バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~   作:へもそな

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さあ、いよいよ第二章です。それではどうぞ!


第二章 清涼祭編 「電撃友情タッグ!」 
九問目


雄二SIDE

 

Aクラス戦から2週間ほど経った現在。補修も遅れがだいぶ取り戻せて少なくなってきた今日この頃。

数日後にある学園祭「清涼祭」の出し物を決めるために話し合いをしているんだが……

 

 雄二「ほかのやつらはどこいったァァァァァァァァァ!!」

 

なんと普段から俺がつるんでいるメンバー(島田、姫路含む)以外のFクラスメンバーが誰ひとりいないという、とんでもない状況になっていた。

 

 雄二「全く、補修のせいでほとんど話す時間がなかったっていうのに……」

 

 明久「ん?」

 

あ?明久のやつ窓の外なんか見てどうしたんだ?

 

 明久「ねえ雄二、あそこにいるのってさ……」

 

そう言って明久がグラウンドを指差す。

 

 雄二「グラウンドがどうし……」

 

…………気のせいか?今いないFクラスメンバー全員がグラウンドで野球をしているのは。

 

 弦太郎「お、何だあんなとこにいたのかあいつら。」

 

 秀吉「全く、何をしておるんじゃろうか。あんなことしておれば……」

 

 康太「…………確実に鉄人が来る。」

 

そんなことを言っていたら……

 

 西村『こらぁぁぁぁ!貴様ら、こんなところで何をやっている!坂本たちは清涼祭の出し物を考えているんだぞ!まだ決まってないのはFクラスだけなんだ。お前たちもさっさと行けェェェェ!』

 

 雄二「噂をすればなんとやらだな。」

 

 ゼシカ「まあ、ご愁傷様だね。」

 

 ミコノ「ちょっとゼシカ。言い方を考えて。」

 

 姫路「…………ですか、美波ちゃん?」

 

 島田「任せてよ、瑞希。絶対に…………」

 

ん?なんだ、島田たちいつの間にか仲良くなってるな。なんの話をしてるのかは気になるがまあ、プライベートな話だろうからやめておくか。

 

 

 

 

 

さて、鉄人たちに連れ戻されたメンバーたちも含めてやっと揃ったな。

 

 雄二「よし、いいかみんな。数日後に学園祭、清涼祭が開催される。今日はその出し物について話し合いたい。ではまず実行委員を決めたいと思う。」

 

 ゼシカ「ねえ雄二、あたしがやっていい?明久も一緒に。」

 

 雄二「ああ、構わない。明久はどうするんだ?」

 

 明久「うん、僕も一緒にやるよ。ゼシカ一人じゃ大変そうだし。」

 

 雄二「じゃあ、進行は頼む。鈴城妹が進行役で明久は案を板書してくれ。」

 

 明久「わかったよ。」

 

俺は教卓からどいて代わりに明久と鈴城妹がその場に付いた。

 

 ゼシカ「じゃ、何をしたい?」

 

 康太「…………写真館。」

 

 ゼシカ「あんたが言うと下心満載にしか聞こえないけど、とりあえず書いといて。」

 

 明久「りょうかい。」

 

 写真館『下心満載』

 

……あっているだけに消せとは言いづらい。

 

 Fモブ「ウェディング喫茶とかはどうだろう?」

 

 Fモブ「結婚は人生の墓場って聞くぞ。男子は嫌がらないか?」

 

 ウェディング喫茶 『人生の墓場』

 

明久、そのキャッチコピーは流石にどうかと思う。

 

 須川「中華喫茶はどうだ。本格的な烏龍茶と簡単な飲茶を出すんだ。もともと食の起源は中国と言われているほどなんだ。実際中華料理はそれほどおくぶかいジャンルなんだが近年はヨーロピアン文化のせいで…………」

 

話が長い!内容全部覚える気すら起きないぞ!

 

 中華喫茶 『ヨーロピアン』

 

ほらみろ須川!おかげでまた妙なキャッチコピーができたぞ!はっきり言って明久以外でもああなる可能性高いぞ!

 

そのあと何とか明久と鈴城妹が全員に挙手させて中華喫茶に決めることができ、秀吉以外の男子は厨房、女子と秀吉はホールに行ってもらうことになった。(まともになった可能性が100%じゃないため姫路に厨房を任せるわけには行かないというのが最大の理由だが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Fモブ「じゃあ、またなー」

 

話し合いもおわり放課後。ほとんどのやつが帰ったな。さてとおれもそろそろ……

 

 

 島田「ねえ、アキ。ちょっといいかな。」

 

 明久「どうかした、美波。」

 

 島田「うん、今いるみんなにも聞いて欲しいんだけどね。」

 

 ゼシカ「どうかしたの?」

 

 弦太郎「なんでも言えよ。俺たちはダチだからな!」

 

 島田「……実は、瑞希がね。…………転校するかもしれないの。」

 

 秀吉「な、なんじゃと!」

 

 ミコノ「どうして?」

 

いや、少なくとも姫路が転校しそうな理由が二つある。こんな時に話すんだ。親の都合なんていうのはまずないからな。

 

 雄二「おそらくこのままじゃ、姫路に対してマイナスなことしか与えられないこのクラスでは勉強させられないってことだろ?」

 

 康太「…………どういうことだ?」

 

 雄二「原因はおそらく二つ。一つ目はFクラスのメンバー。この場にいる奴ら以外は正直言って姫路に成長を促せる成績を持ってないからな。」

 

 明久「なるほどね。で、二つ目は?」

 

 雄二「二つ目は、このクラスの設備だ。Aクラス戦のあと鉄人が言ってたように教室も設備も改修されまともに勉強できるようにはなっている。だがやはりちゃぶ台と座布団というのは本来Aクラスに入れる成績を持つ姫路に対しての設備としてはあまりにもひどい。ってところだろうな。」

 

 島田「実は一つ目についてはね、対策をねってるの。召喚大会っていうのがあるじゃない。あれに出て優勝すればきっと……」

 

 雄二「いや、出来るなら姫路が入ってないコンビで優勝するのが望ましい。……そうだ、明久に弦太郎。お前らがタッグを組んで優勝すれば姫路の両親に対してかなりいい印象を与えるはずだ。」

 

 明久「ん?どういうこと、雄二。」

 

 雄二「今回ばかりは済まないがお前らの観察処分者という肩書きの悪い噂を利用させてもらう。問題児という噂の多い観察処分者のお前らが高得点を取っていてなおかつ優勝してみろ。姫路の両親の印象は一気に良くなる。」

 

 弦太郎「なるほど、さすが雄二だな!」

 

 雄二「設備についても今からババアのところに交渉に行く。喫茶店での利益を設備購入に当ててもらえるようにな。じゃあ、男子組は俺についてきてくれ。女子どもは先に帰ってていいぞ。」

 

 ミコノ「いいよ、みんなで帰りたいし翔子ちゃんも雄二くんと帰りたいだろうから待っておくね。」

 

 ゼシカ「この前の一騎打ちの時の女メンバー全員呼んでこよっかなあ。世間話とかもしたいし。」

 

 雄二「はあ、わかった。じゃあ翔子には少し遅くなると言っててくれ。じゃ、行くぞ。」

 

 明久「うん。」

 

 弦太郎「もしかしたらフォーゼのことについても何かわかってるかもしれないしな。」

 

 秀吉「わしらも行くぞ、ムッツリーニよ。」

 

 康太「…………わかった。」

 

 

 

 

 

さて、学園長室に来るのも二週間ぶりか。まあ、あのババアのつらはあまり見たくねえんだが今回はしょうがないか。

 

 ??「……賞品の…………を隠して……」

 

 学園長「あんたこそFクラスの設備をごまかしといて…………」

 

……誰か他にいるのか?まあ、こっちには関係ないけどな。

 

コンコン ガチャ

 

 雄二「失礼します。」

 

 学園長「まったく、返事を聞いてから入ってきな。ジャリども。」

 

 竹原「これでは話を続けられませんね。しかもこんなクズたち……」

 

 雄二「何か言われましたか、先生?」

 

 学園長「とにかくさっさと出て行きな。こいつらはあたしに話があるようだし。」

 

 竹原「まあいいでしょう。では、失礼します。」チラッ

 

バタン

 

なんだ?棚の方に目線をやっていたが…………

 

 康太「…………」

 

スタスタ ガチャ ごそごそ

 

 学園長「ちょっとあんた!何してるんだい。」

 

 康太「…………盗聴器。」

 

 学園長「なんだって!」

 

 康太「…………見つけた時に電源は切った。盗聴の危険はもうない。」

 

 雄二「なるほど、さっきの妙な視線は盗聴器の場所を見ていたのか。しかしさすがだなムッツリーニ。」

 

 学園長「まさか、盗聴していたとはね。それで腕輪の欠陥を…………」

 

 明久「あ、学園長。実は清涼祭での売り上げを設備購入に回したいんですけど……」

 

 学園長「却下さね。」

 

 明久「弦太郎、このばばあどうやったら話聞いてくれるかな?」

 

 弦太郎「まあ落ち着けって明久。なんで断るんすか?」

 

 学園長「設備に差を付けるのはここのルールだからね。だがこちらの条件を飲むならその願い聞いてやるよ。」

 

 雄二「条件ていうのは?」

 

 学園長「ああ、これをみな。それに優勝商品の副賞に白金の腕輪を優勝したコンビにひとつずつ渡すとあるだろ?実はこれに欠陥があったみたいでね。100点以上の点数を持った教科で使用すると暴走しちまうんだよ。だからそこの観察処分者二人にたのもうと思ってね。あんたらなら優勝できるだろうし苦手教科ならまだ100点行ってなかっただろ?」

 

なるほど。確かに明久たちなら優勝する確率はそんじょそこらのやつよりかは高い。それにこいつらは古典や物理は苦手だったからな。腕輪が暴走する心配はないと。

 

 雄二「ん?これは……」

 

俺の目線の先にはもうひとつの副賞、文月ハイランドプレオープンチケットのことが書いてある。

 

 秀吉「どうしたのじゃ、雄二よ。」

 

 雄二「ああ、実は前に翔子がここにいきたいと言っててな。プレオープンなら並ばずに行けるとおおってな。」

 

 明久「あ、じゃあ僕たちが優勝したらあげようかそれ?」

 

 弦太郎「おお、そうだな。雄二には借りもあるしな。」

 

 雄二「いいのか?」

 

 明久「うん、当然じゃないか!」

 

 学園長「条件を飲むってことでいいのかい?あんたたち。」

 

 雄二「ああ。もともとこっちにも事情があって大会に出場しようと思っていたところだ。」

 

 学園長「なるほど、そうかい。あ、それとだね。実は如月の召喚獣の事なんだがたまにごく僅かだけど電気のエネルギーのデータが出るときがあるんだよ。それもわずか一瞬だけでね。変身した際になにか起こるかもしれないから気をつけておくんだよ。」

 

 弦太郎「うっす。分かったぜ。」

 

 学園長「じゃあ、頼むよ。坊主ども!」

 

 全員「おう!」

 

明久、弦太郎。お前らの最強タッグの力、見せてもらうからな!




さて、最強タッグの大会出場が決定しました!
…………最後の学園長の言葉の意味はフォーゼを知っている方ならわかると思います。
では、次回も頑張ります!
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