凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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あたいはチルノ・・・

スーパーシャーマンの砲はKV-3の装甲を普通に貫通できるだけの推進力があり、更に弱点である砲塔の傾斜が少ない部分を上手くチルノがカバーしている今は良いが、徐々にダメージが蓄積していった。

 

「・・・。」

 

その光景をほむは静かに見ていた。

 

「ほむ・・・。」

 

「チルノ、私があなたに言えることは無い。」

 

この言葉を佐藤心は言葉が足りないなと感じ、チルノは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・やってくれたわね。」

 

「ふぅー・・・間に合った。」

 

幽香、美琴、継続高校戦車隊の背後を捉える。

 

「血祭りよ。」

 

「ビリビリに痺れさせるわよ!!」

 

敵からしたら魔王が2人降臨する。

 

傾いた戦況は2人による背後からの一撃で継続高校の優位性とフラッグ車の短期撃破の戦略は脆くも瓦解した。

 

「・・・最後の意地だ。くらえ!!」

 

上条当子の操る3号突撃砲によるラムアタックは・・・

 

ガン

 

「う!?」

 

「ほむ!?」

 

衝撃で身体が弱いほむが衝撃によりあばら骨が折れる怪我をしたものの、大事にはならなかった。

 

「ほむの仇!!」

 

チルノの放った砲弾は3号突撃砲に直撃し、試合終了となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦の失敗はすぐさま参謀本部に報告され、今回から試合に出た1年生全員が反省会という名の議会に参加させられた。

 

ほむ、佐藤心、安部奈々はその場に居たが、話には参加せず、終始ノートに議会の事を書き続けた。

 

 

 

 

 

 

議会の事を持ち帰り、部屋の中でかなの相手をしながら3人で勉強会を行う。

 

議会だけでなく、3人から見た選手の評価、成長課題等も話される。

 

凡人3人組は選手や戦術を自ら練ることには限界が有ることがわかっていたので、自分達・・・いや、日本戦車道では未熟なコーチング技術、監督としての技術を磨いていた。

 

幸い私にも、他の2人にも才能が有ったので毎回何かしらの成長を感じることができていた。

 

ちなみにチルノはこの分野は苦手で、自身は理詰めを理解できるが、人に対して説明ができないため、ほむはチルノを勉強会には呼んでいなかった。

 

それがチルノからしたら疎外感に感じたのかもしれない・・・

 

母や年の離れた姉のような存在2人の姿を遊んでもらいながら見ていたかなは1歳ながらに非凡な成長をしていくこととなる・・・それはほむの評価を高める一方、西住、島田、日本戦車道連盟の3つを混乱に導き、日本の戦車道を掻き乱す存在となることをほむは・・・いや、現時点では誰も知らない。

 

ニタァ

 

「・・・母親が露助の思考に触れてなくて良かったし。・・・北方の冬が懐かしいし。」

 

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