ハイスクールD×D inウィザード   作:kue

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第百三話 オリジナル・ラスト

「はぁ!」

高速で移動しながらカリバーモードを叩きつけていくが奴は、

それを超える速度でそれを避けると背後に回り込み、

カリバーモードを叩きつけてくるが俺も高速移動で避けるものの、

何れも掠ってから回避行動をとっていた。

やはり、四千年の間がある状態では圧倒されるのは当り前か!

もう一度、高速移動し、カリバーモードを叩きつけようとするがそれよりも早くに、

奴が俺の目の前から消え去り、背中に衝撃を受けてそのまま地面に叩きつけられた。

「がはっ!」

「やめとけ。四千年の差がある。それは決して埋めることのできない圧倒的な差だ」

「諦めが悪いのが俺だ……まだ最後の希望はある」

そう言い、俺はコネクトの魔法陣を展開し、

そこからアザゼルに貰った二つの指輪を取り出すと奴は焦りはじめた。

もともとは奴の命令で制作していたようだがアザゼルが渡す前に、

御尋ね者になったために俺の手に渡ったという訳らしい……これも運命か。

「何故、お前がその指輪を持っている!」

『バインド・プリーズ』

「ぐぉ!」

奴をバインドで一瞬だけ拘束した時に二つの指輪を人差し指と薬指にはめ、

人差し指の指輪を籠手の宝玉に翳した。

『クローン・プリーズ』

するとインフィニティーの鎧が解除され、さらに俺の体内から魔力が吐きだされ、

その魔力が形を変えていきもう一人の俺へと変化した。

……なるほど、一気に魔力を回復させてから、

ドラゴタイマーの要領でクローンを作り出した訳か。

互いに目を合わせ、頷きあうと俺はインフィニティーの指輪を、

奴はドラゴタイマーを取り出し、次々と鎧を纏った分身体を作り出していく。

「させるか!」

「それはこっちのセリフだ!」

再びインフィニティーの鎧を身に纏い、インフィニティー・ルークにチェンジし、

奴の攻撃を真正面から防ぐが鎧を通り越して、生身の俺の身体にダメージが届き、

口から血反吐を吐いてしまった。

ぐっ! 防御のルークにチェンジしても鎧を貫通するか!

『オールドラゴン・プリーズ』

そんな音声が聞こえ、背後を振り返ると全ての属性のエレメントの魔法陣が一つとなり、

全ての武装を装備したオールドラゴン状態のもう一人の俺が完成した。

それを見た俺は未来の俺から距離をとり、宙に浮いている俺の横についた。

「さあ、今度の指輪はどんな奇跡を起こしてくれるんだ?」

『チョーイイネ! フュージョン! サイコー!』

「うぉ!」

「うおぉ!」

突然、体が引き寄せられ、オールドラゴンの俺とインフィニティーの俺がぶつかり合った瞬間、

俺の視界を潰すほどの輝きが放たれた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ほぅ」

輝きが消え、目を開くと俺は今の状態に驚嘆の息を吐いた。

今の状態を簡潔にいえばインフィニティーの鎧にドラゴンスタイルの武装を、

銀色に色を塗り替えられた物と鎧と融合している状態だった。

銀色のクロー、テイル、ウイング、ヘッド。全てが最高にまで強化されている。

「インフィニティー・ドラゴン。究極にして最強。これが全ての希望だ!」

ドラゴンの翼を羽ばたかせて宙へ浮かぶと同時に奴も悪魔の翼を生やして宙へ浮かびあがり、

クローとアックスカリバーをたたきつけあう!

インフィニティーの状態でオールドラゴンの力を、

使っている状態では四千年の差も埋められるってのか!

「はぁ!」

頭部から炎を火炎放射のように吐き出すが相手はナイトの速度で避けるが、

さらに俺は全体に雷撃とブリザードを同時に放っていくと運よく雷撃が一度だけ当たり、

奴の姿が見えた。

「うらぁ!」

「ぐぁ!」

テイルを奴めがけて叩きつけると奴の防御を無視して壁に激突するまで吹き飛ばした。

『ハイタッチ・シャイニングストライク! キラキラ!』

「はぁ!」

奴が姿勢を立て直し、巨大化した斧が振るった瞬間に二人に分離し、

それを避けてからもう一度合体して奴にクローを突き刺した!

「がはぁ!」

インフィニティーの鎧が砕け散り、クローが突き刺さったことにより、

流れ出た血液によって銀色が真っ赤に染まっていく。

「グァ! ま、まだだ!」

傷口を押えながら壁に穴をあけ、外へと出ていった奴を追いかけて俺も、

外へ行くと全身から全ての魔力を放出し、頭上に巨大な魔力の塊を作り出していた。

……そこまでして何に拘る。未来の俺は……認めない。

こんな誰も笑っていない未来など必要はない! 俺の手でこの未来は潰す!

『チョーイイネ! ファイナルストライク! サイコー!』

ドラゴンの口から四つの魔法陣が吐き出され、俺の背後に回って四つが一つとなり、

七色の光を放って俺を一気に押し出す!

「終わりだぁぁぁぁぁぁぁ!」

目の前に巨大な魔力の塊が迫ってくる。

お前が忘れた物は…………仲間の最後の希望という意識だ!

「はぁぁぁぁぁぁ!」

一回転して足を塊に向けた瞬間、それらがぶつかり合い衝撃波が辺りに放たれる!

「だぁぁぁぁぁ!」

体を回転させ、さらにドラゴンの頭部を胸から足に移動させてそこから炎を吐きださせながら、

きりもみキックを加えていくと魔力の塊が一気に四散し、そのまま奴の腹部に蹴りを加えた!

直後、奴が纏っていた銀色の鎧が完全に砕け散った。

「がぁぁ!」

「終わりだ……俺の姿をした幻影。だぁぁぁぁぁぁ!」

より一層、足に魔力を加えた瞬間、奴を貫通し、

俺の背後で大爆発を起こして俺の姿をした幻影は姿を消した。

翼を羽ばたかせて王宮の間へと降り立った瞬間に二つの指輪の効力が消えたのか、

インフィニティー・ドラゴンの姿が消え去った。

……ほんの一瞬だけの最後の希望か。

「……イッセー」

リアスが俺に声をかけた瞬間、徐々に俺の身体が光輝き始めた。

「……安心しろ、リアス。お前がそんな顔をするような未来を俺は作らない」

そう言うと同時に木場も合流してきた。

「……木場。お前が古の魔法を見つけないで済むような未来を俺は作る」

「うん……四千年後に」

笑みを浮かべ、そう言った木場の発言を最後に俺の視界が突然、暗闇に染められた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ん」

目を開いたときに最初に映り込んできた景色はいつもの天井だった。

……やけに両手が重いな。

そう思い、首を右に、左に向けると俺の腕を枕にした状態でスヤスヤと卷属の仲間が眠っていた。

……一本の腕に三人も頭を乗せて寝ていたら重く感じるわな。

というよりも痺れすぎてもう感覚がない。

「夢か……いや、違うな」

皆を起こさないように腕を抜くと左手の人差し指と薬指に四千年後のアザゼルから貰った、

指輪があったがそれは光の塵となって消え去った。

夢の中の魔法か……不思議なこともあるもんだ。

「……未来は変わったんだ」

そう呟き、俺はもうひと眠りすることにした。




これにてオリジナルはお終い……と、思いきや続いては
オリジナルな日常編なんだな。
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