バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
雄二SIDE
午前中の自習が終わって今は昼休み。今俺たちは昨日工藤が見つけたカメラについて話していた。
雄二「工藤、昨日見つけたカメラについて話してくれないか?」
愛子「う~ん、なんかさあ先生に聞いたんだけどね、一日目のカメラってだいぶみつかりやすいところにあったみたいなんだけどそれに比べたらさ、僕が見つけたカメラってほんとに見つからないようなところにあったからね。ぼくがみつけられたのって多分相当運が良かったんじゃないかな。?」
雄二「………………なるほど、そういうことか。」
明久「ねえ雄二、なるほどってどういうこと?」
康太「…………明久、お前がもしカメラを設置するとしたどうする?見つかりやすく設置するか見つかりにくく設置するか。」
雄二「さすがだなムッツリーニ。気づいたか。」
明久「え、どういうこと?えーと、まあもしもだけどそりゃあ見つからないように……あれ?」
弦太郎「そうかそういうことか!」
雄二「気がついたようだな。そう、普通なら盗撮するために使うカメラなんざ見つかりにくく設置するもんだ。だが一日目に見つかったカメラはとてもみつかりやすいところに置いてあった。要するにそのカメラはわざと見つからせるためのもの!俺たちという、絶好の擦り付け相手がいるからこそのダミーだったという具合だ!」
ゼシカ「ちょっと待ってよ!まさか盗撮犯の狙いって最初から二つ目のカメラだってこと!?」
雄二「ああ、しかもその盗撮犯は女子の裸を盗撮するだけじゃ飽き足らずおそらく俺達を恨んでいるか何かの人物だろう。俺たちがFクラスだというのを利用して俺たちに疑いが行くようにしたんだ!」
ミコノ「まさかそこまで……」
明久「でもさあ、そんな作戦まで考えてあってしかもどうやって普段は閉まってる脱衣場に入ったんだろうね。夜でさえ女子しか入れないのに。」
雄二「…………!?おい、明久。俺たちは重要な何かを見落としてたみたいだ。」
しかも犯人が特定できるほどの情報を!
明久「重要な?」
弦太郎「なにかって?」
ゼシカ「もったいぶってないで教えてよ。」
雄二「明久、お前を脅迫していた人物とはどんなやつだ?」
明久「どんなやつって、そんなのお尻にやけどのある女子でしょ?」
雄二「そうだ。そして昨日ムッツリーニが仕入れてきた情報はどんなのだった?」
明久「僕を脅迫してた人と盗撮犯はおなじだっていうことでしょ?」
ゼシカ「…………あれ、何か違和感あるんだけどあたし。」
翔子「……つまり情報を整理すると吉井を脅してカメラを仕掛けたのは女子生徒。」
明久「え?それってどういうこと?なんで女子が女子の裸を……」
優子「ねえ、吉井くん。二年生にいなかった?そういう趣味の子。」
明久「そういう趣味って?」
ミコノ「もしかして…………清水さん?」
弦太郎「え、清水?」
ミコノ「だって清水さん、一年生の頃から島田さんのことを好きだって言ってずっと追い掛け回していたでしょ?それにこの前の戦争の時だって私たちはそこにいなかったけど島田さんに襲いかかったって聞いたし。」
明久「じゃあ、清水さんが脅迫と盗撮の犯人てこと?」
雄二「動機だって十分にある。まず盗撮は言わずもがな島田の裸を見たいが故だろう。こんな絶好のチャンスを逃すわけには行かないってな。脅迫の方にも動機は十分にある。」
明久「それって一体どう言うこと?なんか僕の周りにいる女子に近づくなって書いてあったけど?」
雄二「それももちろん島田関係だ。あいつがこのメンツの中で一番仲がいいのはお前だからだ明久。それで清水はお前を脅迫して島田に近づけないようにしょうとしたんだと俺は思う。」
弦太郎「じゃあ、もしかして最初のカメラっていうのは!」
雄二「ああ、さっきも言ったが俺たちに盗撮の罪を擦り詰めるためと本来のカメラのカモフラージュ、そして島田に明久を嫌うように仕向けるための複数の意味を込めたカメラだったんだ。」
くそっ、どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだ。やはり一日目にごたついてそれから冷静に考える余裕がなくなっていたのが原因か?
ゼシカ「でもさあ、ここでそれがわかったからってどうするの?今から乗り込んでいったって絶対しらばっくれられるのおちじゃん。」
雄二「それについては考えがある。まあそれを実行に移すのは今夜の襲撃を防いでからだな。」
秀吉「襲撃というと……もしや!」
康太「…………Fクラスが昨日一回やられた程度で諦めるとは到底考えられない。おそらく今夜も攻めてくるはず。」
雄二「だが奴らも完全なバカじゃない。EクラスやDクラスなどほかのクラスのやつらも仲間にしてくる可能性がある。男子だけでもそれだけ集まれば相当な戦力だ。明日は最初から全力で行くぞ、明久、弦太郎。」
明久「うん、わかってる。」
弦太郎「おう、任せとけ!」
ゼシカ「ちょっと、あたしたちも手伝うよ!」
雄二「いや、ここは俺たちに任せてくれ。」
明久「男のプライドっていうのがあるし、何より仮面ライダーだよ、僕たち。」
弦太郎「おう、どれだけ来ようとぶっ倒してやる!」
秀吉「おぬしらばかりにいいかっこはさせんぞ。のう、ムッツリーニ。」
康太「…………当然、昨日は日本史だったがさらに強化された俺の保健体育の力見せてやる。」
愛子「あはは、こりゃあ僕たちが手伝うって言っても無駄な感じがするね。」
優子「はあ、じゃあ頼むわよ秀吉。お姉さんのあられもない姿、ほかの男に見せないように頑張ってね。」
秀吉「わ、わかっておるのじゃ!」
雄二「(こいつらまさか……まあそんなはずないか。)翔子、実はちょっと清水を自白させる方法を思いついたんだがちょっといいか?」
翔子「……何?」
俺が翔子に耳打ちすると快く承諾してくれた。自白って言ってもうっかり口をすべらせちまうって形になるだろうがそこはお構いなし。なんとしてでも俺たちの疑いを晴らして明久への脅迫もやめさせる!
その日の夜
雄二「さて、そろそろ時間だな。よしお前ら!」
ガラララ!
根本「お、おい坂本はいるか!?」
平賀「急用があるんだ!」
久保「いいかい!?」
明久「あれ、久保君に根本くん、それに平賀くんも?」
弦太郎「どうしたんだよ、そんなに慌てて。」
根本「そ、それがうちのクラスのやつらが全員!」
平賀「Fクラスの、のぞき組に加勢したらしいんだ!」
久保「すまない、Aクラスの方もどうやら僕の知らないあいだに覗き側に加わることになっていたみたいだ。」
雄二「なに!」
弦太郎「まさか殆どの男子を相手にすることになるのか。」
根本「今は優香も入ってる時間帯だ!頼む!おれも防衛側に入れてくれ!」
平賀「俺も自分のクラスのやつらを止めたいんだ!」
久保「僕も頼む。Aクラスとしての誇りを彼らに思い出して欲しいんだ!」
雄二「……わかった。お前たちの力を貸してくれ。」
明久「一緒に戦おう!」
弦太郎「絶対にあいつらを止めようぜ!」
康太「…………まさに昨日の敵は今日の友。」
秀吉「そうじゃのう。」
教師たちも加えてこいつらも合わせればいけるはずだ!
雄二「よし、改めて行くぞ、おまえら!」
全員「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
弦太郎SIDE
高橋「西村先生。」
西村「なんでしょうか?」
高橋「これだけの数を相手にして彼らがこれほどまでの戦いをするのを見て思ったんですが代表二人と久保君はともかく、あの五人がここまでとは。」
西村「まあ、あいつらは……いい意味でバカですから。」
弦太郎「ライダーロケットパアァァァァンチ!」
明久「行くぞ!『SCANING CARGE!』同時召喚!ガタキリバキィィィィック!」
雄二「ブレストキャノンフルパワー、ファイヤァァァ!」
秀吉「はぁぁぁぁぁ!」
康太「…………加速。」
平賀「くらえ!」
根本「遅いんだよ!」
久保「ハッ!」
俺と雄二、そして明久は変身して一気に相手を蹴散らしていく。秀吉やムッツリーニたちは確実に一体ずつ倒してもらって言ってるがかなりの数をもう倒しているはずだ。だけど……
雄二「くそ、なかなか数が減らない!」
明久「まあほぼ全員の男子だからね!」
秀吉「そう簡単にはスマンじゃろうて。」
康太「…………だが、乗り越えられれば得るものも大きいはず。」
根本「そうなったら、今度こそ俺はお前に勝つぞ弦太郎!」
平賀「負けっぱなしはいやだからね!」
久保「僕も君とは一度戦ってみたいね!だからこそここでまけられない」
弦太郎「おまえら……」
なんだ、このわき上がるような熱い感じは!?
弦太郎「ううおぉぉぉぉぉ!ダチとの友情パワーで、燃えてきたぜぇぇぇ!」
その瞬間、フォーゼが炎に包まれ、炎が晴れると!
明久「これって!?」
雄二「新しいステイツチェンジか!」
秀吉「前のが雷神だとするとこれは……」
康太「…………消防士。」
弦太郎「名づけてファイヤーステイツだ!行くぜ!」
さあ、出ましたファイヤーステイツ!
次回は決着&合宿編完結!お楽しみに!