Fate/Zexal Order   作:鳳凰白蓮

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お待たせしました。
軽くスランプで遅くなってしまいました。

今回は静謐のハサンの登場です!


ナンバーズ184 毒の花と決闘者の生存本能

西の村に到着すると遊馬とアストラルの気配を察知して無数の黒い影が舞い降りた。

 

「お待ちしておりました、マスター」

 

「アサ子さん!百貌のみんな、待たせてごめんな!」

 

アサ子を筆頭に百貌のハサンが一斉に遊馬の元に集まった。

 

これでカルデアからいなくなっていたサーヴァントと合流することが出来た。

 

早速捕らわれている静謐のハサンの救出に向かうことになったが、流石に全員で向かうわけにはいかない。

 

ダ・ヴィンチちゃん、イリヤと美遊とクロエ、ベディヴィエールとアーラシュと三蔵が村に残り、それ以外はすぐに砦に向かった。

 

砦は西の村から山を降りたところにある。

 

立派な砦が建っており、気付かれないように岩陰に隠れながら作戦を考える。

 

「救出作戦の王道ならやはり陽動作戦だな」

 

アストラルが作戦を提案すると、アルトリアが名乗り出た。

 

「では、私が正面から堂々と出て囮になりましょう。円卓の騎士がいる可能性も考えると私が出た方が効果は高いでしょう」

 

砦に円卓の騎士がいるならばアルトリアが出て来れば必然的に現れる。

 

作戦内容はすぐに決まり、アルトリアが砦の前で暴れている間に救出チームが砦に侵入して囚われている静謐のハサンを救出して脱出する。

 

そして、脱出が完了次第にアルトリアも撤退するというシンプルだが確実性のある内容だ。

 

囮チームはアルトリアとエミヤと遊戯。

 

救出チームは遊馬とアストラルとマシュ、呪腕のハサンと百貌のハサン。

 

二つのチームに分かれて行動を開始する。

 

「行きます……『約束された勝利の剣』!」

 

アルトリアは初っ端から約束された勝利の剣で軽めの極光のビームを放ち、砦の壁を壊した。

 

予想通り敵襲と砦の中にいる者達が騒ぎ出して騎士達が出てくる。

 

「オレも行くぜ。宝具『古代の決闘盤(ディアディアンク)』!」

 

遊戯は左手首に装着されている金色の腕輪を翼のように展開する。

 

それは古代エジプトにてファラオである遊戯と六人の神官団が所持していた古代のデュエルディスク。

 

石板に封じ込めている人の心から生まれた魔物を召喚して操ることが出来るアイテムである。

 

石板は既に存在せず、本来ならば使用することはできないが遊戯には現代の石板とも言えるデュエルモンスターズのカードを所持しているので、それを代用してディアディアンクの召喚術を使うことができる。

 

魔物(カー)召喚!『ブラック・マジシャン』!『青眼の白龍』!『真紅眼の黒竜』!」

 

ディアディアンクに魔術師と竜の絵が浮かび上がり、遊戯の前に3体のモンスターが同時に召喚される。

 

遊戯のエースモンスター『ブラック・マジシャン』。

 

海馬瀬人のエースモンスター『青眼の白龍』。

 

城之内克也のエースモンスター『真紅眼の黒竜』。

 

3人の持つ伝説のエースモンスターが一同に集結した。

 

「『ブラック・マジシャン』、ブラック・マジック!『青眼の白龍』、滅びのバースト・ストリーム!『真紅眼の黒竜』、黒炎弾!」

 

3体のモンスターの怒涛の連続攻撃が炸裂し、一応騎士達を殺さない程度に痛めつけていく。

 

「モンスターを同時に召喚する宝具か……マスターにはないとても強力な能力だな」

 

「ああ。だが、難点があってな。オレ自身の肉体と魂が大きなダメージを受けていると上手く魔物を召喚できない。それと、デュエルモンスターズのような魔法や罠を活用したコンボ攻撃が出来ないんだ」

 

「確かにマスターは様々な魔法や罠を使って強力な攻撃や防御を駆使していた。なるほど、君はモンスターを召喚する二つの宝具を用途や状況によって使い分けているのか」

 

「その通りだ。それにしても、エミヤはよく喋りながら矢を打てるな……」

 

「フッ、慣れているものでな……」

 

エミヤは遊戯とお喋りをしながら黒弓を構えて矢を次々と放ってアルトリアの援護をする。

 

しばらくすると、砦から威圧感のある顔立ちをした黒甲冑の男が現れた。

 

「……やはりあなたでしたか。アグラヴェイン」

 

アグラヴェイン。

 

円卓の騎士の一人で文官の事実上の最高責任者であり、アルトリアの補佐役でもある男。

 

そして、円卓随一の尋問官で巧みな拷問技術を持つ為、アルトリアは静謐のハサンの拷問にアグラヴェインが関わっていると推測していた。

 

「王よ……ガウェインから話を聞いた時は驚きましたが、まさか本当にあなたが現れるとは……」

 

「アグラヴェインよ。貴様らが何故獅子王に付き従い、外道に堕ちたのか……語ってもらうぞ!」

 

アルトリアは囮役ではあるが、部下であるアグラヴェインから真相を聞き出すために聖剣を振るう。

 

対するアグラヴェインは唇を強く噛み締めて自分を抑え込みながら剣を構えて黒い鎖を生み出してアルトリアと対峙した。

 

 

百貌のハサンの情報と呪腕のハサンの経験から牢屋は地下にあると判明し、遊馬たちはアルトリア達が囮になっている間に地下牢へと侵入する。

 

するとアストラルは地下牢からサーヴァントの気配を感じた。

 

「遊馬、サーヴァントの気配が二つ感じるぞ」

 

「え!?一つは静謐のハサンだよな。他に誰か捕まってるのか?」

 

「分からない。だが、より慎重に進んだ方がいい」

 

地下牢にいるのが静謐のハサンだけでないと知り、遊馬達は慎重に奥へ進んでいく。

 

アストラルが感じているサーヴァントの気配とフォウが見つけた隠し道の奥に牢屋があった。

 

そこには見張りがいたがサーヴァントでは無いので呪腕のハサンが瞬殺した。

 

「……む?おお、これはこれは、サーヴァントにもしや君がマスターかな?」

 

牢屋の中にいたサーヴァントは遊馬達に気付くと簡単に牢屋の鉄格子を破壊して出てきた。

 

「って、出れるのかよ!?」

 

「そりゃあ、いつでも出られたからな。寝たろうにも飽いた。そろそろ働き時とみた」

 

牢屋から出てきたのは左肩をはだけた朱色の着物を纏い、大きな米俵を軽々と担いだ豪快かつ爽やかな男だった。

 

「米俵……もしかして、あんたって日本人サーヴァント?」

 

「その通りだ。サーヴァント、アーチャー。真名を俵藤太と申す」

 

「俵藤太……そうか、君は平安時代に大百足を退治した武将、藤原秀郷だな」

 

俵藤太。

 

後に藤原秀郷と名乗り、三川山の大百足を退治した平安武将。

 

「ほう、精霊か。しかも清き力を感じるな。そして、お主がマスターだな?」

 

「九十九遊馬だ!同じ日本人同士、よろしくな!」

 

「おお!同じ日本人か!九十九遊馬、うむ名前に見合った元気な男子だ!」

 

藤太はすぐに遊馬を気に入り、その場ですぐに契約を交わして遊馬のサーヴァントとなった。

 

藤太はどこにも所属しないはぐれサーヴァントとして彷徨っていたところ、円卓の騎士の一人と遭遇し、魔力も少なくなっていたので早々に降伏して捕まっていたのだ。

 

藤太との思わぬ出会いがあったが遊馬達は目的の静謐のハサンの救出に向かう。

 

地下牢の最奥に進み、扉を打ち破るとそこには目を疑う光景があった。

 

床にこびり付いた血の跡、壁にかけられたいくつもの器具……そこはただの牢屋ではなく、いわゆる拷問部屋だった。

 

遊馬とマシュは気分が悪くなりながら奥の壁に鎖で繋がれた少女を見つけた。

 

百貌のハサンや呪腕のハサンと同じ髑髏の仮面を被っており、その少女こそ静謐のハサンなのだ。

 

「…………だれ?…………まだ、諦めてないの……?何をされようと、私は何も話さない。だから……早く、首を落として」

 

静謐のハサンは拷問を受けながらも情報を話さないように口を閉ざしていたのだ。

 

「互いに時間の無駄でしょう……?毒も痛みも、私を殺せないのだから」

 

「……いや、その必要はない。よくここまで耐えた、静謐の」

 

「もう大丈夫だ、助けに来たぞ」

 

「あなたは、東と西の村の……?」

 

静謐のハサンは仮面の奥で虚な瞳で見つめた。

 

遊馬とマシュは静謐のハサンを縛る鎖を破壊しようと近づくが、静謐のハサンは警戒した。

 

「……待って。待ちなさい。私に近寄らないで。貴方達は、本当に山の民なのですか……?」

 

「俺はカルデアのマスター、九十九遊馬だ。山の民じゃねえよ」

 

「私たちは貴方を助けに来ました」

 

「うむ、真実だ。静謐のハサンよ。故に警戒するな。吐息を漏らしてはいかんぞ。すまぬが、ユウマ殿、枷を外してやってくれ。あの鎖はどうもサーヴァントに対して良くない」

 

静謐のハサンを縛る鎖はどうやらサーヴァントに対して大きな力を発揮するものらしく、それ以外ならただの鎖らしい。

 

「わかった。静謐のハサン。今解放してやるぜ!」

 

遊馬は原初の火を抜き、燃える炎の刃で鎖を破壊していく。

 

無事に解放された静謐のハサンは立ち上がったが、拷問により心身共に限界で

 

「あっ、危ない、足がもつれて──」

 

「危ねえ!」

 

遊馬は咄嗟に静謐のハサンに駆け寄り、抱き留めるが、そのまま静謐のハサンに押し倒されるように遊馬も後ろに倒れてしまった。

 

その際に静謐のハサンの仮面が外れてしまい、そして……驚くべきことに遊馬と静謐のハサンの唇が重なってしまった。

 

倒れた弾みで唇が重なる……キスをしてしまった遊馬と静謐のハサンにマシュはピシッと石のように固まる。

 

アストラルは「またか……」と頭痛を感じたが、起き上がった静謐のハサンは体を震わせ、顔を真っ青にして口を開いた。

 

「……駄目。もう、この人は立ち上がれません……」

 

「──何だと!?どう言うことだ!?」

 

アストラルは声を荒げて静謐のハサンに駆け寄る。

 

「私の習得した『妄想毒身(ザバーニーヤ)』は、この身に触れた者の命を奪い取るもの、です。私の体は毒の体。肌も、粘膜も、体液の一滴に至るまで猛毒そのもの……」

 

「毒、だと……!?」

 

静謐のハサンは体を震わせながら頭を抱えて両目に涙を浮かべた。

 

「遥か昔の伝説に在る『毒の娘』を模して教団に作り上げれた私は、生きている毒の塊。普通の接触であれば即死はせずとも、今のは、その……唇……が……」

 

静謐のハサン。

 

歴代ハサン・サッバーハの一人であるが、その正体は伝説上の存在「毒の娘」を暗殺教団が再現し暗殺の道具、兵器として作り上げたもの。

 

静謐のハサンはその『毒の体』そのものが暗殺の武器であり、特に唇などの粘膜接触は強力で大抵の存在は絶命してしまう。

 

つまり、唇を重ねてしまった遊馬は静謐のハサンの毒を粘膜接触で受けてしまったのだ。

 

「……ごめんなさい。もう、この人は死にます。立ち上がることはできません。ごめん、なさい……助けに来てくれたのに、私、また、殺してしまった……」

 

助けてきてくれた遊馬を事故で唇を重ねてしまい、毒を与えてしまった。

 

生前のような取り返しのつかない事をしたと静謐のハサンは嘆き悲しむが……。

 

「──ウォオオオオオーッ!!!」

 

遊馬は腹の底から大声を吐き出して全身に力を込めた。

 

すると、遊馬の体が真紅に輝き、何事かと全員が驚く。

 

燃え上がる灼熱の炎のように遊馬の体が熱くなっていく。

 

そして、ゆっくりと真紅の光と熱が消えていくと……。

 

「……ふぅー、ちょっと苦しかったけど……俺、完全復活!よっと!」

 

遊馬は目を覚まして元気良く立ち上がり、その場で軽く準備運動をして見事なバク転を決めた。

 

「……っ!?うそ、起き上がって……え……何、が……どうして……?」

 

静謐のハサンは自分の毒で死ななかった遊馬に目を見開いて信じられないと言った表情を浮かべた。

 

「へへっ……いやー、流石に危なかったけど、俺の仲間曰く!デュエリストとしての生存本能が、免疫系を活性化し熱く燃え盛る抗体が血中の毒を焼き尽くしたのだ!ってね!」

 

以前カイトが敵デュエリストの卑劣な罠で毒を投与された際、死にかけたカイトは今遊馬がやったのと同じようにデュエリストの生存本能で毒を焼き尽くして見事に復活したのだ。

 

そして、遊馬の体には静謐のハサンの毒への抗体が出来ているので毒で苦しむことはない。

 

「カイトのお陰か……やはり彼には何度も救われるな」

 

「す、凄いです……毒を焼き尽くすなんて……デュエリストとは人類を超えていますね」

 

「フォ、フォウ(そ、そんな馬鹿な)……」

 

「あり得ない……静謐の毒をあっという間に打ち消すとは……」

 

「呪腕よ、よく覚えておくと良い。うちのマスターはサーヴァントに匹敵するほど規格外過ぎる人間だ……」

 

「はっはっは!なんと精悍な童だ!ますます気に入ったよ!」

 

アストラル達は遊馬が毒を克服したことに驚きと呆れと感嘆を見せていた。

 

「……はい?生存、本能……?毒を焼き尽くす……?」

 

今まで自分の毒で多くの人間を毒殺してきたが、毒を受けて復活した人間はいなかったので静謐のハサンは困惑していた。

 

「あの……本当に、大丈夫……なんですか?貴方は……私に、触れても……?」

 

「とりあえず、あんたの毒の抗体を作ったからもう大丈夫だぜ。だから泣かなくても良いって」

 

遊馬はニッと笑みを浮かべて困惑した静謐のハサンの頭を撫でた。

 

静謐のハサンは爪、肌、体液、そして吐息さえも毒で構成されており、全身が宝具と化している。

 

そんな静謐のハサンに触れても遊馬は何ともない……それは奇跡に近い出来事だった。

 

「あっ……」

 

その瞬間、静謐のハサンの中で何かが芽生え、同時に安心して緊張の糸が切れて遊馬に倒れ込んでしまった。

 

「おっと……っ!?よく見たら酷え傷じゃねえか。あ、そうだ!こいつを使って……」

 

遊馬は静謐のハサンを今度は両手で受け止めると体中に刻まれた夥しい拷問の傷に怒りを覚えながら自分の胸に手を置く。

 

胸元が金色に輝くと中から聖杯が出て来る。

 

「何と!?それは聖杯!?」

 

呪腕のハサンは遊馬が聖杯所有者だと知り驚いた。

 

遊馬は聖杯に念じると、聖杯から水が生まれ、やがて杯いっぱいの水が出来た。

 

「静謐、聖杯の水だ。ゆっくり飲むんだ」

 

静謐のハサンは朧げな意識の中で遊馬に促され、聖杯の縁に口をつけてゆっくりと水を飲んでいく。

 

聖杯の水を飲んだ静謐のハサンの体に光の粒子が纏うと体中に刻まれた拷問の傷が瞬時に治った。

 

「よし!これでひとまずは大丈夫だな!」

 

遊馬は聖杯を自分の中に戻してそのまま静謐のハサンを抱き上げた。

 

「あの……私……」

 

「大丈夫だ。すぐにここから脱出して西の村に戻る。俺たちに任せろ」

 

「その……ありが、とう……ございます……」

 

「おう!」

 

安心しきったのか静謐のハサンは既に心身ともに限界だったので意識を失い、そのまま遊馬が抱き上げたまま運ぶことになった。

 

毒に対して耐性を持っているマシュが代わりに運ぼうと思ったが、よほど遊馬の事を信頼しているのか静謐のハサンは小さな手で遊馬の服を強く握っているので目覚めるまで離すことはできない。

 

わずか数分で静謐のハサンをここまで信頼させるとは思いもよらず、マシュは頬を膨らませて少し嫉妬をし、それをアストラルとフォウは苦笑を浮かべながら見守るのだった。

 

 

地下牢から脱出した遊馬達はかっとび遊馬号に乗り、前線で囮になっているアルトリア達に連絡を取る。

 

エミヤに渡してあったD・ゲイザーに連絡が入り、エミヤはアルトリアの名を呼んでアイコンタクトを取る。

 

「アルトリア!」

 

「シロウ……分かりました!」

 

アルトリアは剣を交えているアグラヴェインを弾き返す。

 

アルトリアはアグラヴェインを睨みつけて約束された勝利の剣の切っ先を向けながら堂々と宣言する。

 

「アグラヴェイン!あなた達と獅子王が何をしようとしているのかは知りません。しかし、私はこの世界の未来を取り戻す為に戦います!マスターと仲間達と共に!!」

 

その直後、遊戯は召喚した青眼の白龍と真紅眼の黒竜に命令を出し、遊戯は真紅眼の黒竜の背中に乗って空を飛ぶ。

 

「アルトリア!エミヤ!ブルーアイズの背中に乗れ!!」

 

青眼の白龍は翼を広げて滑空し、アルトリアとエミヤが背中に乗ると勢い良く空を飛んで砦から脱出する。

 

「我が、王……?」

 

アグラヴェインは生前では見られなかったアルトリアの美しく勇ましい姿に本当に自分が知っているアルトリアと同一人物なのかと目を疑ってしまうほどだった。

 

 

遊馬達は西の村に戻ると、それから間もなく遊戯達も無事に戻った。

 

静謐のハサンは目を覚ますとすぐに遊馬の前で跪いた。

 

「こんな私を助けてくれて、ありがとうございます……」

 

「ああ。静謐、もう体は大丈夫か?」

 

「お陰で快調です。その、あまり役に立てませんが……私の身を貴方に捧げます」

 

「それって、俺と契約してくれるって事か?」

 

「は、はい……」

 

「ありがとう!よろしくな、静謐!」

 

遊馬は笑顔で静謐のハサンの右手を握った。

 

静謐のハサンは自分に触れられる遊馬に心から感動し、静謐のハサンは空いている左手で遊馬の手を重ねてその熱を感じながらフェイトナンバーズのカードが誕生した。

 

静謐のハサンのフェイトナンバーズはすぐに覚醒した。

 

イラストは黒と紫の美しい毒の花に囲まれてナイフを構えた静謐のハサンの姿が描かれており、真名は『FNo.30 静謐のハサン』。

 

「よろしくお願いします、マスター」

 

静謐のハサンはまるで願いが叶ったかのように涙を浮かべて笑みを浮かべた。

 

 

 




早速静謐のハサンが遊馬君に攻略されちゃいましたね(笑)
デュエリストの生存本能で毒を焼き尽くしたってネタはZEXALでやりましたが、とんでもないですよね。

遊馬君の声優の畠中佑さんと静謐のハサンの千本木彩花さんが夫婦なんですよね。
この小説が始まった頃はまだお二人は結婚してなかったのでかなり驚きました。
まあ、キャラ的にも遊馬君と静謐のハサンはかなり合うのでこれも運命かもしれませんね。

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