幼女ルーデル戦記   作:com211

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某所で「つづきはよはよ」と言われたのと、
前回が単体ではなんかわかりにくかったのでもう一本行きましょう。


前回のあらすじ
帝国にはラインの魔女姉妹2人に加えて、四人の転生者がいました。
一人は参謀本部の鉄道課に、2人が財務省に、一人が農政省に。
彼らはRKK証券というある種のチートカードを使ってインフレを他国に押し付けるようです

今回の注意
後半は普通の番外ですが、前半は前回と同様の戦時経済ネタです
今回も番外なので、読み飛ばしていいです
あとは全力でネタバレしてますけど、まあこの程度は規定事項でしょうよ



番外3:休暇と超合法戦略

前回から時間は大きく飛ぶ、それは一年か二年か…

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

19xx年某日 

共和国首都 パリ財務省ビル

 

 

 

共和国は、敗北した。

 

 

 

 

 

「クソッ!なんだこの条件は!」

 

共和国の財務官僚は頭を抱えていた。

敗戦で頭を抱える事といえば普通に考えれば巨額の戦費を支払わせる賠償金である。

だが帝国は休戦条約に関して、賠償金ではなく、財務条件を出してきた。

 

これは陸戦条約の、以下2条項に基づいた請求であった。

 

―――――――――――

 

第三款 敵国の領土における軍の権力

 

第48条:占領者が占領地において国の為に定められた租税、賦課金及び通過税を徴収するときは、

なるべく現行の賦課規則によって徴収しなければならない。

この場合において占領者は国の政府が支弁した程度において、占領地の行政費を支弁する義務があるものとする。

 

第49条:占領者が占領地において前条に掲げた税金以外の取立金を命じることは、

軍または占領地行政上の需要に応じる場合に限るものとする。

 

―――――――――――

 

連合王国及び北アフリカで暴れている残党との戦争状態が解除され、

正式に平和条約が結ばれた後に国交が正常回復するまで占領可能であり、

この際、被占領国である共和国政府は占領経費を支払う義務があるとした。

 

この占領経費を払えという請求が一つ。

 

その次が

 

―――――――――――

 

第52条:現品徴発及び課役は、占領軍の需要の為でなければ市区町村または住民に対してこれを要求できない。

徴発及び課役は地方の資力に相応し、

かつ人民がその本国に対する作戦行動に加わるような義務を負わない性質のものであること。

前掲の徴発及び課役は占領地方に於ける指揮官の許可を得なければこれを要求できない。

現品の供給に対してはなるべく即金にて支払い、それができない場合には領収書を以てこれを証明し、

かつなるべく速やかにこれに対する支払いを履行しなければならないものとする。

 

―――――――――――

 

この「現品の供給に対してはなるべく即金で支払い、出来ない場合には領収書で以て証明し速やかにこれに対する支払いを履行しなければならない」とした部分で

領収書を"軍票"とするのは普通のことであるが、

 

この"共和国内で流通する軍票"に強制流通力を共和国政府が保証し、

支払い履行、換金義務が共和国政府にあるとしたのである。

 

要するに、RKK証券で発行されるライヒスマルクを共和国政府がフランソワ・フランで支払えということだ

RKK証券は基本的にただの紙切れである。RKKが刷るだけで発行される。

帝国の都合でいくらでも増える。そこまではまだいい。

 

特に3つ目が酷い。

「RKK証券の為替レートはRKKが指定した金額で固定される」

というのだ

 

これは強制的通貨安を意味する。

 

財務省官僚はしばらく考え、この条項の目的に気づいた

『奴らは共和国から物資を搾り取る気だ』と

 

物資を搾り取るために略奪をするのは、昔であれば珍しいことではない。

共和国も王政だった頃は行軍するために麦畑を刈り取りながらということもやったし、

農村からの略奪、徴発は日常茶飯事。鉄道のような高速、大量輸送手段がなかった頃、

それをせずに軍隊を維持することなど不可能だったから当然の権利だったのだ。

 

このような超大規模な戦争であれば同じように略奪徴発を実行しなければ

帝国も軍隊を維持するのは難しいかもしれない。

 

しかし、陸戦条約に於いては以下のように規定されている

 

―――――――――――

 

第三款 敵国の領土における軍の権力

 

47条:略奪はこれを厳禁とする。

 

―――――――――――

 

当然、略奪は「やってはいけないこと」である。

だが国家の存亡の危機であればそんな事は言っていられない。

 

かつて、ルーシー連邦はその建国初期において国境や主権が曖昧な地域で略奪を繰り返した。

これはやはり食料がなければ軍隊が機能せず、食料を十分供給できない軍隊は政府に従わないためであった。

 

だが、帝国は略奪をしないと決めた。問題が多すぎるのだ。

 

 

 

RKK証券方式の利点は、馬、食料、燃料を奪われ、あるいは帝国軍のための労務を要求された

被占領国民にとっては、その対価としてRKK証券が支払われ、

その証券は最後にかならずフランソワ・フランに変換される。

これによって被占領国民には直接的な損害は生じないように思われる。

 

徴発の負担をRKK証券が被占領国の経済システムに組み込むことで一般国民全体に配分拡散させ、

その被害を薄く広くすることで被占領国民に認識されにくくする。

 

これは物資を徴発する側にとっても精神的障壁を大きく取り払う。

一般の兵士は普通の経済活動をしていると思いこむが、実際には被占領国から物資を抽出する略奪活動なのだ

 

普通の略奪を行うと、中世の傭兵などならともかく現代の国民国家で、

徴兵軍であれば士気は大きく下がる。下手すると反乱が起こるだろう。

 

そして、RKK証券は

 

「高度に発達した経済システムを悪用し、罪悪感をシステムで代替する」

 

という代物だ。

 

このRKK証券を交換するための現地貨幣は何処から出てくるかといえば、

被占領国政府の予算から出てくる。

 

『ドイツ人は我々から何も暴力を用いて奪い去ったわけではない。礼儀正しく適切に購入した。

ただし我々から奪った金を使って支払っていたのだ』

と戦後とあるフランス国民は語ったそうな。

 

当然税金だけでは足りなくなる。

となると、貨幣の新規発行でこれを補うしかない。

貨幣の新規発行が続けば当然貨幣の価値は低下、相対的に物価が上昇、典型的なインフレが発生する。

その上この貨幣の新規発行を止める手段を政府は持ち合わせていない。

 

そして、そうして物価が上昇すると帝国…ドイツは更に交換レートを切り下げてインフレが加速していく。

 

ドイツがRKK証券を発行する限り、交換する義務が生じる。

それに口出しする権利は被占領国の政府には無い。

 

一次大戦後、賠償金が原因でハイパーインフレを起こし

戦争は終わったというのに餓死者まで出した事を経験したドイツ、

それもナチスにとってはある種の報復であったように思える。

 

こうして被占領国はドイツ、もとい帝国に為替レートを押さえつけられ、

安価に物資を供給し続けることで緩やかに略奪、搾取されていくのだ。

 

被占領国と占領国、双方の国民を巧妙に騙したのだ。

フランソワの財務官僚たちは、この構造に気付いた。

 

国際法、陸戦条約における合法性を確保しながら、

被占領国民どころか自国民さえも騙しているであろうその手腕に恐怖した。

 

 

ドイツ人…いや帝国人というのは、ルールは守るのだ。

守りながらこのような事をするから始末に負えないし恐ろしい。

違法行為ならば被占領国であっても文句を言う事はできるし、

それに関して戦後の賠償金を取ることだって容易だ。

 

だが今回のこの手法は、合法である。

 

「…なんて奴らだ」

「これ、政府は本当にこの休戦条約に調印するのか!?」

「俺達に拒否権なんてあるわけ無いだろう。必ず通る」

 

しかし、ナチス・ドイツ…いや帝国の本当に恐ろしい部分は彼らすら想像できない所にあった…

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

二ヶ月後

フランソワ共和国首都パリ某所 第52戦闘団臨時本部

 

共和国に勝利した帝国。JG52にも占領地での休暇が認められた。

そして休暇に入ると同時に大量のRKK証券で臨時の給与が支払われた。

「懐かしいな、RKK証券か」

「ああ、お前は知ってるんだったな」

「まさかシャハトが転生者だとは思わなかった。あまり記憶にない奴だが」

 

「…出撃ばかりで買い物とかしてなさそうな印象があるが、なにか思い出があるのか?」

「同僚に頼んで買い物は良く行ってもらった。実家と嫁への仕送りもよくやったもんさ」

「具体的にはどういうものを送ったんだ?」

「東国ではフランスみたいに工芸品はほとんど手に入らなくてな。

食料品ばっかりだ。母親やうちの嫁はうまく交換してたようだが」

 

 

 

「で、これの交換レートは今いくらなんだ?」

ハンナが聞いてくる。あれ、なんか楽しそうだぞ?

 

「1ライヒスマルクあたり20フランソワ・フランが公定レートだ。フラン自体の価値がよくわからないが」

 

「街に出れば嫌でもわかるさ。さて着替えるぞ」

 

 

ちょっとまて、着替える!?

「軍服じゃ駄目なのか!?」

 

冗談じゃない勘弁してくれ…私服だけは…

思い出したくもないようなもの、押し付けられてるのしかないんだぞ!

 

 

「目立ちすぎると買い物しにくいし、何よりここは我々が散々いたぶった敵国だ。

軍服をまとった少女が居ると噂が立てば恨みを持った奴が攻撃してくるかもしれん。

とりあえず宝珠だけは隠し持っとけ」

 

「お前は良いかもしれないが、私は男だ!お前だけで行け!」

 

 

 

「往生際が悪い!だったら街で納得できる服を買え!」

 

「服を買いに行く服がない!行かないぞ!」

 

「ターニャ!せっかくの休暇を楽しむぞ!次はいつ休めるか分からんからな!」

 

 

少女らしからぬすごい力で引っ張られる。引きずられる。

「たすけてくれええええええええええ!」

 

 

 

休暇に引っ張っていくハンナの行動に違和感を覚えるが、

ルーデルの行動原理はあくまで"祖国の危機なのに休暇など取っていられるか!"なのであって、

本来休暇を毛嫌いするような人間ではない。

 

すぐに倒すべき明確な敵が居ないのであれば普通に休暇を取るし、

逆に言えば、すぐに倒さねばならない敵がいる限り休みを取らない。

何より、この勝利で連合王国がどう反応するのかまだ分からない段階では特にすることもないのだ。

そもそも本人も休暇の必要性自体は十分理解している。何より交戦停止命令が出ているのが大きいだろう

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

「あのー、デグレチャフ少佐?」

 

「着ないからな」

 

「みっともないぞターニャ、わがまま言う子供か」

 

「お前にだけは言われたくないわ!」

 

セレブリャコーフ少尉まで連れてきて二人がかりで服を着せようとしてくる。

 

「少佐、ごめんなさい!」

 

「嫌だ、やめろ」

 

その時、私の中で何かが吹っ切れた。

 

 

 

「いやだああああああああああああああああああああああああああああ」

そう叫んだのだ。

 

 

 

 

 

誰が?それはもう私が。

泣き始めたのだ。誰がって?それも私だ。

え?じゃあこんな事考えてるお前は誰だって?

当然、私はターニャ・デグレチャフです。

手と体を見る限り、以前このような状態に陥った時、前世の死亡直後は前世の姿だったが、

今回はターニャ・デグレチャフの姿…だと?

 

じゃあ私が見ている眼の前で泣きじゃくっている金髪の子供は誰かって?

外見から察するにターニャ・デグレチャフじゃないでしょうか。

 

「お、おいターニャ?」

 

ハンナが困惑するという非常に珍しい現象が見れたが、そこは今本当にどうでもいい

はて、これはどういうことだろう。

 

 

 

眼の前の金髪少女はひとしきり泣いて、泣き止んだ。

「おねーちゃんたち、だれ?」

 

 

ターニャ・デグレチャフと推測される少女は外見相応の話し方を始めた。

いや本来の年齢と比較すると、幾分身長が低いかもしれない。

肉体的には同年齢のはずのハンナよりも身長が低い。

 

 

「おいどうしたターニャ!?」

「少佐殿!?」

 

そしてその反応に対して慌てている上司と部下。

更にそれを横から見ている私。

 

 

いやまて、あれ?私は誰だ?

 

『貴様はターニャ・デグレチャフに入っていた魂。それは間違いない』

 

何者かが語りかけてきた。それも脳内に直接働くかのような。

私はこの感覚を知っている。覚えている

 

「存在X!」

 

そしてその記憶から出てくる反応は怒り。

 

『貴様がそう呼びたいのであればそうしていろ』

 

「これも貴様の仕業か!ついに肉体と精神を分離しやがったか!」

 

『違う』

 

「は!?」

 

『私は貴様を転生させ、恩寵を与えたが貴様らには特に何もしていない。観測していただけだ』

 

「じゃあこれはどう説明する!貴様以外に出来るやつなど居てたまるか!」

 

『貴様は自らあの肉体から出てきたのだ』

どういうことだ・・・?

 

『たまにあるのだ、魂が肉体を受け入れられず不具合を起こすことが。

貴様の知る言葉であれば、幽体離脱、多重人格、臨死体験。

貴様は異世界から持ってきた。そういうことが起きやすい』

 

「戻るのか?」

 

『じき戻る』

 

 

…戻るのであればもう適当に放置しておこう。

私の肉体がどんな醜態を晒すか分かったものではないが、

"見ていない" "記憶にない"事にしておいたほうがまだ良い。

 

「ハンナ・ルーデルも同様のことが起きているのか?」

 

多重人格の疑いといえば真っ先に思い出す。

 

『あれは貴様と違ってこの世界とあの肉体を受け入れている。そのようなことは無いだろう』

 

薄々気づいていたが、私とヤツの最大の違い。それは前世に対する執着と未練。

やつは大戦を戦い抜き、アルゼンチンに移住し、60を過ぎてあとは余生を静かに過ごすだけだった。

だが私はまだこれからという所で死んだ。いや殺された。

 

やつにとっては文字通り第二の人生、

私にとってはある意味前世の続き…

 

いつもやたらと楽しそうにしているのは、

かつて"戦車狩りはスポーツ"と抜かしたように

魔導師狩りをスポーツかの如く楽しんでいる。

この世界を拒絶する理由がない。奴にとっては再びのボーナスタイム、

祖国、故郷と家族を再び守るチャンスを得た。

 

そして守ることと、楽しむことは矛盾しないのだ。ヤツの中では。

 

 

…そういえば

 

「一つ、聞きたいことがある」

 

『何だ』

 

「何故ルーデルを転生させた。私を追い詰められた環境に置くことが目的だろう」

 

『それも私ではない』

 

「なんだと!?」

まさか、本当に神…いや存在Xにとっても想定外の存在だったのか!?

 

『私の考えを妨げる何者かが、この世界を大きく変えようとしている」

 

「その何者かは、他にも転生者を送り込んでいる、と」

 

『全く、"どうしてこうなった"のだ』

 

「はんっ、あたかも唯一神のごとく名乗っておいてそのザマか

少なくともお前に唯一神を名乗る資格はないな」

 

『…』

 

 

存在Xは答えず消えた。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「おいターニャどうした!」

 

「少佐殿!?」

 

「ふぇっ」

 

ターニャは突然怒鳴られるかのように問われて今にも泣き出しそうになっている。

 

そしてハンナはすぐさま何かを察した。

 

「あ、えーとターニャ。おねーちゃんたち話があるから、待っててくれる?」

 

「う、うん」

 

ハンナはヴィーシャを部屋の隅まで引っ張っていった

 

「中佐殿、あれはまさか…」

 

「ああ、過度のストレスによる幼児退行の類…正確には二重人格のたぐいだ」

 

ハンナは自分の身体に起こっていることを把握していた。

 

だからこそ、適度に精神を肉体に引っ張らせて不整合を緩和していた、

ターニャは逆に封印することで何とかしていたのだが、それが崩れたのである

 

 

 

「どどどどうしましょう」

 

「私だったら別に構わないがアイツのあの状態は部下に見せられない。

さっさと着替えさせて街に出かけてしまおう。全員私服ならそうそう分かりやしない

数日の間は宿も外で適当に取る。上には旅行のため連絡不能と電話しておく」

 

「通りますかねそんな事」

 

「特に作戦をするような時期でもない。特別休暇先送り分今すぐ全部使わせろと言えば必ず通る」

 

 

「りょ、了解!」

 

「とりあえず自己紹介しとこう。記憶が無いらしい」

話を終えるとターニャの方に向き直った

 

「ターニャ、私はハンナ、こっちはヴィーシャよ」

「よ、よろしくー」

脳裏にデグレチャフの恐ろしい顔でも浮かんだのか、ヴィーシャの笑顔がひきつっている

 

「ハンナおねーちゃんと、ヴィーシャおねーちゃん!」

(か、かわいい)

 

ヴィーシャの笑顔が作り物から本物に変わった。誰も気づかなかった。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はずかしくて見ていられない。

まさか、存在Xはこうなること分かってて肉体から精神を引き剥がしたのか!?

あの理不尽極まりない欠陥システムの権化みたいな奴のことだ、

神を自称していても嘘をついていたって何ら不思議はない。

 

「じゃあターニャ、とりあえず街に出るのにその服はなんだし、着替えようか」

「はーい」

 

服を着せられた、いや自ら進んで着た。

ヴィーシャも着替えて戻ってきた。

 

「中佐殿、準備完了しました!」

「よし、さっさと出かけよう」

 




時間が飛びましたが次回は普通にダキア戦直後辺りに戻ります。
「飛ばす飛ばさない」というのはこの辺りで共和国占領後までダイジェストで飛ばして、
とっとと独自ルート入りしたかったというのがありますが…
まあスカンジナビア編普通に賭けちゃってるのでそのままで。

前半部分は元々、前回のRKK証券の解説と並行してヴァイス中尉とグランツ少尉がパリの街を歩きながらいろんなものを買い漁って、
それを本国に送る一連の話を挟もうと思ったのですが、
ただでさえややこしくて面倒な話が更に読みにくくなるのでやめました。

実際の前半部分"ターニャ壊れる"は更にその前に試しに作ったヤツを復活させたものをいじってたらできました。
続きは…無いです。誰かやってもええんやで

という謎の番外編で10万字到達。長かった(謎の空白期間を考慮しない)

作中の陸戦条約は、ご存知ハーグ陸戦条約まんまです

03/31 2118
感想で指摘されてたしかにわかりにくいので、前後を入れ替えました

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