中々カルネ村が遠いですねぇ
次はカルネ村に行けると思います!
「サクヤ、先ほどのあれはどういうこと!モモンガ様の事をお、お、お、お父さんだなんて!」
「一人だけずるいでありんす!」
アルベドとシャルティアがものすごい剣幕で詰め寄ってきた
「二人とも落ち着いて、どうしたの?」
「どうしたもこうしたもないでありんす!」
「どういうつもりでお父さんなんて言ったのか聞いているのよ!」
どういうつもりって…ナザリックのギルド長で、一人になっても外で金策してナザリックの維持費を稼ぎ続けるなんてナザリックのお父さんとしか思えないんだけど…
どうやったら納得するかな…
「何とか言ったらどうなの!」
こんなに必死になってアルベドはモモンガさんが本当に好きなんだなぁ…よし!
「はぁ…シャルティアはともかくアルベドも本当に私の言った意味が分からないの?」
「どういうこと?」
「確かにお父さんと言うと、モモンガ様と私の距離は近いように感じるでしょうけど」
「その通りじゃないのでありんすか?」
「でもね…父と娘は結婚しないわ!」
「確かにそうね!」
「確かにそうでありんす!」
二人が驚いた表情で固まった
「私はモモンガ様に護衛として任命されたから僕の中で一番モモンガ様の傍にいるかもしれない。けれど娘であるなら、あなたたちの恋敵にはなりえないという意味よ。むしろアルベド、私はあなたがモモンガ様の妃に相応しいとさえ思っているわ」
アルベドが満面の笑みに変わった反面、シャルティアが泣きそうな顔をしている
「つまりサクヤは私の味方♪ということね?」
「そうね、あなたがモモンガ様への忠誠心を忘れない限り、と条件は付けさせていただくけど」
「十分よ♪」
「あんまりでありんす…」
シャルティアがこの世の終わりのような顔をしている
フォローしてあげないとね、確か小説でアルベドに改変したことは伝えてたから大丈夫だよね…
「シャルティア、これはモモンガ様の意思でもあるのよ」
「そうなんでありんすえ?」
「ええ、モモンガ様はアルベドの…その…おっぱいがドストライクなのよ!」
「そんな…」
あ、シャルティアがエインヘリヤルを使ってないのに白くなってる
「モモンガ様はナザリックが転移する前にアルベドを改変して自分を愛するようにしてしまったのよ。そして転移して元に戻す方法が失われてしまったらしいの。モモンガ様は自分のしてしまった行為を悩み続けています」
「そんな、私はモモンガ様に改変されたとしても、その事が心から嬉しいのに」
「だ・と・し・て・も モモンガ様は悩んでるの、そしてモモンガ様が自分一人で乗り越えなければならない事なの」
守護者全員が力になれなくて悔しそうな表情をしている
「だからアルベド、愛する男が自分を選ぶ決断をするまで我慢して待っていなさい、それがモモンガ様を振り向かせる秘訣よ」
「わかったわ!とても辛いけど耐えてみせるわ!」
よし、アルベドは片付いた
次はシャルティアだな
「そしてシャルティア、あなたはモモンガ様の第二妃を目指しなさい」
「第二妃…でありんすか?」
「そうよ、ナザリックの支配者たるモモンガ様が一人しか妃を持てないなんて奇妙でしょう?」
「確かにその通りでありんす!」
「だからシャルティアはモモンガ様の第二妃になればいいのよ」
「異存ありんせん、サクヤ。私の事もサポートしてくんなまし」
復活早いなこの子は…
「分かったわ、数々の男性を(画面越しに)射止めた私が二人をサポートしてあげるわ」
「さて話はまとまったようだね。アルベド、我々に命令をくれないかね?」
「ではこれからの計画を立案します」
さっきまでとは違い、守護者統括の顔となったアルベドはできる女に見えるなぁ
ずっとこの顔ならモテるのに…
色々と説明を受けた後に解散となりました
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『モモンガさん酷いじゃないですか!』
『あれはまぁお互い様ですよ』
『まぁいいです、それより今はどこに居ますか?』
『ドレスルームで装備のテストをしていますよ』
『では今からそちらに行きますね』
『部屋にはナーベラルが居ますので注意してくださいね』
『わかりましたー』
私は徒歩でモモンガさんのドレスルームまで走っている
道を迷うことはなくLv100前衛職なのでそこまで時間はかからないけれど、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンが欲しいなぁ
そんなことを考えてるとモモンガさんの部屋の前に到着したので扉をノックする
メイドのナーベラルが出てきたのでモモンガさんに取り次いで貰う
「入れ」
「モモンガ様、失礼いたします」
「よく来たなサクヤ」
「お呼びとあらば即座に、モモンガ様。素敵な鎧ですね」
部屋には漆黒のモモンが立っていた
「
「…ナーベラル、私たちは少し出てくる」
「近衛の準備はすでに終わっております」
「よい、サクヤが居れば十分であろう」
「畏まりました。いってらっしゃいませ、モモンガ様、サクヤ様」
「うん、行ってきます。ナーベラル」
モモンガさんと一緒に転移する、夜空を見に行くんですね、この世界の夜空が楽しみです♪
大きな広間を歩いているとデミウルゴスと三魔将のモンスターに会った
「デミウルゴス…」
デミウルゴスが片膝をつきながら答えた
「これはモモンガ様、こんな表層までいらっしゃるとは何事でしょうか?それにそのお召し物」
「ああ…色々事情があってな」
「そういうことですか、まさに支配者に相応しい配慮かと存じ上げます」
おや、私が居ると付いてこないのかな?
「デミウルゴスも一緒に行きませんか?モモンガ様、デミウルゴスならよろしいですか?」
「ふむ、同行を許そう」
「私の同行を許可して頂き、感謝いたします。」
霊廟から出ると壮大な夜空が広がっていた。
しばし言葉が出なかった
「凄いな…こんな透き通った夜空は一度も見たことが無い」
モモンガさんがアイテムボックスから《飛行フライ》の魔法が込められた白い翼のネックレスを2つ出して1つくれた
「これを使うといい、デミウルゴスは…飛べるな?」
「もちろんでございます。モモンガ様」
「このようなアイテムを貸していただきありがとうございます。モモンガ様」
「うむ、《
「《
重力が無くなったように体が浮き上がる。すごい…飛ぶってこんな感じなんだ…
モモンガさんとはぐれないように付いていく、ちょっと高すぎて怖いんですけど…
何百メートルか分からないほど上昇するとモモンガさんがゆっくりと止まって兜を脱ぎ捨てた
「キラキラと輝いて、宝石箱みたいだ…」
「この世界が美しいのはモモンガ様の身を飾るための、宝石を宿しているからに違いないかと」
すっごいモモンガさんをよいしょしているなデミウルゴス
ここの流れは黙っていた方がよさそうかな?
「確かにそうかもしれないな。私がこの地に来たのは誰も手に入れていない宝石箱を手に入れるためかも知れないか…」
「…いや、私一人で独占するべきものではないな。ナザリック地下墳墓を、我が友たちアインズ・ウール・ゴウンを飾るためのものかもしれないな」
「お望みとあらばナザリック全軍をもってこの宝石箱を全て手に入れてまいります」
「この世界にどのような存在がいるかも不明な段階でか?だが…そうだな。世界征服なんて面白いかもしれないな」
言っちゃった~世界征服宣言の言質を取られちゃった!
夜景に夢中でデミウルゴスが本気で受け取ってるのに気づいてないよ!
アインズ・ウール・ゴウンの名前を世界に轟かせる目的があるから止めない方がいいよね
「大地の大波アース・サージ。それもスキルで範囲拡大した上で、クラススキルまで使用しているな」
「流石はマーレですね、大地に関することではマーレの右に出る者はいませんね」
「はい、マーレ以外にもアンデットやゴーレムなどで作業を行っていますが、残念ながら遅々として作業が進んでいない状況であります」
「警戒はもう終わっているんですよね?」
「はい、おおよそ5キロ範囲内に知的生物が侵入した場合は相手に気付かれずに即座に発見することが可能となっております」
「流石デミウルゴスですね」
「ありがとうございます。ところでモモンガ様、これからのご予定をお聞きしても?」
「マーレの陣中見舞いに行こうかと考えている。何か良い褒美があれば渡してやりたいところだが…」
「モモンガ様がお声を掛けるだけで十分な褒美になるかと思われますが」
「ふむ…」
褒美は確かリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンだったよね。いいなぁ私も欲しいなぁ
3人でマーレの元まで降りていく、モモンガさんは兜をかぶり直したみたいだ、便利だね
「モモンガ様ー」
マーレが嬉しそうに走ってくる、かわいいなぁ~ナデナデしたい!
「どうしてこちらに?ぼく何か失敗でも?」
「違うともマーレ。ナザリックの発見を未然に阻止するお前の仕事はもっとも重要な仕事だ。」
「はい」
「だからこそ、マーレ。私がお前の完璧な仕事に対してどれだけ満足しているか知って欲しい」
「はい、モモンガ様」
「よし、では褒美を与えよう」
「リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン!これは至高の方々しか所持を許されない至宝の一つ!それを受け取れるはずがありません!」
「冷静になるのだマーレ、ナザリック内は階層間の転移を制限している。この指輪があれば自由に移動が可能だ。さあ、これを受け取りナザリックのために貢献するのだ」
マーレはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを左手の薬指に装備してキラキラしている
この子男の子だよね?迷わず左手の薬指に装備したけど意味分かってるのかな?
「ありがとうございます。今後もこれほどの宝に相応しいだけの働きをお見せひ、し、したいと思います!」
「ところであの、モモンガ様。どうしてそのような恰好をなされてるんですか?」
「簡単よ、マーレ」
「アルベド」
優雅に登場したけど、たしか必死にモモンガさんを追って来たんだっけ…待ちなさいと言ったのに!
「モモンガ様は僕たちの仕事の邪魔をしないようにというお考えからよ。モモンガ様がいらっしゃると分かれば全ての者は手を止め、敬意を示してしまうものですから」
「さ、流石はアルベド、私の真意を見抜くとは」
抜け出して夜空を見に来ただけですけどね(笑)
「守護者統括として当然…いえ、その地位に無くともモモンガ様のお心の洞察には自信があります」
「な、なるほど…」
その瞬間アルベドの目が爬虫類のそれのようになりマーレの指輪を見つめた、目の前で見ると怖すぎる!夢に出るよこれ!
「…何かございましたか?」
「い、いやなんでもない…よし、ではマーレ、邪魔して悪かったな再び作業を開始してくれ」
「はい、ではモモンガ様失礼します」
「そうだ、アルベドとサクヤにも渡しておくべきだろう」
「…何を…でしょうか?」
「リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンでしょうか?」
「そうだ守護者統括であるアルベドと私直属の護衛であるサクヤにもこれは必要なアイテムだからな」
やった!移動が楽になるぞ!
「感謝いたします」
「ありがたく使わせていただきます」
アルベドがプルプル震えてる。モモンガさんちょっと引き気味だから戻ってこーい
「忠義に励め、デミウルゴスにはまた後日としよう」
「畏まりました、かの偉大なる指輪を頂けるよう努力してまいります」
「そうか。ではすべきことも済んだ、私は叱られないうちに9階層に戻るとしよう。」
やばい!アルベドのプルプルが限界を迎えそうだ!
「モモンガ様、私はアルベドと少し話してからお伺いいたします」
私はモモンガさんが転移する前に両手でアルベドの口をふさぐ
「ふぉっはー(よっしゃー)!」
「アルベド!あれほど言ったのに!モモンガ様はちょっと引いてましたよ!」
「そんなわけないわ!リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンだって頂けたのよ?」
「あの殺してでも奪い取るって感じの目をしたら私でもあげますよ…私もトラウマレベルで怖かったですし」
「そんな…」
「いい?男は女を守ってあげたい生き物なの、ウサギが好きなのよ、あれは完全に獲物を狙う蛇としか思えません」
「はい…」
「申し訳ありませんが、私はこれで…」
「デミウルゴスお疲れ様。引き続き警護を頑張ってくださいね」
「ありがとうございます、サクヤ。ではこれで」
「最後のよっしゃーはもう少し我慢できなかったの?」
「嬉しすぎて限界だったの…」
「まぁ大好きなのは伝わってたと思いますけど…」
「ならそれはいい事じゃないのかしら?」
「恋は駆け引きって言ってね、加減とタイミングが重要なのよ」
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気づいたら数時間アルベドと話し込んでしまった、私はモモンガさんの部屋のドアをノックする
「入れ」
「失礼いたします」
「セバスよ、サクヤと相談があるから席を外してくれ、他の護衛も一切近寄ることを禁ずる」
「畏まりました」
セバスが部屋から出ていく
「支配者ロールお疲れさまでした」
「本当ですよ、絶対裏切れないので頑張りますけど…」
「私の知ってるモモンガさんも苦労してましたよ~」
「そうですか、これまでで相違点はありませんか?」
「はい、私が起こした行動以外は差異はありませんでした」
「なるほど、この世界の敵の事を教えていただけますか?」
「はい、やはり確認するまでは慎重に動いて欲しいんですが…周辺国はデスナイト一体で国が傾くレベルだそうですよ」
「なっ!それは弱すぎませんか?」
「負の連鎖が上手くいけばそうなるのかと、それにソウルイーターが三体でビーストマンの都市の十万人以上を殺害したって伝説もあるそうですよ」
「じゅ!十万人?」
「ちなみにモモンガさんなら黒き豊穣への貢イア・シュブニグラスで7万人を即死させて子山羊を5体召喚できると思いますよ」
「凄いですね!5体も召喚したプレイヤーは居ないと思いますよ!」
「恐らく5体が最大召喚数ではないかとモモンガさんが言っていました」
「確かにユグドラシルで7万人は不可能でしょうからね」
「ただ、それでも脅威は存在します」
「それは?」
「プレイヤーの存在です」
「やっぱり俺たちの他にも居るんですか!」
「はい、100年ごとにこの世界にプレイヤーが現れるようで、少なくとも600年程前から現れて伝説になっているようです」
「なるほど、全員ユグドラシル終了と同時に転移したのか、それとも終了するより前から転移していた?100年ごとに転移する理由は?」
「その全ては明かされていません。プレイヤーとモモンガさんが接触した記録はありませんし、モモンガさんがなぜこの世界に転移したのかも、何故NPCが意思を持って動き出したかも私は知らないんです」
「そうですか…」
「ただ、アインズ・ウール・ゴウンこそが最強だと私は信じています。どんな存在が現れようとも乗り越えていけると思います」
「…そうですね、アインズ・ウール・ゴウンの名を世界に轟かせてみせましょう」
「それでこそモモンガ様ですね♪」
「茶化さないでくださいよ。それはそうと今後の予定は何かありますか?」
「はい、私の記憶ではモモンガさんは洗脳されて裏切ったシャルティアを殺すことになります」
「なんだと!?プレイヤーか?いや、接触していないはず…まさか!」
「はい、ワールドアイテムです」
「そいつらはこのアインズ・ウール・ゴウンに喧嘩を売ったという事だな…」
「ちょっとモモンガさん絶望のオーラが出てます!」
「あ、すみません、それでそいつらはどうなったんですか?」
「シャルティアが洗脳が終わる前に2体を倒し、一人は重傷にしましたがそいつらは逃げて、しかも復活もしてのうのうと生きているらしいですよ」
「ほう、まだ借りは返していないという事ですね?」
「はい、それでは奴らを絶望に落とす相談を始めましょうか♪」
お楽しみいただけたでしょうか?
土日は家に帰れないので何とか頑張って仕上げました。
次回の更新は水木あたりを目指して頑張ります!