バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
明久SIDE
高橋「それでは、只今よりAクラス対Fクラスの特別形式試験召喚戦争を開始します。各代表、準備はよろしいですか?」
雄二「ああ。」
翔子「……問題ない」
優子「じゃあ、代表。あたしから行かせてもらってもいいかしら?」
翔子「……うん。頑張って。」
雄二「よし、鈴城妹。頼む。」
ゼシカ「はいはい。じゃあ、行ってくるね明久!」
明久「うん、頑張ってゼシカ!」
木下さんがどれぐらいすごいかはわからないけどゼシカならきっと大丈夫!
高橋「教科はなんにしますか?」
ゼシカ「じゃあ、数学で!」
高橋「では、第一回戦始め!」
ゼシ・優「サモン!」
『鈴城ゼシカ 数学 374
木下優子 数学 395』
うわ!ゼシカ前より点数上がってるのに木下さんほぼ400って!
優子「あー、あとちょっとで腕輪使えたのに!」
ゼシカ「はぁ、正直腕輪使われたら勝目だいぶなくなるんだけどね?さて、全力で行くよ。優子!」
優子「!……えぇ、ゼシカ。手加減しないわよ!」
ドシュン!ドシュン!ドシュン!カキン!カキン!カキン!
ゼシカがハンドガンで牽制しているけど木下さんもランスでそれを防ぐ!そして近づいて剣でいっても……
ゼシカ「はぁ!」
ブン!ガキン! ぐぐぐぐぐ!
す、すごい!つばぜり合いだ!
ゼシカ「うーん!ふっ!」
一回距離をとったみたいだけど、木下さんにはなかなかダメージを与えられない。どうすれば?
ゼシカ(このままじゃ、完全に集中力勝負ね。どうすれば……あ、そうだ!)
ん?ゼシカ一体なにするつもり・・・え!
ゼシカ「えい!」
ブン!ヒューン!
ええええええええええ!いきなり剣ぶん投げちゃったんですけどぉぉぉぉぉ!
優子「何を考えているかは知らないけど、一気にかたを付けさせてもらうわ!」
ゼシカ「……な~んてね!」
ドシュン!
ゼシカはなんと、さっき投げて今は空中に浮いている自分の剣に向かって銃を撃った。そして、弾丸が剣にあたって跳ね返り……!
カキン!ピシュン!
優子「……え?」
そのまま、木下さんの召喚獣の頭に直撃した!
『木下優子 DEAD』
高橋「勝者、Fクラス!」
ゼシカ「やったぁ!」
明久「やったね!ゼシカ!」
ギュッ!
ゼシカ「うん!」
ギュッ!
明・ゼシ「……ハッ!」
ぱっ!
し、しまった。思わず抱きついちゃった!
明久「ご、ごめんゼシカ!つ、つい……」
ゼシカ「い、いいよ気にしないで!あたしもしちゃったし……」
Fモブ全員「吉井ぃぃぃぃぃ!きさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
げ、やばい!こんな時に……
ゼシカ「明久になんかしたらあんたたちのこと一生無視する。」
Fモブ「はっはっはっ。冗談だよ吉井くん!」
Fモブ「仲間を傷つけるわけないだろ?」
なんという変わり身の速さ!
高橋「それでは、次の人お願いします。」
佐藤「では、私が。」
雄二「よし、行ってこい明久。」
明久「え、ここで!」
雄二「ああ、ムッツリーニのデータにあいつの得意科目に日本史とあったからな。Aクラスの上位並みの点を持つおまえの日本史と操作能力が合わされば負けやしないさ。」
明久「うん、わかった!僕が出ます!」
高橋「分かりました。それでは準備はいいですか?」
明・佐「はい!」
康太「…………すまない、雄二。」
雄二「?どうした、ムッツリーニ。」
康太「…………あいつが今回一番取れていたのは、物理だ……」
雄二「………………は?」
明・佐「サモン!」
『吉井明久 物理 34
佐藤美穂 物理 387』
その時、雄二とムッツリーニが謝る声が聞こえたと思ったら一瞬で僕の意識は持ってかれた…
…
雄二「……すまん、明久。まさかここで物理を持ってくるとは……」
康太「…………俺のリサーチ不足だった。」
明久「いや、いいよ二人共。相手に科目の選択権を無駄に使わせたと思えばさ。」←ボロボロ
正直いって今回の物理は結構ひどい方だったからね。最悪な時はギリギリふたケタとかあるし・・・
高橋「では、次の方お願いします。」
ミコノ「雄二くん、私に行かせて!」
雄二「ああ、わかった。頼むぞ。」
翔子「・・・誰が出る?」
リーメイ「代表、私が行ってもいい?」
翔子「・・・うん。頑張って。」
ミコノ「あ、リーメイちゃん!」
リーメイ「久しぶり・・・でもないかな?」
あ、あの人は1年生の時にミコノさんとゼシカと同じクラスだったリーメイ・フリューゲルさんだ。たしかお父さんがイギリス人のハーフでお母さんが日本人だって言ってたかな、最初あったとき。
リーメイ「まったく、体調不良ぐらいなら再試験受けさせてあげたっていいじゃない。如月くんやゼシカもAクラスに入れただろうし、吉井くんも悪くてもDクラスには入れたかもしれないのに。」
ミコノ「うん、私はともかく弦太郎たちには申し訳なかったよ。でも、後悔ばかりもしてられないから。今ここで、全力で頑張る!」
すごいな、ミコノさん。こっちにも気合が伝わってくるよ。
高橋「では、教科はどうします?」
ミコノ「選んでいいよ。私、特別どれがたかいっていうのはないから。」
リーメイ「そう?じゃ、遠慮なく。先生、古典でお願いします。」
高橋「わかりました。では、始めてください。」
ミコ・リー「サモン!」
『 鈴城ミコノ 古典 381
リーメイ・フリューゲル 古典 382』
すごい、たったの一点差だ。
リーメイ「互角ね。勝負は時の運って言うから、どっちが勝つかはわからないわね。」
ミコノ「全力で行くからね!」
リーメイ「こっちこそ!」
そして、戦いが始まると……
ドシュン!ドシュン!
リーメイさんの武器は二丁拳銃。離れているところから次々撃ってきているけどミコノさんもそれをかわしていく!
ドシュン!ドシュン!……
あれ、攻撃がやんだ?
リーメイ「しまった、弾切れ!」
やった、今のうちに!
ミコノ「はぁぁぁぁぁぁ!」
弦太郎「よっしゃあ、いけミコノォォォ!」
リーメイ「……こうなったら!」
ドガッ!ゲシッ!
え!急にリーメイさんの召喚獣がむかってきて素手で攻撃してきた!おまけにミコノさんの召喚獣を飛台にした!
カチャン!
うわ、そのまま空中でリロードを終わらせちゃった!
リーメイ「チェックメイトね。」
ドシュン!ドシュン!ドシュン!ドシュン!
『鈴城ミコノ DEAD』
ミコノ「リーメイちゃん、今のって?」
リーメイ「ああ、父が昔教わっていたある拳法を前に護身用として教わったの。まさか実践での初使用が召喚獣でするとは思わなかったけど。でも、いい戦いだったわ。次も負けないわよ?」
ミコノ「……こっちこそ、次は負けないからね!」
友情っていう言葉を聞くと男のっていうイメージを持つ人が多いけど女の子でもあるもんだよね。さっきのゼシカと木下さんみたいに。
とぼとぼ……
ミコノ「……ごめんね、みんな。」
さっきは我慢してたのか。ミコノさんちょっと泣きそうになってる……
ぽんぽん。なでなで。
ミコノ「え、弦太郎?」
弦太郎「大丈夫だ、ミコノ。まだ戦争に負けたわけじゃない。お前の分は俺たちが勝ってみせるからな!安心しとけって。」
明久「そうだよ、ミコノさん!それに僕のお粗末すぎる戦いを見ちゃった後だし、誰も責めないよ。」
ゼシカ「そうそう、あたしが勝ったのもたまたまだし。」
ミコノ「ありがとう、みんな!」
高橋「それでは、四人目の方お願いします。」
久保「では、僕が行かせてもらうよ。」
雄二「相手は久保か……じゃあ姫路、頼む。」
姫路「はい!わかりました。」
久保君ってたしか学年2位だったかな?でも、姫路さんとはそんなに点数は変わらないって聞いたきがするけど。
高橋「では教科を選択してください。」
久保「総合科目でお願いします。」
明久「あ、ちょっと勝手に!」
姫路「分かりました。」
明久「え、姫路さん?」
姫・久「サモン!」
『 久保利光 3989
姫路瑞希 4457』
す、すごい!400点以上も差をつけてる!
姫路「わたし、このクラスが好きなんです!誰かのために一生懸命になれる人がたくさんいるこのクラスが!」
姫路さんの召喚獣が一気に大剣を振りかざした!
久保「姫路さん。ぼくだって、Aクラスの誇りがあるんだ!」
!?久保君の召喚獣がギリギリで攻撃をかわした!
シャッ!
そして久保君の召喚獣が姫路さんの召喚獣の頭を……
『姫路瑞希 DEAD』
そんな、姫路さんまで……
姫路「……すいません。負けてしまって。」
雄二「気にするな、姫路。あとはこっちが有利になるだけだからな。」
明久「え、それってどういうこと?」
雄二「Aクラスはもう科目選択の権利を全部使っちまったんだよ。あとは、ムッツリーニと弦太郎、そして俺に任せろ。」
明久「あ、そうか!こっちはゼシカの一回しか選択してないからね!」
雄二「よし!お前ら、逆転するぞ!」
あとは、頼むよ三人とも!
さて、Fクラスは三連敗。次回逆転なるか!お楽しみに。