ソードアート・オンライン Endless Spiral   作:お隣の池の中のプラナリさん

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2体目のボスモンスターがついに
現れる!ルアたちはどう戦うのか!?

て感じで見ていってください。


刃龍

 

ALO時間 6:30

 

辺りは既に暗くなっていき、

プレイヤーが洞窟内部の松明に火を灯す。

ALOダンジョンの松明は手動で

点けなくてはならないのが難点だとか。

 

暗視スキルをもつインプという種族は

そういうのに困らないのがまたいい。

 

インプも良かったなぁとルアは苦笑い。

 

そして、プレイヤー達は一人また一人と

武器を構え、戦闘体勢をとる。

 

そしてティンクルムのプレイヤーは

皆仕事終了と言わんばかりにその場を

退場していった........。

 

 

いや、戦えよお前ら。

 

「私たちが全力でサポートしますからね!」

 

「「「「おおおお~!!!」」」」

 

プーカのプレイヤー達が演奏準備に

取り掛かっていく。

 

そして、一人のプレイヤーが声をあげた。

 

「よっしゃいくぞ~!!恨みなしだぞ!」

 

その声と共に!大衆はおー!と

同調した。そして、洞窟の中心部に

召喚陣が姿を現した。

 

「破邪の塔みたいな造りだ..............」

「懐かしいですね。」

 

そう感嘆した二人を他所に、

召喚陣が煌めいてモンスターが姿を現した。

 

全身が真っ黒で、時に刃のような鋭さが

プレイヤーを戦慄させる。

翼から甲殻、角、尻尾までもが全て刃の

ように鋭いドラゴン。

《シックルドラゴン-デス》が現れた。

 

「よっしゃいくぜ!!!」

「おい!クライン!?」

 

エギルが制止するも最早手遅れか、

クラインは我先へとドラゴンへ接近。

その肝心のドラゴンは大きく飛翔し、

大きく構えることで全体を見ている。

 

多くのプレイヤーは弓を構え、魔法を

発してドラゴンへ攻撃する。

 

「ずりーぞお前ら!!」

「弓を持たないお前が悪い。」

 

攻撃できないものは弓をもつプレイヤーを

悪くいうも、至極全うな答えで返される。

 

クラインもその一人だった。

 

「弓か..........それもいいかもね。」

「フィアさんはどこまで行く気ですか?」

 

攻撃できないルアはそう呟いていた。

 

 

― ――1瞬、ドラゴンの刃が煌めいた。

 

そして、そのドラゴンの体から、

ウニが棘を伸ばすように鋭い刃が射出

されていった。幾千もの鋭い刃が。

 

そしてそれは周りのプレイヤーを

突き刺しては葬っていく。

デスゲームなら間違いなくジ・エンド。

 

離れていたルア達の所にも少数の

刃は飛んできた。命中はしなかったが。

 

「ギェェェェェェ!!!」カチカチカチ......

 

ドラゴンは刃を震わせながら臨戦体型を

とっていく。

 

「皆!頑張って!!」ジャアン!

 

プーカのプレイヤー達が後方で演奏を

開始する。その演奏によるバフは

耐久値減少速度低下。これによって

攻撃やガードをより効率良く行える。

 

「ふぅ......やるか。」ひゅん!

「無茶ですよフィアさーん!」

 

ルアはドラゴンの真下へと位置する。

ドラゴンはルアに向かって刃を射出する。

 

「遅い!予測線が丸見えよ!」

 

ルアにはそれが遅く見えるらしく、

刃を回避していく。

 

「ギェェェェェェ!!」

「隠蔽!」ドゥルルルル..........

 

ルアは持ち前の隠蔽スキルを使って

ドラゴンの視界から外れる。

 

とはいえドラゴンは怯むことなく周りの

プレイヤーへと攻撃を開始する。

 

「こっちにくるぞ!」

「盾部隊!!防御~!!」

 

盾を持ったプレイヤーらが陣形を作り

ドラゴンへ迎え撃つ。ドラゴンの

攻撃は始めから全力であり、それを

止める守りはなかった。

 

「うおぁぁぁぁっ!?」どんがらがっしゃ

(..........ええ。)

 

ルアは隠蔽しながらそれを見て青ざめる。

 

シックルドラゴン-デスは刃による高い

攻撃力は勿論のこと、それが金属で

出来てる為か、防御も高く設定されている。

そしてその刃で作られた武器というのが

これまた一級品だという噂が。

 

「ピナ!皆を回復させて!」

「きゅうっ!」

 

ピナはプレイヤーに近づいて回復ブレスを

放っていく。

 

「ありがとうな!チビ!」

「助かるぜ!」

 

そしてピナは賞賛されながらシリカの

もとへ戻っていく。

 

「ありがとう!ピナ!」

「きゅるるん!」

 

ピナによって回復したプレイヤーだが、

それによって有利になったとは言えなかった。

 

 

≧≦

 

「ぐっ!おおおおおっ!」ギィン!

「ギェェェェェェ!!!」ギギギ............

 

ドラゴンの角とルアの剣で鍔迫り合いが

おこなわれていた。

その粋はルアがやや不利。

徐々にだが押されつつある。

 

「援護する!」

「ッ!................エギルさん!」

 

エギルの大きな斧がドラゴンの脇を

叩く。その一撃でドラゴンはよろめき、

ルアはその隙をついて押し返した。

 

「らぁっ!」ガアン!

「ギェェェェェェッ!!!!」

 

ドラゴンのライフは防御もあいまって

大きな減少は見られない。

なにか高威力なスキルか魔法を

撃たなければじり貧して敗けが見える。

時間は有限だ。賭けに出なくては。

 

「デスヴェンデット..............よし!」

 

ルアが賭けに出るのはこれしかないと

思いつきでこのスキルを使用した。

 

衣やオーラは赤くドス黒いものとなり、

唯一その肌と愛剣だけが原色を保つ。

 

デスヴェンデット........使用時間が実質

無限であり、その筋力や反射神経が

大きく上昇する。

それとは裏腹に終了時の息切れが激しく

使用中は防御力が著しく低下する。

最終的にデスヴェンデット中に

ソードスキルを使うものなら強制解除が

されるという、癖の強いスキルだ。

 

その威力も馬鹿にならないが。

 

「本気でこい!」

「ギェェェェェェェェェェェェ」

 

ドラゴンとの死闘が始まった。

周りはその姿に戦慄していた。

 

 

≧≦

 

「ギェェェェェェッ!!!!」

「遅い!」ガアン!ガアン!

 

その後は一方的だった。

鍔迫り合いを難なく弾き飛ばし、

ドラゴンの刃を軽く回避する。

 

そして周りから援護をもらいながら

きっちりと攻撃をいれていく。

 

そして、戦局が動いたのは少しそれが

続いた頃だった。

 

 

「ギェェェェェェ..........ガアッ!」

「いい加減........潰れろや..........」

 

バーストを解除してないが、その場で

膝をついて休んでいるルアを尻目に、

ドラゴンは自らの刃を外していく。

 

「なに........やってるんだ?」

「フィアさん!離れて!」

 

ルアは大きく距離をとる。

そしてその瞬間に刃が掠めた。

 

シックルドラゴン-デスは

その刃を失った黒いモノとなり、

その姿は徐々に変わっていく。

その度にメキメキという不穏な音が辺りに

響いていく。

 

「グッグオオオオウ!」メキメキ..........

 

そしてその姿は3本の首をもつ全身が

煌めく漆黒の正統性なドラゴンへ

変わっていった。

 

「ギギェェェェェェェェェェェェア!!!」

 

その咆哮は辺りを大きく揺らした。





シックルドラゴン-デス。
そしてそれは外郭を失って姿を変える。
元のネタはモンスターX。
わかる人いるかな?10年くらい前だけど
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