凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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盲腸炎

大会が終わり、3年生は引退となる。

 

私は引き続き部長だが、隊長、副隊長を誰がやるかで揉めた。

 

私的には紫、美琴、幽香、慧音もしくはチルノから選びたいが、同学年からはニーナ、アリーナを押す声が大きかった。

 

一時的に抑えたカチューシャ主義派対革新(ほむ)派の派閥争いが再燃したのだ。

 

戦車道部は今だ学園艦での力が強いため早急に対処しないといけなかったほむは生徒会と職員を抱き込み、妥協案として隊長にチルノこと南夏を、副隊長にニーナを置くという条件で事態の沈静化を図った。

 

しかし、カチューシャ主義派はこの案にNoとはっきり言った。

 

「・・・譲歩した瞬間にこれ・・・か。」

 

「ほむ~、顔が怖いよ。」

 

「淡!!・・・ごめんなさいほむ姉。空気を読まない妹で。」

 

「良い。・・・つぅ!?」

 

「「ほむ!?」」

 

パワーバランスを保っていた権力者のほむがストレスによる盲腸炎で緊急入院することになる。

 

一時学園艦から離れ、青森県にある大学病院に、ドクターヘリで搬送される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほ、ほむが倒れた!?」

 

一番困ったのはチルノである。

 

チルノ自身は隊長をやるつもりはなかったが、ニーナやアリーナに隊長、副隊長を任せるとほむとの亀裂でプラウダ戦車道部に修復不能なダメージとなる・・・そう感じたが為に引き受けようと決心した矢先にほむの入院である。

 

「・・・ほむが居なくてもできることをしなきゃ。あたいはあたいだ。」

 

久々にチルノの眼に燃え上がる何かが宿った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほむさんが倒れた!?」

 

「おぃ、それヤバくないか☆いや、冗談抜きでヤバイな。」

 

佐藤心が語尾に☆を付けることをやめるほど危険な状態だった。

 

まずかなちゃんの事をどうするか。

 

ほむは絶縁と言ったが、かなは書類上西住しほの養子となっているので、事前に何かあったらほむは西住本家に預けることになっている。

 

しかし、ほむには婚約者がいるのでそちらに預けた方が良いのではないかと2人は思う。

 

「ええい!!ほむには後で謝るから西住本家に電話しますよ!!」

 

「私達はどうするのさ☆」

 

「ほむさんが居ない期間、参謀本部がちゃんと機能するか見張りますよ。シューガーハート!!」

 

「ウサミンもな☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチャ

 

「ほむが倒れたか。」

 

「調整役が居ないのは辛いな。」

 

「のび太、スネ夫、どうするかわかってるよな・・・もうすぐ3年の俺らはここを退かないといけないが・・・ほむの恩には報いらないとな。」

 

「ジャイアン。」

 

「ククク、これだから3年は。」

 

「ダメギじゃねーか。」

 

「ククク、荒れるぞこれから、覚悟しておけ。」

 

覚醒ダメギはアカギへと昇華する。

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