バカとテストと召喚獣~友情男と優しい少年の物語~ 作:へもそな
あ、途中かなりイラッてくる発言があるのでお気を付けを。
弦太郎SIDE
さて、もうあとがねえな。でも雄二が言ったとうりでAクラスはもう科目選択は使えないからな。あとの三回戦分こっちが少しは有利な状況で戦えるな。
高橋「それでは、両者ともにメンバーを出してください。言っておきますがFクラスはここで負けたら自動的に戦争敗北になりますので。」
雄二「ああ。行け、ムッツリーニ。」
康太「…………」スクッ
ムッツリーニの保健体育は最近では教師並みらしいからな。たぶん霧島でも保健体育のムッツリーニは倒せないだろ。
愛子「じゃ、僕が行くね。」
ん?たしか1年生の終わりに転校してきた工藤だったかな?ミコノと同じクラスだったからたまにみかけたな。
高橋「教科はどうします?」
康太「…………保健体育。」
愛子「えっと、ムッツリーニくんだよね。君も保健体育が得意なんでしょ?僕も得意なんだよ。……実技でね♪」
やばい、思わず顔が赤くなりそうだ。
明久「///////」
ミコノ「//////」
ゼシカ「//////」
となりの幼馴染三人も顔真っ赤だな。大丈夫かムッツリーニ?
康太「…………たしかに実技も大事だが最も大事なのは知識。」←鼻にティッシュを詰めている。
なんかちょっと目を離したすきに鼻血出してティッシュ詰めてるし!
高橋「早く召喚をしてください。」
あー先生も話がこれ以上ヒートアップする前に止めたな。
康太「…………サモン」
愛子「はーい。サモンっと。」
うわ!なんだあの斧、デッカ!しかも腕輪持ち!工藤も結構な点数取ってるなこれは。
愛子「じゃ、バイバイ!ムッツリーニくん。」
明久「!ムッツリーニ!!」
康太「…………加速。」
愛子「え?」
シュゥゥゥゥ
な、いつの間に工藤の後ろに回り込んだんだ!腕輪を使ったと思うんだけどあんな一瞬で…………
ピシッ!……バタン
工藤の召喚獣が倒れたのを見て俺たちは点数を確認すると・・・
『土屋康太 保健体育 687
工藤愛子 保健体育 512』
ムッツリーニいくらなんでもすごすぎるだろ!学年じゃなくて学園1じゃないのか?
高橋「勝者、Fクラス!」
愛子「そ、そんな……」
康太「…………今回は運が良かっただけ。またいつかお互い好調の時に戦おう。」
愛子「ムッツリーニくん・・・うん、今度は負けないよ!」
そういってあいつらは固い握手をした。ダチでもありライバルでもあるって感じか?
康太「…………/////」
あれ、ムッツリーニなんか顔赤いな?
高橋「それでは、六人めのかたは出てください。」
沖浦「先生、私が出ます。」
!アイツ……
弦太郎「雄二……」
雄二「わかってる弦太郎。どっちにしろだすつもりだったからな。」
弦太郎「ああ、ありがとう雄二。俺が出ます!」
そういって俺は教室の中心まで行く。
沖浦「あなたがわたしの相手ね。ま、せいぜい楽しませて頂戴。仮面ライダーとやらで。……はぁ、それにしても木下さんと工藤さんはAクラスにはふさわしくないわね。Fクラスみたいなクズ集団に負けて。Aクラスとしての自覚がないのかしら?」
コイツ……今なんて言った!
弦太郎「おい、沖浦。お前今、俺のダチ達だけじゃなくて自分の仲間も馬鹿にしたんだぞ!わかってんのか!」
沖浦「観察処分者がふたりもいるようなクラスに負けたのよ?そんな人なんて仲間だと思わないわ。それにあなたの友達とやらもろくなやついないじゃない。観察処分者に悪鬼羅刹。変態に女みたいな顔したやつ。まともなのは本来Aクラスに入るはずだった女子三人ぐらいかしら?まあ、姉妹の妹さんの方は正確に問題ありそうだしお姉さんの方と姫路さんは負けていたから期待はできないけどね。」
弦太郎「てめえ……。沖浦、この勝負俺が勝ったらお前が馬鹿にしたやつら全員に謝ってもらうからな!そんでもっておまえともダチになる!」
沖浦「考えておくわ。さっさと教科を決めたらどう?」
弦太郎「ああ。先生!世界史でお願いします。」
高橋「分かりました。それでは、始めてください。」
弦・沖「サモン!」
『如月弦太郎 世界史 419
沖浦南美 世界史 472』
差が結構あるな。あいつの召喚獣の装備は先端に針がついた銃か。たぶんニードルガンってことか。
弦太郎「悪いが遠慮するつもりは一切ないからな。行くぜ、変身!」
そう叫んだ瞬間、俺の召喚獣が光に包まれその光が消えると……そこには変身した俺の召喚獣、フォーゼが立っていた。
優子「あれが……」
愛子「すごい!本当に召喚獣が変身しちゃったよ、優子!」
リーメイ「あなたの力見せてもらうわよ、如月くん。」
ミコノ「……かっこいい。」
明久「でしょ?」
ゼシカ「弦太郎、そんな奴ぶっ飛ばしちゃえ!」
ミコノ「弦太郎、頑張って!」
みんなのためにも……負けられない!
弦太郎「宇宙キタァァァァァァァァァ!仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」
沖浦「みょうちくりんな姿ね。ま、すぐ片付けてあげるわ!」
そう言って沖浦はニードルガンを撃ってくる!
弦太郎「そうはいくか!」
俺は、ジャンプして攻撃をかわした。前の根本のときはよくわからなかったけど、今ならフォーゼの能力がなんとなくわかる!
弦太郎「行くぜ。ロケット!」
その瞬間フォーゼの右腕にオレンジ色のロケットが装備された。
弦太郎「くらえ!ライダーロケットパァァァァァァンチ!」
空中からそのまま相手に向かって突撃していく!
Aクラス教室にいるほぼ全員「ちょくせつ!?」
翔子「……びっくりした。」
まあ、ロケットパンチって聞くと普通腕が飛んでいく方イメージするよな……
沖浦「そんなの喰らわないわよ!」
ぎりぎりのところで空中に逃げられたか……だけどまだまだ!
弦太郎「ランチャー、レーダー!ターゲットロック!」
右足にランチャーポッド、左腕にターゲット機能が付いたレーダーが装備された。よし、今だ!
弦太郎「シュゥゥゥゥト!」
そのままランチャーからミサイルを発射していく。今の状態なら!
沖浦「なっ!」
よっしゃ!ホーミングミサイルだ!
ドガガガガガガガ!……スタッ
ミサイルは全弾命中しダメージもそこそこ食らわせたみたいだけど体制を立て直されたか・・・
沖浦「よくもやってくれたわね……観察処分者ごときが!」
ドシュン!
やべえ!早すぎて回避が……
ドスッ!
弦太郎「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!」
あいつの撃ったニードルガンがフォーゼの左肩に当たった時まるで肩が貫かれたような痛みに襲われた……
弦太郎「はあ、はあ。」
針はそのまま貫通して肩には残らなかったから良かったけど……やっぱりそういうことか。
根本の時も薄々感じていたけど、フィードバックのダメージが変身する前の倍以上になってやがる。
ミコノ「弦太郎!」
弦太郎「大丈夫だ、ミコノ。心配すんなって。」
明久「ミコノさん。止めたって無駄だと思うよ。それが弦太郎だから。」
ゼシカ「ていうか、ミコノが信じないでどうすんの?」
ミコノ「ふたりとも……」
沖浦「さっさと片付ければよかったわね。『パワード』!」
なんだあの巨大な針は!
沖浦「これはね、私の武器についてる針を巨大化させてパワーを増幅させるの。正直言って戦争ではあまり使えないけど、こういう戦いでこそ使えるのよね。」
くそ、どうすれば……ん?待てよ。
弦太郎「ランチャー、レーダー、解除!」
ランチャーとレーダーを戻すと左手首についてたんだ、腕輪が。よし、イチかバチか!
弦太郎「リミットブレイク!」
腕輪を発動するとフォーゼのベルトにレバーみたいなものが装備された。
沖浦「あはははは、まさかそれだけなの?お笑いね。」
……なるほど、そういうことか!
弦太郎「ドリル!」
フォーゼの左足にドリルが装備されたあと、ロケットで飛び上がった!
沖浦「何を考えてるか知らないけど、無駄なことよ!」
針がこっちに向かって飛んできた!
弦太郎「よし、レバーを!」
ガシャン『LIMIT BREAK』
弦太郎「くらえ!ライダーロケットドリルキィィィィィィィック!」
ロケットのブースターで一気に加速して針に向かって行く!
ガガガガガガガ!
ドリルでそのまま突き抜いて沖浦の召喚獣に向かって行く!
沖浦「!?」
沖浦は俺が針を突破するとは思ってなかったみたいで驚いている。
ドガガガガガガガガ!
そして、ドリルがあいつの召喚獣を貫いた……
『沖浦 南美 DEAD』
高橋「勝者、Fクラス!」
沖浦「そ、そんな。このわたしが……」
弦太郎「沖浦、約束だ。お前が馬鹿にしたやつらにあやまれ!」
沖浦「……あら、なんのことかしら?」
弦太郎「何!どういうことだ。」
沖浦「私は考えておくとは言ったけど、謝るとは一言も言ってないわ。それに観察処分者と友達になるなんてお断りよ。せいぜいお友達ごっこでもやってなさい。」
こ、コイツ!
弦太郎「てめぇ!」
雄二「よせ、弦太郎!お前があいつに何かしたらそれこそ問題になる!」
明久「弦太郎!僕たちのことならいいからやめてよ。ミコノさんだって悲しむよ!」
ゼシカ「落ち着きなさいって!」
ミコノ「弦太郎!」
弦太郎「……。わるい、みんな。つい頭に血が上っちまって。」
明久「ふう。あんまり気にしなくていいよ、弦太郎。僕たちのために怒ってくれたんだし、何より僕ら友達じゃないか。そのかわり、僕が今みたいになったらちゃんと止めてよね。」
……すまねぇ、みんな。
高橋「沖浦さん。先ほどあなたは木下さんと工藤さんはAクラスにふさわしくないと言いましたがあなたの発言こそ、Aクラスにはふさわしくありません。」
沖浦「……すみませんでした。」
高橋「えーそれでは両代表による最終戦です。前に出てください。」
雄二SIDE
雄二「ああ。」
翔子「……はい。」
さて、この戦いで決まるな……
明久「雄二、任せたよ!」
弦太郎「頼むぜ!」
弦太郎のやつもなんとか落ち着いたな。フィードバックでかなりダメージも負ったのに人のことを……
雄二「ああ、任せろ!」
そういって、俺は決戦に向かった……
翔子「……雄二、さっきはゴメン。」
……全く。
雄二「沖浦のことだろ?別にお前のせいじゃないだろ、きにすんな。それよりも絶対手を抜くなよ?」
翔子「……ありがとう、雄二。言われなくても手加減なんてしない。」
高橋「それでは、坂本くん。教科を選択してください。
雄二「現社でお願いします。」
高橋「分かりました。それでは、始めてください。」
雄・翔「サモン!」
『坂本雄二 現社 379
霧島翔子 現社 478』
だぁもうこんな時に限って調子が悪いもんな。一番ましなやつでこの差だからな。
翔子「……この前は調子が悪かった。」
今絶望しか見えない言葉が聞こえたきがするが聞こえなかったことにしよう。
雄二「行くぞ、翔子!」
翔子「……うん。」
ガン!ガン!ガン!ガギン!ガギン!ガギン!
くそ、俺はメリケンサック、翔子は日本刀。攻撃しても弾かれっぱなしだな。
翔子「……いっきに行く。」
よし、今だ!
攻撃さえかわしちまえばたとえ武器にハンデがあっても勝てる可能性はある!
ブン!
翔子の日本刀をかわし、一気に攻撃を叩き込む!
雄二「オラオラオラオラァ!」
点数差が結構大きいせいか一発のダメージは少ないがこの調子で行けば!
翔子「……雄二は調子に乗るとすぐ油断する。」
ザンッ!
なっ!まさか翔子のやつ俺を油断させるためにわざと攻撃をくらってたっていうのか!
翔子らしくないハイリスクの作戦だな……いや、だからこそその作戦が活きて来るってわけか。さすがだな、翔子。ふと、点数を確認してみると……
『坂本雄二 現社 85
霧島翔子 現社 97』
最初に連続攻撃を食らわせたおかげでだいぶ削ったがあそこでくらった一撃はやっぱり重かったな。
翔子「……」
くそ、翔子のやつもこっちの出方を伺っている……
翔子「……雄二。このままじゃ終わらないから次で決める。」
なるほどな……最後は勝っても負けても恨みっこなしってか。
雄二「ああ、行くぞ翔子!」
翔子「……うん。」
俺と翔子は武器を構えて全力でお互いに向かって行く!
キィィィィン!
……結果は……?
『坂本雄二 DEAD』
雄二「……くそっ!悔しいが俺の……」
翔子「……雄二、私も戦死してる。」
雄二「何!」
『霧島翔子 DEAD』
翔子「……雄二。今度、また戦おう?」
全く、無邪気な笑顔で言ってきやがる。
すたすたすた。ぽん。
翔子「//////」
頭に手を置いただけで顔赤くしやがって。
雄二「ああ。今度は絶対俺が勝つ!」
AクラスとFクラスの試召戦争は三勝三敗一分けで引き分けという形で幕を閉じた。
はい、というわけでAクラス戦は残念ながら引き分けという形で終わってしまいました。
次回は試験召喚戦争編最終回です!お楽しみに!