バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~   作:へもそな

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さあ、今回でハイランド編完結!最後ブラックコーヒーの用意を(^-^)


二十一問目

雄二SIDE

 

…………なんだろうな、まるで。

 

 雄二「クイズ会場?」

 

ふつうにレストランのような見た目だが中央にステージが有りまるでクイズ番組のような回答席まであったからな。どうなってんだ?

 

 スタッフ「どうぞお客様、こちらへ。」

 

 翔子「……雄二、テーブルマナー大丈夫?」

 

 雄二「ああ、まあ大丈夫だと思う。」

 

 スタッフ「では、ごゆっくり。」

 

 

 

 

 

 

 

 雄二「ふう、なかなかうまかったな。」

 

 翔子「……雄二といっしょなら何でも美味しい。」

 

さて、飯も食い終わったし次はどこ行くかな。

 

ガタン

 

ん?扉がしまったぞ?

 

 秀吉「ええー皆さん。今日はなんと結婚を前提にお付き合いを考えている高校生のカップルがいらっしゃってます!」

 

ふぅーん、結婚を前提ねぇ……ん!?高校生!?

 

 明久「そこで今回は文月ハイランドからウェディング体験のプレゼントクイズを行いたいと思います!それでは坂本雄二さんと霧島翔子さん、ステージへ!」

 

明久はいつまで着ぐるみ着てんだ!?

 

 翔子「……ウェディング体験、やってみたい。」

 

翔子はのりきみたいだな、まあいいだろう。ウェディングドレスを着るのは女の夢って聞くからな。

 

 

 

 

 

 

 雄二「さて、どんな問題が出てくるんだか?」

 

かつては神童と呼ばれたんだ。どんな問題でもかかって来い!

 

 明久「では第一問!おふたりの結婚記念日はいつでしょうか?」

 

おかしい、問題の意味がわからない。

 

ピンポーン

 

 翔子「……毎日が記念日。」

 

 明久「正解です!」

 

 雄二「恥ずかしくて死にそうだからやめてくれ!」

 

てかこれが正解って!

 

 明久「では、おふたりの結婚式はどこで挙げられんでしょうか?」

 

ピンポーン

 

 雄二「知るかそんなの!」

 

どう答えろと言うんだこんなもん!

 

 明久「正解です!結婚式会場は文月グランドホテル、鳳凰の間、別名、知るかそんなのです!」

 

 雄二「なんだその別名は!絶対今考えただろ!」

 

何を考えているんだこいつらは!

 

 明久「では、お二人の出会いはいつでしょうか?」

 

やっとまともな問題が来たな。てか簡単すぎるだろ。

 

ピンポーン

 

 翔子「……はい、小学校時代。」

 

 明久「正解です!お二人は小学校からのお付き合い、仲睦まじいですねえ。」

 

はあ、やっとまともな答えだぜ。

 

と、そこへ……

 

 

 チンピラ男「おい、そのウェディング体験とやら俺たちにもやらせろよゴラ!」

 

 チンピラ女「あたしたちもやってみたいんですけど~」

 

さっきのやつらだな、あいつら。

 

 明久「あの~お客様。これはこの方たちへのサービスでして……」

 

 チンピラ男「はあ!?ふざけんじゃねえぞこら、俺たちだってお客さまだぞ!」

 

 チンピラ女「じゃあ、あたしたちが問題をだして答えられたらそいつらの勝ちで、答えられなかったらあたしらの勝ちってことでいいんじゃない?」

 

 明久「ちょっと勝手に……」

 

 雄二「いや、いいだろう。受けて立つ。」

 

ふん、明久たちの問題に比べたらこんな奴らが出す問題なんてたかが知れてる。答えられないはずがないだろ?

 

 翔子「……雄二?」

 

 雄二「安心しとけ、翔子。」

 

 明久「……わかりました、それでは問題をお願いします!」

 

 チンピラ「オウ、耳のあなかっぽじってよく聴いとけ!」

 

さあ来い!俺に答えられない問題など!

 

 チンピラ男「ヨーロッパの首都はどこだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の記憶が正しければヨーロッパは国じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雄二「はあ、正直言ってとんでもないバカだったな。」

 

今俺は白いタキシードをきて先ほどの会場の袖にいる。翔子も着替え終わって待ってるはずだ。

 

 明久「正直って昔の僕以下だと思うよ?」

 

 雄二「想像つかんな、その教科が苦手なお前なんて。」

 

もう思いっきり普通に話しているがどうやら今回のことはこいつらなりに後押ししてくれようとしていたことらしい。おせっかいだがやっぱいいやつらだなこいつらは。

 

 明久「頑張ってよ、雄二。」

 

 雄二「ああ。」

 

そしてステージの真ん中へ行った。うお、ここから見てみるとさっきより広く感じるな。

 

 明久「それではまず新郎のプロフィールを……」

 

細かいな、わざわざしなくていいだろう?

 

 明久「え、あ、はい……え~時間の都合上プロフィール紹介はなしになりました。」

 

まあ妥当だな。体験なんだからそこまでやんなくていいだろう。

 

 チンピラ男「そんな男のプロフィールはいいからさっさと先いけ!ここが俺たちの結婚式に使えるかどうかなんだからよぅ!」

 

 チンピラ女「そうよそうよ!」

 

大声で言いやがって、ほかの客もしかめっ面してるぞ。相当迷惑な野郎どもだな。

 

 ゼシカ『申し訳ありませんお客様。ほかの方に大変迷惑なので大声での私語はご遠慮下さい。それが出来なきゃとっとと出てってくんない?」

 

鈴城妹、せめて最後まで真面目にやれ。そしてお前も着ぐるみそろそろ脱げ!

 

 明久「え~それでは、新婦の入場です!」

 

パチパチパチパチパチパチ!

 

やっとか、さて翔子のドレス姿はどんなんだ?

 

 翔子「……雄二。」

 

 ミコノ「翔子ちゃん、綺麗……」

 

 弦太郎「ああ……」

 

確かに。正直言ってもう言葉が出ない。ってかお前ら四人はいつまで着ぐるみのままなんだ!

 

 翔子「……雄二、綺麗?」

 

 雄二「あ、ああ。めちゃくちゃ綺麗だぞ。」

 

もうそうとしか言い様がない。

 

 翔子「……ありがとう。」

 

ポタ、ポタ

 

ん、翔子が持ってるブーケに何か……あれって、涙か?

 

 雄二「お、おい、どうした、翔子!?」

 

なんか気に障ること言っちまったか?

 

 翔子「……夢、だったから。小さい頃から雄二と結婚式を挙げてずっと一緒にいたかった。体験だけど、夢がかなったの。誰でもない、雄二と。……雄二、大好き。」

 

俺は明久や弦太郎に会うまでは翔子のこの気持ちは勘違いだと思って無視していた。正面から向き合わなかった。だけど、あいつらが向き合わせてくれたおかげで本物だと知った。いや、認めようとしていなかったんだ。一度は見捨てようとしたから。俺自身の気持ちさえも。だから、今ここで伝えなきゃいけないんだ。

 

 雄二「翔子、俺は……」

 

 チンピラ男「うぜぇんだよ!お嫁さんが夢だなんていくつだよお前!コントかなにかか!」

 

 チンピラ女「ああ~コントよねぇ。だってお嫁さんが夢だなんてきもすぎるもん!ばっかじゃないのあの子!」

 

……こいつらなんて言った今。

 

 明久「てめえら表出ろぉ!」

 

 弦太郎「俺のダチを馬鹿にすんじゃねえ!」

 

 ゼシカ「落ち着いて明久!」

 

 ミコノ「二人が何かしたらそれこそ二人に迷惑かかるよ!」

 

あいつら……

 

 

 明久「……あれ、霧島さんは?」

 

 弦太郎「おい、雄二!霧島がいねえぞ!」

 

 雄二「なんだと!」

 

振り返るとそこにはブーケが落ちてるだけで翔子の姿はなかった。

 

 スタッフ「すみません皆さん!新婦さんを探してください!」

 

そう言って翔子をさがすスタッフと客たち。……悪いが今は……

 

 雄二「明久、弦太郎。スマンが翔子をたのむ。」

 

 明久「……わかった。」

 

 弦太郎「気をつけろよ。」

 

 雄二「おいおい、俺をなめるな。」

 

 

かつて悪鬼羅刹と言われた俺を。

 

 

 

さて、あいつらは……お、いたな。

 

 チンピラ男「マジでキモかったな!」

 

 チンピラ女「うんうん!ほんと……あれ、さっきの男じゃない?」

 

 チンピラ男「あ、なんだ一体?」

 

 雄二「なに、たいしたことじゃない。ちょっとそこまで……」

 

ガシ!ガシ!

 

 チンピラカップル「ウッ!」

 

胸ぐらを掴んで一言。

 

 雄二「面ァ貸せやこのクソ野郎ども!!!」

 

 

 

 

 

 

ウェディング会場前…

 

 

 翔子「…………」

 

スタスタスタスタ

 

 雄二「ここにいたか、翔子。」

 

 翔子「……雄二。」

 

 雄二「お前の親御さんも心配するからな、早く帰るぞ。」

 

 翔子「……雄二!」

 

 雄二「なんだ?」

 

 翔子「……私の夢って、変?」

 

 雄二「……俺は誇ってもいいと思うぞ。お前の夢。それとな、翔子。」

 

俺は翔子を抱き寄せた。

 

 翔子「……雄二?」

 

 雄二「俺も大好きだ、お前のことが。俺と付き合ってくれ。そして何年かかるがわからないが俺と……俺と結婚してくれ!」

 

 翔子「……雄二……雄二、大好き!」

 

翔子も俺に抱きついてくる。

 

 雄二「ああ。これからはずっとお前のそばにいる。お前を守っていく。」

 

 翔子「……うん!」

 

あ、言い忘れないうちに。

 

 雄二「それと弁当うまかった。」

 

 翔子「……気づいてくれたの?」

 

 雄二「まあな、ちょっと運動して腹減ったし。」

 

何より俺の好物ばかりだったからな。

 

 雄二「じゃあそろそろほんとに帰るか!行くぞ翔子。」

 

 翔子「……雄二!」

 

 雄二「なんだ翔子?」

 

 

 

 

 

 

その時の翔子の笑顔は。

 

 

 

 

 

 

 翔子「私、やっぱり何も間違ってなかった!」

 

 

 

 

 

 

とても幸せそうだった。




さあ、告白しました雄二!この二人のカップリングホントに好き!
では、次回は座談会!お楽しみに!
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