凡人は天才を夢見る   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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全国戦車道大会優勝記念杯パート3

「・・・なぁ。ほむ。聞いてもいいか?」

 

「そうじろうさん。・・・何でしょうか?」

 

「試合、行かなくて良いのか?」

 

「初戦だけでわかる。もう私が試合を見なくても勝ってくれることがわかる。反省も自分で考え、仲間と改善する努力もできる。居なくても大丈夫。」

 

「そうか。」

 

私は青森にある古びた旅館にいた。

 

試合の選手や応援に行っているメンバーは高級ホテルで調整中である。

 

かなとこなたは旅館内にある椅子の上でそれぞれ本や漫画を読んでいた。

 

絵本じゃないのが2人らしい・・・

 

「私の・・・影響力を落とす必要がある。」

 

「影響力?なぜそんなことを気にするんだ?」

 

「私個人に依存したシステムがある。それを他人に渡すには私が選手であってはならない。・・・そして試合もここぞという時以外は居なくても大丈夫な状態が望ましい。」

 

ポリポリ

 

「僕にはわからないな。」

 

「大丈夫。」

 

「モーリシャスに行くのに2人連れていきたいって言う話だけど校長からは許可が出たよ。2人の学生証と仮教員証を発行するだと。・・・期待しているだと。」

 

「ん・・・わかった。」

 

「・・・単刀直入に言う、こなたは戦車道でどれぐらいの選手になれる?」

 

「ドイツのモールス選手(現ドイツ戦車道のトップエース、火消のモールス、激戦や乱戦に強く、消耗抑制能力や独特な防御理論を持つ人物である)くらいにはなれる。世界最強にはできない。」

 

「そこまでか・・・どこからくるんだその自信は。」

 

「実験結果。プラウダの何百名の選手育成理論とかなの幼少期育成計画から考えて出たこと。」

 

「そうかい。」

 

「・・・モーリシャス国際大学からの要望は?何を達成すれば良い?」

 

「アフリカリーグで4位以内に4年以内に、6年までにアフリカリーグで準優勝だと。」

 

アフリカリーグとは経済規模が小さいため大学と社会人を合わせたリーグであり、本来は社会人だけでリーグ(プロ)が構成されている。

 

プロの欧州リーグは150チーム、アメリカリーグは68チーム、旧ソ連加盟国のロシアリーグは36チーム、中国リーグ26と経済もしくは土地の広さでチーム数が決まり、チームの数もしくは金持ちの国が強い傾向がある。

 

ちなみに日本は現在世界ランキング32位・・・。

 

「・・・アフリカ34チームの頂点か。ワールドリーグに進ませるのが必要。」

 

ワールドリーグ・・・各地域代表枠数の中から選出される世界最高峰のリーグで他のリーグがオフの時期にやるトーナメントの大会である。

 

日本で参加したことがあるのは砲手兼車長の西住しほと通信手兼装填手の島田千代、名前がわからないしどこにいるかも不明な運転手の3名だけである。

 

名前がわからないのは両流派が秘密にしたことと、選手の希望だったため世界の戦車道のレジェンド達が動いたからだった。

 

「・・・とにかく頑張る。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サク

 

「・・・あら?落花生に刺さっちゃったわ。いけないいけない。」

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