ソードアート・オンライン Endless Spiral 作:お隣の池の中のプラナリさん
エギルさんの大人感、カリスマは一流です!
名もなき戦士に敬礼を!
これは映画の題材をね。
ルアはインシェイドフェルトメイトを
自身の身に纏う。
するとその色は赤紫へと変わっていた。
「これ.............は?」
「お前らしいじゃないか。」
「データのアルゴリズムを越えてる......」
ルアは非論理的だと少し驚いている。
エギルは別にいいんじゃないかと笑う。
「防具の作成は初めて見る......新鮮だ。」
「私も............しかも自分のもの..............」
その実感に驚いているルアのところに、
先程の鍛冶屋の彼がある剣を持ってきた。
その剣は1本の金属プレートがそのまま
剣になったような厚みをもつ。が、剣に
しては薄いほうなのではというくらい。
その色は漆黒。質感はやや重いくらい。
種類は片手剣。
「これは偶々置いてあった品なんだけど、
君に反応を見せたんだ。多分この片手剣は
グール専用武器だ。一度触れてみたまえ。」
「..........反応を?」
ルアが恐る恐る触れてみると、その剣は
やはりというか、赤紫色へと変わった。
武器の名前も嘶業黒剣から名前を変え、
<エインズ・ビオレータ>となった。
「おお............。」
「武器がプレイヤーを選ぶなんてな..........」
「これはちゃんと使えるよう打っておく。
君にこの剣を使ってほしいんだ。どうだ?」
彼はルアにそう頼み込む。
ルアは断る理由はないとそれを承諾。
そしてそれを待つ間、ルアは鍛冶屋で
ゆっくりとその時間を待っていた。
彼は話す暇がなさそうに武器を打っている。
エギルは考え事をしていた。
「なにがあの武器を変えたんだ..........?」
そしてそれは考えるだけ無駄であると
エギルは痛感することになる..........。
≧≦
「じゃあこれ!エインズ・ビオレータだ。」
「おおぉ..........軽い。でも重量感が........。」
その赤紫の片手剣はよりその輝きを増し、
ルアの手に馴染む最高の仕上がりとなった。
「モンスターと斬り合ってきます。」
「まぁ待てフィア。その必要はない。」
街を出ようとするルアを止めるエギル。
彼の後ろには、赤い軽装に身を包み、
金属質な片手斧を振るった男................
「響歌じゃないか?もしかして............」
「シダトン..................!?」
ルアはシダトンとのALOでの再会に
とても驚いた。
それと同時にルアには罪悪感があった。
「黙ってて........ごめん。」
「言ってくれても良かったのに。」
「だって........また足を..........」
そこまで言ったところでシダトンに肩を
組まれ、ぎゅっとされる。
「俺達は親友..........じゃないか?」
「................ふふっ。」
ルアはその言葉に笑みを見せる。
彼なりの言葉なのだろうとルアはなにも
口を出さない。
エギルは二人を止めず、ただそれを見て
頷いていた。
≧≦
ルアとシダトンは中央広場にて向かい合い、
互いに武器を構える。
「制限決着でいいよな!」ガンッ!!
「勿論!でも全力だよ!」シャッ!!
互いに武器を構え、その金属音は周りに
近寄りがたい雰囲気を作り出す。
10....9.....とカウントダウンが迫り、
二人の顔は真剣そのものになる。
そして、デュエルが始まった。
「................」ひゅっ!
「速いっ!」ガアン!
ルアのその身体能力はグールであることを
抜いたとしても高い。
そしてそれは圧倒的反射神経の加速と、
高確率クリティカルによって後押しされる。
シダトンは両手で斧を構え、その攻撃を
柄の部分や刀身に当てて見事なガードを
見せている。
そのガードの正確さは盾をもつプレイヤー
と遜色ない能力だった。
「なんだ強いじゃないか~!」
「シダトンと斬り合うのは初めてね。」
こうして談笑しながら互いに鍔迫り合いを
して、弾きあっていく。
これなら初撃決着で良かったのではと
思われるレベル。仕方ないね。
「よし........「詠唱~」レミウル!」
「!?」
ルアの連鎖魔法、レミウルは小爆発を
連続で繰り返していく魔法スキル。
それはシダトンに命中する。
その周りは砂煙が舞って見えない。
..........と
「砂煙が止むのを待つのは邪道よぉ!」
「........っ!」ヒュバッ!
シダトンが斧で特攻してきた。
ルアは持ち前の身体能力でそれを回避。
大きく距離をとる。
「距離をとる作戦か!」
「とりすぎるくらいが丁度いいのよ。」
スタッという軽い音と共に、
ルアは地に足をつける。
シダトンは斧で特攻を繰り返す。
単なる特攻ではなく、時にフェイクを
入れたりソードスキルによる地盤高上を
利用していく。
これこそ彼の異名、<地極>である。
「せいっ!」ガアン!
(筋力で弾けないのが不利ね..........)
ギギギギという金属音を響かせながら
鍔迫り合いを行うルアはそう苦笑い。
「よっと!」ひゅっ!
「おおっ!?」
ルアは体勢を低くして剣を下に下ろす。
その威力を持ってシダトンは前にでて
よろめいてしまう。
「はぁっ!」ズバッ!
「ぐっ!!」
その隙を逃すわけもなく、ルアは確実に
シダトンを切り裂いた。
その一撃は重いものであった。
「なんとか耐えたぜ~..............」
「伊達じゃないね。その強さ。」
「あたぼうよ!」
シダトンは乾いた笑みを浮かべる。
ルアもそれをみて再び剣を構える。
「なら........これを受けて貰おうかな?」
「ほう........ならそれを弾くまで!」
「言ったな?デスヴェンデット!」
その瞬間。彼女は変わった。
いや..........取り戻したのかもしれない。
<死神>としての自分を............
デスペラードは残念であった..........
復讐が題材になるかもしれないこの頃........
感想щ(゜▽゜щ)щ(゜▽゜щ)щ(゜▽゜щ)