のんびり鎮守府   作:ruruie1476

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前回、提督に言われ設計図を探しに行った電御一行。それは提督が仕掛けたドッキリだった。それを知る由もなく設計図を探しているが、睡眠ガス的なものにやられてしまう…
さて、今回でこの話は終われるのか…終われなかったら次回で終わりにしたい(ドッキリ編)。


ドッキリなのです(後編)

「……ぅう…ん?」

暁の目の前にはコンクリートの壁が広がっていた。周りを見渡しても誰もいない…って、電は!?唯一の心の支えだった電がいないと耐えられそうにないんだけど!?

目の前には扉が一つあるくらい。それ以外は全くない。試しに扉を押す、引く、スライド…色々したがびくともしない…

「おーい。誰かいないの?」

扉に問いかけるが、反応がない…

「い…電ぁ〜?響ぃ〜?誰でもいいからぁ〜…」

返事がない。誰もいないようだ…

「全く…誰がこんなことを……ん?」

何故だろう…誰かに見られてるような気がする…周りを見渡しても誰もいない…いや、間違いなく見られてる…暁の感がそう告げている…嘘…まじで…?

「ね…ねぇ…誰か見てるの…?お…おーい…返事してよぉ〜…」

返事するわけがなく、虚しくその声は響く…

その瞬間、暁の後ろの壁から“ グチャッ ”という鈍い音がした。

恐る恐る後ろを振り返ると壁に赤いものが付いている…

「ぁ…ぁ…あぁ…」

暁はすぐさまドアの方を向いてドアを力強く叩く。

「あぁぁっ!だれがっ!誰がだずげでぇぇえっ!暁はごごっ!ごごに゙い゙る゙がら゙ぁぁっ!」ドンドンドンッ!

暁は一心不乱にドアを叩きつける。少し正気を取り戻したかと思うと、何やら生臭いものの匂いが…

「あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙ぁ゙っ!!!何で!?なんで暁だけぇぇぇっ!」

暁はお構い無しにその場で膝をつき泣きわめく。そうしていたら、ドアの向こうから何やら足音が。

「っ!?おぉぉいっ!暁はここっ!ここだよぉっ!」ドンドンドンッ!

そうすると足音が遠ざかって行った…

「あぁ…っ…あ…」

絶望しかない暁は目の前が真っ暗になった…

 

「なぁ、お前ら。ちょっと電たちの様子を見てきてくれないか?」

提督に呼ばれた天龍と利根はキョトンとした顔で提督を見ている。

「なんで俺達が…?」

「何となく」

「提督が行けばいいじゃろ…」

「めんd…ゲフンゲフン仕事が残ってるからな…」

「おいお前今めんどくさいって言いかけたよな」

「」ヒューヒュー…

提督は明後日の方向を見て口笛を吹く。

「…はぁ…で、電たちは何処にいるのじゃ?」

「別館だよ」

「「…はぁ?」」

「とりあえず頑張ってねぇ〜」

「おいおい!拒否権はねぇのかよ!?」

「無いっ!」

「……」

渋々承諾した天龍たちは、その思い足取りで別館へ向かう。別館の前に立った2人は、互いに愚痴を言い合う。

「くそっ…なんで俺達が… 」

「…終わったら間宮でもおごってもらおうぞ…」

「そうだな…出撃増やしてもらうか…」

目の前の扉を開き、奥へと進む。1階を探索したが、電たちの形跡はない。

「おい、地下っぽいものがあるぞ」

「おぉ!でかした!早速行ってみようかの」

地下への階段を降りていく2人、電気なんか殆ど無いのと等しい。しかも妙に寒いので、恐怖しか無かった。

「なぁ…二階とか探してからの方が良くないか…?」

「…すぐそこのドアを調べたらそうするかの…」

ドンドンドンッ!

「「っ!?」」

「ぉぉ…ぃ…こ…こ……あけて…」

少女の泣き声と同時にドアがとてつもない力で叩きつけられている。

「と…取り敢えず…」

「逃げるが勝ちじゃっ!」

2人は一目散に階段をかけ上り、別館の入口に数秒でたどり着いてた。

「な…何だったんだ…今の…」

「分からぬ…しかし…アレがもし電たちといった奴らのひとりだとすると…」

「…行ったほうがいいのか?」

「…じゃな」

「お、俺は嫌だぜ!?あんな所、死んでもゴメンだ!」

「それはこっちのセリフじゃっ!」

数秒の討論で、結局ジャンケンで負けた方が行くことになった。

「「最初はグー…ジャンケン…」」

 

「何故じゃ…何故この利根が行かねば…」

もう1度、扉の前に立ってみるが、先程とは打って変わってとても静かであった。

「…ん?この壁に掛けてあるのが鍵か?開けろと言わんばかりに…」

その鍵をとって鍵穴にさし、ドアを開けると、赤い水の上に倒れ込んでいる暁がいた。

「っ!?おい、大丈夫かっ!?」

返事がない。ただ気を失っているだけのようだ。

「良かった…ほかの奴らは…いないみたいじゃな…」

床の上の赤い水をよく見てみると、それはトマトだった。

「んまぁ…この状態だったらパニックになるじゃろうなぁ…」

暁を背負い、天龍の元へ向かう。

天龍の目の前に行くと、電と響がいた。

「そいつらはどうしたんじゃ?」

「二回を探索してたらたまたまいた」

「でも、川内さんがいないのです…」

「川内?…あぁ…見てないな…そっちはどうだった?」

「こっちも見てないが…」

「おぉーいっ!あったよーっ!」

頭上から声が聞こえたので、上を見てみると、そこには川内がいた。何かを手に持って振っている。

「?あれは…頼まれてた設計図」

「やったのです!依頼成功なのです!」

その後6人はその設計図をもって、本館の方に帰っていった。

「おぉ!設計図、見つけてくれたか!」

「ねぇっ!これで夜戦させてくれる?」

「別に構わんよ」

「やったぁっ!待ちに待った夜戦だぁっ!」

「おい、俺も頑張ったんだから、出撃回数増やしてくれよなっ!」

「わらわは間宮でも奢ってもらおうかっ!」

「うぐっ…いいよ…」

その後、他愛のない話を交わしたあと、解散した。

「…戻ってきていいぞ」

無線で3人に報告したあと、少しため息を付いて空を見た。

「なんか…こう…もっと無かったのかなぁ…んまぁ、あいつらが帰ってきたら、撮った映像みて笑いますかね」




終わった。やっとドッキリ編が終わりました。やったね
次回は、何しようか…多分遅くなると思います。今回こそ無計画だな…どうしよ。
取り敢えず、この2回に分けて無駄に長くなってしまった話を見ていただき、ありがとうございます。取り敢えず、面白くするがモットーです。これからも宜しくお願いします。
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