凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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姫川世代

かなも連れて帰り、一段落した頃・・・ほむは考えていた。

 

数年おきに発生する粛清や権力闘争で、プラウダ戦車道部の戦力が低下するのをどうすれば止められるかを。

 

チルノのような悲劇を再び起こさないためにも・・・そのため何かないか・・・

 

『もっとっっっ熱くなれよ!!!!』

 

「・・・これだ。」

 

 

 

 

 

 

かなも含めてプラウダの小学生を自主参加制で毎週土曜日と日曜日に集め、子供戦車道クラブを開催することにした。

 

部活を見ながら次世代の育成も始め、佐藤と安部を基本こちらにつけることでコーチとしての経験を上げさせようとした。

 

「キャッツのプロ野球選手が戦車道の選手と結婚したから私も・・・戦車道すれば・・・。」

 

打算まみれのプラウダの歌姫・・・姫川友紀もこの時から参加し、ほむに気に入られて毎月練習メニューと食事量をメモで渡されるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プラウダ戦車道部は優勝記念杯の調整に入った。

 

プラウダ包囲網のため練習試合ができず、仕上げに不安が残るが、シミュレーションでそこは埋めつつ、初戦に備える。

 

初戦の相手は継続で、上条当子の居ない継続で、引退直後から戦力低下が目立つ可愛そうな高校でもある。

 

「プラウダ包囲網という名の同盟ですかっ。となると持久戦になりますね。」

 

安部菜々の才能も開花し始め、的確に相手の作戦を読み始める。

 

「紫ちゃん、食料多めにしておきましたからねっ!!」

 

この頃から自称17歳と言い始め、お節介やきも磨きがかかる。

 

「あらぁ、菜々さんありがとう。」

 

参謀本部と紫達が作戦を練り上げるなか、私はいつも通り練習を教える。

 

横には佐藤もいる。

 

「そこ!!もっと力入れろ☆こうだよっ☆」

 

監督(ほむ)、コーチ(菜々)、ボス(心)と心だけ明らかに怖がられて渾名がついているが3人の中で唯一選手と同じ目線で教えられる心は練習に混じりながらのコーチング能力が高かった。

 

一回ほむもやろうとしたがKV2の152mmを持ち上げようとしたが肩が外れそうになったためほむが一緒にやろうとすると皆が必死に止めに来るようになり、レポートを纏めながら数字や能力に合わせたトレーニングを進める監督方式になったという経緯もある。

 

全体的に見れば凄まじい勢いで進化し続けるプラウダだが一部使い物にならなくなる子もいる。

 

最近だと大ちゃんだ。

 

チルノの気持ちがわかったが為に自殺前にできることがあったのではないかと思い詰めてしまい、スランプになってしまった。

 

ほむはそういう子は一旦戦車道から離し、休ませることにしている。

 

それが一番効率が良いと信じて。

 

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