ハイスクールD×D inウィザード   作:kue

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第七十三話

ロスヴァイセがフィールドから帰ってきた後も俺達の陣地はまるで、

通夜のように静かな状態だった。

仲間たちとのつながりが強い……それは俺達の武器でもあるが、

逆にたった一人でも抜けるとボロボロとそこから瓦解していく。

俺達の悪いところだ。

「……たかが一人脱落しただけで下を向くな。向こうを見てみろよ」

「……この場でも冷静だね。イッセー君は」

既にダイスは振られ、合計の目の数は八。

既に相手の出場選手は決まっている……というよりもサイラオーグ曰く、

俺と戦いたい奴がいるらしい。

さっき、司会進行を務めている奴から放送で言われた。

相手はビショップのコリアナとか言う奴らしい。

俺と戦いたいって言っているということは相当、魔力関連に自信があるらしい。

「俺が行く。異論は聞かないぞ」

「ええ、行ってらっしゃい」

リアスからその言葉を貰い、転移魔法陣の上に立ってフィールドへと向かうと、

そこは一面が花に覆われているお花畑だった。

向こうにはウェーブのかかった金髪の女。

「では、第三試合! 始めてください!」

審判の声が響いたと同時に相手が両手に魔力を纏わせ、こちらへと突進してくる。

ビショップだけに魔力を操るのが得意だと……まあ、魔力だけを見れば悪くはない……が。

「はぁぁ!」

女が放ってきた両手の一撃を俺は魔法陣を展開させて、それを防いだ。

相手の全力の一撃だったのか、

相手は開き過ぎている差に驚きを隠せない風に目を見開いて俺を見ていた。

「俺と魔力で戦いたければあと数百年は魔法の勉強してこい」

魔法陣を軽く弾くと、さきほど女から吸収した魔力を使って魔力弾を、

俺の魔力も上乗せしてゼロ距離で広範囲に放射した。

先ほど綺麗に咲き誇っていた花は一瞬にして消え去り、ただの地面と化した。

『第三試合終了!』

『こ、これがウィザードの力かぁぁぁぁぁぁぁ!』

司会者のその一言に観客席から大歓声が放たれた。

魔法陣に乗り、陣地へと戻るとさきほどの不抜けた様子の奴らはおらず、

気合いが満ちていた。

出来るなら最初からやってろよ。

俺とすれ違いでリアスがダイスへと向かっていき、

両者同時にダイスを振るうと画面に表示されたダイスの合計の目は8。

画面に表示された数字は八……また八か。

「ここは祐斗とゼノヴィアかしら」

だが、その中で恐る恐る手を挙げる存在がいた。

「ぼ、僕が行きます! 祐斗先輩は強いですから……それに僕は、

最後まで残っても手伝いにはならないと思うんです……だから、

中盤の今に僕が行きます!」

「……そうね。ギャスパー。ゼノヴィアをサポートしてあげてね」

「はい! 頑張りますぅ!」

やけに気合いの入ったギャスパーとゼノヴィアが魔法陣に乗り、

転移された場所はごつごつとした岩だらけで足場の悪い場所だった。

確かにギャスパーを行かせたのは正解だったかもな……コウモリに変化し、

攪乱することもできる。

それに対して相手はひょろ長い体格の男性と不気味な杖を持った美少年。

『第四試合始めてください!』

『ラードラ! 先にナイトだ!』

不気味な杖を持っていた奴が後方に下がり、衣服を破り捨てたひょろ長い男が前に立った瞬間、

ひょろ長い体格の男の身体が徐々に変化を起こしていき、

その体を巨大なものへと変化させていく。

『ド、ドラゴン!?』

男はドラゴンへと変化した。

セイグリッドギアではないな……まさか、

あいつも断絶した御家の子孫でその力を覚醒させたのか。

『ギャスパー! 時間稼ぎを』

『そうはさせるか!』

不気味な杖を持った男性が叫びながら杖をゼノヴィアに向けた瞬間、

エクス・デュランダルの刀身に不気味な文様が浮かび上がり、

聖なるオーラが弱々しくなった。

『トリックバニッシュ! それが僕のセイグリッドギアだ!』

何もできなくなったゼノヴィアを押しつぶさんとドラゴンが、

その大きな足で踏みつぶそうとする!

が、コウモリとなったギャスパーが彼女を包み込むとその場から消え去った。

『すまない、ギャスパー』

『大丈夫です……この呪いなら僕の手持ちで何とかなります』

そう言い、ギャスパーは地面にいくつか魔法陣を展開していき、

チョークで地面に魔法陣を描いていく。

『あとは呪いが解くのを待てばいいんですが……僕が時間を稼ぎます!』

『無茶はよせ!』

『無茶ですけど……ここで勝たないとイッセー先輩にも部長にも迷惑がかかるんです!』

そう言い、ギャスパーはコウモリへと変化して、

歩いているドラゴンのもとへと向かっていく。

俺はいまにも隣でギャスパーを止めようと、

指示を飛ばそうとしているリアスの腕を掴んでやめさせた。

「何もするな。それがあいつの決意なら受け止めろ」

『うわぁぁぁぁぁ!』

ギャスパーの叫び声が聞こえ、振り向くとドラゴンの火炎によって、

吹き飛ばされたギャスパーが火傷を負いながらもドラゴンの目に、

へばり付いて視界を奪っていた。

ドラゴンが何度も剥がして地面にたたきつけてもギャスパーは何度も立ちあがって、

ドラゴンに向かっていく。

『すぐに倒せるお前に手間取っている場合ではないのだ!』

『ギャァァァァァ!』

ドラゴンの巨大な足に踏みつぶされ、断末魔を挙げるギャスパー。

何度も蹴られようが火をぶつけられようが立ち上がってドラゴンに立ち向かい続けた。

ゼノヴィアの解呪の時間を稼ぐために……そして、この戦いに勝つために。

直後、岩陰から極太の聖なるオーラの柱が立った。

エクス・デュランダルの形が変わる音が聞こえる中、

鬼の形相をしたゼノヴィアが相手の二人にエクス・デュランダル向ける。

『ギャスパーの思いは無駄にはしない!』

『ならば今度は命を消費してでも』

突然、杖を持った男が動きを止めた。

向こうに視線を向けると二つの目を赤く輝かせたギャスパーが転移の光に包まれながらも、

男のほうを見ていた。

……最後の最後で暴発ではなく、己の意思で力を発動させたか。

『消えろ!』

エクス・デュランダルから放たれた大質量の聖なるオーラが二人を飲み込み、

フィールドの地面を大きく抉った。

『第四試合終了!』

その一言で、その試合は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第四試合を終えて残っているのは木場、ゼノヴィア、ロスヴァイセ、俺、

アーシア、リアス、朱乃の七人。

向こうはクイーンとサイラオーグ、そして謎のポーンを残していた。

両キングがダイスを振る―――――画面に表示された数字は九。

「相手はおそらくポーンは出してこない……となると相手はクイーン」

「私が行きますわ」

「相手はアバドン。相当の手練れよ」

朱乃はふっと笑みを浮かべながらも、そのまま魔法陣へと乗り込み、

フィールドへと転送された。

映像へと視線を移すと相手は予想通りの金髪でポニーテールのクイーン。

『第五試合始めてください!』

審判のその声の直後、いきなり朱乃は大量で大質量の雷光を相手めがけて叩き落とすが、

空間に穴があき、まったく別の方向に移されていた。

あれが相手のクイーンの能力……エキストラデーモンの一つのアバドン家の特色ともいえる能力、

それが(ホール)

『そこですわ!』

相手がホールで雷光を吸収している間にさらなる雷光を叩き落とすが、

突然、先ほどまで放った莫大な雷光が消え去った。

『私のホールは分解も可能です。このように』

別に開かれた穴から先ほど分解したのか光だけを朱乃めがけて放ち、

彼女は光に包まれていく。

『第五試合終了!』

あっという間の出来事だった。




続きですがガイムのOPでまさか、全ての仮面ライダーの
変身者まで写すとは思いませんでした。
まあWik見たら全部のってましたけど
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