この魔眼持ちに素晴らしい世界で祝福を! 作:サクサクフェイはや幻想入り
まぁそんな話は置いておいて、本編の方どうぞ!
今日も今日とてギルドに集まる俺達
「もう限界...借金に追われる生活。クエストよ!あのデュラハンのせいできついクエストしかないけど、受けましょう!お金が欲しいの!」
大きい声でアクアがそんなことを言い始める、いつもならツッコミ入れるところではあるがあの日からましになったとはいえまだまだ頭が痛いのだ
「・・・アクアもう少しヴォリューム落とせ」
「あ、ああ、アンタまだ頭痛かったんだっけ」
立っていたアクアだが、俺に言われて落ち着いたのか座る
「わ、私は構わないが...」
正直に言うとアクア以外はこの前のキャベツの報酬が残っているのでそれほど切羽詰まっていない
「お願いよぉ!もう商店街のバイトは嫌なの!!コロッケが売れ残ると店長が怒るのよ、頑張るから今回は私全力で頑張るから!」
と和真に泣きつくアクアもはや惨めだった、それと言ってるときにだんだんヴォリュームを上げるのやめてほしい頭に響く
「俺の金もいずれなくなるだろうし、よさそうなクエスト探して来いよ」
「わかったわ」
和真に敬礼すると依頼を見に行くアクア、和真は一息ついて俺の方を向く
「大丈夫か志貴」
「まぁぶっ倒れた時に比べればな」
「でも顔青いですよ?」
「まぁあんまり寝てばっかでも体なまるからな」
「まぁあんまり無理するなよ」
みんな心配そうに見てくるがそれよりも俺は心配なことがあった
「・・・和真一応見てきた方がいいんじゃないか?」
「あー確かにろくでもないクエスト選ばれても困るからな」
そう言うと和真は席を立ってクエストボードの方に向かっていく
「私としては安静にしててほしいのですが...」
「お前は俺の母親か何かか、大体あのゾンビメーカーの依頼の時だって大丈夫だったろ?」
実を言うとそのゾンビメーカーの依頼の時も幻聴がしたのだが黙殺した
「それはそうなんですが...」
「まぁ和真もいるしそこは何とかしてくれるだろ、もしダメそうだったら私を囮に!」
心配した様子のめぐみん、興奮したダクネスと場がカオスになったところで和真から声がかかる
「クエスト行くぞー」
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水質改善の依頼の道中、檻の中にいるアクアは怖気ずいたのか和真に尋ねる
「ねぇほんとにやるの?」
「俺の考えた作戦のどこが不満なんだ?」
「私今から売られていく希少モンスターの気分なんですけど
その表現もあながち間違いではないだろう、和真の考えた作戦それは
檻の中に入ったアクアを湖の浅瀬に沈め放置するのだから、どちらかというと売るより廃棄だが
湖につき用意も終わったところで和真がアクアに声をかける
「アクアー何かあったら言えよー!檻ごと引き挙げてやるからなー」
特にやることもなく日差しも気持ちいので寝ることにする
「和真」
「なんだ?」
「寝てていいか?」
「・・・おう」
苦い顔をしたが俺が頭痛持ちなこともあり許してくれた
--7時間後--
「シキ、起きてください。シキ!」
「ん?」
頭の下に柔らかいぬくもりを感じながらゆっくりと目を開ける
「ようやく起きましたね」
「んー?おぅ...」
なぜかめぐみんの顔が上にあるのだが若干寝ぼけた頭で考えるのをやめ身を起こす
「・・・?」
流石に違和感に気が付き後ろを見るとめぐみんが
「?どうかしましたか志貴?」
「・・・いやどうかしたとかじゃなく、なんでお前俺に膝枕を?」
「あぁそのことですか、志貴寝てたのはいいんですがすぐ自分の腕から落ちてしまいまして、そこで枕になるようなものを探したんですがなかったので私の膝をお貸ししたというわけです」
「・・・お前がいいならいいが」
確かに俺は腕を枕にして寝ていたが、なにもそこまでしなくても
「まぁなにわともあれありがとな、柔らかくて暖かくて寝心地よかったわ」
立ち上がって固まった筋肉を伸ばす、あまり頭もいたくないし結構いいコンディションかもしれない
「っ!?///またあなたはそういうこと言って...///」
「?何か言ったか?」
「なんでもありません!!//」
ぼそぼそと何か言ってたので聞いてみたら何もないそうなのでどうなったかめぐみんに聞いてみることにした
「それで依頼は?」
目の前に奇麗になった泉があるのは見えるのだが和真たちの姿が見えない
「水質は問題ないです、ブルーアリゲーターも大丈夫なんですが...ただ」
「ただ?」
めぐみんを見ると気まずそうに指さす、そこにいたのは
「なんでアクア檻に入ったままなんだ?」
「それが...」
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町に着くころには夕暮れになっていて、アクアは相変わらず檻に入っていた
。何故アクアが檻に入ったままなのかというと、和真たちはギブアップを進めたらしいのだがアクアが拒否しトラウマを抱えてしまったとのこと
「きっとこのまま売られていくよ~...」
「おいアクアその歌はいい加減やめてくれ、傷ついた檻に女を運んでいる時点で人の注目集めてるんだからな...ていうかいい加減出て来いよ!!」
「いや...この中こそ私の聖域よ、外の世界は怖いからしばらくでないわ」
和真の説得には応じない、相当深いトラウマが刻まれたらしい
「すっかり引きこもってしまいましたね」
「あぁ...」
「そうだな」
「以前の俺みたいだな」
和真のつぶやきは俺以外には聞こえなかったようだ
「女神様!」
後ろからそんな声がしたので見てみるとなぜか冒険者が檻をこじ開けていた
「うわぁ...」
「えぇー!」
「マジですか...」
他のメンツも多かれ少なかれ驚いているようだった
「何をしているのですか女神様!こんなところで」
「おい私の仲間になれなれしく触れるな、貴様何者だ」
珍しくあのダクネスが怒ってた
「おいアクア、お前の知り合いだろ?女神とか言ってたし何とかしろよ」
和真が呼びかけるとこっちを向くアクア、眼の光がないので和真は若干怖がっていた
「女神?」
「そうだよ!」
そのまま見合う二人、そしてようやくアクアの目に生気が戻る
(こいつ自分が女神だってこと忘れてたな...)
和真もそう思っているのか苦い顔をしていた
「・・・そうよ女神よ私は!」
そう言って檻の外に出るアクア、こけそうになったが胸を張りこう問いかけた
「さぁ女神のアタシに何の用かしら...ってあんた誰?」
(まぁアクアが覚えてるわけないよなぁ)
自己紹介が始まる、簡単に言うと俺たちと同じ転生者だった
そして何故か和真とミツルギキョウヤが勝負することになった、正直言って俺が嫌いというよりも生理的に無理な相手なので思い出したくもない。一つだけ付け加えると、ダクネスやめぐみんを職業でスカウトするような奴だと付け加えておこう。そして自分のパーティーに入れば最高級の武具を与えるということ
「僕が勝ったらアクア様を譲ってくれ、君が勝ったら何でも言うことを聞こうじゃないか」
「よし乗った、いくぞぉぉ!!」
不意打ち気味に和真はミツルギに切りかかる
「ちょ!?ま!」
対応が遅れ一歩下がって剣を抜きガードしようとするが
「スティール!!」
左手を突き出し閃光がやむとその手にはミツルギが持っていた剣が握られていた。呆然としているミツルギにその剣が振り下ろされあっけなく気絶する
「言いたい放題言いやがって」
見下ろしながら和真がそう言うと、取り巻きの二人が騒ぎ始める
「卑怯者卑怯者卑怯者ー!!」
「あんたたちこいつの仲間か?」
「この最低男卑怯者!!」
卑怯なのはどっちだと言いたくなったが我慢する、というより我慢もそろそろ限界なのだが
「グラムを返しなさい!その魔剣はキョウヤにしか使えないんだから!」
「え?まじで?」
和真はアクアに聞くと
「魔剣グラムはその痛い人専用よ」
和真は考えているようだが決まったのか
「まぁせっかくだしもらっとくか」
と去ろうとするのだが
「ちょっと待ちなさいよ!」
「こんな勝ち方私たちは認めない!」
と今だに突っかかってくる、いい加減我慢の限界だった
「・・・和真一回俺にその魔剣かしてくれ」
「?」
「とりあえず」
「お、おぅ」
和真は俺の雰囲気が違うことに気が付いたのか、少し戸惑いながら貸してくれる
「で?勝ち方認めないって言ったよな?」
「そうよ!だからグラムは
「なら俺が和真の代わりにやればいいんだろ」
「「は?」」
よっぽど俺の提案が意外だったのか呆けている、そんな取り巻き二人は置いておいてミツルギを起こす
「おい起きろよ」
ゆすぶったり頬をたたいて起こす
「ん、んん?」
起きたようなので放し数歩距離をとる
「そうだ僕は...」
「御託はいいとっとと始めるぞ」
そう言って魔剣を相手の近くに刺す
「?どういう」
「お前の連れが卑怯だなんだって言うから再選だよ」
「当たり前でしょうあんなの」
「少し黙れ、こっちは頭痛のせいとお前らみたいなのに絡まれてイライラしてんだよ」
うるさい外野を黙らすために睨むと二人はおびえた様子で黙る
「絡んだのについて謝るが
「だから御託はいいって言ってるんだよ、とっととルールの確認だ」
流石に発言を遮られて頭に来たのか剣を構える
「っ!...条件はさっきと同じだ僕が勝ったらアクア様を譲ってもらう、君が勝ったら何でも言うことを聞こうじゃないか」
「さっきみたいな不意打ちを防ぐためにコイントスだ、すみませんコイントスしてもらっていいですか?」
近くにいたギャラリーの一人にコインを渡す
「それじゃあルールの確認ださっきのように気絶するか相手の武器を奪うかで決着、スタートはコイントスで地面に落ちるのと同時にスタートだ」
「わかった...君は武器を構えないのか?」
「必要ない、お願いします」
噛みつかんばかりにミツルギが見てるが、審判の人にお願いする
「は、はい」
キン!とコイントスをしたためコインが空中に上がり始める俺は目を閉じ集中する
「おい、志貴目を閉じたら...」
和真が何か言ってるが気にしない
キン!と音がし目を開けるとミツルギは切りかかってきていたが俺は難なく左手で魔剣を受け止める
「なっ!」
驚いているが俺には全く驚きがないので、左手を思いっきり引き右ひじを六十%ぐらいの力で鳩尾に叩き込む
「っ!?」
ミツルギは吹っ飛ぶ、どうやら気絶しているのか動かない。防具もよく見ると少し凹んでいた
「で、これで文句あるか?」
「「ひっ!」」
俺がそう言うと取り巻き二人はおびえた様子ブンブン首を横に振っていた
「おい、和真これ」
そう言って和真に魔剣を渡す
「あ、あぁ...」
受け取る和真の返事はどこかか上の空だった
「それと、さっきの条件だけどお前らはもう二度と俺に近づくな。それだけだ」
「「は、はい!!」」
「和真悪い食欲無いから俺帰るわ」
返事も聞かずに俺はその場から立ち去った
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その翌日俺が少し遅れてギルドに行くとアクアがルナに掴みかかっていた、これまたいつものことなので無視し和真の隣に腰を下ろす
「おっす、何の騒ぎなんだ」
「ん?志貴かいや俺もさっぱりなんだ」
「てかその金は?」
和真の前には小袋が置いてあった
「あーこれかこれは昨日の魔剣を売った金だ」
「・・・お前そういうことしてるからゲスマだのクズマって言われるんだぞ」
「うっせ、それよりもお前大丈夫かなんか昨日雰囲気がおかしかったけど」
「あー、ただイライラしてただけだから気にすんな」
イライラは確かにしていたのだが昨日のことについてはあまり思い出したくないので話を切るために注文をする
「今回の報酬壊した檻の修理代を引いて10万エリスだって、檻の修理代が20万エリス...私が壊したんじゃないのに!!」
静かに椅子に座ったと思ったらそんなことを言いながら泣き出すアクア、今回はいじらないでおいた
「あの男、今度会ったら絶対ゴットブローをくらわしてやるんだから!!」
なんだか思っていたよりも元気そうだった
「探したぞ佐藤和真!!」
後ろからそんな声が聞こえる、勝負に負けたのに約束を破るとはいい度胸だ
「・・・朝からうるせえよ、何の用だ」
「「「ひっ」」」
どうやら取り巻きもついてきてたようで三人は俺を見た瞬間小さく悲鳴を上げる
「言ったはずだが俺の前に二度と
「ゴットブロー!!」
「・・・」
俺が制裁するまでもなくアクアが制裁していた
「し、志貴少し落ち着いてください。それになんか怖いですよ」
少しおびえた表情で俺に言ってくるめぐみん、それで少しは落ち着いたのだが
「ぼ、僕は佐藤和真に
「御託はいい用件だけ簡潔に言え」
「ま、魔剣を...僕の
「魔剣はない、和真が売った。これで用件は済んだなさっさと消えろ仲間のおかげで命拾いしたな」
そう言って注文したものを食べようと席に着こうとする
「う、売った?僕の魔剣を...」
呆然としているが正直早く消えてほしいので席に座る前に
「さっさと消えろって言ったはずだが?それと三度目はないぞ」
そう言って他のメンバーには見えないように短刀をミツルギに見せる
「ひっ!」
短い悲鳴を上げてさっさとギルドから出て行った
「志貴助かったが、少しやりすぎだ」
「そうですよシキ」
和真は若干引きながら、めぐみんは泣きそうな表情で言ってくる
「・・・悪い」
「緊急、緊急!全冒険者の皆様は直ちに武装し正門に集まってください!それと冒険者佐藤和真さんの一行は直ちに集まってください!!」
その呼び出しに俺達は顔を見合わせながら正門えと向かった
そこにはたいそうご立腹なデュラハンがいた
本当は今日は投稿する予定はなかったんですが書いているやつが早く終わったので投稿しました。
それにしてもお気に入り11件とは、ありがとうございます!評価をくれた人も同様にお礼を。これを励みに書いて行きたいと思います!
といってもこのやつは最後まで書き終わっているんですが