この魔眼持ちに素晴らしい世界で祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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ダクネスの見合い話...バルターは確かにイケメンでしたね
何かあんまり前書きがひねれない、本編どうぞ


第十四話 この貴族の娘に縁談を!

「「うぁー...頭いてー(痛い)...」

 

和真とアクアは真っ青な顔で頭を抱えていた。昨日の飲み会で調子に乗った二人は、酒を浴びるように飲んでいたのでそれが原因だろう

 

アクアに関しては帰り道で吐いたし

 

「だらしないなお前たちは...」

 

テーブルの上に朝食を置きながら、俺は二人に呆れていた

 

「そうですよ少しはシキを見習ってください」

 

「「志貴がおかしい」」

 

めぐみんは朝食を食べながらアクアと和真に注意する、なのだが俺の方を向いて真顔な二人がそんなことを言い出した

 

「昔一族の集まりでしこたま飲まされたからな...その時アル中でぶっ倒れたけど、それ以来大丈夫になった」

 

「「・・・」」

 

アクアと和真は信じられないような目を向けてきた、実際本当の話だ

 

「めぐみんとゆんゆんはこんな大人になるなよ?酒は飲んでも飲まれるなだ。周りに注がれても自分のキャパシティ超えそうなら、断ること」

 

「わ、わかりました」

 

「そもそも飲ませてもらえない件について」

 

ゆんゆんはわかってくれたようだが、めぐみんは文句を言ってるみたいだった。自分の分の配膳も終わり、食べようとしたところでそれは起こった

 

「大変だ和真!大変なんだ、助けてくれ!」

 

見覚えはあるが見知らぬ女性がリビングの扉を開けた入ってきたのだ、和真の知り合いのようにみえるが

 

「「「「「誰?」」」」」

 

みんな声をそろえて尋ねた

 

「くぅぅぅ!!」

 

なぜか喜んでいた、そこで俺は察した

 

「あぁ...ダクネスか...」

 

すごくがっかりした、本当にがっかりした。だがほかのメンバーはそうではなかったのか

 

「え!お前ダクネスか、心配させやがって!」

 

「ダクネスゥゥゥ(さん)!!」

 

アクアとゆんゆんが泣きつき、めぐみんはというと

 

「ダクネス...何があったのかは聞きません、ですがゆっくりお風呂にでも入って...」

 

何かを察していた、俺はあほらしいので朝食をパクパク

 

「え、えっと?」

 

ダクネスが困惑しているので、仕方なく助け船を出す

 

「んぐ...お前が帰ってきて安心してるのもあるんだろうが、みんなあの豚にあんなことやこんなことされたんじゃないかって心配してたんだよ。後その猫の名前はちょむすけな、ちょむすけおまえの分だし忘れてたな」

 

にゃーんとめぐみんの腕から脱出し、出した餌を食べ始めるちょむすけ。今日もいい喰いっぷりだった、それはそうとダクネスだ。なんか茶番でもやったのか、なんか怒ってるし

 

「んで?何が大変なんだよ?」

 

「そうだった!これを見てくれ!」

 

そう言ってポケットから、一枚の紙を出して見せてくる

 

和真が受け取りみんなで見てみると

 

「なんだこのイケメン...ムカつく」

 

「あぁー!何をやってるんだおまえはー!!」

 

和真が破くのと同時に、ダクネスが声を上げる。とりあえずアクアとゆんゆんが、似顔絵の方を直しているが

 

「あのイケメンが領主の息子ねぇ~」

 

「奴め、和真への猶予の代償として息子との見合いを申し出てきた。このところ帰ってこなかったのは、見合いのほうをどうにかして阻止するためだったのだが...私の父もアルダープの方はともかく、息子のことは高く評価していてな。一番乗り気なのは父なのだ...頼む!私と一緒に来て父を説得してくれないか!」

 

ダクネスのお願いに悩む和真

 

「はいこれ、どう、完璧でしょう?」

 

アクアが修復が終わった紙を見せてくる、ほんとこういうとこだけは器用だなこいつ

 

「おまえこういうことに関しては、本当に多芸だな...」

 

和真は俺と同じ感想を抱いていたようだ、そんなことはさて置き俺は嫌な予感がしていた。息子の方は調べたがかなりいい好青年だ、ダクネスにはもったいないくらいの。逆にこのままくっつけて、性格矯正した方がいいじゃないかとも思う。だがあの豚は別だ、妙にダクネスに固執している。黒い噂が絶えないくせに何故か尻尾を出さない、一人に話を聞けたたのだがその人はそのことすら覚えていなかった。間違いなく何か絡んでいる、そう結論付けていると

 

「これだぁぁぁ!!」

 

何やら和真がせっかく修復した似顔絵を破っていた

 

-------------------------------

 

ところ変わって外にいるのだが寒い、あちらこちらに雪が残っているので当然だ

 

「私に見合いを受けろというのか!」

 

「ダクネスがこのままパーティーから抜けてもいいというのですか!?」

 

「カズマさんがそんな人だったなんて...シキさん!シキさんからも何か言ってあげてください!」

 

アクアは泣いて、めぐみんとゆんゆんは和真に文句を言ってる。俺も和真と同じく見合い自体は賛成だが、多分思惑が違うので話を聞いてみることにする

 

「見合いを断ったところで、あの領主はまた無理難題を吹っかけてくるに決まってる」

 

「まぁたしかにな」

 

「だったら見合いは受けたうえで、それをぶち壊す。ダクネスの家の名が傷つかない程度にさ」

 

和真の言ってることはもっともなのだが、こういう時の和真は確実に何か考えている

 

「それだ...それでいこう!上手くいけば見合いのたびに父を張り倒しに行かなくて済む!!」

 

オヤジさんある意味頑丈だな、てかアクアはいつまで泣いてるんだよ

 

「サトウカズマ!サトウカズマは居るかぁー!!」

 

「まーたきたのか...」

 

このとこの恒例行事になりつつある、検察官様のご登場だ

 

「今日は何ですかー?」

 

俺は面倒臭くなりながら対応する

 

「街の周囲に見慣れないモンスターが出歩いている、心当たりがあるんじゃないか?」

 

断定口調で絡んでくる

 

「もはや名誉棄損で訴えられるレベルでの断定口調、出るとこでて勝負します?」

 

「やれるものならやってみてもらおうか、それより出頭してもらおう」

 

というよりこんなことしていても時間の無駄なので、断ろうとすると

 

「お断りします!いま、私たちの大切な仲間が危機にさらされているのです!それを放っておくわけにはいきません!」

 

「そ、そうです!紅魔族は...私たちは仲間を見捨てたりしません!」

 

「めぐみん、ゆんゆん...」

 

うーんパーティーの絆が確かめられるな、まぁそんなことはさて置き。流石に誰か行かなくてはまずいだろう

 

「めぐみん...ゆんゆん...お前たちで行ってくれ」

 

でました和真がろくなことを考えてないときのイケボ

 

「大量のモンスターがいるなら、めぐみんの爆裂魔法の出番じゃないか?援護するならゆんゆんは多種多様な魔法がある...」

 

めぐみんやゆんゆんは何か言おうとするが、この場は乗らせてもらう

 

「まぁこっちは任せろ、俺もいるし和真や...アクアもいる。モンスターの方はお前たちに任せるよ」

 

「「わかりました」」

 

納得はしてないのだろうがわかってくれたようで、二人はしぶしぶと検察官について行った

 

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場所は変わってダスティネス家の屋敷にきた俺達、当主でダクネスの父親と対面していた

 

「あぁ...本当にいいのかララティーナ」

 

「はい、本当ですお父様。ララティーナは此度のお見合いを、受けようかと思いますわ」

 

いつもと違う態度に和真やアクアは笑っていた、いや失礼だろ

 

俺も笑いそうにはなったが

 

「この三人は?」

 

「私の冒険仲間です。今回のお見合いに臨時の執事とメイドとして、参加させようかと」

 

そうやって紹介される俺達、その前に

 

「お初にお目にかかりますダスティネス卿、娘様の冒険仲間のビャクヤシキと申します」

 

頭を下げ自己紹介をする、この間の礼を言うために頭を上げる

 

「この間の裁判の件、ありがとうございました」

 

「いや、話を聞いた限りだと不当な裁判だったとか。それに娘の頼みだ気にしなくていいよ」

 

笑って許してくれる、うわさに聞いていた通りいい人のようだ。それから俺たちは着替えるために移動したのだが、着替えた和真とアクアがいつものじゃれあいを始めたいた。俺は俺でさっき当主から言われたことを思い出していた、なんでも今回の見合いが成功したら特別報酬が出るらしい。和真はそれを聞いてやる気を出していたが、俺的には報酬はどうでもいいがどっちに転んでもあまりうれしくない。いや成功したらそれはそれで面倒だが、失敗してもドMの面倒を見るのだから

 

「お前が見合いを受けてくれてうれしいよララティーナ、幸せになるんだぞ」

 

「いやですわお父様、ララティーナは見合いを前向きに考えると言っただけです」

 

ほのぼのとした当主の言葉から、ダクネスは宣戦布告した。俺は頭を抱えたくなったが、成り行きを見守ることにした

 

「なに?」

 

「ふふ...そして考えた結果、嫁入りなどまだ早いという結論に達しました。もう今更遅い!見合いを受けるとは言ったが、結婚するとは言ってはいない!ぶち壊してやる...見合いなんてぶち壊してやるぞぉ!!」

 

「ララティーナ...」

 

ダクネスは高笑いし、当主はこの世の終わりみたいな顔をしていた。なにこれ、なんだこれ...状況はカオスだった、だが意外なところから助けが入る

 

「はしたない言葉を使うのはおやめください、先方に嫌われてしまいますよ」

 

「貴様裏切る気か!」

 

和真だった、ダクネスはダクネスで和真を噛みつかん勢いで見ている。裏切るも何も最初から協力的すぎなくらいだと思うが、いつもの和真だったらもっとめんどくさがるし

 

「今の自分はダスティネス家の臨時執事、お嬢様の幸せが自分の幸せです」

 

「か、カズマ君」

 

なにこの茶番、超面白い

 

「和真貴様!」

 

ダクネスが和真に詰め寄るが時間切れのようだ、玄関の扉が開く

 

二人の執事だろうか、とりあえず二人の従者を引き連れたバルターが現れた

 

「おぉ...バルター殿」

 

「よく来たなぁ、貴様がこの私の見合い相手か!我が名はダスティネスフォードララティーナ、私のことはダスティネスと

 

「お嬢様、お足もとにお気をつけて!!」

 

ダクネスがバルターの姿を確認した瞬間ツカツカ歩み寄っていったのだが、裾を踏んで和真が最悪の状況を回避する

 

-------------------------------

 

「先ほどは申し訳ありませんでしたバルター殿」

 

そう言って対面に座るバルターに頭を下げる、和真のおかげで最悪の事態にならなかったとはいえ謝っておくに越したことはない。ちなみにこの場にダクネスはいない、一応お色直しということで席を外している。まぁあっちは和真に任しておく、何故か俺は当主の方についてくる羽目になったのだが

 

「いえいえ、彼女はどうしたんですか?」

 

「お嬢様は見合いを断っておりましたゆえ、慣れてないんだと思います。申し訳ありませんが、今後失礼があるとは思いますがなにとぞ」

 

「わかりました、ですが今回の

 

扉があきダクネスたちが入ってくる、話し合いはここで終わりのようだ

 

「では自己紹介を、アレクセイバーネスバルターです」

 

「わたくしはダスティネスフォードララティーナ。当家の詳しい紹介は省きますわね、成り上がりものの当主の息子でもしっていてもとうじぇん!!」

 

いきなりダクネスが奇声を上げ始まる、ように見えただろうが原因は俺と和真だ。フリーズを凍らない程度に使いダクネスが余計なことを言わないようにしていた、よくよく考えたらこれを目当てに余計なことを言うかもしれないが、いくら先方が優しいと言っても限度があるだろうし

 

「どうされました!?」

 

「い、いえ...バルター様のお顔を見ていたらきぶんがわるきゅぅ~~~!!」

 

やっぱ狙ってるだろこれ、俺が呆れていると和真がすかさずフォローする

 

「お嬢様はバルター様とお会いできて、少々舞い上がっておられるのです」

 

「先ほどそちらの執事さんの方から聞きました、そういえば顔が赤いですね。いやぁ、お恥ずかしい」

 

和真が何か耳打ちしているようだが流石に聞こえない、そんな中当主は朗らかに笑う

 

「はっはっは、私がいてはお邪魔かな?どうだね庭の散歩でもしてきては」

 

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当主さんが機転を利かせたおかげで、和真御一行とバルターは庭を散歩していた。俺はというと当主と二人きりだった

 

「えーと...俺は娘さんの付き添いはよろしかったんですか?」

 

「カズマ君がいれば大丈夫だろう、たぶん...」

 

言いきらないあたり自分の娘のことをよくわかっていらっしゃる、それとも和真の力量を図り切れていないのか

 

「それで君は私に用があったのだろう?」

 

流石王国の懐刀と言われるダスティネス家の当主だ

 

「ええ、一応警告と言うか、注意してほしいというか」

 

「聞こうか」

 

そこには今までの優しそうな紳士はいない、俺の真意を見抜くように鋭い眼光をこちらに向けている

 

俺は一度深呼吸をし、俺の予想や調べたことなどを当主に伝える

 

「・・・以上です」

 

「ふむ...」

 

考えるように顎をさする当主さん、もちろん民間が調べられるような情報なのでわかっているとは思うが

 

「短期間でここまで調べ上げたのかい?」

 

「まぁそうですね。クエストなども受けて、検察官もいましたからかなり行動は制限されましたけど」

 

「・・・確かにアルダープ殿の悪事に関しては噂はそこかしこでささやかれているが、証拠もないのは事実だ」

 

「はい、俺が調べた限りでもそうでした」

 

「だが君の情報の中には有益な情報があった、よく接触できたものだね噂の被害にあった人物に」

 

「まぁ覚えていなかったですけどね」

 

何か証拠でもと思ったが覚えていなかった、それどころかそんな事実さえないと接触した人は頑なに言っていた。あれは嘘ではなく本当に心当たりがなかったのだろう、まぁその話は置いておくとして

 

「見た感じだと魔法的痕跡は一切なかったですね、たぶん薬でもない」

 

「事実をなかったことに...まさに悪魔の所業だな」

 

「悪魔...」

 

そういわれ俺は閃く、たぶんそうだろう悪魔だ

 

「可能性の話ですが」

 

「悪魔だろう?だが色々な悪事が発覚するたびに使ったとすれば、流石に魂が食いつぶされているはずだ」

 

「・・・何らかの神器や何かしらの方法で契約を踏み倒している可能性は?」

 

「ないとは言い切れないな...」

 

「「・・・」」

 

どれも可能性の話だが、あの豚が悪事を働いているということは変わらない

 

「君の言う通り注意するようにしておこう、ダクネスの方は君に任してもいいかな?」

 

「まぁ俺一人には手が余るので、パーティーメンバーと何とかします」

 

そう言って俺は苦笑する、当主の方も苦笑していた

 

どうやらわかってくれたようだった

 

-------------------------------

 

「クリエイトウォーター!!」

 

何故か和真がダクネスに水をかけていた、このくそ寒い真冬にだ

 

「何やってんだよ...」

 

俺は呆れながら近づいて行く

 

「えぇ!?」

 

「な、なんだ?」

 

驚くバルターに驚く和真、そりゃあそうだろう

 

「いや木刀の試合で魔法は使わないだろうと」

 

「そういうものなのか?」

 

アクアに説明を求めようとしたがたぶん無理なので、バルターに聞くことにした

 

「どういう状況なんですか?」

 

「えっと...」

 

どうやらいつも通りのダクネスに戻ったようだった

 

「止めなくていいのかい?」

 

「本当は俺執事じゃないですし、パーティー内ではいつもこんな感じなので」

 

目の前を見ると和真がドレインタッチで体力を吸い取っているようだが、ダクネスは明らか手を抜いていた。多分さっきチラッと聞こえたすごいことのためなんだろうが、あっ気絶した

 

「さすがカスマさん」

 

「クズマとはよく言ったものだね」

 

「そこうるさい!!」

 

「差し入れを」

 

そこで当主さんが入ってくる、目の前の惨状を見て持っていたワインを落とす当主さん

 

心中さっします

 

「そこの二人がやりました」

 

和真とバルターを指さすアクア、当主さんは冷静に

 

「よし、処刑しろシキくん」

 

「なんで俺が...」

 

「「違うんです、誤解です!!」」

 

二人とも声をそろえて言う、仲いいね

 

まぁとりあえず

 

「何が誤解だよ、ノリノリでダクネス気絶させたくせに」

 

「おま!?」

 

とりあえずおちょくっておく

 

「まぁ仕方ないよなぁ...当主の命令だし」

 

肩を回してほぐしながら和真に近づく、当然和真はおびえ始める

 

「な、なぁ志貴...俺達仲間だろう?」

 

「あぁ、当たり前だろう」

 

笑顔で答える、和真はその表情に救われたと言わんばかりに畳みかけてくる

 

「なら仲間に手を出すのはよくないと思うんだ、これからの士気にも関わるし」

 

「ならお前が悪評持ってくるたびに、俺たちの心証まで悪くなるのは厳罰対象だよな」

 

「・・・」

 

露骨に目をそらす和真、裁判後も何かとうわさがたえないんですよねぇ何故か

 

「何か言い残すことは?」

 

「・・・優しくしてね?」

 

「とりあえずお前にはお灸をすえる」

 

脳天にチョップを入れておく、和真は貧弱だから気絶したようだ

 

「アクアー、帰ったら金払うからヒール頼む」

 

「了解しました!!」

 

敬礼して和真の治療にあたる、こいつもコイツで悪評持ってきてるからな和真の生贄はいい薬だろう

 

「き、君は仲間に対してもためらいがないね」

 

「仲間だからこそ直してほしいとこでもあるんだけどな」

 

木刀を拾いメイドさんに渡そうとすると

 

「・・・いい機会だシキくん、キミの実力を見せてくれ?」

 

そう言って俺が持っている木刀を一本バルターに渡す当主さん、はて嫌な予感がするんだが

 

「バルター殿、彼はあのデュラハンを倒したほどの腕前。手合わせしてみたいと思わないか?」

 

挑戦的な視線を向ける当主さん、俺は振り返った見ると

 

そこにはやる気を出しているバルター

 

「ぜひお願いしたいです」

 

「はぁ...」

 

面倒なことにやる気十分だった、面倒なので応じることにする

 

「騎士道とか俺にとって一番縁遠いものなんだが...」

 

構えず脱力した状態でバルターと見合う、たいしてバルターは剣を構え動かない

 

「早くしてくれ...」

 

「なら、行かせてもらう!!」

 

そう言って踏み込んでくるが俺からしたらかなり遅い、難なく受け流すが流石最年少で叙勲しただけあって見事なものだった。打ち合いをしばらく続け面倒になったのでいったん離れる

 

「すごいな今のを受けきるなんて」

 

感心したように言うバルター、少し息が上がっているようだった。俺は全く上がっていないが、面倒なので終わりにすることにした

 

「さて、それじゃあ終わりにしよう」

 

俺は少し姿勢を低くし踏み込むための準備をする、たいしてバルターは明らか警戒をしている。まぁ警戒されても無意味だが、心配のなのはこの木刀の刃渡りが長いことだが

 

「行くぞ」

 

そう宣言しバルターの懐に飛び込む、俺の剣はバルターののど元に合った

 

だがバルターは

 

「これは驚いた...」

 

そう言って木刀を下ろす、言うまでもなく勝負はついた

 

「相変わらずお前の運動神経ってチートだよな」

 

気が付いたのだろう、何やら和真が失礼なことを言っていた

 

-------------------------------

 

「娘はもともと人付き合いが苦手で、クルセイダーになっても一人でなぁ...毎日教会に通いつめ、冒険仲間ができますように。って祈っていたらはじめいて仲間ができた、盗賊の女の子と友達になったと喜んで帰ってきたよ。うちは家内を早くになくしていてね、男で一つで甘やかしながらもとにかく自由に育ててきた。それが悪かったんだろうなぁ...」

 

どうしてそれで真性のドMが生まれてきたのかは、謎だった

 

「ララティーナ様は素敵なお嬢様だと思いますよ?カズマ君やシキさんがいなかったら本気で妻にもらいたいと思っています」

 

何故そこで俺まで入っているのかはなはだ疑問だが、本気でそう思っているのだろう優しい目をしていた

 

「すいません、ちょっと何言ってるのかわからないです」

 

感動的なシーンなんだから空気読めよ和真、俺もそう思ってたけど言わなかったんだから

 

「君の方がララティーナ様を幸せにできるだろう」

 

「お前ちょっと表に出ろ、領主の息子だろうが関係あるかぁ!!」

 

「お前は...反省してないみたいだな....」

 

流石に呆れる

 

「和真さんやめて!私まで一緒に処刑されちゃうぅぅぅぅ!!」

 

アクアはアクアで和真を止めていた

 

「はっはっはっはっはっはっは、カズマ君ララティーナのことをよろしく頼むよ。これが馬鹿なことをしないように見張ってくれ。もちろんシキくんもだ、頼む」

 

そう言って頭を下げる当主さん、そんな当主さんに返事をしようとしたのだがどうやらダクネスが目を覚ましたようだった

 

「おお目が覚めたか」

 

「この状態は事後なのか...はっ!!意識を失っている間にいかがわしいことを!」

 

「してねぇよ!!まだ何もしてねえよ!!」

 

「まだねぇ...」

 

小声で言ったため聞こえていなかったのか、ヒートアップしていた

 

ダクネスはおもむろに立ち上がり、和真の横に並ぶ

 

「お父様、バルター様、どうか今回の見合いはなかったことにしてください。今まで隠してきましたが私のお中にはカズマの子が...」

 

「!?お前童貞の俺になにいってやがんだこらぁぁぁ!!」

 

なーんかいつもみたいな雰囲気になってきてるし、一応ここダスティネス家だからな

 

「あははははは、そうかおなかにカズマ君の子が。父には僕からお断りしたと言っておきます、その方が都合がいいでしょうから。後シキサン再戦はいつか必ず」

 

そう言ってウインクされる俺と和真、めんどくさいし男にウインクされてもうれしくない

 

「孫...初孫...ここここここ、このわしにかわいい孫が...」

 

「あわわわわわ...和真とダクネスが...和真とダクネスがそんな関係になっていたなんて...広めなきゃ、町のみんなに広めなきゃ」

 

まぁ当主さんはわかるが、アクアは慌てすぎだろう

 

だが

 

「アクア...」

 

俺はアクアの肩に手を置く

 

「宣伝は大々的にやろう...金なら俺が出す!!」

 

「そうね...そうよね!!」

 

「待てやお前ら!!!」

 

「サトウカズマ!サトウカズマはいるかーー!!」

 

いきなりドアを開かれ注目する俺達、現れたのはセナやめぐみん、ゆんゆんだった

 

「てかお前ここ貴族の家だぞ?下手したらこれじゃないか?」

 

首の前で水平に手を振る

 




そういうわけでダクネスの見合い回になります。アクアの鯉呼んだのはスキルなんですかね?気になるところですが。
それとOVAのほうですが要望がありましたので書こうと思います、というわけで待っていてください
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