「来たな、魔法使い!」
「フェニックス。場所を移すぞ」
『テレポート・プリーズ』
自分の足もととフェニックスの足もとにテレポートを発動する魔法陣を
展開させ、魔法を発動させて人間界のある場所へと転移した。
そこは以前、悪神ロキと戦闘を行った今は使われていない鉱石採取場だった。
一応のことを考えてアザゼルにはこの土地一帯を覆う巨大な結界を展開してもらっている。
ライザー達の傷はアーシアに任せればいい……後は俺がこいつを倒すだけだ。
『フレイム・ドラゴン。ボー、ボー、ボーボーボー!』
魔法を発動させると俺の背後から炎を纏ったドラゴンの幻影が
現れ、俺の周りを何周か旋回した後に消え去る。
そこには赤い鎧を身に纏った俺がいた。
鎧が出現したと同時にコネクトを発動させ、そこからアスカロンを
取り出す。
それを見たフェニックスも自分の剣を炎を放出して作り出した。
……これがこいつとの最後の戦いになる。
数秒、たがいを見つめた後に俺達は同時に駆け出し、そして同時に
己の剣をぶつけあった。
「うらぁ!」
横から蹴りあげてきた奴の足を片腕で防ぎ、奴の腹部にひざ蹴りを入れて
一瞬だけ怯ますと全力でアスカロンをフェニックスの剣に叩きつけ、
その衝撃で横にずらし、奴に斜めにアスカロンで切り裂き、今度は
突きで相手に腹部に突き刺そうととするがもう少しというところで
鷲掴みにされて受け止められた。
「うらぁ!」
「ぐっ!」
腹部に蹴りを入れられ、手からアスカロンを離して少し、奴から離れた時に
前にコネクトの魔法陣を出して、そこからドラゴタイマーを取り出した。
『ドラゴタイム。セットアップ・スタート!』
タイマーをスタートさせ、アスカロンを取りながらフェニックスに斬りかかると
それが防がれると同時にドラゴンの咆哮がタイマーから聞こえ、レバーを押す。
『ウォーター・ドラゴン!』
俺の隣に水を放ちながら青色の魔法陣が出現し、そこから青い鎧を着た
俺が現れて二人同時にフェニックスに斬りかかる。
「二人に増えようが同じだ!」
『ハリケーン・ドラゴン!』
フェニックスが剣に炎を纏わせ、横一直線に炎を飛ばすと同時に咆哮が聞こえ、レバーを押すと
俺達の前に風を吹き出しながら緑色の魔法陣が出現し、そこからアスカロンを
逆手に持った状態で緑色の鎧を身に纏う俺が現れ、一回転して竜巻を
発生させて炎とぶつかり、二つとも消え去った。
「「「はぁ!」」」
三人同時に斬りかかっていくがそれでもフェニックスは全ての
斬撃を己の剣で防いいた。
やはり、何回も蘇っているから想像以上に強い!
『ランド・ドラゴン!』
奴の下から黄色の魔法陣が出現し、そこから黄色の鎧を身に纏う俺が
出現するが、それを察知したフェニックスが後ろに下がったことで
一撃は与えられなかった。
「うぉぉ!」
奴と鍔迫り合いを繰り広げながら、互いに横に走ると他の三人も付いてくる。
「うらぁ!」
「ぐあぁ!」
ランドが横に切り裂かれ、次にハリケーンに斬りかかってくるが風を纏わせて、
浮力を得て宙に浮かんで、奴の背後に降り立って斬りかかるがそれを防がれ、
腹に蹴りを入れられ、蹴り飛ばされる。
『チョーイイネ! グラビティ! サイコー!』
「うおぉぉ!」
『チョーイイネ! サンダー!』
『チョーイイネ! ブリザード!』
『『サイコー!』』
グラビティで一瞬だけ奴の動きを止めた瞬間にブリザードとサンダーを
同時に発動させて、奴に放つ。
これで終わる相手だとは思わない!
『ファイナルタイム!』
「はぁ!」
「うーらぁぁぁぁ!」
ファイナルタイムの音声が聞こえ、俺本体が飛びあがってアスカロンを奴に
叩きつけようとするが奴は全身から炎を噴き出して、それぞれの魔法を打ち消し、
己の剣で俺の剣を弾くと、二度三度、俺の鎧を切り裂き、蹴り飛ばした後に
背中から二対の炎の翼を出現させた。
「ぐあぁぁ! うぁぁ!」
「うらぁぁぁぁぁぁ!」
二対の翼で俺たち四人全員を何度も挟み込むようにして往復させ、最後に
翼を俺たちにかぶせた状態で爆発させ、四人全員にダメージを与えると同時に
吹き飛ばした。
「手品はこれで終いか? だったらとっとと諦めて、あの世に行きな」
悪いな……俺はライザー達に、リアスにお前を倒すように頼まれているんだよ。
『セットアップ・スタート!』
「最後の希望の俺は諦めが悪くてね。ここで倒す」
『ファイナルタイム』
『オールドラゴン。プリーズ』
もう一度、タイマーをセットしてからファイナルタイムの音声が流れ、レバーを
二回連続でたたくと四人の背後にそれぞれのエレメントに対応した色の
魔法陣が出現し、本体以外がドラゴンの幻影と化し、俺の周囲へ集まってくる。
それぞれが各部に武装として装着されていく。
「あ? なんだ?」
「すべての魔力を一つに……これが最後の希望だ! はぁ!」
俺はドラゴンの翼を、フェニックスは炎の翼を羽ばたかせて宙に舞い、
互いの武器をぶつけあう。
俺達が交差するたびに互いの武器がぶつかり合い、火花と
金属音が鳴り響く。
「はぁ!」
「ぬぁ! うぅぅらぁぁぁ!」
ドラゴンの頭部から炎を火炎放射のように噴き出すが、相手の剣に遮られ、
掻き消されると同時に向こうから小型の鳥の形をした炎が
いくつも飛んでくるのを見て、翼を羽ばたかせて避けていく……が、
一発だけ当たってしまった。
「おおあおぉぉぉぉ!」
「ぐあぁ! うわぁぁぁぁぁぁ!」
俺に鳥が当たった際の爆風を煙幕代わりに使い、猛スピードで相手に
突き進み、クローを突き刺し、それと同時に翼を大きく羽ばたかせて相手の
炎の翼を暴風で無理やりかき消した。
「がっ! やるじゃねえか……だが、気をつけろ。俺はまた蘇る」
「……おまえを倒す気はない」
「なに!?」
「不死の身体を呪うんだな。はぁ!」
クローを抜き、一回転してドラゴンの尻尾を相手に叩きつけて空高く上げると、
そのまま地面に着地し、大きい赤い魔法陣を展開し、その周りに四色の
魔法陣を展開させ、翼を羽ばたかせて奴めがけて飛んでいく。
『チョーイイネ! キックストライク! サイコー!』
「はぁぁぁぁぁ! だぁぁぁぁぁぁ!」
「うわぁぁぁぁぁ!」
大きい魔法陣が奴の全体を拘束し、四つの魔法陣がフェニックスの腹部に
四枚とも重なった。
そして、魔力を足にありったけ注ぎ込んだ蹴りを相手にぶつけるとそのまま
魔法陣が砕け散り、その衝撃と蹴った際の衝撃で相手は大きく飛んでいき、
空に浮かんでいる太陽へと飛んでいく。
そして、フェニックスの魔力が消えた……だが、また奴の魔力が一段大きくなって
復活するが再び、消えた。
その繰り返しで魔力が増えていくが奴がこっちに来ることはなかった。
奴は今、太陽の中……永遠に消えては生まれ、また消えては生まれを
……死の苦しみと生の快感を永遠に繰り返せ。
「お前にフィナーレはない」
地面にたどり着くと同時にオールドラゴンの鎧を解除すると目の前に
転移用の魔法陣が展開され、三人のフェニックスとアーシアが現れた。
「終わったぞ……全てな」
その瞬間にアーシアとレイヴェルは笑みを浮かべ、ライザーとルヴァル氏は
深々と俺に頭を下げた。
「何かあったのか? シークヴァイラ・アガレス。こんなところに呼び出して」
「ええ。貴方に討伐を依頼したいのです。サイラオーグ・バアル」
「俺に討伐か……いったい何をだ」
「旧魔王が四人がかりでようやく封印したと言われている化け物の
封印が解かれた模様です」
「……あれは事実だったのか」
「ええ。おそらく犯人はカオス・ブリゲード。貴方に
その化け物……ファントムの討伐を依頼したいのです」
「……了解した。だが、一人連れて行ってもかまわないか?」
「構いません。ご武運を」
「うあぁぁぁぁぁ~……貴様は」
「封印から解かれた感じはどうですか。“ファントム”」
昭和ライダーVS平成ライダーめっちゃ楽しみだぁぁぁ!
ギンガも楽しみだぁぁぁぁぁ!