バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
明久SIDE
カリカリカリカリ
学園長室に響くのは僕たちが補給テストをやっている音のみ。どうして補給テストを受けているんだって?そりゃあわかるでしょ。……負けちゃったの、見事に。ん?どうしてフォーゼに変身した弦太郎の召喚獣までいたのにって?それはね……
明久「あとどれぐらいだろ?」
あれから何回か戦って点数も結構消耗したからね
ゼシカ『あともうちょっとよ。』
ミコノ『三人とも頑張って!』
翔子『……危なくなったら離脱して。』
雄二「わかってるって。心配性だな。」
弦太郎「お、あれじゃねえのか?」
確かに光が見えてきたもしかしてあそこかな?
ゼシカ『そのまままっすぐ行って。』
ゼシカの指示に従ってそのまま行くと……
明久「ここがサーバールームか。結構広いな、えっとどうすれば。」
学園長『こっちの指示するとうりにコンピューターを操作して欲しいんだよ。そうすれば原因もわかるかもしれないし最悪サーバールームに入れるだけでもいいからね。』
雄二「わかった。」
そのまま通気口の出口から降りた時だった。
リーメイ『!?三人とも召喚獣が出てくるわ、気をつけて!』
その瞬間、大量の召喚獣が現れた!
『Aモブ×10』
『Bモブ×10』
『Cモブ×10』
『Dモブ×10』
『Eモブ×10』
『Fモブ×10』
な、なんなのこの数は!?
雄二「60体の召喚獣を一気に相手にするのはさすがに厳しいな。」
弦太郎「こうなったら!」
いきなり弦太郎が前に!
明久「ちょ、弦太郎どうするつもりなの!」
弦太郎「悪い、最悪ここで戦死するかも知んねえけどここは一気に行かないとまずい!」
ガシャンガシャン『RIMIT BREAK』『RIMIT BREAK』
ビビビビビ!
ロッドに電気が溜まっていく!
弦太郎「ライダー100億ボルトシュウゥゥゥゥゥト!」
ブン!
な!電気エネルギーの塊みたいのが相手に飛んでいった!
ドガァァァァン!
『ABCDEF モブ DEAD』
弦太郎「よっしゃ!」
雄二「おい、今のでだいぶ消費しただろ!」
弦太郎「悪い、あのまま普通に戦ってたらヤバイと思ってな。」
明久「まあ、確かにね。ただでさえ視界がいつもより悪いからね。」
いつもは召喚獣フィールド全体を見渡せるけど今は召喚獣目線だから背後からこられたりしたら……
ドシュン!
明久「ぐぁ!」
ほ、本当に後ろから来た!?
バッ
明久「あれって!」
そこにいたのはゼシカ、ミコノさん、霧島さんの召喚獣だった。
ビュン!
あ、ミコノさんの召喚獣が!
弦太郎「明久!なっ!」
ズバッ!
弦太郎「うわぁぁぁぁ!」
『如月弦太郎 DEAD』
明久「げ、弦太郎!」
ミ、ミコノさんの召喚獣あんなに早かったの!?
雄二「くそ、まずいぞ。」
明久「雄二、危ない!」
ザシュ!
雄二「ぐあぁぁぁ!」
いつの間にか霧島さんの召喚獣が背後に来て雄二の召喚獣を切り裂いた!
『坂本雄二 DEAD』
ドシュン!
明久「うっ!」
僕もゼシカの召喚獣に打ち抜かれそして……
『吉井明久 DEAD』
明久「はあ、なんとか補給し終えたね。」
雄二「まあ、使ってたのが日本史だけだったからまだ良かったがな。」
たしかに、もしほかの教科もやってたりしたら補給テストだけで今日が終わっちゃうからね。
明久「って雄二、なんか日本史上がってない?」
雄二「俺も前線で戦うことがあるかもしれないからな。要のお前たちと同じ教科で高い点数を取れてたほうがいいからな。」
弦太郎「しっかしまだ体が痛えな。」
明久「そりゃそうだよ。リミットブレイクを三回も使って消耗していた状態でミコノさんの一撃くらったんだよ?幼馴染たちの力舐めない方がいいよ?」
ゼシカ「……明久、ゴメンネ。」
翔子「……雄二、私のせいでひどい目にあった。」
ミコノ「私も、本当にごめんなさい!」
三人が気にすることじゃないのに……
明久「謝らなくていいよ、三人とも。あの時油断してた僕たちが悪かったんだからさ。」
弦太郎「俺に至ってはあの場を乗り切るためにリミットブレイクを二連続でしちまったからな。正直言って俺のは完全に自業自得だからな。」
雄二「まあ、消耗した状態で勝てたらそれはそれでなんであの時勝てなかったんだっていう話にもなるからな俺は。」
ゼシ・翔・ミコ「…………」
雄二「はあ。よし、お前ら。こいつらのためにもさっさと突入するぞ。」
明久「うん!」
弦太郎「今度こそ成功させるぜ!」
その言葉を聞いてみんなが駆け寄ってくる。
姫路「無茶しないでくださいね。」
島田「さっき霧島さんが言ったけど今度こそ危なくなったら逃げなさいよ!」
秀吉「すまぬがお主らに任せるしかないのじゃ。」
康太「…………力になれなくてすまん。」
リーメイ「気をつけてね。」
優子「頼むわよ。」
愛子「頑張ってね、三人とも。」
翔子「……雄二、ごめん。気をつけて。」
雄二「ああ、わあってるよ。」
弦太郎「んじゃ、行ってくるぜ。」
ミコノ「……うん。」
ゼシカ「気をつけてね、明久。」
明久「うん。今度こそ作戦成功させるから。」
そう言って僕たちもう一度サーバールームの扉の前に向かった。だけど僕はこの時知らなかった。この時僕と雄二が同じことを考えていたことを……
明久(ただ持っていればいいってわけじゃないのは雄二のことでわかってる。それでも今はゼシカのためにも……)
雄二(あいつのために手に入れようとしてたのにそれすら手に入れられず暴れまくってた。もうあいつは悲しませない。分かっていても今は翔子のために……)
明・雄(力が欲しい!)
明久「ふう、今回は来るまでに召喚獣がいなくてよかったよ。」
雄二「その分ここで一気にきそうだがな。」
弦太郎「おい、雄二。あんまり嫌なこと言うなって。」
再突入した僕らは召喚獣が出てこなかったおかげでサーバールームに無傷でたどり着くことが出来た。って!
明久「ちょ、弦太郎の言うとおりだよ!あんまり変なフラグ立てないでよ!」
雄二「あのな、さっきだいぶコイツが倒してるんだぞ?そうそう大量に出るわけが……」
優子『召喚獣が出現するわ!』
『Aモブ×30』
『Bモブ×10』
『Cモブ×10』
『Dモブ×10』
『Eモブ×10』
『Fモブ×10』
雄二以外全員「……………………」
雄二「…………なんかすまん。」
っていうかAクラスの人の召喚獣多くない!?おまけに……
明久「ゼシカ達の召喚獣だけじゃなくてさっき倒したはずのムッツリーニたちの召喚獣も別教化でいるんですけど!?」
雄二「Aクラスの奴らも10体はさっきの奴らじゃねえか!戦死したってのにどういうことだ!」
学園長『試召戦争じゃあないからね。あくまでさっき召喚獣に使われていた教科の点数をゼロにしただけさね。』
こんな数、どうすれば。……って、え!?
明久「召喚獣が一箇所に集まり始めたよ!」
雄二「なんだってんだ?」
キュイィィィィィィン!
う!何なんだこの光!
シュウゥゥゥゥゥゥゥ……
……な、なんなんだよこれ!?
ゼシカ『しょ、召喚獣が……』
翔子『……合体した?』
光が晴れたと思ったらそこにいたのは虫のような姿をした巨大な怪物だった!
学園長『一体何だって言うんだい!』
ミコノ『どうすればいいの、こんなの!?』
『trfgkhbvl67hky¥%$DGRFR 10000』
明久「なに、あの点数!?てか文字化けしてるし!」
学園長『合体で点数は消耗したんだろうけどAクラスレベルの召喚獣が30体以上はいたんだ。あれだけあってもおかしくはないよ。』
ゼシカ『いくらなんでも無理だって!』
翔子『……三人とも逃げて!』
ミコノ『勝てるわけないよ!』
弦太郎「悪いけどあきらめの悪いのが俺たちの性分なんだよ。変身!」
明久「それに最悪解決できなきゃ、文月学園が潰れてみんなバラバラになるとかそんなことになりかねないからね。そうなったら大切な人が悲しむから!」
雄二「そんなのはお断りだ。もううんざりだ、悲しむ姿を見るっていうのは。」
だから…………
明・雄「逃げてたまるか!!!」
『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!』
『カポォォン!ガシャン!』
妙な歌とガシャポンのような音がしたとおもったら突然光に包まれた。そして光が晴れてモニターにさっきまで写っていた僕と雄二の召喚獣がいた場所に現れたのは……
ゼシカ『明久と雄二の召喚獣が……』
翔子『……変身した!?』
仮面ライダーだった!
弦太郎「明久、雄二……」
雄二「これはなかなかのサプライズだな。弦太郎、もうお前だけにはいいカッコさせないからな。」
明久「うん、あいつを倒そう。僕たち三人で!」
弦太郎「…………ああ!」
明・雄・弦「行くぞ!」
さあ、来ました!明久の召喚獣がオーズ、雄二がバースに変身しました!
次回は合体召喚獣と決戦。暴走召喚獣編完結です!