この魔眼持ちに素晴らしい世界で祝福を!   作:サクサクフェイはや幻想入り

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別にゆんゆんのことディスってるわけじゃないです、タイトルが思いつかないんです。タイトルとかのネーミングセンス欲しぃ...


第九話 魔眼持ちとボッチ娘の捜索を!

ギルド内は騒がしいがそれはいつものような騒がしさではない、その証拠にギルドにいる面々は酒が入っていなかった

 

「まだ見つからないのか?」

 

「もう四日目だぞ...」

 

そうギルドでは今とある二人の捜索が行われていた、白夜志貴とゆんゆんだ。四日前、正確には五日前だが白狼の群れの討伐に向かった二人、そこまではよかったのだがその次の日雪崩が起きたのだ。白狼の生息地と雪崩が起きた場所は完全に一致していて巻き込まれた可能性は高かった。ギルドはアークウィザードであるゆんゆん、ベルディア撃破に大きく貢献した白夜志貴の捜索をすぐに開始するが状況は芳しくなかった。雪崩のせいで二人の痕跡が発見できるはずもなく、また冬にクエストに出るなどほんの一握りの冒険者だけなので目撃情報もなく捜査は難航を極めていた

 

「・・・」

 

そんな中和真は一人苛立っていた、自分が捜索に出られないのもあるがこうやって待っていることしかできないのが

 

「カズマ落ち着け、今日は見つかるかもしれないだろう?」

 

「ダクネス俺は大丈夫だ、それよりめぐみんを」

 

ダクネスは何か言いたげだったが、めぐみんの方が状況はまずいのかそのままギルドを出ていく

 

「ねぇ和真」

 

「なんだよ」

 

和真は苛立たしげにアクアの問いに答える

 

「この捜索意味あるの?」

 

瞬間和真はアクアを睨む、だがアクアもその視線に負けず和真を睨み返す

 

「だってそうでしょう!目撃情報もなくしらみつぶしで探して、しかも今だに大なり小なり雪崩も続いてる。もう四日よ四日!!流石に...」

 

「俺たちが信じないで誰が志貴やめぐみんの友達の生存を信じるんだよ!!」

 

机をたたきながらそう言う和真、和真自身もわかっているのか悔しそうに唇を噛みしめていた

 

その様子を見たアクアも頭が冷えたのか

 

「ごめんなさい、わたし...」

 

「いや、俺も悪い」

 

二人が気まずい雰囲気の中ギルドの入り口から数十名の冒険者たちが入ってくる、その顔には疲労の色が浮かんでいた

 

「皆さんどうでしたか?!」

 

ルナは帰ってきた冒険者たちに駆け寄るが皆は首を横に振る、ルナは苦い顔をした後ギルド内を振り返る

 

「・・・皆さんにお知らせがあります、ゆんゆんさんとビャクヤシキさんの捜索ですが今日をもって打ち切りにしたいと思います」

 

「「なっ!?」」

 

アクアと和真は驚いたようだが、ルナは気にせず続ける

 

「ギルドとしてもこれ以上捜索は意味がないと判断し、今日で打ち切りという判断にさせていただきました。協力していただいた冒険者の皆さんには大変感謝しています」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ!まだ探してない範囲も」

 

「悪いが探せるところは探したんだ」

 

捜索に加わっていた冒険者の一人が語りだす

 

「雪崩も今日はほぼなくて山の上部まで探したんだが、痕跡すら見つけられなかった」

 

「・・・でも全部探せたわけじゃ

 

「和真」

 

アクアが和真の言うことを遮る

 

「皆さんありがとうございました」

 

そういってアクアは和真の手を引きギルドから出た

 

-------------------------------

 

次の日和真たちのパーティーの姿は雪山にあった、あくまでも雪精討伐のためだ

 

「おーい!志貴ー!!」

 

「出てきなさいこの大馬鹿ー!!」

 

「シキー!!」

 

「・・・」

 

だが一人だけ呼びかけに参加しないものがいためぐみんだ

 

「・・・和真雪精の方は私に任せてください」

 

「あぁ流石に一匹も討伐しないで帰るのはまずいからな」

 

「・・・我が真紅の流出を以て、白き世界を覆さん。エクスプロージョン」

 

いつもの元気はなく威力も低かったが雪精を巻き込む

 

「十匹倒しました」

 

「おいめぐみん!倒してしまったら、やっぱり」

 

いつものように倒れるめぐみんだが、ダクネスは珍しく焦っていた

 

それもそうだろう、だって冬将軍が現れているのだから

 

「くっそ!なんでこんな時に!」

 

「カズマやめろ!」

 

ダクネスの忠告も聞かず冬将軍に切りかかるが

 

「っ!?」

 

冬将軍はいつのまにか和真の前で剣を振り下ろしていた

 

 

志貴視点

 

(あれから五日か、流石に限界だな)

 

あの雪崩の時からずっとこの穴に閉じこもっているがそろそろ限界だった

 

大穴の方を見るが上から雪が降ってくるようなことはなかった、昨日もそうだったのだが一応様子見で今まで待っていたのだ

 

「ゆんゆん」

 

「・・はい」

 

掠れているようだが意識はしっかりしているようだった

 

「もう食料は尽きた外に出るぞ」

 

「・・はい」

 

起き上がろうとするが力が入らないのか座ってしまう

 

「ごめんなさい私はもう無理みたいです」

 

そう笑うが俺はそれを許さない

 

「早く乗れ」

 

背を向けて乗るように言うが一向に乗る気配がないので無理やり乗せて、クリエイトウォーターとフリーズで外に足場を作り大穴の外に出るどれくらい歩いたかわからないが、懐かしい大きな爆発が見えた

 

「今のは...」

 

「多分そうだな...走るぞ」

 

そう言って走り始めるがどうも足元がおぼつかない、だがそれでも前に進みようやく和真たちが見えるところまで来ると

 

「なんだアイツ」

 

「あれは冬将軍です、あのままだと前の人が」

 

俺も嫌な予感がして魔眼を発動して一気に距離を詰める、予想通り和真を切ろうと振り下ろされた冬将軍の刀を短刀で受け止める

 

「何してるんだ...お前。俺の仲間に」

 

冬将軍はホバー移動のように後ろに滑るように移動する、距離が開いたのでゆんゆんを下ろし眼鏡を外す

 

「ようやく来たわねこの大馬鹿!とりあえず話はあとよ土下座しなさい土下座、そうすれば許して

 

「許してくれるはずないだろう、あいつは俺を完全に殺すつもりだ」

 

それが合図のように再びホバー移動のように一瞬で距離を詰めてくる、振り下ろされる剣を間一髪で受け止める

 

受け止めきれずに傷が増えていく

 

「やめろ志貴!そいつは殺せない!!」

 

「そうよ!そいつは精霊で人々が無意識に想像したものから出来上がってる存在なのよ!!」

 

「殺せない?笑わせるな!俺のこの目に殺せないものはない!!」

 

全く変わらないスピードで振り下ろされる剣だが、受け止めるのではなく避けそのすきに剣を持っている右腕を切る

 

「!」

 

感情のない精霊のはずなのだが、今俺を恐れ距離を開けようとホバー移動する。だが俺がその隙を逃がすはずがない

 

「俺の仲間に手を出した落とし前つけてもらうぞ!!」

 

ホバー移動よりも早く動き、冬将軍の死の点を突く。冬将軍はだんだんと薄くなっていく、だがその姿はどこか満足そうだった。鞘を俺に投げて渡し剣を指さす、俺にくれるということなのだろうか。わからないが俺は静かに頷く、冬将軍は完全に消え残ったのは俺が持つ鞘と地面に刺さった剣だった

 

「やったのか」

 

「ダクネスそれフラグ!」

 

「おい志貴、大丈夫...ってお前目から血が!!」

 

駆け寄ってくる和真、俺の意識はそこで途切れた

 

(多分あと一回点を突いたら俺は...)

 




もうそろそろアニメ一期も終わりですねぇ、ここで補足説明をすると和馬はもう屋敷を手に入れています、サキュバス回はやっていませんけどね
というわけで次の話で一期は最後となります
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