感想欄に皆さんがトラウマを発狂していたのは予想外過ぎました(笑)
確かにこいつは強過ぎますからね。
私もデュエルでお世話になりました。
遊馬とアストラルは金時と玉藻と共に地上に雷電を導いた星の開拓者……ニコラ・テスラとの最終決戦に挑む。
「俺のターン、ドロー!来い、希望皇ホープ!!」
遊馬がドローし、デュエルディスクを構えると希望皇ホープが姿を現わす。
その金色と純白に輝くその姿に金時はテンションが上がった。
「おいおい、いいゴールデンじゃねえか!気に入ったぜ!」
しかしそれとは反対に希望皇ホープを凝視した玉藻は困惑した様子だった。
「これは……神霊にも匹敵する魂を秘めている使い魔……?」
希望皇ホープに宿る力に驚愕し、そしてそれを操る遊馬とアストラルは何者なのだろうかと疑問に思うのだった。
「それじゃあ俺も派手に暴れるぜ!来やがれ、『
金時が出現させたのは雷神の力を宿した大きなマサカリだった。
((どうして日本出身なのにカタカナの真名で宝具を使える!??))
本来なら宝具は正式な真名を使うことでその能力を発動出来るのだが、明らかに金時の黄金喰いは真名が別にあると思われるのだが、何故か発動出来ている。
「オレが先陣を切る、遊馬はそれに続け!!」
「わ、分かった!カードを1枚伏せる!」
「行くぜ、ニコラ・テスラ!!派手な火花を散らそうぜ!!」
雷神の子として伝説がある金時は体から雷電を放出してニコラ・テスラに向かって攻撃する。
「人類神話・雷電降臨!!!」
ニコラ・テスラは円環を生み出して膨大な雷電を放つ。
「しゃらくせえ!黄金喰い!!」
金時は黄金喰いを振り上げると、ガコン!と何かを装填する音が響く。
黄金喰いの内部に雷を込めた15発のカートリッジが組み込まれており、そのカートリッジを3発使用するとニコラ・テスラの雷電に匹敵する膨大な雷電を纏う。
「吹き飛べ、必殺!『
それは金時の宝具解放による必殺技。
黄金喰いから稲妻を放出し、ニコラ・テスラの雷電を全て薙ぎ払い、更に活性魔霧を吹き飛ばした。
「ば、馬鹿な!?この私の雷を超え、活性魔霧を吹き飛ばすとは!?」
「ぶち込め!!遊馬!!」
「おう!希望皇ホープの攻撃!!ホープ剣・スラッシュ!!」
厄介だったニコラ・テスラの雷電と活性魔霧を薙ぎ払い、希望皇ホープは眼を輝かせながらホープ剣を握りしめて斬りかかる。
「くっ!?ぐぉおおおっ!?」
ニコラ・テスラは雷電を放出しながら防御態勢を取り、そのままホープ剣に斬られてぶっ飛ばされてしまった。
「まさか……ここまでやるとは……!」
すぐに立ち上がったニコラ・テスラだが今度は右腕の手甲が破壊されてしまった。
「我が雷電の魔霧に招かれし人の英霊と異世界から訪れた勇者……共に人の希望を背負って立ち向かうか!だが、我が雷電を阻むことはない!!」
すると、ロンドン中に広がっている魔霧がニコラ・テスラに集まってきた。
「君たちは新たな神話を築かんとするが、哀しいかな不可能だ。何故なら、私は天才だ。何故なら、私は雷電だ。神とは――神とは何だ。そう、雷電だ。遥か古代より多くの人々がそう信じ、実際のところ……主神ゼウスや帝釈天の名を挙げずとも、確かに神ではあるのだろう。雷。空より来たる神なる力」
雷神は古来より世界各地で畏怖されてきた偉大なる存在。
そして、ニコラ・テスラは人類に電気文明を発達させた偉大なる英霊……人類の文明を発展させたことでその存在は正しく雷神といっても過言ではない。
「見るがいい。私が地上へ導いたこの輝きこそ、大いなる力そのものだ!新たなる電気文明、消費文明を導きしエネルギー! 旧き時代と神話に決定的な別れを告げる、我が雷電!其は人類にもたらされた我が光。さあ! 君たちにもご覧に入れよう!──『
再び放たれた雷電に金時は黄金喰いを盾代わりにし、自身が雷電の使い手でもあるのでダメージはほとんどない。
しかし、雷電は希望皇ホープの効果を使っても防ぎきれないほど強力で遊馬はこの時のためにセットしたカードを使う。
「罠カードオープン!『ナンバーズ・ウォール』!ナンバーズは効果、及びナンバーズ以外の戦闘では破壊されない!!」
雷電が希望皇ホープに降りかかるが真紅の『39』の刻印が空中に輝き、雷電からの破壊を防ぐ。
「破壊は防いだか!だが、その戦士へのダメージは君達にも伝わるのだろう?」
「それくらいのダメージ、根性で耐えてやるぜ!!」
遊馬は足を開いて踏ん張ろうと体勢をとるが、そこに玉藻が呆れた様子で前に出た。
「全く……子供なのに無理しすぎですよ」
「玉藻さん?」
玉藻は日本の大昔にあるような不思議な鏡を出して光を反射させる。
「玉藻で結構ですよ!『
鏡から放たれた光が遊馬とアストラルを包み込むと雷電のダメージを無くした。
「ダメージが無くなった?」
「玉藻、君の宝具で我々のダメージを打ち消してくれたのか?」
「私の宝具、大した使い方は出来ませんけど……今回は出血大サービスです!何やら色々消耗しているようですので回復させましょう!」
鏡の光が遊馬とアストラルに降り注がれると連戦に次ぐ連戦で消耗した力を回復した。
「すげぇ、体に力が湧いてくる……!」
「これは……我々の消耗した魂と生命力が活性化しているのか……!?」
「その通り!本来ならば使えない、没にしようかと考えていた宝具ですがお役に立てて光栄です!」
「サンキュー、玉藻!」
「感謝する」
「いえいえ、とんでもありません。でもどうしますか?あのイケメンさんの雷電、どんどん強くなりますし、このままだとジリ貧ですよ?」
「私に一つ考えがある」
「アストラル、何か思いついたのか?」
「ああ。遊馬、ホープONEを使うんだ」
「ホープONE?だけど、パンドラーズ・フォースがあいつに通用するか分からねえぜ。しかもあれは使ったら俺達のライフがヤバくなるし……」
希望皇ホープONEの効果、パンドラーズ・フォースは大量にいる敵……特に力の弱い敵が相手なら問題なくその力を発揮して全て破壊することが出来るが、その代わりに代償としてライフポイントが10になってしまう。
「いいや、ホープONEの効果を使わない。ホープONEでニコラと戦うんだ!」
「え?どういう事だ?」
「先程、ニコラ・テスラの最初の戦いの時に雷霆を受けて現れたカードはホープONEから現れた。つまりそれはホープONE……その先の更なる進化を意味している」
「そうか……じゃあホープONEで攻めて雷を受け続ければ……!」
「リスクは高いが我々の新たなランクアップを臨むことができる!」
「オッケー!アストラル、その賭けに乗るぜ!行くぜ、ホープ!!」
希望皇ホープはマスターである遊馬の声に反応して遊馬の前に降り立つと、デッキケースからランクアップの兆しを見せた光り輝くカードを取り出して希望皇ホープの上に重ねる。
「「希望皇ホープ、シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!!」」
希望皇ホープから金色に輝く聖なる光が放たれ、光の姿へ進化する。
「「宇宙の秩序乱されし時、混沌を照らす一筋の希望が降臨する!見参!SNo39!!」」
金色の光が希望皇ホープを包み込むと細身の装甲、双翼が八つの翼となり、両刃の大剣を携えた光の戦士が降臨する。
「「『希望皇ホープONE』!!!」」
希望皇ホープONEが現れ、背中にある大剣を引き抜いて構える。
「こいつもまたいいゴールデンな奴じゃねえか!」
「姿が変わった!?どういう原理ですの!?」
「希望皇ホープONEで攻撃!!ホープ剣・シャイニング・スラッシュ!!」
希望皇ホープONEは雷電が降り注ぐ中、ニコラ・テスラに向かって飛翔し、ホープ剣を振り下ろす。
しかし、ニコラ・テスラは雷電を障壁のように放出して希望皇ホープONEの攻撃を防いで弾き飛ばす。
「先程から何を狙っているのだ、希望の勇者よ!」
「決まってるだろ、あんたに勝つためだ!」
雷電は着実に希望皇ホープONEに集まっており、アストラルはデッキケースを開いて先程現れたカードを取り出す。
白紙のモンスターエクシーズのカードに光が点滅して少しずつ真名やイラストが描かれているが、まだまだ使用できる状態ではなかった。
「まだか……」
「おい、アストラルって言ったか?よく分かんねえけど、それを使えるようにしたいんだな?」
「ああ。その通りだ、金時」
「オレのことはゴールデンと呼べ。なるほどな、ようはこいつに雷電を与えればいいんだな……それなら!!」
金時は黄金喰いを再び振り上げてカートリッジを装填させる。
「金時さん……じゃない、ゴールデン!何をする気だ!?」
「まさか……君の雷電を!?」
「オレの直感はよく当たるからな。お前たち二人ならなんとかしてくれるってな。だから、くれてやるよ……オレの全力!オレのゴールデンを!!」
カートリッジを3発使用した黄金喰いから再び膨大な雷電が迸る。
「受け取れ、ホープONE!!黄金衝撃!!!」
金時全力の黄金衝撃を希望皇ホープONEに向けて放った。
ニコラ・テスラと金時の雷電をその身に受け、希望皇ホープONEは全身に力を込めて吸収していく。
「遊馬!」
アストラルは右手を輝かせてカードを持ち、遊馬に向ける。
その行動の意味に瞬時に気付いた遊馬も右手を輝かせる。
「アストラル!」
遊馬も一緒にカードを持ち、二人の右手の光をカードに注ぐ。
「「かっとビングだ!!俺/私!!!」」
かっとビングと共に気合いを入れ、カードに全ての力を込める。
「うぉおおおおおおおおおおっ!!!」
「はぁああああああああああっ!!!」
点滅していたカードに真名とイラストが浮かび上がっていた。
『ホォオオオオオオオオープッ!!!』
希望皇ホープONEも遊馬とアストラルと同じように雄叫びを上げ、雷電をその身に取り込んで新たな姿へランクアップを目指す。
遊馬とアストラル、そして希望皇ホープONEの心が一つになった瞬間……モンスターエクシーズのカードに最高潮の光が輝き、真名とイラストが描かれて1枚のカードとして完成した。
「来たぜ……サンキュー。ゴールデン、玉藻。二人のお陰だ!」
「行くぞ、遊馬!かっとビングだ!」
「ああ!かっとビングだ、俺!!」
遊馬とアストラルは瞬時にそのカードのテキストを読み上げて掲げる。
「「このカードはランク4の希望皇ホープモンスターの上に重ねて、エクシーズ召喚することが出来る!!」」
それは希望皇ホープレイと希望皇ホープONEの召喚条件と同じだが、更に高みのランクへと進化していた。
「「希望皇ホープONE、ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!」」
希望皇ホープONEは金色の光となって天に昇り、光の爆発を起こして遊馬とアストラルの前に降り立つ。
「「一粒の希望よ!今、電光石火の雷となって闇から飛び立て!!」」
光の中から現れたのは闇を切り裂く希望の雷。
「「現れろ!!『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』!!!」」
雷電と共に姿を現したのは遊馬とアストラルが見たイメージと同じ、新たな黄金と純白の装甲に身を包み、両肩に二つの大剣を携えた新たな希望皇。
「最高にゴールデンだぜ……オレの直感は間違ってなかった!!」
「これはまさに雷神の力……!まさかこれほどの力を生み出すなんて……!」
金時は更に興奮し、玉藻は目の前で起きた奇跡に驚くしかなかった。
「まさか、本当に雷神の力を得て進化するとは……!素晴らしい!流石は希望の勇者、どこまでも私の想像を超えていくのだな!!」
ニコラ・テスラは希望皇ホープを雷神として進化させたことに驚きながらもその起こした奇跡に賞賛を送った。
「「希望皇ホープ・ザ・ライトニングでニコラ・テスラに攻撃!!」」
希望皇ホープ・ザ・ライトニングはニコラ・テスラに向けて飛翔する。
「「この瞬間、希望皇ホープ・ザ・ライトニングの効果!このモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで効果を発動できない!!」」
「何だと!??我が雷電と魔霧を封じたと言うのか!??」
雷電と魔霧を封殺され、雷神としての力を発揮できないニコラ・テスラは困惑する。
これはデュエルとしてもあまりにも強力な効果だ。
希望皇ホープ・ザ・ライトニングが攻撃する時、あらゆるモンスター、魔法、罠を使用できなくなり、一方的な攻撃をすることが出来るのだ。
しかし、希望皇ホープ・ザ・ライトニングの効果はこれだけではなかった。
雷神の力を宿した希望皇ホープ・ザ・ライトニングは更にもう一つ、強力な効果を持っていた。
「「更に!希望皇ホープモンスターがこのカードのオーバーレイ・ユニットとなっている場合、バトル時にオーバーレイ・ユニットを2つ使い、ホープ・ザ・ライトニングの攻撃力を……5000にする!!」」
デュエルモンスターズ最強クラスのモンスターの称号とも言える攻撃力5000。
攻撃力5000のモンスターはデュエルモンスターズでも指で数えるほどしか存在しておらず、一時的だが希望皇ホープ・ザ・ライトニングはまさに神をも超える最強の攻撃を繰り出すことができる。
「「希望皇ホープ・ザ・ライトニング!ライトニング・オーバー・チャージ!!」」
希望皇ホープ・ザ・ライトニングは両肩の大剣を引き抜いて両手で構えると2つのオーバーレイ・ユニットを刃に取り込ませ、その攻撃力を5000にまで上昇させる。
二つの大剣……ホープ剣から雷電が轟き、その輝きは世界を変えるほどの力を有していた。
「「希望の雷よ!新たな神話の扉を開き、その手に希望の光を掴み取れ!!」」
まさにその姿は世界各地の神話で語り継がれる雷神そのものだった。
「我が雷電を超えるか……貴様こそ、本物の雷神だな……」
ニコラ・テスラは希望皇ホープ・ザ・ライトニングの雷神としてのランクアップに満足したように手を下ろした。
「「ホープ剣・ライトニング・スラッシュ!!!」」
そして、希望皇ホープ・ザ・ライトニングの雷神の剣撃が轟き、ニコラ・テスラは撃墜されて地上に落ちる。
地上に落ちたニコラ・テスラは静かに立ち上がるが、既に体が光となって消滅し始めていた。
「はは……!ははは、はははははははははは……!私は紛うことなき星の開拓者なれば!真に、人類と世界の終焉など望むことはないとも。天と地の英霊は未だ以って邪魔ではあるが──世界の存続は我が雷電の文明の存続に他ならない! 礼を言おう、新たな神話を望む者ども!」
ニコラ・テスラは自分を打ち倒した遊馬達に再び賞賛の言葉を送った。
「希望の勇者たち!そして、雷神の希望皇よ!現代に於けるゼウスたる我が身をよくも斃した!なれば、素直に私は再び座へ戻るまで──はは!はははははははは!!それでは諸君、さらば!!」
マキリによって狂化に近いスキルを付与され人理定礎を破壊しようとした。
しかし、その本質は人類の未来を切り開く『星の開拓者』であり、本心から人類と世界の終焉を望むことはなかった。
ニコラ・テスラは新たな未来を切り開く希望の勇者たちの勇敢なる戦いの姿を見れて満足しながら消滅し、英霊の座へと帰って行った。
そして、ニコラ・テスラの消滅と共に現れたフェイトナンバーズを回収し、遊馬はフルフルと震え……。
「よっしゃあ!勝ったぜ、勝ったビングだ!!」
強敵、ニコラ・テスラを倒した勝利の雄叫びを上げた。
「遊馬君!アストラルさん!」
ニコラ・テスラを倒し、待機していたマシュ達が駆け寄って来た。
「やりましたね、遊馬君!アストラルさん!」
「フォウフォウ!」
「ああ!見てくれたか?俺たちの新しいホープ、希望皇ホープ・ザ・ライトニング!!」
「はい!とても凄かったです!!まるで神話に出でくる雷神が降臨したみたいで興奮しました!」
「ってか、そいつはどんだけ鬼畜効果なのよ!?バトル時に相手の効果を発動できなくて攻撃力を5000って強すぎじゃない!!しかも召喚条件が簡単すぎるし!!」
レティシアは希望皇ホープ・ザ・ライトニングの強すぎる効果にツッコミを入れまくった。
バトルにおいて最強クラスの能力を持つ新たな希望皇の登場に思わず頭を抱えるほどだった。
すると、モードレッドが無言で遊馬に近づくと希望皇ホープ・ザ・ライトニングを見上げ、フッと笑みを浮かべると遊馬の頭に手を置いた。
「えっ?モードレッド?」
「全くお前はオレの予想を超えすぎだぜ。これはいつまでもガキって言うわけにはいかないな……約束だ、オレと契約しようぜ?」
「それって、俺を認めてくれたってことか!?」
モードレッドはこの特異点で起こして来た様々な奇跡、そしてその勇敢にして慈愛のある心に遂に遊馬を認めたのだ。
「ああ!お前はすげえ奴だって認めてやるよ。遅くなっちまったが、よろしくな。ユウマ!」
「こちらこそ!よろしく頼むぜ、モードレッド!」
遊馬はモードレッドに認められ、とびっきりの笑顔を見せて握手を交わす。
握手を交わしたモードレッドは光となってフェイトナンバーズが現れ、正式に遊馬と契約を交わした。
フェイトナンバーズからモードレッドが出て来て空を見上げると、魔霧に異常が起き始めたのを見た。
「何だ……?」
アストラルも魔霧の異常に気付き、その中から膨大な魔力を感知した。
「遊馬、何かが来るぞ!」
「何かって……まさか!?」
バッキンガム宮殿の上空に集積した魔霧が集まっていき、魔力が迸る。
それは魔霧の中から現れるサーヴァント召喚の前触れであり、遊馬達は戦闘態勢を取る。
このタイミングで何が来るのか緊張する中……魔霧の中から召喚されたのは……。
「……ッ!?ち、父上……!?」
「私……?」
魔霧の中から現れたのは漆黒の馬に乗り、その手には禍々しい棘のような長槍を持ち、漆黒の鎧に身を包んだアルトリアそっくりの美女だった。
それは『アーサー王伝説』の中であり得たかもしれないアルトリアの一つの姿。
万が一の偶然として発生した一つの可能性。
「馬鹿な……『
アルトリアは長槍を見て目を疑う。
聖槍・ロンゴミニアド。
それはアルトリア……アーサー王の約束された勝利の剣と並ぶ伝説の聖槍。
そして、その聖槍を手に現れたのは『嵐の王』として顕現した存在。
その名は……『ランサー・アルトリア・オルタナティブ』。
ロンドンの地に新たな騎士王が現れるのだった……。
.
やっぱり希望皇ホープ・ザ・ライトニングは強すぎる!!
普通に神すら薙ぎ払えますからね。
レティシアのツッコミはもっともです(笑)
そして……ラストに登場しました、乳上ことランサー・アルトリア・オルタナティブ。
アルトリアさん……普通に成長すれば魅力的な女性になれたんですね。
これなら難なくエミヤさんを誘惑できますね(笑)
次回はモードレッドの試練となります。
モードレッドとアルトリアの親子の絆を書きたいですね。