バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
1問目
明久SIDE
弦太郎「二年生キタァァァァァァァ!」
今日からいよいよ高校二年生。あそこの校門の前で叫んでいるのは僕の生まれて初めての友達で親友の如月弦太郎。
ミコノ「弦太郎ったら、いつにもまして元気ね。」
ゼシカ「元気がいいのはいい事だけど、ほかの生徒思いっきりびっくりしてんじゃん。」
このふたりは僕の小さい頃からの友達でゼシカとミコノさん。ふたりは双子の姉妹なんだけど全く似てないって周りからは言われてるんだけどね。・・・で、実は僕はゼシカのことがすごく大好きなんだ。はぁ、なんとか告白するきっかけが欲しいなぁ。
明久「まぁ、あれが弦太郎だからね。」
弦太郎「お、やっと来たか。早く行こうぜ」
西村「こらまて、如月。いくらわかってるとは言え、クラス分けの紙をもらわずに吉井たちまで連れて行こうとするんじゃない。」
明久「あ、鉄じ・・・西村先生おはようございます。」
ミコ・ゼシ「「おはようございます」」
西村「おはよう、吉井。鈴城姉妹。吉井、今鉄人って言いかけなかったか?」
この人は西村先生。趣味がトライアスロンらしいから、生徒の中では鉄人ってあだ名が流行っている。この人の補修は確か「趣味は勉強。尊敬する人は二宮金次郎。」っていうフレーズがあるらしいんだ。・・・普通に授業されるならともかくそれは洗脳な気がする。
明久「・・・すいません」
西村「まぁいい。それと済まないな、鈴城姉。再試験を受けさせることができなくて。」
ミコノ「いいんですよ、気にしないでください。むしろ私以外の三人が・・・」
明久「それこそ気にしないでよ、ミコノさん。」
ゼシカ「うん、自分の姉見捨てられると思う?」
弦太郎「俺たちは当たり前のことをしただけだぜ。ダチだからな!」
この学校では1年の最後にクラスを分ける試験があるんだけど、そのテストの最中ミコノさんは調子を崩して倒れちゃったんだ。その時先生がとっとと保健室にいけ、みたいな感じのことをミコノさんに言うもんだから三人ともイラッてきてさ。適当な理由をいってミコノさんを保健室に連れて行ってみんなで途中退室したわけ。
西村「本当にすまなかったな。じゃあ、渡すぞ。」
ビリッ!×4
弦太郎「まぁ、わかってたことだけどな。よし、じゃあ早速行こうぜ!」
明久「ちょちょちょ、待ってよ弦太郎!」
ゼシカ「もぅ、またおいてくつもり!」
ミコノ「もう三人とも待ってよ。」
僕たちは、自分たちの教室へ向かった。Fという文字が書かれた紙を持って。
弦太郎SIDE
弦太郎「さて、どんな奴らがいるんだろうな?Fクラスって。楽しみだぜ」
ミコノ「弦太郎、また新しい友達見つけるの?」
弦太郎「当たり前だ!なんたって俺はこの学園のやつら全員と友達になる男だからな。」
ゼシカ「相変わらずねぇ。ん?何あの教室!」
俺たちが前を見てみるとそこにあったのは・・・
4人「「「「デカッ!」」」」
そこにあったのは馬鹿でけぇ教室だった。
明久「すごい教室だね。さすがAクラス。ノーパソにエアコン、冷蔵庫にリクライニングシート。こんなすごい設備に不満を持つ人とかいるのかなぁ?」
さすがにいねぇだろうな。いくらなんでもすごすぎるだろ。
ミコノ「あ、翔子ちゃん!」
ゼシカ「あ、ホントだ。オーイ!」
二人に呼ばれて一人の女子生徒がきた。お!
弦太郎「よう!おはよう霧島。」
明久「おはよう。霧島さん。」
翔子「……おはよう、みんな。」
コイツは霧島翔子。中学生の時にある縁がきっかけでダチになったやつだ。コイツすごいんだぜ!なんたって・・・
ゼシカ「翔子、学年主席なんでしょ!すごいじゃん!」
学年主席っていうのは要するにその学年で一番頭がいいやつってことだ。
翔子「……うん、有難うゼシカ。みんな、雄二に宜しくね。」
明久「うん。じゃあね、霧島さん。」
4人「「「「なにこれ?」」」」
あれから少し歩いてFクラスに来たけど・・・これ、教室じゃねぇだろ。
明久「Aクラスを見たあとだと差がヒドすぎるね。いくらFクラスといってもさ・・・」
弦太郎「まぁ、とにかく入ってみようぜ。」
ガラララッ
雄二「よう、きたな。」
明久「雄二!」
コイツは坂本雄二。俺と明久の中学の頃からのダチで親友と行っても過言じゃねぇ。
弦太郎「雄二、お前本当に点数調整してたのか?」
雄二「あぁ、どこかの仲良し4人組が保健室に行くのが窓から見えたからな。どうせならと思ってな」
ゼシカ「あんたも相当なお人よしよねぇ。あと、彼女さんにあってきたわよ。」
雄二「うるせぇ!てかまだ付き合ってねぇ!」
福原「すいません、失礼します。あ、ホームルームをはじめるので席についてもらっていいですか?」
ミコノ「あ、はい。分かりました。」
福原「皆さんおはようございます。Fクラス担任の・・・・・・福原です」
弦太郎「雄二、先生どうしたんだ?」
雄二「あぁ、そういえば黒板に文字を書くためのものもなかったな。」
チョークすらねぇのかよ!
福原「えぇ~、ちゃぶ台に座布団、不備があれば申し出てください」
不備とかそれ以前にほこりっぽいし窓が割れて風がつめてぇな。Aクラスとは雲泥の差だな。
福原「では、廊下側の方から自己紹介をお願いします。」
秀吉「木下秀吉じゃ。これからよろしく頼むぞい。」
あいつは木下秀吉。女の子みたいだけどあれでも男だ。
康太「…………土屋康太(ボソッ)」
あいつは土屋康太。俺や明久たちはムッツリーニって呼んでる。俺は意味はよく知らねぇけど、なんかかっこいいだろ!
島田「島田美波です。趣味は吉井を殴ることです。」
ドイツからの帰国子女、島田美波。島田、あんまり明久を怖がらせないでくれよ。明久が震えてるぜ……うわっ、ゼシカめっちゃ怒ってる。オーラ半端ねぇな。
ゼシカ「鈴城ゼシカです。よろしく!」
ミコノ「ゼシカの姉の鈴城ミコノです。よろしくお願いします」
Fクラス「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、結婚してくれぇぇぇぇ!」」」」」」
あららら、さすがのミコノもちょっと引いてるな。お、次は俺か。
弦太郎「俺は如月弦太郎!この学園のやつら全員と友達になる男だ!よろしくな!」
Fクラス「……………」
テンション低ッ!
明久「吉井明久です。気軽にダーリンって呼んでください。」
Fクラス「ダァァァァァァァリィィィィィィィィィン!」
ゼシカ「…明久」
明久「なんか、ごめん。」
………どんまい、明久。
ガラララッ
姫路「す、すみません!遅れました!」
お、姫路じゃねぇか。あいつは小学校は一緒だったけど中学は別のところだったんだよな。
Fモブ「あのー、どうしてFクラスに?」
おいおい、いくらなんでも失礼じゃねぇか?
姫路「あのぅ、熱を出して途中退席してしまって…」
姫路も調子崩してたのか……ミコノやゼシカも大丈夫なのかこのクラス?
福原「はい、静かにしてください」
バンバン! ガラララララララッ!
見事に教壇がゴミになった……
福原「え~代わりのものを持ってきます」
明久「ねぇ、雄二。ちょっといいかな?」
雄二「ん?どうした明久。」
明久「ちょっと、廊下に行かない?話があるんだけど…」
弦太郎「明久、俺もいいか?」
雄二「で?話ってなんだ?」
明久「うん、実はね…」
弦太郎「戦争を仕掛けたい。だろ、明久?」
明久「よくわかったね弦太郎!さすが親友!」
雄二「確かに、この教室じゃ鈴城姉は体調崩しそうだしな。妹の方も何かあってからじゃな」
弦太郎「あぁ。でも心配なのはもう一つあってな。もしそのクラスにも体の弱い奴がいたりしたら…」
明久「うん、僕もそれが心配なんだよね…」
雄二「なるほど…よし!じゃぁ、Aクラスを攻めるか!」
明久「ちょ!雄二、人の話聞いてた?Aクラスには霧島さんもいるんだよ!」
雄二「わかってるよ、落ち着け。俺たちFクラスがAクラスに勝てばそれ相応の代わりの報酬を求めることも不可能じゃない」
ん?どういうことだ?
弦太郎「雄二、それってどういうことだ?」
雄二「要は、今のFクラス自体の設備自体を上げてもらうんだよ。最低でもEの手前ぐらいにはな。」
明久「なるほど!それなら誰にも迷惑かけないよね!」
雄二「あぁ。さて、先生も戻ってくるだろうしそろそろ行くか。」
雄二SIDE
福原「坂本くん、次は君ですよ」
雄二「了解」
雄二「みんな、唐突ですまないが…設備に不満はないか?」
Fクラス「大アリじゃァァァァァ!」
雄二「そこでだ。俺は試召戦争を仕掛けようと思う」
Fモブ「無理だ!」
Fモブ「勝てるわけがない!」
fモブ「ゼシカさんがいればそれでいい!」
Fモブ「ミコノさん付き合ってください!」
まぁ、この反応は予想してたな。・・・後ろふたつは無視しておこう
雄二「いいか、このクラスには数学ならBクラス並みの島田。保健体育は教師並みのムッツリーニ。演技力に優れ相手をかく乱できる秀吉。さらに総合でAクラス上位の成績を持つ姫路、鈴城姉妹がいる!」
Fクラス「「「「おぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」
雄二「そして、吉井明久と如月弦太郎がいる!」
Fモブ「だれそれ?」
Fモブ「いたかそんなの?」
こいつらは……
明久「しつれいだなぁ、全く。」
弦太郎「しょうがねぇよ、明久。ほとんどの連中が今日初めてあったんだからな。」
雄二「いいか、こいつらは観察処分だ!」
Fモブ「それって問題児ってことじゃ…」
明久「まぁ、弦太郎はそんなことないけど僕はね…」
雄二「いや、こいつらは1年生の時に濡れ衣を着せられたようなもんでな。少なくともお前らよりはできた人間だ。それにこいつらの召喚獣はモノに触れることができるんだ」
姫路「うわぁ~、すごいですね!召喚獣ってすごい力持ちですから!」
そう、一見メリットがあるように思えるが…
弦太郎「まぁでも、その代わりに俺たちは教師の手伝いをしたりしなきゃいけないし疲労やダメージが俺たちに帰ってくるんだ。」
明久「メリットなんて実質ないもんね。」
雄二「おまえら、今まで何回召喚した?」
明久「ん?100………いや、150くらいかな?弦太郎もそうでしょ?」
弦太郎「あぁ、だいたいそれくらいかな?」
雄二「聞いたか?こいつらはそれほど召喚しているんだ。召喚獣の操作は学園一と言っても過言ではない!」
Fクラス「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」」」
雄二「わかったか!ならばペンを取れ!」
さぁて、それじゃあ戦争の引き金を……
雄二「出陣の準備だ!」
引かせてもらうとするか!
はぁぁぁぁ、プロローグと差をつけすぎたなぁ。4倍はあるなぁ。小説書くのやっぱ難しいいですね。取敢えず次回はDクラス戦です。