ソードアート・オンライン Endless Spiral 作:お隣の池の中のプラナリさん
なんと言えばいいのだろうか............。
まあこんなんですが、見ていってください。
新生ALOには、とあるイベントが設けられ、
それがユーザーの心を掴み、闘争心を
掻き立てているという。
それは、稀にあるレイドボスの降臨。
あるタイミングで数時間の間、
元々はALOにいないはずのモンスターが
このALOの世界に現れる。
報酬は武器の場合が多く、強くなりたいその
一心で皆が狩りを進めていく。
だが、なかなかそのボスを倒すには至らず、
最近では投げ出してるプレイヤーも
いるとのこと。
実は、旧SAOボスモンスターが
このALOに強化されて現れることもある。
告知なしで突然現れることもあるため、
挑みかかって倒されるプレイヤーも
とても多い。
というか、そのトラウマでその
フィールドを怖れて入りたがらないという
プレイヤーも多い。
運営は何を考えてるんだ................
≧≦
ルアは一人、古戦場といわれる跡地にて
休息をとっていた。周りは森であり、
その木々は日光を遮っていることで、
比較的暗い。
「今日はゆっくり休息だ~..............」
ルアは一人で休息をとっているが、
その近くには、一部のプレイヤーが
陣をとって戦闘していたりする。
そしてその声はやがて、悲鳴となる..........
「うわぁぁぁぁ!!お助け――――!!」
「なによこいつ!強すぎるわ!!」
「お前のせいだぞ!なんでこんなやつ........」
醜く争う3人は、ある一体のモンスターに
追い回されていた。
そのモンスターは、自然に溶け込む深翠の
鎧をきかざっている。
体長は4mほど。武器は天叢雲の剣という、
聖なる片手剣と、左手には龍籠手の盾という
緑色の煌めくものを持っていた。
(零眼ノ劉備)というこの近辺にはいない
はずのモンスター。
「あんたサラマンダーでしょ!?」
「黙っとけ糞が!なんだよあいつ!」
「止まるな!死ぬぞ!!?」
サラマンダーを象徴する赤いローブに
身を包む男性。
水色の粗野な羽衣を着飾るウンディーネの
女性。
ハンマーを担いで急ぎ足で我先にと
逃げていくノームの男。
この3人は、劉備とまともに相手できないと
察して逃げている。
ルアは、劉備を見てタイミングを計る。
劉備は天叢雲の剣で3人を的確に
切り裂いていく。当たってはいないが、
3人がいた場所に剣を降り下ろし、
3人を恐怖させる。
「「詠唱~」アロー!!」
サラマンダーの男性が魔法のひとつ、
ペインアローを発動させる。
一本の矢は劉備を捉え、命中する............
そのライフは全く減りを見せなかったが。
「効いてない........だと?」
「オオオオオオ!!」ガチン!ガチン!
その魔法によってヘイトをあげてしまい、
劉備は彼を向いて金属音を響かせる。
侍系モンスターの臨戦体型である。
「オオオオオオ!!?」ガアン!
「..................」
劉備が走り出す直前、ルアは片手剣を用いて
劉備を吹き飛ばす。袈裟斬りで。
劉備は後ろに吹き飛んでいって、
体勢を立て直している。
「............死ぬよ?」
「あいつはいったいなんなんだ!?」
ルアは相手の顔を一瞬だけ覗きこみ、
すぐに体勢を立て直した劉備を見る。
「オオオオオオ!!」ガチン!ガチン!
「殺る気か............こい。」
ルアは愛剣を片手に、劉備は天叢雲の剣を
互いに向かって走り出す。
そして互いに鍔迫り合いをし、
1歩も譲ることは決してない戦いが始まった。
「..........なんなんだ。」
「もうここにはこれないかもね。」
「逃げないのか!?」
追い回された3人はその場でへたれ、
ルアと劉備の鍔迫り合いを見ていた。
≧≦
ルアはグール特有の身体能力で劉備の
斬り込みを上手く回避して峰をうつ。
ヒットアンドアウェイという方式で相手を
追い詰めていく。
時に体に仕込んだ武器を投げつけたりして
手数を稼いでいるが、やはり対プレイヤー
向けの武器だなぁと苦笑い。
「オオオオオオ!!」ガアン!
「「詠唱~」レミウル!」
ルアが詠唱したのは、連鎖魔法。
小さな爆発が連鎖して、大きなダメージを
与える魔法だ。
その魔法は一瞬だけ輝きを放ち、
爆発を放っていく。
「オオオオオオ!!」
「効いてなさそうだな............」
砂煙がさり、相手の姿が見えるとルアは
休む手無しに斬り込みをいれていく。
「やはり........ALOにはいないな。」
「オオオオオオ!!」
ルアの剣技を受け止める劉備。
それを見て満足そうにしていた。
「オオオオオオッ!!」
「........」
劉備の天叢雲の剣が光ったと思えば、
その刀身は突然大きくなる。
そしてその刃は緑色へ輝きを放つ。
ソードスキル<ライトクレイサー>。
その剣をルア目掛けて振り回す。
彼女の左肩に赤い傷を入れる。
攻撃がかすって彼女にダメージを与えた。
防御の低い彼女には、それすら苦であった。
「................いっ!?」ズサッ
「オオオオオオ!!」
ルアは肩を抑え、体勢を整える。
そのダメージはとても大きかった。
「ふう..........。」
「オオオオオオ!!」ダダダダ..........
劉備が突進してくる。
ルアはそれを前転してすり抜け、すれ違い
様に劉備の足を切り裂く。
「オオオオオオ!!」ズサッ
「..........これで終わらせる!」
ルアは赤紫の布を取り、腕に巻く。
そして、その腕は次第に力を増し、剣を
振り回す。そのさまはまさにモンスター。
それを見ていた3人は震え上がっていた。
「オオオオオオ!!」ジャキッ!
「死ねっ!」
ルアは走り出して劉備を切り裂く。
劉備は形だけでもと天叢雲の剣を構える。
ルアはその形をすり抜けて、剣を劉備の
左胸に突き刺し、切り裂いていく。
「オオオオオオオオオオ!!」パリン
「はぁっ........はぁっ........」ドサッ........
劉備はポリゴン片となり、姿を消す。
ルアはその疲れでへたれこんでしまった。
どうでしたか?
レイドボスがこの小説ででる機会なんて
そうそうあるのかな............
ルアのマフラーはコンプレックスを隠す
アイテムだから、最初から外せとか
いわないでね?