バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
十九問目
雄二SIDE
パァ
雄二「ん、ああ。」
急に眩しくなったと思ったらカーテンが開いたのか。ん?
翔子「……おはよう、雄二。」
そう言って翔子が俺に笑いかけてくる。……ん?ちょっと待て!
雄二「今何時だ!?」
今日は文月ハイランドに行く日だというのは覚えてる。もしかしたら寝坊して起に来てくれたのか?そう思い時計を確認してみると……
雄二「はあ、何だまだ余裕あるじゃないか。」
まだ家を出るにもかなり早い時間だった。朝飯食う余裕はあるのはいいがな。
翔子「……一緒に朝ごはん食べようと思ってさっき来た。」
雄二「ああ、そうだったか。しっかしおどかすな。寝坊したかと思ったぞ。」
翔子「……ごめん。」
雄二「あ、悪い。気にすんなって。じゃあせっかく早く起こしてくれたし飯食うか。先言っててくれ。着替えていく。」
翔子「……うん、お義母さんと一緒に準備しておく。」
今なんかお母さんのイントネーションがおかしかったきがするが気のせいだろう。
そして着替え終わり一階に降りると……
雪乃「あら、雄二おはよう。翔子ちゃん来てるわよ?」
雄二「わかってるよ、さっき起に来てくれたんだから。」
この人は坂本雪乃。俺の母親だ。もうすぐ40歳なんだが童顔のせいで女子大生に間違えられることがあるらしい。俺とオヤジは信じていないがな。
翔子「……雄二、朝ごはんできてる。」
雪乃「じゃあ三人で食べましょうか?」
雄二「わかった。」
そして朝食を食べ終えて……
雪乃「雄二、今日は翔子ちゃんとどこに行くの?」
雄二「昨日言ったろ、文月ハイランドってところだ。少し遅くなるかもしれないから今のうちに言っておくぞ。」
雪乃「あらあら雄二、遅くなるなんて。あなたたちはまだ高校生なんだからホテ……」
雄二「誰もそんなところに行くとは言ってねぇ!てか年頃の女の前でそんなこと言うな!」
なんつうことを言い出すこの母親は!
翔子「……雄二が望むなら私は……」
雄二「お前もちょっとは恥ずかしがるか拒め!」
コイツはほんとにいろんな意味で危ういから困る。俺が変態だった本当にどうするつもりだ!
まあそんなやりとりを朝からしてやっと……
雄二「ふう、やっと着いたな。なかなかのでかさだな、文月ハイランドって。」
翔子「……どこから行く?」
結構時間かかったが嬉しそうな顔してるからここまで来た甲斐もあったな。
雄二「入ってからでいいだろう。どうせプレオープンなんだから待たないでいいだろうし。しかしでかいなそのカバン。」
翔子「……中身は秘密。」
雄二「へいへい、楽しみにしておきますよ。」
さてと、受付は……お、あそこだな。
秀吉「いらっしゃいませ、文月ハイランドへようこそ!」
気のせいか、受付が秀吉に見える。
翔子「……おはよう、木下。」
雄二「お前秀吉だな!」
こいつが見間違えることはまずない!
秀吉「いえ、私はそのようなものではございません。ここの一スタッフでございます。」
ち、さすがは演劇部のホープとも言われている存在。ばれてもしらを切るつもりか!
翔子「……人違い?」
信じちゃってるぞコイツ!ならこれならどうだ!
ピピピピ
秀吉「!」
バッ、ヒュン!ポチャン!
秀吉「おおっと!手が滑りましたァ!」
雄二「お前正気か!あの携帯もう使い物になんねえぞ!」
俺が携帯をだし秀吉の携帯に電話しようとするとすかさず噴水のところにぶん投げやがった!俺の知り合いは後先考えない奴らばっかりなのか!?
秀吉「では、チケットを拝見してもいいでしょうか?」
雄二「ああ。ほらよ。」
ったく。何なんだ一体。
秀吉「おお!これは特別サービスのプレミアムチケットではないですか!」
ん?なんだそれは。チケットをよく見てみるとたしかにそう書いてある。翔子も初めて知ったみたいでチケットを見直している。
秀吉「ではまず特別サービスの写真を撮らせていただきます。」
スタッ!
康太「…………おまたせ。」
雄二「今度はムッツリーニか!」
一体どうなってんだ!
康太「…………ではよってください。」
ギュ
翔子「……準備オッケー。」
雄二「な、しょ、翔子あんまりくっつかないでくれ。」
恥ずかしい///
パシャ!
秀吉「このようになりました。」
その写真の周りには天使が祝福していて私たち結婚しますと書かれている。っておい!
雄二「何なんだこれは!」
翔子「……///(モジモジ)」
さすがの翔子も少し照れている。
女「あ、リュータァ。あたしらもとってもらおうよ。
男「おお、そうだな。おい、俺たちもとれよ!」
秀吉「すいませんお客様。こちらはプレミアチケットのお客様のみのサービスでございます。」
康太「…………お二人はおとりできません」
男「ああん!ナマ言ってんじゃねえぞ!」
女「キャー!リュータカッコイイ!」
なんだあのチンピラカップルは?どこにでもいるもんだなああいうのは。まあとりあえずダチ二人を助けに行くか。
雄二「おい、そのふたりは俺のダチだ。何か文句あるんなら俺が聞くが?」
男「なんだとぉ!」
女「あ、リュータこんなカッコ悪いのにかまってないで早く行こう!時間もったいないから。」
男「お、そうだな。じゃあながきども。」
はあ、めんどくさい奴がいるもんだ。
タッタッタッ ガシ
雄二「おい、どこ行こうとしてんだ翔子。」
翔子「……だって、雄二のことを悪く言った。」
全くコイツは。
雄二「ああいうのはほっとけ。別に俺は気にしちゃいない。」
翔子「……雄二がそう言うなら。」
秀吉「お客様、先程はありがとうございます。では、アトラクションをお楽しみ下さいませ。」
雄二「はあ、まあお前らがここにいる理由は聞かないでおいてやる。行くぞ、翔子。」
翔子「……わかった。」
一日はまだ、始まったばかりだった。
ちょっと短いですがここまでとさせていただきます。
次回をお楽しみに!