「・・・だし。」
私は池田かなというし、正式には西住かなでお母さんは池田ほむ、養母は西住しほというし。
今2歳でしっかり自我があるし。
菜々姉も心姉も一緒に戦車の研究も楽しかったし。
「・・・お義母様、母が落ち着くまでよろしく頼むし!!」
「えぇ、あなたの伯母達もあなたが来るのを待ってるわ。」
西住の次期家元と軍神・・・か。
テレビ越しで観るとどっちも覇気がお母さんよりないし。
こう、精神的に追い詰められるような死物狂いの努力とか、絶対に勝ってやるみたいなのが・・・。
で、実際に会ってみて
「可愛い!!頬っぺた柔らか~い。」
「みほ、それよりもかなはご飯まだ食べてないからその後に沢山楽しみなさい。」
「はい!!」
「ねぇかな、この服なんかどうだ?かなに似合ってると思うんだが。」
「お姉ちゃんずるい!!」
完全にお人形だったし。
「西住流とは何か?」
母である池田ほむは西住流を否定する立場のため詳しく語ってくれない。
だから伯母達(義理の姉達)とお義母(祖母)に直接聞いてみたし。
「本流は突撃、突撃、突撃だな。統制された部隊を率いて陣形を組み、正面から敵を粉砕する。故に短期で決着をつける。」
「私は邪道って言われてるけど、みんなで勝つことに主体を置いてるよ。」
どちらも言えるのは集団で戦術単位で行動しているところ・・・恐らくそれが西住の本質だし。
でも・・・まほ姉のはまほ姉のカリスマが無いと成立しないし。
「誰にも真似できないから軍神なのかだし。」
ぼそっと呟くかな。
実際みほの作戦は信頼関係と運、みほのカリスマと作戦修正能力によって成り立っているためほむは
「技術を伝える事ができない。・・・上杉謙信みたい。」
と、この事をかなから聞いて呟く。
「・・・せっかくだからかなの戦車道を見て見ましょう。」
「何乗るし?」
「九二式重装甲車にしましょう。」
「日本戦車だし!!」
「まほ、みほ、かなと一緒に戦車に乗って様子を見なさい。危なかったら止めなさい。」
「「はい。」」
かなの戦車に対する意気込みはまず乗る前に日の丸が書かれたハチマキを付け、胸に池田家の家紋の刺繍がある服を着て、皇居の方向に
「天皇陛下万歳!万歳!万歳!!」
万歳三唱を行ってから乗車する。
見ていた伯母2人(まほ、みほ)はドン引きしながら
「ほむに言われてやってるんだよね?」
とみほがかなに聞くと
「ちがうし!!陛下への敬意を示すのは当たり前の行為だし!!今日の日の本が存在するのは現人神・・・陛下のおかげだし!!」
こうして不安が渦巻くかなちゃんin西住本家が始まった。