Fate/Zexal Order   作:鳳凰白蓮

162 / 195
Heaven's Feel見て来ました!
長かった三部作が完結し、無事に士郎と桜が幸せになって本当に良かったです。
まだまだ辛いことは沢山あるし、罪と向き合って生きていく事になりますが、二人には幸せになってもらいたいものです。

さて今回はダイソン・スフィア攻略戦です!
遊馬達の作戦が見ものです。


ナンバーズ159 サマーメモリー4日目

無人島四日目で第三回目の修行、朝から俺たちは気合い充分だった。

 

エミヤが気を利かせてくれてハワイの名物朝食を作ってくれてその美味しさにモチベーションも上がった。

 

浜辺ではどうやってダイソン・スフィアを攻略するのかと多くのサーヴァント達が見物に来ていた。

 

その中で一番異彩を放っていたのはアイリさんだった。

 

アイリさんはイリヤちゃん達の応援するためにシトナイと一緒にチアガール姿で応援していた。

 

アイリさんはすげぇノリノリだったけど、シトナイは顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしていた。

 

アイリさんって、人間みたいだけど、確かホムンクルスだったんだよな……見た目に反して実年齢や精神年齢とかかなり違うみたいだな。

 

イリヤちゃんとクロエちゃんもママ達は何をやっているの!?とこちらも恥ずかしくて顔を赤くしていた。

 

ちなみに……キリツグさんはというとアサシンクラスの俊敏などを生かしながらアイリさんとシトナイの写真を撮っていた。

 

まさかキリツグさん、この連休中ずっと奥さんと娘さん達の写真を撮りまくっていたのか……?

 

キリツグさんの愛妻家と子煩悩に苦笑しながらも気合いを入れ直して空を見上げた。

 

太陽を隠しながら現れたのは昨日は大敗し、サーヴァント達でも対処は不可能と言われた超巨大モンスターのダイソン・スフィア。

 

その巨大さに圧倒されるが、わざわざ負けるために来たわけじゃねぇ。

 

昨夜行った作戦会議通りに各自が行動を開始する。

 

まずは美遊ちゃんが宝具を発動して俺たちの体力と魔力をブーストさせて、クロエちゃんはブーストさせた魔力を使って一つの剣を投影した。

 

それはクロエちゃんが投影出来る最強の剣、約束された勝利の剣だ。

 

約束された勝利の剣を『剣』から『矢』に改造して普段なら使い慣れている黒弓で撃つが、黒弓では矢が宇宙空間まで届かない。

 

そこで俺の出番で両手を前に出して全神経を集中させて両手に光を宿した。

 

そして、紅蓮の炎が燃え上がり、俺の前に死と再生を司る火の鳥……不死鳥が誕生するとそこから巨大な弓へと姿を変えた。

 

これはZEXALが二番目に創造したゼアルウェポン、不死鳥弩弓。

 

弩弓は普通の弓と違ってかなり大きな弓でその威力と飛距離は他の弓とは比べ物にならないほとだ。

 

不死鳥弩弓をダイソン・スフィアに向けるために美遊ちゃんが物理保護で空中にしっかりと固定する。

 

だけど、こいつを出した俺が言うのもなんだけど、使いこなすことは出来ない。

 

何故なら弩弓は腕だけでなく、両足まで利用して全身の力で弦を引いて放つ弓で実際にホープレイもその通りに放ったが、今の俺の腕力と脚力だと上手く弦を引けないんだ。

 

そこで、俺の代わりに不死鳥弩弓を引いてくれるのは……イリヤちゃんだ。

 

イリヤちゃんはバーサーカーのクラスカードを夢幻召喚し、上半身がサラシ1枚で腰蓑を巻いた半裸の姿となって、ルビーは巨大な斧剣へと変化した。

 

バーサーカーのクラスカードにはギリシャ神話の大英雄・ヘラクレスと繋がっていて、凄まじい戦闘能力で吹き荒れる暴風のような戦闘をする。

 

今回は斧剣となったルビーは使わず、クロエちゃんから約束された勝利の剣の矢を受け取って不死鳥弩弓にセットし、そして……片手で軽々と弦を引いたんだ。

 

バーサーカーのカードをその身に宿した事で、その細腕では考えられないほどの凄まじい腕力を手に入れ、本来なら全身の力を全て使って引く弩弓を片腕で軽々と引けるようになった。

 

イリヤちゃんとバーサーカーのクラスカードはとても相性が良く、浜辺で見守っていたヘラクレスの力に真に迫るほどの力を引き出していた。

 

それは恐らくイリヤスフィールとヘラクレスと言う時空と並行世界を越えた二人の強い絆で結ばれた縁による結果なのだとルビーは言っていた。

 

しかし、イリヤちゃんには弦を引けても弓を使う技術はないのでクロエちゃんが後ろからサポートしてダイソン・スフィアに狙いを定める。

 

だが、ここでダイソン・スフィアが俺たちに向けてレーザービームを放って来た。

 

このままでは俺たちがやられるが、俺たちには最高の守護神がいる!

 

マシュが盾の宝具を発動して降り注がれてくるレーザービームから俺たちを守り、美遊ちゃんもサポートに入って魔力砲撃でレーザービームを撃ち落として相殺させながら守ってくれている。

 

その間に俺は不死鳥弩弓の力を上げるために必死に念を込めていた。

 

そして、全ての準備が整い、俺たちの最高の一撃を放つ時が来た。

 

狙いが完全に定まり、イリヤちゃんが弦から指を離し、不死鳥弩弓から約束された勝利の剣の矢がダイソン・スフィアに向けて放たれた。

 

金色に輝く矢が流星のように天を駆け抜け、最後の仕上げに不死鳥弩弓から約束された勝利の剣の矢に込めた力を解放する。

 

金色の矢が炎を纏い、巨大な不死鳥となって宇宙に向けて飛翔する。

 

不死鳥は速度を落とすことなく大気圏を瞬く間に突破するが、宇宙空間の急激な温度の低下でやがて炎を保てなくなった不死鳥は消滅してしまう。

 

だが、不死鳥が包んでいた約束された勝利の剣の矢は健在で矢は止まることなく飛び続けた。

 

そして、矢はダイソン・スフィアの中央の球体に直撃し、内部に入り込んだその瞬間に壊れた幻想が発動し、約束された勝利の剣に込められた魔力が大爆発を起こす。

 

内部からの爆発により、最新機械の塊であるダイソン・スフィアは逃れられない連鎖的な大爆発がボディ全体に広がる。

 

それにより、倒すことは不可能と思われて来たダイソン・スフィアが遂に破壊された!

 

ダイソン・スフィアの破壊に俺達は心が震え、勝鬨を上げた。

 

見物していたサーヴァント達も俺達の見事な一撃に拍手を送り、スカサハ師匠も拍手をして俺たちを褒めてくれた。

 

今回のダイソン・スフィア攻略作戦は俺達五人がそれぞれが出せる『最強』を組み合わせた『最強の一撃』を繰り出す事だ。

 

美遊ちゃんが俺達に最強の力を与え、クロエちゃんが最強の矢を投影し、俺が最強の弓を創り、マシュが最強の盾となり、そしてイリヤちゃんが最強の射手となる。

 

これによりダイソン・スフィアを破壊することが出来た。

 

しかし、喜んでばかりはいられなかった。

 

ダイソン・スフィアの後にはある意味ではナンバーズ最恐とも言えるモンスターのジャイアント・キラーが出て来た。

 

だけど、ジャイアント・キラーは砂浜に突き刺した斧剣となったルビーを手にしたイリヤちゃんが海の上を高速で駆け抜け、斧剣を振り下ろして一刀両断で瞬殺した。

 

その後も召喚されて来るナンバーズ達を次々と斬り伏せ、オケアノスで対峙したヘラクレスの荒ぶる戦いを連想する活躍っぷりだった。

 

これにはヘラクレスも嬉しそうに頷き、ギリシャ神話のサーヴァント達もイリヤちゃんがヘラクレスの力を使いこなしていることにとても驚いていた。

 

しかし、そのままイリヤちゃんが戦い続けることは無理だった。

 

バーサーカーのクラスカードは『狂化』の能力で各ステータスを向上させるが、夢幻召喚をしてから10分を経過すると使用者の理性を奪ってしまい、制御不能の怪物となってしまうんだ。

 

そこで9分50秒を過ぎたらイリヤちゃんはバーサーカーのクラスカードを排出して体力が回復するまで撤退させる事にした。

 

イリヤちゃんはよく頑張ってくれたから後は俺達が頑張る番だった。

 

俺は最初に創造したゼアルウェポンの一角獣皇槍を創り出し、美遊ちゃんはランサーのクラスカードを夢幻召喚してクー・フーリンの力を宿した。

 

俺と美遊ちゃんは腕が痺れて動けなくなるまで一角獣皇槍とゲイ・ボルクを投げまくり、マシュとクロエちゃんがサポートに回った。

 

そして、1時間弱で六十体目まで倒したが、そこで俺たちの体力が尽きて今日の修行は終了となった。

 

体力や魔力などの後先を考えずに最初から全力全開で戦ったので、それ以上の戦闘は無理だった。

 

百番勝負の内、六十体を無事に倒してすでに半数を倒すとができた。

 

だけど、残り四十体は強力な上位のナンバーズにカオスナンバーズが来る……明日もまた気合を入れないとな!

 

でも、今日はダイソン・スフィアを無事に倒したから残りの時間は全力でのんびりすることにした。

 

マシュとイリヤちゃん達も今日はのんびり過ごすそうだ。

 

俺は昼食にエミヤ特製のフィッシュバーガーを食べて腹を満たして子供達の面倒を少し見てから強い睡魔に襲われたので、ヤシの木にハンモックを取り付けて昼寝をすることにした。

 

南の島で大好きなハンモックで昼寝を出来るなんて、俺にとっては最高の贅沢だぜ!

 

ハンモックで心地よい海風を肌に受けながら眠りについた。

 

それから時間が過ぎ、眠りから目を覚ますとそこは浜辺のヤシの木の林ではなく、見たことのある豪華絢爛な劇場だった。

 

寝起きで頭があまり働かないが、起き上がってここはどこだ!?と警戒するとそこに現れたのは……ネロだった。

 

赤と白の二色の水着の上に半透明の白いドレスを着ていてその手には熱々で出来立ての大きな肉料理が乗った皿を持っていた。

 

何が何だか分からず困惑しているとネロは笑みを浮かべて全て話した。

 

ネロはこれまでの俺のナンバーズ百番勝負の活躍に感動し、俺を労るために二人だけの豪華ディナーをしようと計画した。

 

昼寝をしている俺をこっそりと連れ出し、ここに連れて来た。

 

ここはネロの宝具で黄金劇場を改造してパイプオルガンみたいな砲門とネロをイメージした大きな彫刻が設置された『誉れ歌う黄金劇場』。

 

黄金劇場は海に浮いていて、無人島からもかなり離れた場所に展開したので誰の邪魔も入らずに豪華ディナーを楽しめると言っていた。

 

多少強引だけどネロの気持ちはすげぇ嬉しいし、ネロが作ってくれた豪華料理はどれも美味しそうだったので冷めないうちに食べることにした。

 

時刻は夕暮れ時で、俺とネロのディナーが始まり、美味い豪華料理と綺麗な夕日で腹と心が満たされていく。

 

そして、最後のデザートの時には夕陽が沈み、空には満点の星空が浮かんでいた。

 

料理を食べ終えて黄金劇場の端に座ると、空には星空、海面には月の輝きが反射していて本当に綺麗だった。

 

昔、父ちゃんに冒険に連れて行ってもらった時に見た星空を思い出が蘇って来たぜ。

 

すると、ネロは俺の隣に座って俺の手に自分の手を重ねた。

 

サーヴァントに美男美女が多いから少し感覚が麻痺しているけど、近くで見るとやっぱりネロは可愛いよな……。

 

まあ、自分を至高の芸術って自信満々に言うぐらいだからな。

 

そう思っていると、ネロは俺の戦う姿に惚れ直したと言うと顔を赤く染めながら顔を近づけてきた。

 

これはまさか!?と思って下がろうと思ったが手を重ねられて逃げられなくなり、そのまま三度目のキスをされかけた……その時だった。

 

ジェットスキーに乗って爆走して来た武蔵姉上と大きなサメの背中に乗ったジャンヌお姉ちゃんが襲撃して来た。

 

どうやら俺を探しに来てくれたみたいだけど、ネロの行動に激怒して襲いかかって来た。

 

ネロも邪魔されて激怒し、黄金劇場に設置した砲門をフル稼働させて拡散ビームを放ちまくった。

 

武蔵姉上とジャンヌお姉ちゃんも負けじと宝具を発動して対抗する。

 

結局こうなるんだなぁ……と思いながら俺は盾のゼアルウェポンの玄武絶対聖盾を創り出して戦いが終わるまで盾で身を防ぎながら待つことにした。

 

 

 




ダイソン・スフィアの攻略法はこれぐらいしか思いつきませんでした。
なにせ敵は宇宙空間にいますからね……。

そして後半はネロちゃんが久々に頑張りました!
まあ最後は邪魔されましたが(笑)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。