バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
十五問目
NOSIDE
ここは文月学園、深夜のサーバールーム。本来なら誰もいないはずのここに……
カツカツカツ
???「……もうちょっとましなセキュリティを備える気はないようですね。」
この人物がいうほどセキュリテイも悪くはないのだが……
???「さて、召喚獣の詳しいデータを……」
カタカタカタカタ
???「ん?これは……」
データをダウンロードしようとしているとうっすらとメダルのようなものが浮かんできたのだ。
???「……データはわずか。しかし時間はかかるが独自の解析による新たなデータを作成することも可能……よし。」
カタカタカタ
謎の人物は召喚獣のデータからほんのわずかしかないメダルのデータをダウンロードすることにした。そして……
???「よし、ダウンロードは完了。では、データを盗んだことがばれないようにこれを……」
そう言って彼がサーバーに流し込んだのは……アクセスした痕跡を消すウィルスだった。
???「うーん、召喚獣のデータにも影響してしまうかもしれませんが……まあいいでしょう。どうせ一時的でしょうしいざとなったら彼がいますからね。」
そう言って彼はサーバールームを出て行った。……これがひとつの事件の引き金となることを分かっておきながら。
明久SIDE
清涼祭から一週間。今日はもうすぐある中間テストに向けて雄二と霧島さんが勉強会をすることを企画したのだ。今回は人数も多い(普段一緒のメンバーと霧島さんたち一部のAクラスの人だけだけど)ということで学校のAクラス教室でやることになった。それぐらいならということで先生も許可してくれた。
明久「はあ、勉強会か。古典も頑張らないといけないのはわかってるんだけどなあ。」
弦太郎「まあでも試召戦争だとどうしても苦手教科で戦わないといけなくなる場面もあるだろうしな。」
明久「まあ僕はそれで痛い目見てるからね。」
ゼシカ「いくらなんでも30点ぐらいっていうのはひどいでしょ。まあそのおかげで腕輪の暴走もなくて済んだんだろうけどね。」
ミコノ「昨日戻ってきたんだよね?」
明久「うん、まあね。でも使い方の練習もしておいたほうがいいのかもね。」
そうこう言ってるうちに……
雄二「よう、明久。」
翔子「……おはよう。」
秀吉「おはようなのじゃ。」
康太「…………やはり集まるのはこのメンバー。」
愛子「あはは、まあ勉強ってやる気がない人がやっても絶対身に付かないからいいかもよ、ムッツリーニくん。」
優子「うちの秀吉も最近は勉強してくれるようにはなったからいいけど一年の時は演劇へのやる気が凄まじかったからね。」
リーメイ「勉強も大切だけど優子の弟さんみたいに将来のことを考えて部活に熱中するのもいい思うわよ?」
島田「うちも漢字が読めるようにならないと。」
姫路「一緒に頑張りましょう、美波ちゃん。」
みんなが校門の前で待っていた。
弦太郎「よう、みんな!」
ミコノ「今日は頑張ろうね。」
ゼシカ「あれ、そういえば雄二と翔子はあれはいいの?えーっと……」
明久「ゼシカ、二人を早くくっつけたいのはわかるけど文月ハイランドのオープンは来週だよ?」
ゼシカ「そうそう、文月ハイランド。あ、らいしゅうだったっけ?」
雄二「余計なお世話だ、鈴城妹。それぐらいこっちはわかってる。」
翔子「……来週が楽しみ。」
愛子「がんばってね、代表。坂本くん。」
優子「みんな、早く行かない?」
リーメイ「確かにそうね。」
康太「…………次も負けない。」
愛子「僕こそ、ムッツリーニくん。」
弦太郎「お互い競い合うライバルの関係。これも青春だぜ!」
雄二「なんだか違うものも感じる気もするがな。」
そして僕たちはAクラスに行ってしばらくのあいだ勉強した。
明久「ああ~、やっぱり環境が良くても苦手教科は集中力が持たない~。」
相変わらずの設備だもんね。クーラーとか冷蔵庫とか。ホント羨ましいよ。
ゼシカ「得意教科じゃなくてもひたすら勉強はきついって。」
ミコノ「頑張ろうよ、二人共。」
弦太郎「悪いミコノ。俺もギブアップ。」
雄二「やっぱりいきなり弱点を克服しようと思ったのが間違いだったか。」
翔子「……苦手なものは食べ物でも運動とかでも少しずつ慣れていくことが大切。」
リーメイ「ここでひとまず休憩でも入れる?」
秀吉「そうじゃのう。わしもそろそろきついわい。」
康太「…………なぜ保健体育ではない。」
愛子「あはは、戦争の時ぼくと戦う前にほかの教科でやられてもらっちゃ困るからね。」
ガララララ
西村「頑張っているようだな。お前たち。」
明久「あ、鉄人。……そうだ!模擬試召戦争の許可をもらっていいですか?ちょっと気分転換に。」
ちょっと体を動かさないと休憩しただけじゃまた頭がパンクするかもしれないからね。
弦太郎「お、それいい考えだな明久。」
ゼシカ「操作の練習もできるしね。」
雄二「まあ、気分転換にもなるだろうしな。翔子、お前たちもやるか?」
翔子「……雄二がやるなら私もやる。」
リーメイ「そうね、面白そうだし。」
愛子「じゃあ、僕も!」
優子「私もやらせてもらうわ。」
Aクラスの人たちも含めて全員やるってことになったかなこれで。
西村「はあ、まあAクラスの人間もいることだしいいだろう。召喚を許可する。フィールド展開!」
その言葉とともに召喚フィールドが貼られた。よし、とりあえず攻撃を受けないようにしなきゃな。
全員「サモン!」
………………あれ?
明久「え、どうして僕と雄二と弦太郎の召喚獣は出てこないの?」
雄二「どういうことだ?とりあえず、サモン!」
弦太郎「俺ももう一回やってみる。サモン!」
でも、二人の召喚獣は出てこない。僕ももう一度やってみるか。
明久「サモン!」
やっぱり出てこない。どういうこと?
ゼシカ「何がどうなってんの?」
ミコノ「召喚獣のシステムが壊れちゃったとか?」
翔子「……雄二たちだけっていうのはおかしい。」
康太「…………とにかく何かあった。」
秀吉「確かにそうとしか考えられんの。」
リーメイ「西村先生。今日学園長はこられていますか?」
西村「ああ、明日は学会へのシステムの説明があるから今日はその準備をされている。」
雄二「よし、こんな自体の原因を知っているのはババア以外にいない。早速……」
ん?なんだろう、いま召喚獣の目が赤く……
ギュン!
西村「な、なんだ!フィールドが広がっていく!?」
ビュンビュン!
弦太郎「うわ!召喚獣が!」
誰も操作している様子がないのに……勝手に動いている!?
雄二「おい、どうなってんだ!」
秀吉「わしらにもわからんのじゃ!」
康太「…………制御できない!?」
優子「どうして召喚獣が勝手に動いているの!」
西村「いかん、フィールド解除!」
シーン……
西村「フィールドを解除することもできん!?」
ど、どうなってんの一体!
ビュンビュンビュンビュン!
ミコノ「あ、召喚獣が!」
ゼシカ「ちょ、どこ行くつもりよ!」
そのまま召喚獣は窓の外に行ってしまい目の前からすべていなくなった。
明久「これって一体?」
雄二「ち、すぐにババアのところに行くぞ。いま窓からチラっと見えたところだけでもグラウンドまでフィールドが広がっていやがる。」
弦太郎「ただのシステムの不調じゃなさそうだな。」
西村「一体何が起こっているというのだ?」
そのあと一度は鉄人に何かあるかもしれないから帰れと言われたけど全員でいいよってなんとか説得して学園長のところへ行くことになったんだ。でも、どうしてこんなことに?
NOSIDE
ここはとある研究施設
???1「ご苦労様です。」
???2「申し訳ありません、実は召喚獣ではなく突然現れた謎のメダルのようなもののデータを優先しました。僅かではありましたがデータをもとに新しいデータを生み出せる可能性もありましたので」
???1「おやおや、これはうれしい予想外ですね。謝ることはありませんよ。召喚獣のデータなら完璧ではありませんが以前竹原から奪ったこれもありますしね。」
そういって一人目の方が出したのは竹原が持っていた召喚獣のデータであった。
???1「痕跡は消しておきましたか?」
???2「はい、ウィルスをサーバーに流しましたから。召喚獣にもウィルスは流れたでしょうからウィルスの入った召喚獣を戦死させるか時間が経てば戻るでしょうがまず痕跡は残りませんね。」
???1「君も無駄なことが好きですね。」
???2「ええ、それにもしかしたら新たなデータが手に入るきっかけにもなるかもしれませんので。」
謎のふたりはそのまま研究室のような場所に入っていった。盗んだデータとともに……
さあ、謎の人物の正体とは!まだ正体出ていないから推理のしようがない!
ちなみに原作キャラではありませんので。
では、次回も頑張ります!