この魔眼持ちに素晴らしい世界で祝福を! 作:サクサクフェイはや幻想入り
まったく関係ない話を長々してしまいました、さてクリス編です。いつもの通りタイトルは無理やり、それにしてもやっぱりクリスもエリス様も可愛い...
そんなわけで本編どうぞ!
「ほら早くして!」
「別にそこまで急ぐ必要はないだろ...」
お宝を袋に詰めながら返事をする、そう今はクリスの手伝いで神器の回収をしているのだ。まぁもう警備の方にばれているから向かってきてるんだけどね、しかもここは地下で出入り口は一つだけ。まぁどういうことかというと積んでる、今もお宝詰めてるけど階段の方から足音聞こえるし複数
「なんでそんなに悠長に詰めてるのさ!あぁ、入口ふさがれた...」
丁度お宝が詰め終えるのと同時に入口がふさがれたようだ、数を見てみると一杯としか言えない
「まーた数だけはいるなこれ」
「なんでそんなに普通にしてられるのさ...」
クリスは隣で呆れているが別にこんなもの何とも思わない、実力はどうあれ俺より下なのは間違いないし。それにこんな狭い空間だあまり自由に動けないだろう、まぁそれはこっちも同じなのだが
「貴様らに逃げ場はないぞ!神妙に捕まれ盗賊団」
「「・・・」」
クリスの神器回収を手伝っていたためいつの間にか盗賊団と呼ばれる始末、まぁ気にしていないが。逃げ場はないと言ったがそんなことは全然ない、俺だけなら強行突破してもいいがクリスも一緒だ。しかもあらかじめやりすぎないように言われている、全くやりずらいったらありゃしない。俺達の一挙手一投足を観察している守衛たち、俺は溜息をつくと眼鏡を取る
「失礼」
「わっ!?」
クリスをお姫様抱っこし七夜を取り出す、武器を取り出したのを見て構える守衛たちだが
「まぁまぁゆっくりしていてください皆さん、それではこれから見せるのは種も仕掛けもないマジックです。刮目してご覧ください」
壁を蹴り天井の死の線に七夜を通す、いつもの通りすっと刀が入り綺麗に穴をあけた
そこから俺たちは脱出する
「さて行くぞ」
「・・・」
穴から出たのでクリスを下ろしたのだが、何故かぼーっとしているクリス。いや余裕はあるかもしれないが困るんだが
「おーい」
「はっ!」
ようやく再起動したようだが見る見るうちに顔が赤くなっていく、あれなんかデジャヴ
「おーい?」
「まったくあなたは何回言ったらわかるんですか!?///」
やっぱりいきなりお姫様抱っこはいけないらしい、でも思うんだが毎回言ってる余裕ないと思うんだ
「とりあえず説教は後で聞く、それじゃあ手筈通りに」
そう言って俺は足音が聞こえる方に走り出す、クリスは背中で何か言っていたが俺は聞こえないふりをして走った
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「・・・私が何を言いたいかわかってますよね?」
「いや?なんのことか
「わかっていますよね?」
妙にドスが効いた声で聞いてくるエリス様、後笑顔が怖いですてか素が出てますよ?
「いや、わかりますけど。言ってる暇ないと思うんですよ?いい加減慣れてくれませんか?」
「なんで私が悪いみたいになってるんですか!?」
王都の貴族屋敷から逃げた俺たちは俺のテレポートでアクセルにいた、まぁ王都も登録してあるのでクリスの足に使われている。なのでいくら声が大きくても問題ないのだ、まぁ夜だろというツッコミは置いておいて
「いや毎回同じようなこと言われてますけど、毎回おんなじ風に返してますよね?」
「それはそうですけど...でも手を引くとかでも」
「いやそれ逆に上る難易度上がってますよね?」
「・・・」
露骨に目をそらすエリス様、とりあえずこの議論に決着がつくことはない
「それで神器の方は?」
「もう封印したよ」
話を変えるために神器の話題を出したのだが、流石クリス仕事が早い。俺は神器に興味はないので見つけたとしてもクリスに渡している、なので揉めることもない。いつもならこれで解散なのだが逃げている途中にいいものを見つけたので、クリスを誘うことにする
「なぁクリスこの後暇か?」
「暇かって...まぁ予定はないけどさ」
「なら一緒に飲もうぜ、月見酒」
そう言って盗ってきた高級酒を掲げる、クリスは呆れ顔だ
「どうしたのさそれ」
「逃げてる途中で盗ってきた」
「はぁ...」
ため息までつかれたが断るつもりはないようだ、なので屋敷の屋根に上り俺の部屋にあったグラスを二つ持ってくる
「用意周到だね」
「まぁ誰か部屋に来たときになにも出せないのはな、てなわけでほい」
「ありがとう」
クリスの分を渡し、俺は自分のグラスに酒を注ぎ乾杯する
「乾杯」
「かんぱーい」
グラスを合わせ乾杯する、たまには月を見ながら一杯もいいもんだ。少量口に含みながらそんなことを思った、クリスもちびちび飲んでいるようだ
「にしても大変だよなー」
「なにがさ?」
「だってこんなの俺が手伝う前は毎回やってたんだろ?」
今日の盗みの話だ、こんなことを毎回やってたと思うと本当に頭が上がらない
「こんなギリギリになる前に逃げるけどね」
ジト目で見てくるクリス、まぁ確かにそうだろうな。まぁ別に悪徳貴族だ金がなくなろうがどうでもいい、善良な貴族なら取るもん取ったらずらかるが。まぁ神器所有に良い貴族などほとんど少ないけどな
「でも危ないこともあったわけだろ?」
自分のグラスに酒を注ぎながら聞く、クリスの方も少なくなっていたので注いでやる
「ありがと。まぁ、そうだね」
月をみながら酒を少し飲むクリス、実際語らないだけで大変なことはたくさんあったのだろう。そう思うと少しもやっとした気持ちになる、まぁ何も言わないから言うこともないのだが
「お疲れさん」
グラスを差し出す、クリスは驚いた顔をしていたが意図が分かったのか
「ありがと」
笑顔でグラスを合わせた、別にお礼を言われるようなことはしていないのだが。それからしばらく無言で飲んでいたのだが、クリスが俺に寄りかかってきた
「どうしたって...寝たのか」
肩口を見ると人の肩を借りて穏やかな寝息を立てていた、冬は抜けたとはいえもう深夜と言ってもいい時間帯だ流石に寒い。それにコイツの場合は薄着だ余計に寒いのではなかろうか、仕方ないので座布団代わりに使っていた俺の毛布を掛けてやる。ケツは冷たくなったが仕方あるまい、クリスはあったかくなったはずなのだが体をもぞもぞ動かしていた
そして
「どうしてこうなった」
俺は動いているクリスを気にせず飲んでいたのだが、いつの間にかクリスは俺の腕を抱いて寝ていた。左腕だからいいのだがこれでは動けない、まぁ酒はもう封をしたので飲むつもりはないが。しかもその影響でかけてやった毛布がずれていた、寒いのか余計に俺の腕を抱き込むクリス。仕方ないので俺ごと毛布にくるまる、あったかいのはいいのだがどうしようこの状況
「まぁいいや、考えるのもあほらしい。とりあえずお疲れさんクリス」
「んふ...ありがとう...すぅすぅ...」
流石に苦笑する、頭をなでてやると肩にすり寄るクリス
俺はしばらく撫で続けた、また起きたときに顔を真っ赤にして説教されたのは別の話
デートってなんだ?この頃デートが哲学になってきてる。そんなことはさておきクリス編、手伝うと言って手伝っている描写を書けなかったので満足。デートになったかは微妙ですけどね!とりあえずデートと言うことにしておいて下さい、お願いします。後はもう一本書くとか?その場合クリスは恥ずかしい目にあう可能性が?(書くものも決まってないので何とも言えませんが)