからないらしく、とあるニュースで

 

「喝!!政府は老朽化と言っているが、それならばもっと人口が少ない艦から廃艦にすべし!!」

 

とバッサリ言われてしまう。

 

ちなみにほむは一部の例外である。

 

「どうせひっくり返る。軍神はその程度で負けないし・・・西住の名はそんなに小さいものじゃない。」

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