『未完』リリカルなのは~逆行転生で原作大崩壊~   作:echo21

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 注意!

 今回はいつもよりヒドい! 会話だらけですので笑って流せる方々のみ、お読みください。
 毎回そうだって? いや、ほんとに。いつもよりヒドい(白目)


第六話 リリカルマジカル秘密結社?

 アリシアの蘇生から数日が経ち、明るく懸命にリハビリをこなすアリシアは受け入れられていた。アリシアには目立つような後遺症がなく、死亡期間中の記憶もなかった。すぐに紹介された『妹』のフェイトが世話をしてくるのが不満で、甘えん坊のレヴィこそが『妹』だと言い張っている。そこはまあ、みんなの『末っ子』だと自慢気に言うレヴィに呆れたけどね。

 

「でもでも、家族いっぱいで嬉しい!」

 

 アリシアに幸あれ。気を付けろ佑樹! 『サンダーレイジ』がくるぞ!

 

 それからも、わちゃわちゃと愉快な毎日を送っている。転生者組のひとりであるグレンは、脳筋な魔導師達と共に汗を流している。茶化しながらも付き合うなのはは教導時代を思い出すそうで、『鍛えがいがあるの! 悲鳴が心地いいの!』と楽しんでいた。佑樹は佑樹でレヴィやアリシアの周りをうろちょろしている。『幼女に癒されてるだけだ!』と言い、兄扱いされるように努力していた。まあ、たまに? 焦げてた。俺はアレだ、実験台。たまに脳ミソを弄られてる気もするが、今日も元気だカレーが上手い。そんな感じである。

 

「それじゃあ、ゲイツ氏の理解も頂けたので、グレアム氏もご納得を?」

『無理にでも飲み込むしかあるまい。なあ、グレアム。カグラザカはこう言っておるが、わかっているのだろう?』

『わかってはいる。わかってはいるが……感情が反発するのだ。間違いなく違法だぞ? 耳触りよくもまあ。新しい治療行為だとはいえ、倫理的にもアウトだ』

『わしは構わん。だからこそ、法を変えようと話し合っているのだ。表向きは治療行為の『機人化』であり、枕に『戦闘』はつかん』

『ゲイツ。嘘をつくな。怪我で引退した者を優先的に治療するなど。結果的には『戦闘機人』ではないか。これは覆らないぞ』

「そう言われましてもね。『陸』には希望が必要です。今は『グレンダイザーモデル』で『基礎AI』をばらまいてデバイス技術の底上げを目指し、即時的には退役者で『機人化』治療による対処を行う。それ以外に『陸』の、失礼。……『海』もですね。管理局全体の向上案は思いつきません」

『それはわかってはいるのだ。その未来にだ。アスカ・カグラザカの実験結果を経て、脳ミソを弄るなどと……賛成できるわけがない。スカリエッティもそうだが、貴様は狂っているぞ』

『その点は同意する、が……『海』の賛同がなくとも、わしは賛成に回ろう。カグラザカの実験結果次第で、埋もれていた才能を発掘できる。新たな分野の『超能力』には期待したい』

『正気か? 脳だぞ? 脳ミソを弄ったヒトなど、最早それは違う人種だっ。狂っているぞ、貴様ら!』

「何も、直接的に弄るわけではありません。自前の演算能力を専門的に発達させていくだけです」

『だから倫理的にもアウトだと言っている!』

『先送りするしかあるまい。少しは落ち着け、グレアム。治療行為には賛同してもらうぞ』

『ぐっ、むう。……致し方あるまい。『超能力』の先送りは絶対だ。治療行為は賛同に回ろう』

「それでは、ご納得頂けたので、治療行為における『機人化』の詳細はお任せします。『超能力』については、また機会をもって話し合うことにしましょう」

『わかった。カグラザカ。自ら名乗りあげたとはいえ、スカリエッティには自重させるようにな』

『まったく。管理局は変わらねばならぬと言うのに……闇が深すぎる。また話し合おう』

 

 通信が切れて息を吐く。プレシアさんにお膳立てされたとはいえ、久しぶりの根回しは疲れた。

 

「なかなか見れたものだったわ。振り回される人達は大変そうだけどね」

「ああいったプレゼン能力が不足している私は、もう少しこう、愉快なショーにしたくなる。何とかならないかね?」

「スカさんは知らん。プレシアさんは俺をどうしたいのか話し合いませんか?」

「悪の結社の仲間?」

「プレシア女史。それはすでになっているよ。私達と同類だと言われてたではないか」

「それもそうだったわ。あら? これも立派な後継者。人材育成なのかしら?」

「ふむ? ……なるほど。いわゆる『管理局の闇』の後継者を育成しているのか。面白い。面白いじゃないか! プレシア女史。私達の知識や技術を受け継がせてみようじゃないか。アスカ君はぜひ、管理局を乗っ取ってくれたまえ!」

「それ、面白そうね。やってみましょう。……あ。リンディや高町家には内密にね。また、アスカ君が怒られてしまうわ」

「道徳観ってヤツだな。あれは愉快だった……」

 

 俺は辛い。逆行させたことがバレたときも、恭也さんからキツく説教されたからな。

 

「それじゃあ、ジェイル。アスカ君?」

「はいです。合い言葉は?」

『みんなには内緒だよ?』

 

 すぐにバレた。グレアム氏経由でリンディさんに伝わったそうです。数時間にわたる正座を強いられ、説教をしてくる相手が入れ替わり立ち替わり。最後は恒例のはやてさんです。

 

「まったく。大変だったぜ」

「あかんやろ。いくら、他人を巻き込まないで、自分が実験台になっとるとはいえな。やってもええこと、悪いことはあるんや。私らもグレーゾーンには目をつぶる。それでもあかんのはあかん。もちっと反省せぇ」

「はいです。すみませんでした」

「まあな。治療行為は善行や。レリックウェポンかてそうやわ。だからこそ飲み込んだわけや。リンディさんもな。それなのに、こう。闇を受け継ぐなや!」

「はいです。すみませんでした」

「ほんまに反省せぇよ。明日香はアレや。結果的に良くなるならええよね? そんな感じや。もちっと他人の事情を考慮しなあかんで」

「はいです。ごめんなさい」

「今回はここまでにしたる。それでもな。事前に私らにも話を通す、約束をしてもらうで」

「はいです。ごめんなさい」

「約束やからな? ほな、キリキリ立って、おやつでも作ってもらおうか。まだまだ桃子さんに届かんとはいえ、私よりも下やからな。明日香は弟子入りしたいんやろ? 私も教えるから、一緒に美味いおやつを作るんやで!」

「はやてさんには感謝してます。はい」

「まったく。気を抜いたらやらかすんは、どないかせんといかんわ」

 

 痺れる足を弄り回されたあとに、はやて監修でおやつを作りあげて皆さんに謝罪をした。かなり呆れた視線を貰ったが、おやつは好評で嬉しかったのだ。気分一新、これからも精進しよう。そんな決意をしていた俺を呼び出したフェイトと、庭のカフェスペースで向かい合っている。何やら決意めいたものを感じるのだが。

 

「フェイトそんって言ったのがバレた?」

「知らないよ! また、そうやって茶化し……あ。レヴィが言ってた『フェイトはそんそん? にゃのはみたいにそんそん?』でしょっ! 意味不明すぎて対応に疲れたんだよぅ」

「あ。悪い。実はシュテルだから、犯人。『なのなの』に対抗させたって」

「シュテルはもう……じゃなくて、姉さんのことで相談があるの」

「アリシア? 聞こう」

 

 アリシアはフェイトと同じ五歳だが、プレシアさんが言う通りにフェイトの姉としている。フェイトはプレシアさんに応えようとする気持ちの所作が出てしまい、それを感じたアリシアが『フェイトのほうがお姉さんみたい』と不満をもつという。あくまでも『妹』になりたいフェイトは、どうしたら『妹』になれるのか悩んでいたらしい。

 

「まずはフェイト。妹らしい妹ってなんだ? 何となくでいいから、フェイトが思ってることで言ってみて」

「それはあれだよ。レヴィみたいに甘えん坊な感じ? こうね。構いたくなる感じの。よしよしって」

「甘えん坊の末っ子を自称するレヴィみたいな? 遊んで遊んで! ややウザい。そんなの?」

「そうそう。ついつい世話をしたくなる感じの。可愛いんだよ? ウザくないよ?」

「それは別に妹は関係なくね?」

「うん。妹じゃ……あれ?」

「まあ、アレだ。フェイトのイメージした妹は子供だな。でも、フェイト。大人になっても妹は妹だぞ? ちなみに、身近にいるなのはは美由希の妹だ。すずかは忍さんの妹だな」

「そうだね。そうだよねぇ。なのはが甘えるはずないし。すずかは甘やかす側だよぅ」

「フェイトが二人に何を想像したのかは訊かないが、妹だから甘えん坊だとは言えないってことだな」

「本当にそうだよねぇ。なのはなんて……あ、別に。なのはがすぐに魔力で訴えるとか、すずかが思慮深くて恐いなんて思ってないよ!」

「いや、まあ、いいんだけどさ」

 

 慌てん坊のフェイトそんは迂闊、でも可愛いものだ。

 

「はあ。そっか。甘えなくても妹は妹なんだね。ちょっと自信ついた」

「だな。妹は妹だ。アリシアにも『私が妹! 何か文句あるのバスター!』すればいいんじゃないか?」

「しないよ! なのはじゃないんだからっしないよ!」

「気づけ、フェイト。自爆自爆」

「うぐっ。なのはには内緒ね? 絶対だよ? ……そうそう。アスカは母さん達を継ぐんだよね? な、ならさ。アスカ・テスタロッサに、なんて」

「フェイト? それなら、アスカ・スカリエッティになる可能性もあるんだが……」

「あ、うん。ごめんね? ……でも、私にとって、レヴィは妹だからよろしくね?」

「あ、うん。……言い逃げっ」

 

 フェイトは速いなあ。

 

「話は終わったようだな」

「おわた」

「さあ。説教のあとは物理で話そう。今回は父さんも参加するが、約束通りに?」

「わかってます。反射はしません」

「よろしい。高町家の道場までご案内だ」

「きゃーっ、恭也さん格好いい!」

「二割増しだな」

「うぐっ」

「そうだ。『僕は悪くない』」

「恭也さん? 根にもってる?」

「むしろ楽しんでいるさ。……さあ、友よ。逝こうじゃないか。ちなみに、だ。明日香の母さんから外泊の許可が出てる。夜通し訓練だ。うちの母さんからは、『当分なし』だとさ。弟子入りが長引いたな?」

「おわた。マジに終わった」 

 

 そのあと? いえるかバカやろーっ。

 

 




※どうでもいい話?
なぜか、リリカルな彼女達はダメ男を好きになるイメージがある。

『私がしっかりしないとダメなんだから』という世話焼きが多いような……。特に○○○とか、○○○○ですかね。誰だって? 言わせんなよ、恥ずかしい。
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