メドゥーサさんに是非とも胃薬と桜ちゃんを提供したいと思うお話です(笑)
ドレイクの黄金の鹿号が出港し、遊馬達は情報を集めるためにまずはカルデアでサーヴァントの気配を感知した近くの無人島へ向かった。
途中、海賊の姿を模した無限に現れる敵を倒していき、遂にこの世界で初めてのサーヴァントと遭遇した。
それは血の斧を持つバイキングの王、エイリーク・ブラッドアクス。
九世紀にノルウェーを支配した残虐な王でバーサーカークラスで召喚されて遊馬に襲いかかってきた。
しかし、既に多くのバーサーカーと戦ってきた遊馬達の相手ではない。
「希望皇ホープの攻撃!ホープ剣・スラッシュ!!」
「グォオオオオオオッ!??」
すぐさま希望皇ホープをエクシーズ召喚し、ホープ剣の一刀でエイリークを斬り倒した。
エイリークは消滅したが、サーヴァントを倒した後に残るフェイトナンバーズのカードが現れなかった。
考えられる可能性は倒される前に霊体化して逃げた事であり、また戦うことになるだろう。
ここに来て無駄骨かと思われたが、ドレイクは海賊としての感でエイリークや海賊達が乗っていた船を見つけた。
船の中にはヴァイキングが書いた本があり、中には出発地点から到着地点までのあらゆるものが絵と文字で記録されていた。
そして、この島と周囲一帯の海図が描かれており、情報が無い遊馬達にとっては大きなお宝となった。
ヴァイキングの海図を元に次の島へ向かうが、航海途中で見たことない海賊旗を掲げる海賊船と戦闘を繰り返し、謎の海賊旗はカルデアで調べてもらうことにした。
次の島に到着すると早速遊馬達は島を歩いて調べていくと……。
ゴォオオオオオ!!!
「じ、地震!?」
「キャッ!?」
突然大きな地震が発生して無人島全体が揺れた。
遊馬達はドレイクの部下と船が心配で一旦船に戻り、部下達の安全は確認できたが、何故か船が動かなくなってしまった。
しかもカルデアとの通信が遮断されてしまった。
「何か大きな力を感じるぜ……これは、結界か?」
「そうだと思います。どうやら島全体に結界が張り巡らされているようです」
「むぅ、これでは船が出港できないか。カルデアと繋がれないし、困ったな」
「ボクの魔術を無効にできる魔導書が使えればこの結界ぐらい簡単に破れるけど、真名を忘れちゃったからなぁ……」
アストルフォには全ての魔術を打ち破れるといわれる魔導書を宝具として所持しているのだが、残念なことに真名を忘れてその真の力を発揮できなくなっている。
「仕方ないな。この結界を作った奴をなんとかするしかないな。アストルフォ、ヒポグリフで空から何かないか見てくれないか?」
「うん、了解!ボクに任せてよ!」
「よし!俺たちは地上を探索して何か変なものがないか探そう!」
「はい!」
「うむ!」
「おう!」
カルデアのマスターとして貫禄が出てきた遊馬は的確な指示を出して無人島の調査に乗り出す。
無人島だと思っていたが人工的な建物がけっこうあり、その中を調べて見たが誰も住んでいなかった。
そんな中、遊馬達は不思議な魔力を発する岩穴を見つけた。
その岩穴に入るとそこには見事な装飾などが施された広大な迷宮が広がっていた。
「うおっ!?なんだこれ!?迷路か!?」
「地下迷宮ってやつかい?いいねぇ、海賊の血が滾る!」
「地下迷宮か。こういうのには番人や罠があるのは普通だからな……あ、そうだ!アストラル!」
遊馬は皇の鍵の中にいるアストラルに呼びかけるとすぐに出てきた。
「遊馬、出番か?」
「ああ!地下迷宮なんだけど、お前なら迷路でどこを通ったか記憶出来るだろ?頼むぜ!」
以前遊馬とアストラルは2枚のナンバーズを探すために海の底にある迷宮に挑んだことがある。
アストラルは一度見たものは必ず忘れないのでアストラルの記憶力を使えば迷宮を攻略することが出来る。
「分かった。私が遊馬達を導こう。ところで……ドレイクよ、いい加減慣れたらどうだ?」
アストラルが出て来たことで幽霊が大嫌いなドレイクは体を震わせながらマシュにしがみついて隠れていた。
「し、仕方ないだろ!?苦手なものは苦手なんだよ!」
「やれやれ……豪快かと思えば繊細とはな……」
「よっしゃあ!地下迷宮、突撃だ!」
アストラルはため息をつき、遊馬は意気揚々と地下迷宮に突撃しようとしたその時。
「ユウマ、待ってください!」
「お待ちになって、マスター」
デッキケースが開くと中から二つの紫色の光が出てきてメドゥーサとステンノが目の前に現れ、遊馬は急ブレーキをかけて止まる。
「メドゥーサ!?ステンノ!?どうしたんだよ!?」
カルデアとの通信が未だに悪い状況で二人が出てきたことに驚く。
「実は……上姉様が……」
ステンノがメドゥーサを連れて来たらしく、ステンノは地下迷宮の奥を見ながら静かに口を開いた。
「私……
「エウリュアレ……?エウリュアレって確か……ゴルゴン三姉妹の次女で、ステンノの妹でメドゥーサの姉ちゃんじゃねえか!?え、ここに!?」
「まさかこんなにも早く……!?」
ゴルゴン三姉妹、最後の一柱……次女・エウリュアレ。
こんなにも早く離れ離れになった姉妹が再会できるとあって遊馬は驚きを隠せなかった。
「私はエウリュアレと心が繋がっているの。だからここにいることを察知したの。だからカルデアの皆さんに無理を言って転送してもらったのです」
「そっか、この地下迷宮にいるのか……それなら、会いに行こうぜ!二人の家族、エウリュアレに!」
「はい!」
「ええ!」
この地下迷宮の奥にいると思われるエウリュアレに会いに行くため、心で繋がっていると言うステンノの道案内で進んでいく。
途中、地下迷宮の定番とも言える雑魚敵を倒しながら奥に進むと……。
「遊馬君!サーヴァントの気配です!」
「エウリュアレじゃない……邪悪な力を感じますわ」
奥から出て来たのは仮面をつけた全身傷だらけの大男だった。
「しね……このあすてりおすが、みな、ごろしに、する……」
「あすてりおす……アステリオス!?ギリシャ神話のミノス王の妻、パシパエの妻とオス牛の間に生まれた子……ミノタウロスだ!」
「ミノタウロス!?くっ、こいつを倒さなきゃエウリュアレの元に行けないってことか!」
遊馬達はバーサーカークラスであるアステリオスと戦闘を開始しようとしたその時だった。
「アステリオス、待ちなさい!!」
最奥の部屋から可愛らしくも凛とした声が響き、斧を振るおうとしたアステリオスが止まった。
そして、アステリオスの殺気が鎮まると部屋から現れたのはステンノと瓜二つの美少女だった。
その美少女こそ、ゴルゴン三姉妹の次女、エウリュアレだった。
そのエウリュアレはステンノとメドゥーサを見ると目を見開いて口を手で抑えた。
「
「エウリュアレ!」
ステンノはエウリュアレに近づき、二人は嬉しそうに手を取り合った。
こうして見るとステンノとエウリュアレは双子の姉妹にしか見えなかった。
「下姉様、お久しぶりです」
「あらメドゥーサ。相変わらず大きいわね。私を見下ろすなんて生意気だわ」
エウリュアレはメドゥーサに対して酷いことを言っているが、本人の表情はとても嬉しそうだった。
メドゥーサもそのことを理解しているのか苦笑を浮かべていた。
「良かったな、やっと家族が揃って」
遊馬とアストラルが嬉しそうに三人に近づくとエウリュアレは目を鋭くして警戒する。
「あなた誰……?人間の子供?それに精霊?どんな組み合わせよ……」
「俺は九十九遊馬!メドゥーサとステンノのマスターだ」
「私の名はアストラル、遊馬の相棒だ」
「あなたが二人のマスターですって!?しかもそこにいるサーヴァントたちもそうよね、一体何人と契約しているのよ!?」
既に10人単位で遊馬と契約しているサーヴァントがいるので数えるのも一苦労である。
「ところで、あのアステリオスとエウリュアレはどう言う関係なんだ?」
「アステリオスは私を守ってくれているのよ」
「守る?誰かに狙われているのか?」
「あなたには関係ないでしょう?」
「関係あるさ。あんたがメドゥーサとステンノの大切な家族だからさ」
「……は?」
「俺はメドゥーサとステンノのマスターだ。二人の大切な家族が狙われているなら一緒に守らせてくれよ」
「……そこまでして私が欲しいの?」
「違うって。でも、できたら俺とサーヴァントの契約してくれ。そうしたら、この世界の戦いが終わった後にカルデアって組織の拠点でエウリュアレを召喚出来るんだ。そうしたら、短い間だけかもしれないけど、メドゥーサとステンノと一緒に三姉妹で一緒に暮らせるからさ」
「また、二人と一緒に……?でも、あなたがそこまでする理由は何なの?」
「理由か……家族は一緒の方がいいだろ?離れ離れになったなら尚更だ。俺さ、小さい頃に父ちゃんと母ちゃんが行方不明になってすごく寂しい思いをしたからさ。だから、嬉しいんだ!大切な仲間のメドゥーサとステンノがエウリュアレと再会できてさ!」
まるで遊馬に得が全く無いその理由にエウリュアレはポカーンと呆然としてしまった。
生前に会った人間達は美しい女神である自分たちとお近づきになりたい、手に入れたいなどと邪な気持ちで近づくのがほとんどだったが遊馬からがそれを一欠片も感じられない。
エウリュアレはそのことが信じられなかった。
「こういう人間なんですよ、ユウマは。大丈夫です、下姉様。信頼に値するマスターですから」
遊馬を信頼しているメドゥーサの言葉を聞き、エウリュアレは遊馬を睨みつけながら忠告する。
「分かった……ひとまずは信じるけど、もし少しでも変なことをしたら宝具を打ち込むからね!」
「おう!よろしくな、エウリュアレ!」
全く怯まない遊馬にエウリュアレは調子を狂わされる。
「そ、それから、アステリオスも連れて行きなさい!この子も一緒じゃないと嫌だからね!」
「え?もちろん連れて行くぜ。なぁ、ドレイク船長?」
「当たり前さ!これだけの人材を逃したらそれこそ笑い者になっちまう!」
「さーて、船長の許可ももらったところで……」
遊馬は大人しくしているアステリオスの元に向かうと、敵ではない遊馬たちに対してアステリオスは仮面を外した。
牛の頭蓋骨から作られた仮面の奥には少年のような優しい素顔だった。
「だれ……?」
「俺は遊馬だ!」
「ゆ、う……?」
「ユ、ウ、マ!お前はアステリオスで良いんだよな?」
「ユウマ……おまえ、こわく、ない、のか?」
「え?怖い?何が?それよりこの仮面カッコいいな!牛から作ったのか?」
「う、うん……」
遊馬は怪物であるアステリオスを怖がるどころか自分から積極的に話しかけており、アステリオスも戸惑いながらそれに答える。
本来なら英雄が倒すべき存在であるアステリオス、そしてメドゥーサ……それをあんなにも親しそうに話す人間をあり得ないとエウリュアレは思うのだった。
ふとエウリュアレは遊馬がステンノに魅了されてない事に気付いた。
「ねえ、ステンノ。あの子……あなたの魅了が効いているの?」
本来ならステンノの女神の力で男はイチコロなのだが、遊馬は魅了されておらず普通に接している。
「マスターには効いてないわ。不思議なことにね」
「私の石化の魔眼もユウマには効きませんでした」
「ステンノの魅了もメドゥーサの魔眼も効かない……?あの子、本当に人間なの……?」
「人間だけど……人間じゃないわね」
「かと言って神でも化け物でもない……誰よりも優しく、誰よりも勇ましい子供……それがユウマですよ」
メドゥーサとステンノが信頼しているマスターの遊馬……エウリュアレはそれを見極めるために観察しながら一緒に行動することにした。
エウリュアレとアステリオスは遊馬と契約し、二枚のフェイトナンバーズを誕生させる。
すぐにでもアステリオスに宝具による結界を解いてもらおうと思ったが、その前にアストラルが助言をする。
「もうすぐ夕暮れ時だ。仮にエウリュアレを狙う敵が夜に現れた時、海上での夜の戦闘はとても危険だ。ここはこのままアステリオスの宝具で結界を張りつつ、明日に備えて英気を養おう」
「それもそうだな。ドレイク船長、どう思う?」
「確かに一理あるな。よし!今夜は新しい仲間のエウリュアレとアステリオスの歓迎を祝して宴会だ!!」
「ま、また宴会ですか!?」
「海賊は騒がしいことが大好きだからな!よし、船に戻って宴会の準備だ!」
ドレイクは魅力的な新しい仲間が二人も増えたことに興奮しながら遊馬達を引き連れて共に地下迷宮を出る。
船に戻るとドレイク達は宴会の準備をし、エウリュアレはメドゥーサとステンノと共に船の客室で休んだ。
夕暮れから夜になり宴会の準備が完了すると、遊馬とアストラルはメドゥーサ達を呼びに船に入った。
「おーい、メドゥーサ、ステンノ、エウリュアレ。宴会の時間ーー」
部屋に入った瞬間、遊馬とアストラルは衝撃的な光景を目の当たりにした。
それはステンノとエウリュアレがメドゥーサを左右に挟んで首を噛んでいた。
ステンノとエウリュアレの口から血が垂れており、遊馬とアストラルは一瞬頭が真っ白になる。
「ユ、ユウマ!?アストラル!?」
「あらマスター。レディの部屋にノックもなしは無礼ですわよ?」
「せっかくの姉妹水入らずの時間を邪魔しないでね」
「う、うん……悪い……お邪魔しました……」
「すまない……」
何とか復活した遊馬とアストラルはとりあえず謝り、くるっと踵を返した。
「邪魔じゃないですから、ユウマ助けてぇ〜……」
メドゥーサの助けを求める悲痛な声に呆然としていた遊馬の意識が回復した。
「って!危うく去るところだったぜ!何やってんだお前ら!?何でメドゥーサの首を噛んで血を吸ってんだよ!?お前ら吸血鬼か!??」
「誤解しないでよ、これは駄メドゥーサへの躾」
「私とステンノはメドゥーサの血が大好物なのよ。はぁっ……久しぶりのメドゥーサの血は最高ね……」
「あうっ……ユウマ、助けてくださぃっ……」
「躾で妹の血を飲むな!メドゥーサが嫌がってるじゃ無いか!いい加減にしないと令呪で止めさせるぞ!」
「もう、マスターのいけず……」
「もう少し飲みたかったのに……」
遊馬は令呪をちらつかせ、仕方なくステンノとエウリュアレはメドゥーサを解放した。
ステンノとエウリュアレはメドゥーサをほったらかしにして部屋を出た。
解放されたメドゥーサはかなりげっそりとしており、ふらふらになりながら立ち上がるがすぐにバランスを崩してしまう。
「メドゥーサ!?大丈夫か!?」
遊馬は慌ててメドゥーサを抱きとめて支える。
「は、はい……」
「具合悪そうだな……横になるか?」
「そ、それよりもお願いが……」
「お願い?」
「その……ユウマの血を吸わせてもらえますか……?血が足りなくて……」
「メドゥーサも血を吸えるのかよ。別に若いから血ぐらいいくらでもあげるけど……なあ、俺吸血鬼になったりしないか?」
「そこは大丈夫です。元々私の時代と吸血鬼が誕生した時代は異なりますし、私が噛んでも特に影響はありません……」
「じゃあ分かった。いいぜ、吸っても」
遊馬はTシャツの襟をひっぱり、首元を見せる。
「え……?いや、その……」
「ん?どうした?早くしろよ」
遊馬は血を吸うなら首元が良いだろうと思ったのだが、メドゥーサはジッと遊馬の首元を見た。
健康な肌に柔らかそうな首元……メドゥーサはよだれが垂れそうになって一気に飲み込んだ。
「ごくっ……す、すいません……腕で結構です。何かに目覚めそうになりそうなので……」
「目覚める?何が?」
「メドゥーサ……まさか……」
遊馬は何のことかわからず首を傾げ、アストラルはジト目でメドゥーサを睨みつける。
遊馬は左腕をメドゥーサに向けると、メドゥーサはゆっくりと左腕に噛み付いて血を吸って飲み込んでいく。
「んっ……」
多少の痛さは感じられたが耐えられないほどではないので遊馬は静かにメドゥーサが飲み終えるのを待った。
そして、メドゥーサが最後に遊馬の腕の傷を舌で舐めたりながら血を飲み込むと先程までぐったりしていた様子が嘘のように元気よく立ち上がった。
「んくっ、んくっ……ごくんっ!ぷはぁ!はうっ、美味しい……力も湧いてくる……今なら宝具やスキル連発がいけます!」
「それは良かった」
「ユウマの血はとても美味しいです。毎日飲みたいぐらいです」
「いやー、毎日は流石に勘弁してくれ。たまになら良いけど……」
「ふふふっ、冗談です。あ……多分ないとは思いますが姉様達には教えないほうがいいですね。下手をすれば極限まで吸われますから……」
「嫌だなそれは……俺、あの二人ちょっと苦手だからな。気が強いところや、姉ちゃんみたいに無理難題押し付けるところとか」
「そう言えばユウマの姉君は無茶苦茶なお方らしいですね」
「ああ……母ちゃんが行方不明になって母親代わりとして育ててくれたのはありがたいけど……関係ない怒りの矛先を向けられた時の恐ろしさは逃げるしかないからな……」
「お互い、姉で苦労してますね……」
「そうだな……メドゥーサ、もしも姉関係で辛いことがあったらいつでも言ってくれ。相談に乗るぜ……」
「ありがとうございます、ユウマ……」
姉で苦労している者同士、遊馬とメドゥーサはこういうところもあって相性がとても良い。
「さて、俺たちも早く行こうぜ!明日は多分戦闘があるから英気を養わないとな」
「下姉様を守るために全力を尽くします!」
「守ろうぜ、メドゥーサの大切な家族を!」
「はい!!」
エウリュアレを守る決意を新たに固め、遊馬とメドゥーサは宴会会場へ向かう。
エウリュアレを守るために遊馬達は明日に向けて英気を養う。
そして……エウリュアレを狙う忍び寄る最強最悪の海賊との戦いが始まる。
.
エイリークはまた後で戦うことになるので省略しました。
そして早速メドゥーサさんは姉二人に血を吸われて大変(笑)
同じ姉に苦労している点でさらに遊馬と絆を深めました。
人間を蔑んでいるエウリュアレが遊馬をどう見るのか今後期待してください。
そして……次回はついに奴の登場です。