幼女ルーデル戦記   作:com211

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なんでこう、一度書き始めると一気に進むんでしょうねえ…
まあ、出来はいつもどおり小説の体をなしてない気がしますが。


11:訓練

これだけ志願者がいるのだ。であればこれを逆手に取って屈強で才能ある魔導師だけかき集めて

圧倒的に強力な部隊を作るほうが生存率向上のためには合理的だろう。

 

選別のための試験をどうするか…

私は光学術式を用いた偽装を主軸とした試験を提案したが、ハンナから横槍を入れられた。

曰く"ラインでいくら飛び回ってもデコイを使う奴はほとんど居ないし、居てもデコイごと全部ぶちのめせばいい"

とのこと。

 

ハンナ本人もデコイを使えない。使わないのではなく使えない。

意外に思われるかもしれないが、ハンナは"飛行" "空力制御" "術弾による火力投射" "防殻術式"以外はからっきし。新兵以下なのだ。魔導刃は出来るがこいつは使わない。

 

士官学校では"ヤーボのようだ"と評したが実際、戦闘爆撃機と身体が一つになったようなもので、

それ以外はいくらやっても覚えられなかったのだ。

 

本来、攻撃手段には他に「爆裂術式」「貫通術式」「空間爆撃術式」等があるが、

ルーデルには区別がつかないようで、

士官学校で行われた能力試験では本来貫通術式を使う試験だというのに、

術弾のみで100mm装甲板を4枚貫通していた。多分やつの術弾はHEAT弾か何かだろう。

 

そもそも術弾のみで貫通術式を凌駕する貫通性能があるので不要とも言える。

この異世界というゲームに生み出されたバグか何かか。

 

 

狙撃誘導弾も撃てなければ光学術式などよくわかってない。

"速く飛ぶ" "機動中の相手に正確に射撃する"の2つさえ出来ていれば防殻術式すら必要性が薄いというのがハンナの理論である。

 

それよりも"空力制御"の方を重点的に学ばせるべきだというのだ。

 

 

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1924年12月1日

 

 

「うわああああああああああああああああああああ」

 

それで、これか…

 

「はいじゃあ次の人ー」

ハンナが事務的に人間を選別している。

 

我々は地中海はクロアチア辺りの海に面した崖に来ている。

そこで何をしているかと言うと、志願者に20mほどの崖を飛び降りさせているのだ。

宝珠はつけているのだが、耐海水/水圧加工の特殊品で、さらに飛行魔術が使用できないように細工が施されている品。

 

…モンティ・パイソンに「カミカゼ・スコットランド人高地連隊」というスケッチがあったな。

まさにこんな感じで飛び降り訓練をするのだが訓練中に部隊が全滅するという。

幸い、最低限の安全は確認したので誰も死なないはずだ…斜め前に飛んだりしなければ。多分。

 

この試験の目的は、「空力制御ができる才能のある人間の選別」にある。

本能的に空力制御を行い自由落下せずに最低限でも滑空できる魔導師のみを集められないかという目論見だ。

 

今の所、数は少ないものの何人かが滑空できている。

といっても自由落下よりも少しマシな落ち方をする程度。

これを更に訓練してハンナの飛行速度に追従できる大隊を編成出来れば良いのだが…

 

ちなみにセレブリャコーフ少尉は元々才能があったのか、

ラインラントでハンナに追従していたためか結構遠くまで飛んでいった。

 

 

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案外残った。90人なのでこれを48人になるまで更に選別する。

次の試験兼訓練は高高度適応。位置エネルギーを確保するなら可能な限り高い高度を飛行できる必要がある

航空魔術師というのは高度8000ftまで登れるのもほんの僅かな精鋭だけで、

昇るとしても酸素ボンベがなければまともに動くことも出来ない。

 

そのような試験をすると言うと、一人が

「大尉、目標高度をもう一度お願いします」

「聞こえなかったのか?目標は高度1万ftだ」

セレブリャコーフ少尉はなにかおかしいの?とでも言いたいかのように少しだけ首を傾げていた。

 

「そんな、仮に昇れたとしても気絶するのでは…」

「気絶しない人材を求めている。今我が隊の求めるのは後から改善できる練度ではなく、才能である。

6000ft以上に昇ることがまずない魔導師諸君はあまり知らないかもしれないが、生まれながらにして高高度適正、つまり低酸素適正がある人間、ない人間が居る。先日の滑空飛行試験と同様、今回も才能を選別する。

諸君らが取りうる選択肢は2つ。単核宝珠で飛行術式と酸素発生術式を同時に展開するか、

飛行術式のみで上昇し、生身で可能な限り高高度に耐える事だ」

 

「しかし高高度に上昇してもし気絶したら…」

「もちろん、私の責任になる。パラシュートは背負ってもらうし、私かルーデル少佐が地面に衝突する前に回収するので安心しろ」

 

ちなみに、ハンナは22000ftまで酸素ボンベも予圧も酸素発生術式もなしに数分で上昇する。

前世の時点で"異常高度に耐えうる"という評価がされていたとはいえ、

あんな事したら普通は減圧症になると思うのだが…

 

本人は"毎日飛んでいたら順応も酸素もいらなくなった"そうだ

高高度に住めばある程度は順応するのでそういうことだと納得しそうになったが、

慣れでどうにかなるものではないはずだ…

 

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以上の2つにおいて合格水準を上回ったのはセレブリャコーフ少尉以下55名。

あとは基礎体力と精神力を確認し、この中から質の低い7人を蹴落とす。

 

 

 

次は単なる山歩きだ。

これもハンナ発案で、「撃墜された場合に友軍に合流するまで徒歩で撤退出来る必要がある」とのこと

 

まあ、何十回と撃墜されてその都度徒歩で帰ってきた人間の言葉は非常に重く、採用せざるを得なかった。

 

 

この訓練の内容は非常にシンプル。

一切の魔力を使用せずに山中を歩き、追跡し、ルーデル少佐を確保する。

ただこれだけ。12歳の少女を捕まえるだけが訓練。

 

それが登山家に片足を突っ込み、低酸素症と一切無縁で、

山岳歩兵顔負け行軍をするという点を除けば簡単なことだ。

 

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三日後。結果は言うまでもない。

本人曰く、「これでも言われたとおりの手加減はしたんだがなぁ」

 

12歳の少女とはいえやはり6000m級の山に登りなれた上に高山病の類と一切無縁。

片や体力的には優越している男共+1とはいえ2000m級の冬山なんて一度も経験のない奴ら。

 

更にハンナの移動能力はこの冬山で道もないのに日中8時間に限っても10kmを軽く超える。

なので一日の移動時間を4時間に制限した上、松明を使い移動しない時間は焚き火を常に焚いて置くように命じた。

 

「…まあ行軍能力に難のある奴らは蹴落とせたから問題ないということにしておこう」

 

この時点で残り50名。

 

次に対尋問訓練という名の根比べとか我慢大会とかそういうイベントを予定していたのだが、

ハンナは興味が無いのかまたライン戦線に帰っていった。

第52戦闘団の臨時訓練本部から前線までは片道300km。ハンナなら片道2時間もかからないので日帰りだって可能。

 

ハンナ本人にも対尋問訓練が必要な可能性を考慮したが、よく考えたらアイツはそもそも捕まらないのだった。

…ついでだから追跡回避訓練もしておくか?

 

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12月後半の訓練実施メモ

 

 

根比べで3人が脱落しで48名が確定した後、もう一度雪山を歩かせた。

今度は予定で6日。

 

ハンナなら2日で済む距離だがこいつらは8日間もかけやがった。

ここまで差があると流石にあの雪山おばけを捕まえるのは無理があったと実感する。

雪山に慣らすためにも順序を逆にするべきだったかもしれない。

 

しかし予定を超過した罰として追跡回避訓練を課した。

ハンナを連れ戻し周辺の陸軍部隊や空軍とも追跡訓練として協力してもらい、

三日間雪山を舞台に壮大な鬼ごっこ、若しくはかくれんぼ。

ここで捕まる無能には追跡回避訓練終了までの間、二周目の対尋問訓練を実施。

 

追跡を回避できないならせめて尋問には耐えてもらわねばならない。当然のことだ。

 

12月24日からの休暇も存在しない。前線で同じように休みのない人たちに申し訳ない。

 

1月1日は一次訓練過程の最後として0時から新年を祝う花火を打ち上げた。

 

ただしI/JG52の隊員は地上にいない。

同じように年末年始を訓練で過ごす高射部隊に協力してもらって"花火"を避ける、若しくは耐える訓練を実施した。

…察しのいい人はお分かりかと思うが"高射砲"と"対空機関砲"の放つ花火である。

曳光弾の比率が高い対空機関砲を夜間に撃つというのは結構綺麗なもので、

シリア内戦では新年祝いの花火代わりに撃ちまくっていた。

 

これを0時から初日の出となる夜明けまで概ね8時間行い、これ以降休暇とし一次訓練過程を終了した。

 

 

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1月8日

V601臨時本部

 

一ヶ月間先送りにしてきた長めの休暇を終え、

ハンナをラインから呼び戻したので第二次訓練過程の準備を始めようとした時、

参謀本部から通達があった。

「参謀本部から公用使の方も来ています」

命令書を受け取って持ってきたのはセレブリャコーフ少尉。

 

命令書によると、20日までに601は南東方面の駐屯地に移動し

南東方面軍司令部の指揮下に入れとの事であった。

ついでに私とハンナの1階級昇進も付属していた。

 

「どういうことだ?まだ基礎体力訓練しかしていないぞ?」

魔導師らしいことといえば新年花火大会と高高度適応選抜兼訓練しかしていない。

高速飛行、対地攻撃、対空攻撃等の訓練は全くしていない。

部隊としての組織力を確保するために必要なことは何もしていない。

まだ部隊として成立していないぞ!?

 

「至急参謀本部を呼び出せ、確認が必要だ」

「その必要はない」

言葉を遮って部屋に入ってきたのはレルゲン中佐だった。

 

「レルゲン中佐殿!」

「昇進おめでとう、デグレチャフ少佐」

 

「ありがとうございます」

「そういえばルーデル中佐はどこに?」

 

「夜明け頃にラインラントから帰ってきて、そこで寝てます」

応接用のソファでハンナが毛布をかぶって横になっている。

 

「参謀本部で噂には聞いていたが、本当にラインラントに出向いているのだな…」

「おい起きろ。参謀本部から公用使だ」

 

「にゅう…あと5分」

毛布を頭までかぶってそっぽを向いた。小学生か。

「お前それでも軍人か?」

「戦いに行くなら確かにそうだけど今すぐ起きる理由ある?」

…キャラ崩壊著しい。

「ある!邪魔だ!」

「いやデグレチャフ少佐、無理に起こさなくていい。私は別に構わない」

「ほらー」

 

「中佐殿がそう言われるなら…」

「噂通り、上官と部下というより姉妹だな」

「これでも大学にいる間は真面目だったんですが、その後ラインラントで暴れるようになってからこんな感じで…」

「疲れているのだろう。祖国への貢献は疑いようもないな」

「そういえば軍大学入学選考で"コレ"が問題になったと聞きました」

「まさか軍人であっても"休みたくない"などという人物が存在することが分からなかった。許して欲しい」

「どう考えてもルーデル中佐がおかしいのが悪いですよ」

 

 

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あの後、レルゲン中佐からは「参謀本部は編成が完了したと考えていること」

「訓練内容について参謀本部の面々が驚愕したこと」を伝えられた。

当然訓練は完了していない。機能としては不十分だとして命令の変更を求めた。

 

 

翌日、参謀本部は「訓練が完了していない」という私の主張に対して

"査察を実施し、その後正式な命令書を発行する"という返答を出してきた。

 

意図的に評価を落とす事も考慮したが、

私の将校としての能力に疑問を持たれる方がまずい。南東行きは覚悟するしかなさそうだ。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

査察が実施された。

目的は新編成となる601大隊の隊長が練度不足による訓練期間の延長を求めている事の判断をするためだ。

ちなみに戦闘団司令は"休暇"で不参加である。司令の飛行に誰もついていけないためそこにいる意味が無いとのこと。

この"戦闘団司令官"というのは参謀本部では知らぬものが居ない、例のハンナ=ウルリカ・ルーデル中佐。

 

 

「腑抜けどもめ!たった八千だぞ!」

 

そして隊員に対して怒鳴っているのが副隊長、ターニャ・デグレチャフ少佐。

 

「高度8000?聞き間違いじゃないのか」

「一応酸素ボンベがあれば一万程度まで行けますが重すぎて現実的では…」

 

査察に来た将校達がざわつく。航空魔道師の上限高度は通常6000ftまで、

そこから上は酸素不足や減圧で飛ぶことだけでも危険であるとされる。

 

「ライン戦線では一応8000まで昇ってきた敵が居ました。半分溺れていましたが」

デグレチャフ少佐が将校達の方に寄っていって説明を始める。

 

「そういえばルーデル中佐も高高度戦闘をしていたと聞いたが」

「ルーデル中佐は上限二万五千ftまで上昇できるのですが、私もこの四核宝珠を用いて一万八千が限界です」

「しかし隊員はどうやっているので?」

 

「隊員にはエレニウム工廠が先行量産している最新の二核宝珠を取得し装備させています。

酸素発生術式を使う事もありますが、基本的には低酸素耐性のある者だけを集めたので八千までは術式無しで飛べるかと」

「ルーデル中佐もそれで二万五千まで?」

 

「いえ、あれは"宝珠抜きでも滑空する生き物"かつ"気圧の影響を受けない生き物"なので、まだ既存の単核型しか使ったことがありません。

近い内に渡そうと思ってはいるのですが、渡したら何がどうなるか…宇宙までぶっ飛びかねませんね」

 

デグレチャフはルーデルにこの"出力倍増宝珠"を渡した後、

自分に降りかかるであろう災厄を想像しながら軽くため息をつき、説明を続けた

「何にせよ、敵も二核宝珠を生産できてしまえば八千までは容易に飛んでくることでしょう。

我々はその上を行かねばなりません

そのため、今後は高度12000を速度400以上で飛べるように訓練したいと考えています」

「400!?少し前の戦闘機並みだぞ!」

「一体どうやったんだ、それも九七式の為せる技か?」

「九七式のほうがやりやすいのは確かです。が、通常の飛行術式とは異なります」

「それはまさか、噂に聞く"空力制御"というやつか?」

 

「ええ。普通の飛行術式は地面、若しくは空間に対しての相互作用に干渉しますが

ルーデル中佐が考案…と言っても良いのかわかりませんが、"大気との相互作用に干渉する"術式になります」

 

「そういえば以前飛行機での訓練がどうこうと聞いたが、どういうことなのだ?」

 

「私自身一度墜落しているのですが、力学的には飛行機の模倣なので前後2つの揚力を発生させ、

これを調整しつつ推力を発生させることで飛行します。

この調整に失敗すると姿勢を制御できなくなり回復困難なスピン状態に陥ります。

空軍の方がいらっしゃるならご存知かと思いますが」

「しかし魔導師なら術式を切り替えれば良いだけではないのか?」

「そうも行きません。スピンが始まった段階で正常な感覚は失われ大抵パニックに陥ります」

「ちなみに601の隊員にはその飛行訓練は?」

「まだです。ですから飛行訓練の時間だけでも確保したいのです

あとはまあ、この大隊には致命的な欠点がありまして」

 

「致命的な欠点?これだけの能力を持っていながら?」

「ええ、この大隊は才能を徹底的に選別しました。

裏返すと、魔導師の限られた人的資源からではこの練度と能力を持った大隊は増やせないのです

少なくとも、東部配置の人員からの抽出ではこれが最初で最後でしょう」

 

 

 

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結局、南東方面への再配置は覆らなかった。

だが"訓練を再度実施する時間を確保できるよう配慮する"と確約してくれた。

 

仕方がないので南東管区、もといハンガリーで飛行訓練に勤しむとしよう

 

 

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第52魔導戦闘団(Jagdgeschwader 52)

 

本部小隊

航空団司令:ハンナ・ウルリカ・ルーデル中佐

 

第601魔導飛行大隊(601/JG52)

大隊長:ハンナ・ウルリカ・ルーデル中佐

(実態:ターニャ・デグレチャフ少佐)

 

同第一中隊(Ⅰ/601/JG52)

中隊長:ターニャ・デグレチャフ少佐

(実態:ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ少尉)

 

同第二中隊(Ⅱ/601/JG52)

中隊長:マテウス・ヨハン・ヴァイス中尉

 

同第三中隊(Ⅲ/601/JG52)

中隊長:ヴィリバルト・ケーニッヒ中尉

 

同第四中隊(Ⅳ/601/JG52)

中隊長:ライナー・ノイマン中尉

 

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用語解説:HEAT弾

対戦車榴弾(High-Explosive Anti-Tank)の略だが、

日本語では「成形炸薬弾」と呼ばれることが多い。化学エネルギー弾。

 

要するにRPGの頭についでいる弾のこと。

着弾したら火薬の力で金属が超高速で吹き出し目標を削る。

 

運動エネルギー弾である徹甲弾は基本的に金属の塊で、

「敵の装甲に固くて重い物質を高速でぶつけてやれば穴が開く」というごく単純な考えで作られていて、

砲弾の飛翔速度と貫通力が比例するのに対し、

 

HEAT弾を始めとする化学エネルギー弾は同じ弾頭であればどのような砲、

発射手段であっても角度が同じなら同じ貫通力が得られる。

(極端な話、人力で直接装甲に貼り付けても良い)

(一方英国はバネで飛ばした→PIAT)

 

このため、RPG-7のような個人携行型対戦車火器の弾頭は大抵HEAT弾である

(LOSAT?知るかそんなもん)

 

第二次大戦中にドイツで大量生産されたパンツァーファウストが貫通力200mm。

かの有名なRPG-7で発射できる弾頭の中で一番安くて一般的、

どの武装勢力でも持ってて某所では1発1000円で撃てたと噂のPG-7V/PG-7VM弾頭が

それぞれ270mm/300mmなので、別に300ミリ貫通自体はそこまで脅威ではない…と思う。

 

xxxxxxxxxxxxx

 

用語解説:大気干渉術式

独自設定。2話からずっと使われてるルーデルの飛行術式。

感覚的には最低2つ、姿勢制御までするなら4つの揚力を制御しつつ、

 

さらに推進を加えて3つ若しくは5つの状態を同時制御する。

真っ直ぐ飛ぶだけなら2つでも良い。

管理と制御が難しいだけで、術式としては推進まで含めて一つとカウントされる

独立したものである

 

xxxxxxxxxxxxx

 

用語解説:飛行術式

原作設定。ここでは「地面若しくは空間に対する干渉」と定義した。




え?スピン状態は単発プロペラ機のカウンタートルクが原因だって?
ジェット機ですら主翼の片側が失速したらそうなるしええやろ(とぼけ)

プロットがほぼ出来上がったことにより
書き方が順次から複数話並列になりました。
利点は早く書けること、欠点は文章がより雑になること。どっちのがいいんでしょうね?
(まあエタること考えりゃ前者圧倒的優位だけど)



基本的に幼女ルーデル戦記は「自分と似たような知識範囲の人向け」に作ってますが
流石に初見お断りスタイルもあまり良くないので用語解説を充実させようと思います。

ただ、用語解説は原作と同じように文中に置くと(文が長すぎて)
あまり良くない気がするのですが実際どうなんでしょう?

わからない用語、分かるけど解説して欲しい用語があれば感想なり活動報告なりに書いてください。
そのうち用語解説に追加します


既に1話から10話までいくつか、思いつく範囲で用語解説を増やしてます。

用語解説の位置について

  • 原作通り文中
  • 長ったらしいから文末
  • 邪魔/不要
  • その他(活動報告へ)

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