幼女ルーデル戦記   作:com211

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9:軍大学へ

「何?ラインラントで共和国軍魔導師部隊が激減?」

ゼートゥーア准将は2つの書類に目を通していた。一つは参謀本部で作成されたもの。

もう一つは添付されたもので、諜報部から参謀本部宛に提出されたものの写し。

 

「諜報と状況からの推測なのですが、実際に11月以降、極端に交戦報告が減っています。

今となってはここ一週間、僅か2件です」

「敵のほうが数では勝っていると思っていたのだが」

「共和国軍魔導師全体に"ある噂"が広まってまして、それが原因のようです」

「噂?」

 

「"魔女"と呼ばれる我が帝国軍のネームドによって、ラインラント戦線では魔導師部隊が投入するたび壊滅させられる。といったものです。諜報員と現地協力者による差はほとんど無く、一致しています」

「確かにラインラント戦線には我軍屈指の戦果を出している第七戦闘団が配置されているが、であれば敵もそのような高練度部隊を送り込んで拮抗状態になるというのが普通だろう」

「それが"魔女"というのが個人のネームドで"金髪と黒髪の二人の少女"らしいのです。

二人組なので"魔女の姉妹"と呼ばれているとか」

「少女…か」

「准将もご存知かと思いますが、ハンナ・ルーデル中尉とターニャ・デグレチャフ少尉の2名が"魔女"で間違いないかと」

「2人は我が軍の中でもその容姿と能力から目立つ。第七戦闘団に配属されているのだったな

北方戦線で2個中隊を撃滅したことを考えれば彼女らが魔女と呼ばれるのは無理もない」

「ですが不可解な点がいくつかありまして」

「いくら第七戦闘団に2人の銀翼が居たとしても流石に戦線に穴を開けるのはおかしいな」

 

「いえ、それもそうなのですが…」

「それ以外に何かあるのか」

「共和国軍の"噂"と我軍の撃墜報告数に大きな開きがありまして」

「撃墜数は多少多めに報告されるものだ、実際に損失して正確に数えられる被撃墜報告との差もあるだろう」

 

「我々もそのように考えたのですが、報告の数よりも噂での撃墜数のほうが多いなど、説明の付かない部分が多いので一応報告を」

「...分かった。それの詳細も聞いておこう」

「一部の諜報員の報告には魔女の撃墜数に言及したものも含まれておりまして

それによれば2人の魔女によるものだけで開戦以来、実に700以上の魔導師が戦死しているとの事で」

「700か…確か最近の記録では2人合わせても200には届かなかったな」

「先週宣伝省が戦意高揚のためにエースの撃墜数リストを要求してきましたが、そんなに多くはなかったですね」

 

そして、その撃墜数リストのトップ2が、ハンナとターニャ、魔女と目される2人であった

「その資料を転用しますと、先月時点でデグレチャフ少尉が107、ルーデル中尉が87になっています」

「ただ単に"尾鰭がついた"という説明もできるが、事実としてラインラントに魔導師部隊が出ていないというのが気になるな」

「今の所我々にとって何か問題があるという訳ではありませんが、敵の情報工作の一環である可能性もあります」

「穴を作っておいてそこに誘い込んで半包囲…しかしこのように敵に感づかれ、味方の士気を下げるような噂を流すとも思えん」

「第七戦闘団への問い合わせはしたのかね」

「無論です。しかし撃墜数に間違いはないとの回答が…」

 

「…まあ別に調査の必要はないだろう 第七戦闘団が多大な戦果を上げているのは間違いない」

 

―――――――――――――――――――――――――

 

我々は、この戦争に勝てるだろうか

いや、正確には「私はこの戦争を生き延びることができるだろうか」

 

生き延びること自体はそこまで難しくない、少なくともアレと空を飛んでいる限りは。

奴こそ、どんな状況でも生き延びて敵に最大限の損害を与えることに人類で最も長けた人間である事には確信が持てる。

 

しかし、仮に"戦争"を生き延びたとしても仮に東側で捕虜になれば良くて収容所送り、

悪けりゃ収容所にすら送られずに処刑。収容所から生きて帰ってこれる確率はかなり低い。

 

…いやまあ誰かが昔やったように東部戦線から離脱して西側に降伏すれば良いのだろうが。

 

ありがたいことにこの年齢と容姿を最大限活用すれば悪い扱いはされない可能性もある。

プライド?そんなもの生存のためには犬にでも食わせてやる

 

…いやそもそも戦争に負けることを前提にしてどうする。今は勝てる見込みがあるかどうかを考えなくては。

 

共和国は? すでに消耗している。あれに負けることなど考慮する価値もない。

協商連合も同様。

 

では連合王国の参戦は?

恐らくある。今の状況で帝国の拡大を許してしまえば完全に手を付けられなくなる。

仮に後々、他国と協同して帝国に圧力をかけるくらいなら今のうちにやっておいたほうがマシ、

どっちにしろ、共和国が降伏したら連合王国単独での参戦は不可能。

仮に参戦しても大陸上陸はかなり難しいので考える価値なし。

 

合州国はともかく、連邦と手を組むなんてことはないだろう。

つまり共和国が降伏した場合参戦するとすれば残る可能性は合州国との同時宣戦のみ。

但し合州国はこっちでも例によって例のごとく世論がモンロー主義に染まっているらしく、

帝国側が何かヘマをしなければあの新大陸の巨人を動かすことは難しいだろう。

 

可能性は低いが当然連邦やパスタの奴と手を組むということもないと断言出来るほど仲が悪いわけではない。

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

軍大学の入学審査は最後に一部から異論が出たため残った2人の候補の再審議を、

特例として匿名指定を解除して行っている最中だった。

 

「ターニャ・デグレチャフ少尉とハンナ・ルーデル中尉か…」

「彼女らはいくらなんでも若すぎる。そもそも軍に居る事自体、対内的にも対外的にも良くないのに、

その上帝都の軍大学に入ってしまえば国民から年齢に見境なく徴兵しているとの批判は避けられない」

「概ね事実だろう。その批判は人事局に向けるんだな」

「彼女らは幼年学校の入学年齢にすら達していない!彼女らの存在は誤解を招く。宣伝省は断固反対させてもらう」

 

戦争が始まって以来、軍にとって宣伝省は重要な位置を占めるようになったため

軍の関係組織としてこのような場所にも出てくるようになった。

 

宣伝省の心配は至って当然のもので、ただでさえ魔導師の適性がある子供は初等教育が終わり次第、

事実上の徴募として幼年学校に入ることになり、卒業したら即配属という流れになっている。

共和国のように短期間で養成できるものではないし、需要に対して絶対数の少ない魔導師候補は

一人あたりの質と生存性を高めた状態のほうがより効率的に活用出来て都合が良い。

以上のような経緯からこのような体制に至った。

 

本来18歳以上の健康な男子が徴兵の対象になり、2年の兵役に就くのだが、

魔導師に限っては15歳以上で魔導適性のある男女の全てが対象となり、

2年間の軍事教育と6年間の兵役、更には45歳まで予備役として年に数日訓練を受ける義務が生じる。

給与体系が通常の徴兵とは比較にならないほど高いため男子には比較的人気であるが

女子は大抵後方任務になるとは言え反発も強く、それを抑えるために多額の費用を投じていた。

さらに言えば、開戦すれば後方任務などと言われず酷使されるのは目に見えていたのだ。

 

国家に広まった不満と反感は国家総力戦の遂行にすら支障をきたしかねないと考えた宣伝省は

北方にて銀翼突撃章、西部戦線ではトップエースとなった2人の若い女性士官の話を聞きつけ、

彼女らをプロパガンダに利用し英雄に祭り上げるべくルーデルとデグレチャフについて資料を請求したものの、

実際には幼年学校の年齢制限を下回る二人の少女であることが判明すると、

その低すぎる2人の年齢に逆効果を恐れて今のような後方に戻すことに消極的な立場を取るようになる。

 

実はデグレチャフら2人には軍法務局からの通達で労働に関する法的問題を指摘されたため、

戦闘時以外の常時に退官する権利があることにはなっている。

但し士官学校卒業後本人達へ通達されるはずが、開戦の混乱と特にルーデルを手放したくない人事局に握り潰された。

 

「人事局としてはハンナ・ルーデル中尉を前線から離れさせ、戦技指導教官に着任させるまたとない機会と考えている。彼女の空戦技術は一度見ておいたほうがいい。考えが変わるだろう」

「ルーデル中尉のもとに教導隊から研修派遣するという話はどうなった」

「パイロット訓練中に2名とも墜落死。単なる事故だが、航空魔導師に航空機操縦を習得させるのは感覚が違いすぎて難しい」

「だったらなおのこと断念するべきだ」

「彼女の部下の一名が例の飛行術を部分的にだが習得しているのを確認した。やり方が他にない訳じゃない」

 

「…えー、デグレチャフ少尉についても推薦状、素行、愛国心、機密保持の能力などに問題は見られません。模範的な士官と言えます

両2名は士官学校でも非常に優秀な成績を残しています。体格のこともあり近接格闘の評価が芳しくありませんが、デグレチャフ少尉は座学において、ルーデル中尉は野戦演習において突出しています」

「更にルーデル中尉は113、デグレチャフ少尉は84の撃墜スコアで帝国軍でトップ10に入ります。

特にルーデル中尉は本人の申告で共同撃墜や未確認を報告していないとの記載があります。

彼女がどれだけ戦技教導隊に必要な人物かはご理解していただけるかと」

 

「政治的な問題はあるが、手続き上の問題はない、

資料を見る限り、部隊の推薦、身辺調査、軍功は優れている。

これで君が先日まで居た人事局に反発してまで再審議請求をするほどの理由があるのかね。レルゲン中佐」

 

「まずルーデル中尉ですが、能力は確かなものがあります。しかし先程の言及のなかった部分で士官学校等においての調査で"年齢相応の子供のようではあったが、学業、任務などにおいては別人のように変貌、まるで熟練の航空士官のようである"といった趣旨の評価が多数見られます。

通常通りの解釈で行けば多重人格者と考え、精神疾患として3次審査すら選考の対象にならないのが通常では?」

 

「それは我々も考慮したが、人事局が全ての責任を取るからと言って聞かないのだよ」

「人事局は彼女の任務に対する精密さを高く評価している。

任務に支障があったという実績はなく、本人の主張も含めて鑑みるに意図的なものであり精神疾患ではない。

休日に酒を呑んで人格が変貌したら精神疾患などという理屈は存在しない。誰にでも起こることだ」

 

「虚偽の可能性は?」

「現状を見る限りあらゆる点で支障をきたさない。それが人事局としての判断だ」

 

「…では、もう一つ。ルーデル中尉の撃墜スコア偽装の疑惑があるのはご存知でしょうか?」

「人事局ではそのような件は把握していない」

 

「共和国の一般部隊における情報収集記録によれば、ルーデル中尉及びデグレチャフ少尉と思われるネームドが700以上の魔導師を撃墜したという噂が蔓延っているという記述がありますが」

 

「それには私も目を通した。所詮噂だ。一人頭350だとしてどうやってそんな数を撃墜できるんだ」

 

「そうです。所詮は噂。しかしながらこの噂は複数の部隊での情報収集を実施しているエージェントがほぼ同一の内容で報告しており、この手の戦場神話特有のばらつきが見られません。

何より、事実としてルーデル中尉と見られる少女の帝国軍魔導師が1大隊を一人で壊滅させたことを確認していますが

その日のルーデル中尉の報告では2騎の撃墜にとどまっています。いくら未確認の撃墜があるとは言え、30以上の撃墜をわずか2騎と見間違えるでしょうか?」

「そ、そもそも大隊規模の部隊を一人で壊滅させるなど、不可能だ」

 

「あなた方は知っているはずです。彼女の能力の異常性を。私もあなた方とともに野戦演習を見学しましたから。

出来るからこそ、あなた方はどうやってでもルーデル中尉を戦技教導隊に招きたい。違いますか?」

 

「…」

 

元上司と言い争う自分の部下と人事局のやり取りを眺めていたゼートゥーア准将が話が纏まったと悟りようやく口を開いた。

「レルゲン中佐、つまり彼女は嘘をついている。そう言いたいのだね」

 

「はい。しかしルーデル中尉の目的が分かりません。撃墜数を過小報告する理由が分かり、

それが合理的でない限り、彼女を信用するのは危険であると判断します。デグレチャフ少尉に関しても同様です」

 

「よろしい。過小報告の目的、そもそも事実かどうかを確認せねばなるまい。

しかし再審議期限には間に合わないので再調査はするがこの件は今回審査対象外とする。

調査が完了次第、再度処遇を決める。それで良いかね」

この場ではこれ以上は何も分からない。人事局の意向も理解できるがレルゲン中佐の心配も尤もである。

調査してからでも遅くはないというのがこの場で出た結論だった。

 

「了解しました。次にデグレチャフ少尉ですが…」

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

数ヶ月後 帝都ベルリン 軍大学。

 

 

前線から離れた帝都で二度目の大学生活。

 

何故か、そこには奴も居る。

驚くべきことに、奴は前世であれだけ嫌がったのに前線を離れた。あっさりと。

 

『共和国と協商連合程度なら私抜きでも勝てるだろう。だが合州国と連邦はそうも行かない。

数を潰しただけで勝てる相手じゃない』

 

その2国に勝つなら、部隊を動かせる地位を確保して未来視点から介入する必要がある。ということだった。

 

「例の件からするに共和国にはドゴールが転生している可能性がある。あの詰めの甘い機動戦から推測するに脅威度は低いが、それでも万が一は考えなくてはならない」

「全く、こちらにもグデーリアン将軍が居れば良かったのに。総統閣下が居ればなお良い」

「ヒトラーは今回不要だろう。軍事的には邪魔な気がするが?」

「…総統閣下を悪く言う気はないが、それに関してだけは同意させてもらう」

 

 

軍大学の図書館。そこで我々二人は"電撃戦"を研究していた。

片や軍事知識が多いだけの元会社員、片や大戦を戦い抜いたとは言え陸軍に関してはあまり知識のない元爆撃機パイロット。

…そういえば空から味方戦車部隊を指揮して敵戦車大隊を潰してた気もするが…

 

「そう言えば敵の戦車や対戦車戦闘力はどうなってるんだ。情報は得られたか?」

「スオミでの話を聞いただけだが76mm砲を搭載した重戦車が沼にハマって放棄されまくりらしい」

「KV-1か。予想以上に面倒な流れだな。T-34が前世と同じ仕様と生産量で出てきた日には勝てないぞ」

「魔導師の投射火力をもってしても?」

「私が前世の10倍、1万両を破壊しても残り3万台。

それにアメリカの方も同じだけ数を用意してくるだろう。

最悪なのは前世より有能なやつが粛清されてない場合だ。戦車を戦線に出てくる度全滅させていてもまたバグラチオンで押し切られる」

 

この"電撃戦"かそれに匹敵するドクトリンを考案し可能な限り早い段階で上にねじ込めなければ帝国に勝利はない。というのが我々の共通認識だった

 

 

 

「死に体のフランスと国力に乏しいノルウェーはどうでも良い。

ソヴィエトに対して一度使えれば十分なのだろう?だったら」

「いやハンナ、皇帝陛下は第三帝国の指導者とは違う。我が帝国は東方に戦争を拡大し先制攻撃を仕掛ける理由がない。ソヴィエトのように縦深を利用して反攻の準備をする時間も不足しすぎていて電撃戦や縦深攻撃自体出来るかどうか」

「ええいクソッタレのアカ共め」

 

 

「二人共、面白そうな話をしているな。私にも聞かせてくれんかね」

そんな最中、後ろから声をかけてきた人物。真っ先に階級章に目をやる。

准将であった。

 

「ゼートゥーア閣下!どうしてこちらに?」

「いや何、会議後の気まぐれでね。それに君達が軍大学で何かをしているという噂も聞いた」

「気にかけて頂き光栄の至りであります」

「君達2人はその若さで我軍の撃墜王、それも女性となると、誰でも覚えてるだろう」

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

「さて、君達2人に聞きたいことは2つだ。

先程の話の内容も気になるが、一応確認しておきたい」

まさか…ハンナと私の隠蔽スコアの事がバレたか…?

 

「君らを撃墜王たらしめている、撃墜スコアの件だ。何か心当たりはないかね?」

元々スコアを5分の1以下で申告することには流石に無理があるとは思っていたが

虚偽の報告はやはりまずかった。だがここでそれを認めてしまうと私の後方勤務と出世の道がっ

 

「スコアの過小報告に関してですか?」

あっさり認めるな私の立場を考えろ!

 

「そう、それだ。私は別に君達を責めているわけでも、懲罰を与えようとしているわけでもない。

単純に理由が知りたいのだよ。過大報告ならともかく過小報告をする理由が分からなくてね」

 

「特別休暇を取りたくないだけです」

 

「休暇を取らない?」

「小官に休暇は不要でありますし、何より祖国が侵されているというのにのんきに休暇など取っていられません」

 

「なるほど、愛国心故にというわけだな」

「小官の出身は東部のシュレージエンですが、戦争が長期化し疲弊すれば連邦の参戦を招き、結果、故郷がライン戦線と同じ状態になるようなことを許すわけには行きません」

ルーデルの故郷。シュレージエン。

前の世界では大戦後、ポーランドに併合された事からもわかるように帝国でも東部に位置し、

連邦が侵攻してきたならば戦場になるのは目に見えた位置にある。

前世のルーデルが休暇を嫌ったのも、コミーに故郷を荒らされたくないからだと言っていた。

 

「連邦の参戦を危惧しているのかね?」

「危惧ではなく確信です」

 

「…分かった。二人共、実際の撃墜数は数えているかね」

「2人合わせて600に少し届かない程度かと」

「よろしい。では今後も3分の1程度の報告で構わない。参謀本部内だけでも実態を把握しておきたい」

「了解しました」

「休暇に関しては…全体の士気に関わるルールだ。今後は書面を用意して"取得"してくれたまえ。それ以外には関知しない」

 

 

後々分かるのだが、この"取得"は要するに書面だけでもそういうことにしておいてくれという事らしい。

…私とハンナ、2人揃って"休暇が不要の人"扱いされたのに気づくのはこれからかなり後のことだった。

 

 




転生したルーデルはまた休暇を取れと上から言われまくることを確信しているので、
事前に「休暇不要なように」細かいところで根回しや準備をしています。
作中に書く余裕が無いのが残念ですが

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