プロデューサーと大石泉がいちゃいちゃするだけ。

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P「はぁ……いずみんにジト目で呆れられてぇなぁ……」

P「はぁ……いずみんにジト目で呆れられてぇなぁ……」カタカタ

 

大石泉「何馬鹿なこと言ってるのP……」ジトー

 

P「それだよ!それ!ああ……至福だ……天にも昇る気持ちってのはこういうことを言うんだろうかね」カタカタ

 

泉「……P疲れてるんだよ、打鍵速度も落ちてるし、ここらで休憩挟もう?ほら、コーヒー淹れてきたから」

 

P「ああ、この仕事がひと段落したらな」カタカタカタ

 

泉「……早起きしてサンドイッチ作ってきたんだけどなぁ」

 

P「よっしゃ休憩するぞー!今休憩するすぐ休憩するこの瞬間から俺は休憩するぞ!!」カタカタッターン

 

泉「調子いいんだから」フフッ

 

塩見周子「あたしもお腹すいたーん♪泉ちゃ~ん一つ頂戴?」

 

泉「うわっ周子さん、一体どこから湧いてきたんですか」

 

周子「湧いてきたってひどくない?」

 

P「LiPPSの奴らはどこからでも湧くからな」

 

周子「そんな序盤の雑魚敵みたいな言い方」

 

宮本フレデリカ「呼ばれて飛び出てフレデリカ~~」

 

周子「ほんとに湧いた!?」

 

フレ「のんのん、湧いたんじゃないよ~コウノトリさんが運んできたんだよ!」

 

周子「フレちゃんってばもしかして赤ちゃんだったん?」

 

フレ「ふんふんふふーんあかデリカーー♪」

 

フレ「イズミちゃん、フレちゃんな赤ちゃんにサンドイッチを食べさせて?」

 

フレ「あれ?赤ちゃんなフレちゃんかな?サンちゃんな赤ちゃんにフレドイッチを食べさせて?かな?」

 

フレ「まぁなんでもいいやー」

 

泉「いいけど……先に手を洗ってきてくださいね」

 

フレ「やーんイズミちゃんってばママみたーい」

 

周子「ほら、泉もこう言ってるだろ、手を洗ってきなさい。さもないと夕飯は抜きだ!」イケボ

 

フレ「シューコちゃんはパパっぽくないね」

 

周子「そこはノッてくれないんかい」

 

泉「周子さんも手、洗ってませんよね……?」

 

周子「いや~んバレちゃったか~失敬失敬」

 

泉「はぁ……これじゃあ休憩にならないよ」

 

一ノ瀬志希「くんかくんか……美味しい匂いの元をはっけ~~~んってあれ?」

 

フレ「あっ今度はシキちゃんが湧いた~」

 

周子「結局湧いてるんかい」

 

志希「湧いた?位置の確定?局在化?波動関数の収束かにゃ?でも志希ちゃんケミストだからそこら辺よくわかんな~い」ニャハハハー

 

P「わいてるのはお前らの頭だ。ほらさっさとスタジオ行ってこい。美嘉と奏は先に入ってるはずだから」

 

志希「はいは~い、それじゃああたしは早速失踪しま~~す」ガチャ

 

P「はぁ……周子、志希を頼んだ」

 

周子「土曜の夜」

 

P「…………わかった」

 

周子「やった♪夜景の綺麗なホテルでディナ~さっすがPは太っ腹~♪シューコ隊員は志希ちゃん隊員を捜索に向かいます!」

 

フレ「シューコ隊員待ってー☆いずいずサンドイッチありがとね、プロデューサーは留守番よろしく~」シルブプレー

 

泉「い、いずいず?」

 

ギャーギャーワイノワイノ

 

P「あいつらドア隔ててもうるせぇな」

 

泉「嵐みたいだったね……」

 

P「ようやく落ち着いて泉のお手製サンドイッチを食べられるよ」

 

泉「みんなにもあげる計算で作ってきたから量は気にしないで大丈夫」

 

P「泉は用意周到だなぁ」

 

泉「それって褒めてるの……?」ジーッ

 

P「褒めてるって、そう疑わし気な目で見ないでくれ。興奮しちゃうだろ」

 

泉「うわぁ(うわぁ)」ウワァ

 

P「本音と建前と効果音が一致しちゃってるよ」

 

泉「いいから早く食べなよ、仕事終わってないんでしょ」

 

P「そうだな。……いただきます」パクッ モグモグ

 

泉「…………」ソワソワ

 

P「うん、美味しい。ありがとうな、泉」

 

泉「どういたしまして」

 

P「さーて、いずみんの愛情たっぷり手作りサンドイッチで気合いも入ったことだし、仕事再開するかー!」

 

泉「拡大解釈はやめて」

 

P「あぁんちめたい視線……だがそれがいい」キリッ

 

泉「……私、本当にこの人とトップアイドルになれるのかなぁ?」

 

P「安心しろ。泉は絶対、俺がシンデレラにしてやるから」

 

泉「目下最大の不安材料がPだっていうのに……口だけは立派なんだからもう……」

 

P「ラジオ番組……レッスンとバッティング……そうするとここをここにして…………」カタカタ

 

泉(Pやっぱり忙しそう……細かい事務処理の自動化プログラムくらいだったら書いてあげられるかな……?)

 

P「満腹になったら、なんだか眠くなってきた」

 

泉「またそんな事言って……ちひろさんに怒られるよ?」

 

P「アッ ソレダケハ カンベンシテ ツカァサイ」

 

泉「頑張ってよ。お茶、淹れてきてあげるから」

 

P「やっぱりいずみんだけが俺の味方だ」ボロボロ

 

泉「……大の大人が号泣しないで、みっともないよ。ほらハンカチ貸してあげるから」

 

P「否定はしない、と」

 

泉「いい加減怒るよ」

 

P「アッハイ」

 

泉「……」カタカタ

 

P「……」カタカタ

 

泉「…………」カタカタ

 

P「…………」カタカタ

 

泉(……二人だけしかいない事務所。私たちの打鍵音以外は静寂)

 

泉(ようやくPも仕事に集中し始めたし、私も無言でプログラムを組んでいく)

 

泉(そんな沈黙が、少し心地よかった)

 

泉(本屋さんや、図書館にいる時の雰囲気に似ているかも)

 

P「…………泉はアイドル、楽しいか?」

 

泉「……どうしたの急に、変なものでも食べ……いや、私はちゃんとレシピ通りに作ったはずだけど」

 

P「俺だっていつもおちゃらけてる訳じゃない」

 

泉「否定はしがたいけど肯定もしがたいよ……」

 

P「俺は根が真面目だからさ、気になるんだよ。泉はそうやってパソコン弄ってるほうが幸せだったんじゃないのかーとかさ」

 

泉「愚問。自分のアイドルくらい信じたら?」

 

P「人は……」

 

泉「『人は見た目にはよらない?』」

 

泉「Pは私たちの写真や映像をみてなにも思わないの?心の底から楽しいと思ってないと、それはファンのみんなに伝わるんだよね。それを教えてくれえたのはPでしょ?」

 

泉「勿論、プログラムを組むのは私の趣味だよ。でもそれはアイドル活動も同じ。目標があって、それを目指して最善の道筋を分析して、最適な行動を計算して、最良のスキルを習得する。能力の限りを尽くして、最も美しく、最も魅力的なものを作り出すという点では、アイドルもプログラミングも同様……違う?」

 

P「……泉はしっかりしてるなぁ」

 

泉「よく言われるよ……でも、本当はそんなことないの」

 

泉「私だって、こう見えてもまだ只の15歳なんだよ。年相応には幼いつもり」

 

P「そうか……まだ15歳なんだよな…………」

 

泉「ちょっと、そこは『そんなに老けては見えないよ』くらい言ってくれないの?」

 

P「少なくとも”ただの15歳”はそんな発言しないだろうなぁ」

 

P「それに、やっぱりただの15歳と言うには些か美しすぎるな」

 

泉「……口先ばっかりで信用ならない」ムスーッ

 

P「おいおい、担当アイドルを信じろって言ったのはどの口だ。担当のプロデューサーくらい信じてくれよ」

 

泉「口より手を動かしてくれたら考えるわ」

 

P「なぁ……ところでさ、どうして泉は今日事務所に来たんだ?一日オフだった筈だろ?」

 

泉「今日のスケジュール、なぜかどのアイドルもほとんど事務所にいられないし、ちひろさんは有休取ってて、Pがずっと事務所に一人でいることになってたでしょ」

 

P「……よくわかったな」

 

泉「あたりまえだよ、今走らせてるスケジュール管理ソフト書いたの私だよ?」

 

P「つまり泉は俺に会いたくて来たってことだな?」

 

泉「違うよ、P()()()()()()()()()()来たの」

 

P「そう……だな、その命題は確かに真だ」

 

泉「……」ジトーッ

 

P「……///」

 

泉「照れるくらいだったら最初からクサいセリフなんか言わなきゃいいのに……」

 

P「最初から言ってるけど、俺はそうやっていずみんにジト目で呆れられるのが目的だからな!」

 

泉「はぁ……」

 

泉「ほんと、Pは私がいなきゃどうしようもないのね」フフッ


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