世界戦車道が残り2年に迫り、大洗の奇跡と遇わせて世間はサッカーのなでしこ達が優勝した時や、ラグビーが南アフリカに勝利した時のような感じで世間が戦車道に注目していた。
そんな中・・いつも通りに過ごす3人の女子と赤ちゃんの姿があった・・・。
「今日のご飯はナナ特性のスタミナ丼でーす!!」
「醤油よこせよ☆」
「佐藤、塩分とりすぎ。」
「あんああんあー。」
住み込みで戦車道について勉強している安部菜々と、大学選抜チームとのエキシビションマッチで己の実力を把握し、選手でありながらコーチング技術を習得しようとほむのもとに押し掛け、かなのことがバレたので、言いふらさない事を条件に、こちらも住み込みで勉強している。
朝食を食べながらニュースで大々的に報道される改造され、一大都市として活性化し続ける和歌山県と戦車道を観ながら感想を言っていた
「開発ラッシュってバブルとかみたいに一時的なものですよね。今は潤ってますけど、大会が終わったらどうするんでしょうね?」
「ゴーストタウンじゃね☆」
「・・・西住と島田のどちらかが分家を置くらしい。だからゴーストタウンにはならない。」
「どこから資金出てるだ☆聞いている限り無限に財源が有るみたいに感じるんだけどさ☆」
「政府からの援助金、門下生からの寄付や受講料、スポンサーからの金、競技用戦車、部品の販売。」
「・・・ちなみに1年でいくらぐらい動いているんですか?」
「西住は3兆、島田が3兆2000億くらいってどっかの記事に書いてあった。」
「・・・莫大すぎじゃね☆いやマジで☆」
「・・・。」
ほむは・・・いや、ここにいる3人は凡人で、金が無い、貧乏学生2人はわかっていて言う。
無限の資金なんてものはどこにも存在しない。
「どう崩すか・・・。」
親子でも譲れない気持ちがほむにはあった。
「お父さん、野球がしたい。」
「野球?」
「うん!!野球!!」
前世の父親は料理人だった。
私が野球を始めると、父親の料理店が潰れ、父親は私にのめり込んだ。
「許さない。」
それがいつの間にか父親の口癖になり、私に暴力は振るわなかったものの、凄まじい恐怖で縛り付けられた。
恐怖は父親が死ぬまで払拭することはできず、野球を辞めたとき一時的に解放されたと思ったが、父親=恐怖、親は怖い、母親も怖いという連鎖をしてしまった。
「・・・今も変わらない。」
「ど、どうしたんですか!!いきなり泣き出して。」
「え・・・あれ?」
「らしくないぞ☆」
深く聞かない彼女達に私は感謝した。